Parade ワシントン靴店

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ローファー選びのポイント

スニーカーとは大違い
難しいサイズ選び
高校入学や新学期の時期になると、ローファーをお買い求めの方が増えます。中学校まではスニーカーで良かったのに、急にローファーと言われると…どうやって選べば良いのか悩みどころなのではないでしょうか。
心も身体も大人になるお子様のために、しっかりと選んであげましょう。
紐靴の様に調整できない
スニーカーとローファーの一番の違い。それは靴紐の存在です。
ローファーには「なまけもの」という意味があります。その名の通り、どことなくちゃんとした印象もありながら、紐がないためスポッと履けてスポッと脱げる、非常に便利な靴ですよね。
しかしそのラクさの分、スニーカーのように、その人その人の足に合わせて調整することが出来ません。また、足を包み込む面積が狭いので、サイズ選びを間違えると足への負担は相当なものになってしまいます。

大人の皆様の中には、卒業まで無理に履いていた…という辛い経験をした方も多いのでは?
選ぶポイント
"過度な"ゆとりNG
「大きめ」はNGワード
中学生や高校生の靴を選ぶ方は、成長期ということもあり「すぐ成長するし、大きめでいいですよね?」とよく言われます。
この「過度なゆとり」「大きめ」が失敗の原因。お子様の足の成長に悪影響となります。
前述した通り、ローファーは調節する部分がありません。大きめを、と思って買うとつま先の方に足が滑ってしまい、かかとが浮いてしまう。余計なパーツの付いたつっかけを履いているような無理な歩き方になってしまうのです。甲の部分の面積が狭いため安定感がなくなり、脱げないように無理な歩き方になってしまう。そうなってしまうと足への負担が大きく、外反母趾など足の病気の原因になります。
"適度な"ゆとりは必要!
「捨て寸」を意識
いくら大きめサイズはダメ!といっても、やはり適度なゆとりは必要です。なぜなら、歩く度に靴の中で足が前後に動くからです。
靴内部での前後の動きのために確保するゆとりを「捨て寸」と呼びます。捨て寸を大きく取りすぎると前述した「過度なゆとり」になりますし、少なくてもキツすぎて歩けません。

この捨て寸、適切とされているのは一般的に1〜1.5cmと言われています。つま先にそれくらいの余裕があるか、確認して選ぶようにしましょう。
幅はぴったりを
靴の中で足が前後に動くお話をしましたが、横の動きは注意が必要です。足が靴の中で左右に動いてしまうと、当たって痛くなったり、疲れやすさの原因になってしまいます。特にローファーの場合は脱げやすくなってしまいますので、幅はぴったりを意識して選んでください。
サイズの他に「3E(EEE)」や「2E(EE)」という表記もされていると思います。これが横幅を表していますので、そこも合わせて選びましょう。Eが多いほうが幅が広くなります。

長さも幅も、両方とも丁度よいものを探してください。
捨て寸を確保するには?
ローファーや革靴は、もともと捨て寸も考えて作られています。そのため、足の実寸(足長)のサイズを選べば基本的には問題ないと言われます。
例えば、足長が26.0センチの人は、26.0センチと表記されたローファーを選べば上手くいくでしょう。
それと共に幅の表記が合ったものを探してください。
※ただし、メーカーによってサイズ感は異なります。同じメーカーでも品番が違えばサイズ感も違ってきますので、あくまでも目安として考えてください。
出来る限りためし履きを
履いてみないと分からない
サイズ選びについてポイントをお話してきましたが、最終的には履いてみないと分かりません。「メーカーによっても、モデルによってもサイズ感が違う…」なんて言われたら何を選べばいいか分からなくなってしまいますよね。 特にサイズ選びの難しいローファーは、一度試しに履いてみることを強くオススメします。
ローファーは大体どこの靴屋さんにも置いてあると思いますので、一度お店に行って実物を履いてみましょう。
ためし履きは早歩きで
靴屋さんでためし履きをする時、必ず歩いてください。ただ歩くのではなく、少し早歩きを意識してください。新品のためし履きとなると、どうしても意識して慎重に歩いてしまいますが、それでは普段の履き心地は分かりません。

お店の中で歩いた時点でかかとが浮くようなら、明らかにサイズが合っていません。よくわからない時は店員さんに聞いてみてください。
※ネット通販の場合、上記のようなためし履きの仕方をしてしまうと返品・交換できなくなってしまいます。
弊社でも、玄関を含む屋外で履かれたものや、履きジワを付けてしまった場合、返品・交換はお断りしておりますので、注意してください。
本革?合皮?
本革は伸びるけど…
本革(天然皮革)の靴を選ぼうとしている方から「多少きつくても、伸びますよね?」という質問を頻繁にいただきます。
この「伸びる」という言葉に誤解される方も多いですが、伸びるのは横幅(足幅)の部分であって縦には伸びません。23.5センチが履いているうちに24.0センチに伸びる…なんて事はありません。
ですので、伸びるというよりは「広がる」と言ったほうが分かりやすいでしょう。

本革と合成皮革を比べると、本革のほうが足馴染みは良いです。ただ、手入れを怠ると合成皮革よりも早くダメになってしまうこともあるので、高校生にとって「本革=良い」とも一概に言えないのです。

合成皮革の場合、ほとんど伸びませんが雨に強く型くずれしにくいのが特徴です。お手入れも濡れ拭き程度でOKです。(逆に言うと、本革のようなお手入れが"出来ない素材"と言えます)

高校生はほぼ毎日、晴れの日も雨の日もローファーを履きます。人によってはまだまだ足のサイズも大きくなります。今時の高校生は毎日忙しいですから、お手入れなんてしている暇はないかも。私個人の意見としては合成皮革に軍配があると思います。
まとめ
1.大きめはダメ!
2.適度なゆとり「捨て寸」を意識
3.幅はぴったり
4.出来る限りためし履きを
5.本革より合皮が使いやすい
ローファーはどんなに慎重にサイズを選んでも、ぴったりにするのは非常に難しい種類の靴です。特に成長期のお子様に合わせようと思うと一苦労。
本人にとっても初めて履く種類の靴なので、履き心地を聞かれてもハッキリと答えられません。
しっかりと大人の目で見て、迷った場合は専門家の助けを借りて選んであげてください。
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ワシントン靴店では多くのお客様の声を反映し、サイズ交換にかかる送料の片道無料サービスを実施しています。商品到着後7日以内にお申し出いただいた後、1回に限り片道送料無料にてサイズ交換いたします。

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