充電することによって何度でも使うことができる、充電池。家電製品に適したニッケル水素電池や寿命が長いリチウムイオン電池、シェアナンバー1のエネループから使用回数が多いエボルタまで様々な種類があり、どれを選ぶべきか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、充電池の選び方とおすすめ人気ランキング10選をご紹介します。記事の後半では東芝やamazonプライベートブランドの商品も紹介しますので、ご自身の用途に適した充電池を見つけてくださいね。
目次この記事でおすすめする商品
充電池の選び方
充電池の選び方は主に種類と寿命の2つに分かれます。基本的にはまず種類を選んでから寿命の長い商品を見極めることになりますが、もしそれが分からない場合は信頼性が高いパナソニック製商品を選ぶのも手です。
種類で選ぶ
充電池の種類はニッケル水素電池、ニカド電池、リチウムイオン電池の3つに分かれます。これらは充電池の用途や性能、もしくは使う機器にあわせて選んでいきましょう。
家電製品に適したニッケル水素電池
出典:amazon.co.jp
家電製品に使うための充電池をお求めの方は、ニッケル水素電池がおすすめです。ニッケル水素電池とはプラス極にニッケル酸化化合物、マイナス極に水素化合物を使っているもので、一般的に販売されている充電池のほとんどはこのタイプとなっています。
ニッケル水素電池の特徴は従来のニカド電池よりも容量が2倍以上あること、コスパに優れていること、対応機器が非常に多いことの3つです。そのため、ニッケル水素電池なら機器の種類を問わず、幅広く使っていけます。
負荷特性に優れているニカド電池
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電動ドリルやラジコンといったモーター機器に使う場合は、ニカド電池がおすすめです。ニカド電池とはプラス極に酸化水酸化ニッケル、マイナス極にカドミウムを使っているもので、モーターのような瞬発力が求められる機器に適しています。
ニカド電池の特徴は不可特性に優れていること、寿命が長いことの2つです。この不可特性とは一度に大量の電流を流せるかどうかを表したもので、これが高いおかげでニカド電池の放電は常に安定しています。
ただし、ニカド電池は自然放電の量が激しいというデメリットを持っています。そのため、長時間放置しただけで充電が切れてしまうので注意しましょう。また、使い切っていない状態で充電すると最大まで充電されないことがあります。
容量低下が少ないリチウムイオン電池
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寿命が長い充電池をお求めの方はリチウムイオン電池がおすすめです。リチウムイオン電池とはプラス極にリチウム遷移金属複合酸化物、マイナス極に炭素材料を使っているもので、主に携帯電話やノートパソコンなどに使われています。
リチウムイオン電池の特徴は重量がとても軽いこと、ニッケル水素電池の3倍近い電力を持っていること、容量低下がとても少ないことの3つです。ただし、リチウムイオン電池は過充電や過放電が起こりやすいので注意しましょう。
寿命で選ぶ
寿命の長い充電池を選ぶうえで重要なのは充電頻度、自然放電、繰り返し回数という3つのワードです。これら3つに優れている充電池は寿命が長いので、購入前には商品の説明欄を必ず確認するようにしましょう。
容量が大きいと充電頻度が少なくなる
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充電池には、それぞれ放電容量という1時間当たりに流せる電流の量が設定されています。放電容量はmAhという単位によって表され、この単位が大きければ大きいほど充電の頻度がさがります。放電容量の目安は単3電池では1,500mAh以上、単4電池では700mAh以上です。
ちなみに、充電池の寿命は充電するごとに減っていくため、充電回数が少ないことは充電池が長持ちすることにつながります。とはいえ、放電容量が小さいものはそれだけ値段も安いので、これらは購入時の費用を安く抑えたいか長持ちさせたいかによって選びましょう。
自然放電しにくいものは長時間放置しても安心
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自然放電とは、時間の経過とともに電池内部の電気量が徐々に減っていく現象です。充電池は内部の化学反応によって電気を発生させており、それは電池を放置している間も常に起こり続けているため、このような現象が起こります。
この自然放電を極力抑えているものが、いわゆるハイパワータイプと呼ばれるものです。このハイパワータイプは素材を変えることによって長寿命を実現しており、長いものだと充電後1年経っても使用できます。
同じ容量でも繰り返し回数によって寿命が異なる
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繰り返し回数とは、充電池を充電できる回数のことを指します。充電池は容量が大きいと充電頻度が少なくなるため、寿命も必然的に長くなると述べましたが、同じ容量を持つ電池同士では繰り返し回数が多いもののほうがさらに長寿命です。
ちなみに、この繰り返し回数は1,000mAhで2,000回前後、2,000mAhでは1,500回前後、2,500mAhでは500回前後が一般的です。充電池を購入する際は、この値を目安に容量と繰り返し回数のバランスに優れたものを選びましょう。
有名ブランドの商品から選ぶ
充電池メーカーの中で最も有名なのが、エネループやエボルタを販売しているパナソニックです。とくに、エネループは値段や品質、性能、寿命のすべてが高いレベルでまとまっているため、商品選びに迷った際はこちらを購入するのがおすすめです。
シェアナンバー1のエネループ
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充電池の中で最もシェアが多いのが、21世紀の新電池とも呼ばれているエネループです。エネループは国内シェアが7割、海外シェアが11%にまで達している人気商品で、それまでの充電池が抱えていた自然放電の多さを克服した商品として2009年頃に販売されました。
このエネループの特徴は、圧倒的な繰り返し回数と経済性です。1回の充電にかかる電気代は4本当たりわずか約1円で、標準的な性能を持つスタンダードモデルでも繰り返し使用回数は約2,100回にまで及びます。しかも液もれ防止製法のおかげで、お子様でも安心して使用できますよ。
使用時間が長いエボルタ
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エボルタとは、エネループと同じメーカーであるパナソニックから販売されている充電池です。知名度こそエネループに劣りますが、性能や値段はそのままに使用時間の長さを向上させているため、充電池の選び方が分からない方はこちらを購入するのも手です。
ちなみに、エネループとエボルタの充電器は共用であるため、お使いの機器にあわせて使い分けることができます。ただし、家電量販店やホームセンターの店頭では旧型のものが並んでいることが多く、古いものは充電器が共用ではないので注意しましょう。
充電池のおすすめ人気ランキング10選
最後に充電池のおすすめ人気ランキング10選を紹介します。ここではエネループやエボルタといった人気商品の他に、東芝やamazonプライベートブランドの商品もピックアップしました。この中から、ご自身の用途に適した充電池を見つけてくださいね。
1位 パナソニック スタンダードモデル BK-3MCC/4SA
入り数:4本入り
充電容量:min.1,900mAh
繰り返し回数:2,100回
amazonでの売り上げナンバー1!幅広く使えるスタンダードモデル!
こちらはamazonの「充電式電池」カテゴリーで売り上げナンバー1を誇る商品です。放電容量が最低でも1,900mAh、繰り返し回数が2,100回にまで達しているなど、非常にバランスに優れています。保管や持ち運びがしやすいように専用ケースが付属されているのもうれしいところですね。
また、1回の充電にかかる電気代は4本当たりわずか約1円とコスパも抜群です。あらゆる機器に幅広く使えるので、充電池選びに迷った際はこちらを購入しましょう。
2位 Amazonベーシック 充電池 HR-3UTG-AMZN (4P)
入り数:4本入り
充電容量:min.1,900mAh
繰り返し回数:1,000回
Amazonプライベートブランドによる信頼性!低自己放電技術採用!
こちらはAmazonプライベートブランドから販売されている商品です。Amazonプライベートブランドは品質が高いことで評判で、この商品も独自の低自己放電技術が採用されています。amazon内での口コミ件数は2019年8月現在で1,559件で、そのほとんどが性能の高さを絶賛していますよ。
3位 東芝 ニッケル水素電池 充電式IMPULSE TNH-3A 4P
入り数:4本入り
充電容量:min.2,400mAh
繰り返し回数:500回
なんといってもこのお値段!性能はハイエンドモデル並!
こちらはハイエンドモデル並の性能を持ちながら、値段が700円以下にまで抑えられているお得商品です。繰り返し回数は約500回と少なめなものの、放電容量が最低でも2,400mAhであるため、一度充電してしまえば長い間使い続けられます。
4位 パナソニック 充電式エボルタ スタンダード BK-3MLE/4B
入り数:4本入り
充電容量:Min.1,950mAh
繰り返し回数:1,800回
抜群の低温特性!特殊な環境で使いたい方に
こちらはマイナス5度の環境でも使える商品です。1回の充電にかかる電気代は1本当たりわずか約0.162円とランニングコストが非常に少なく、繰り返し回数も約1,800回にまで達しています。放電容量も最低1950mAhと中々の数値ですよ。
5位 EBL 単3形充電池 EB-81122
入り数:8本入り
充電容量:Min.2,800mAh
繰り返し回数:1,200回
2800mAhで約1200回使用可能!
こちらは放電容量が2,800mAhでありながら、繰り返し回数が約1,200回にまで達している商品です。容量と繰り返し回数のバランスに優れているおかげで非常に高寿命で、しかも3年間電池を放置しても75%もの電気が維持されます。低温特性にも優れているので寒い環境でも使えますよ。
6位 Powerowl 単4形充電式ニッケル水素電池8個セット
入り数:8本入り
充電容量:Min.2,100mAh
繰り返し回数:1,200回
8本セットで1,000円以下のお得モデル!
こちらはセット本数が8本でありながら、値段が1,000円以下にまで抑えられているお得商品です。放電容量が1,000mAhで繰り返し回数は1,200回と少々物足りないですが、その本数の多さのおかげで複数の機器に配分することができます。
7位 Twharf USB充電式電池 U501 マイクロUSB充電ケーブル付
入り数:4本入り
充電容量:Min.1,500mAh
繰り返し回数:1,000回
充電器不要!ケーブルを電池に直接差せる!
こちらはなんとUSBケーブルを本体に直接差すことによって充電をおこなう商品です。放電容量が1,500mAhで繰り返し回数が1,000回ですが、アダプターや充電器が必要ありません。本体にはLEDインジケータ―がついているため、充電状態がひと目で見極められますよ。
8位 パナソニック eneloop pro BK-3HCC/4
入り数:4本入り
充電容量:Min.2,500mAh
繰り返し回数:2,100回
プロも納得のハイエンドモデル!充電から1年経っても90%維持!
こちらは数あるエネループ商品の中でもハイエンドクラスに位置づけられている商品です。放電容量が2,500mAh、繰り返し回数が約2,100回とバランスに優れており、充電から1年経っても電気が90%も維持されます。電動工具にも使用可能なので、プロの方にもおすすめですよ。
9位 3R SYSTEMS enevolt ニッケル水素充電池
入り数:4本入り
充電容量:Min.3,000mAh
大容量の3,000mAh!リモコンやラジオに最適
こちらは、放電容量がなんと3,000mAhにまで達している大容量商品です。1回の充電にかかる時間は長めですが、その分充電が長持ちするため、電池の交換頻度が少ないリモコンやラジオ用におすすめです。
10位 日本トラストテクノロジー(JTT) エネロング 単3充電式電池
入り数:4本入り
充電容量:Min.2,100mAh
繰り返し回数:1,000回
継ぎ足し充電対応!こまめに充電したい方に
こちらは普通の充電池では難しかった継ぎ足し充電に対応している商品です。放電容量2,100mAhで、繰り返し回数が約1,000回とまずまずな性能で、自己放電も抑えめになるよう設計されています。値段も1,000円以下と安いので、こまめに電池を充電したい几帳面な方はこちらを購入しましょう。
パナソニック スタンダードモデル …… 1,092円 Amazonベーシック 充電池 HR-3UTG-…… 780円 東芝 ニッケル水素電池 充電式IMPU…… 668円 パナソニック 充電式エボルタ スタ…… 1,040円 EBL 単3形充電池 EB-81122 1,599円 Powerowl 単4形充電式ニッケル水素…… 1,296円 Twharf USB充電式電池 U501 マイク…… 3,299円 パナソニック eneloop pro BK-3HCC/4 6,580円 3R SYSTEMS enevolt ニッケル水素…… 1,210円 日本トラストテクノロジー エネロ…… 496円おすすめの商品一覧
製品 最安値 評価 リンク 4.6 4.1 4.45 4.44 3.9 4.4 4 4.2 3.3 4.33
まとめ
いかがでしたでしょうか。電池はテレビのリモコンやラジオ、ワイヤレスマウス、懐中電灯などには欠かせない電力機器です。使用シーンが多いからこそ、なるべく長寿命で性能が高い商品を選んでいきたいところですよね。
ニッケル水素電池やニカド電池、リチウムイオン電池といった種類、寿命、有名ブランドの商品などから、ご自身の用途に適した充電池を見つけてくださいね。