お湯や水を加えるだけで調理が完了し、離乳食を作る手間を減らしてくれるフリーズドライ離乳食。現在では和光堂やコープ、ピジョンなどさまざまなメーカーから販売されています。粉末やフレークなど種類も数多くあるので、どれを選べばよいのか迷ってしまいますね。
そこで今回は、フリーズドライ離乳食の選び方と、おすすめの商品をランキング形式でご紹介します。毎日食べるおかゆをはじめ、魚や鶏レバーなど下ごしらえの大変なものや無添加のものまで紹介しているので、ぜひ赤ちゃんにぴったりの商品を見つけてくださいね。
目次
この記事でおすすめする商品
お湯をかけるだけ！下ごしらえの手間を減らし、バリエーションを増やせるフリーズドライ離乳食
フリーズドライとは、食品を凍らせて、真空に近い状態で水分のみを乾燥させた食品のことです。食材本来の色や香り・風味を損なわず、栄養成分もそのまま残るのが特徴です。フリーズドライをはじめとするドライタイプの離乳食は、ほかに粉末・フレークなどの種類があります。
ドライタイプの離乳食のメリットは、何よりお湯をかけるだけで完成する手軽さでしょう。下ごしらえに手間のかかるものが多く、下ごしらえの負担を減らせますよ。ほかにも、おかゆなどと組み合わせてメニューの幅を広げられること、保存期間が長いことなどがあります。
離乳食初期から食べられる商品も多く、赤ちゃんに合わせて量や柔らかさ・滑らかさを調整できることもメリットのひとつです。赤ちゃんのお世話をしながら、離乳食をすべて手作りするのは大変なので、こういったドライタイプの離乳食を上手に活用していきましょう。
フリーズドライ離乳食の選び方
フリーズドライ離乳食を選ぶ際に重要な5つのポイントを見ていきましょう。
やわらかさなどの形状や、使用している食材が「月齢や成長に合っているもの」を選ぼう
離乳食は、赤ちゃんの成長に合わせて形状をアップさせていきます。ドライタイプの離乳食は、スープなどの液体やペースト状になるものがほとんどで、離乳食初期の赤ちゃんでも食べやすいものが多いですよ。パッケージに目安の月齢が記載されていれば、それを参考に選びましょう。
月齢が書いていない場合や全月齢対象の場合は、赤ちゃんの離乳食の進み具合に合わせて、柔らかさ・滑らかさを調節しましょう。離乳食初期には適さない食材も多いので、赤ちゃんの段階にあった食材がどうかも確認してくださいね。
鶏レバーや野菜といった「手作りすると手間がかかる食材」や「普段使わない食材」を選ぼう
離乳食初期は、食材を滑らかなペースト状にしないといけないので、下ごしらえがとくに大変です。裏ごしが大変なほうれん草などの葉物野菜やとうもろこし、魚などを選ぶと調理の手間が減らせます。血抜きといった下処理が大変な鶏レバーも、気軽に取り入れられますよ。
また離乳食の時期は、赤ちゃんにいろいろな食材や味を体験させてあげることも大切です。普段使わない食材や、アレンジの効きやすいシンプルなものを選ぶと、離乳食の幅が広がりますよ。
個包装から大容量タイプまで！毎日の使用量や使用頻度に合わせて「使い切れる量のもの」を選ぼう
フリーズドライといったドライタイプの離乳食は、開封前であれば長期保存できるものが多いですが、開封後はなるべく早く使い切るようにしましょう。使用量や使用頻度に合わせて、開封後1週間程度で使い切れる量のものを選ぶといいですね。
まだ食べる量が少ない離乳食初期の場合は、個包装タイプや1個ずつ分かれているキューブタイプがおすすめ。その都度計量する手間も省けるので便利ですよ。食べる量が増え、毎日使う場合には大容量タイプがコスパもよくおすすめです。ジッパー付きであれば保存もしやすいですよ。
卵や乳製品・小麦などを含む特定原材料7品目といった「アレルギー表示」を確認しよう
アレルギーを引き起こす食材のなかでも、とくに発症者数が多く、重篤になる可能性が高い7品目が「特定原材料」として定められています。特定原材料は法令で表示が義務付けられており、それに準ずる21品目は「特定原材料に準ずるもの」とされ、表示が推奨されています。
特定原材料は、えび・かに・小麦・そば・卵・乳・落花生（ピーナッツ）の7品目です。これらの食材にアレルギーがある場合はもちろん、食べたことのない食材がある場合もしっかりと表示を確認しましょう。初めての食材は、平日の午前中に1種類1さじからあげるのが基本ですよ。
余計な添加物や塩・砂糖は不使用がおすすめ！成分表を見て「シンプルな材料のもの」を選ぼう
赤ちゃんの味覚は敏感で、3歳までに味覚の基礎ができるといわれています。小さい頃から濃い味に慣れてしまうと、塩分・糖分過多になり、将来生活習慣病のリスクも高まります。離乳食は、塩や砂糖は使わずに素材本来の味を楽しめるものがおすすめですよ。
また食品添加物を使ったものは味が濃い傾向にあるため、余計な添加物は使わず、原材料のみなどシンプルな食材のものを選びましょう。パッケージだけではなく成分表を見て、どのような成分が入っているのか、無添加なのかを確認できるといいですね。
フリーズドライ離乳食のおすすめ人気ランキング10選
ここからはフリーズドライ離乳食の人気ランキングを紹介していきます。ぜひ赤ちゃんに食べさせたいものを見つけてくださいね。
1位 すなお食堂 bebeco（ベベコ） まるごと鶏レバー 40g
内容量：40g
対応月齢：7ヵ月頃から
混ぜたりかけたりするだけで、鶏レバーを手軽に摂取
九州産の新鮮な鶏レバーのみを使い、素材をそのまま粉末化しています。レバーは母乳育児で不足しやすいとされる鉄分を多く含んでいますが、血抜きなど下処理が大変です。まるごと鶏レバーであれば、下処理いらずで加熱も不要なので手軽に取り入れられますよ。
特許取得の製造技術で、気になるレバーの臭いを軽減しており、香ばしい風味でいろいろな料理に合います。混ぜたりかけたりして、簡単に離乳食をアレンジできますよ。
2位 大望 野菜フレーク40g 4種セット
内容量：各40g
対応月齢：初期・中期・後期・完了期
原料は野菜のみ！手間のかかる裏ごし野菜がすぐに完成
北海道産のとうもろこし・かぼちゃ・にんじん・じゃがいもの4種類のフレークがセットになっています。原料は「素材」のみの無添加で、加熱処理もされているので、赤ちゃんにも安心して使えますよ。
水分を加えるだけで簡単に裏ごし野菜ができ、下ごしらえの手間を減らしてくれます。やわらかさや食べる量を細かく調整でき、おかゆにかけたりスープにしたりとアレンジもしやすいので、どの時期の赤ちゃんにもおすすめですよ。
3位 アサヒグループ食品 和光堂 裏ごしおさかな 2.6g
内容量：2.6g
対応月齢：5ヵ月頃から
裏ごしの大変な白身魚も滑らかに！1個1さじ分で便利
魚は骨や皮があり、パサパサしやすいので滑らかにするのが大変ですが、これはお湯で溶くだけで魚の滑らかな裏ごしが完成します。砂糖や食塩は不使用で、フリーズドライ製法なので素材本来の色・香り・栄養価などが保たれており、味覚の敏感な赤ちゃんにも安心です。
1個1さじ分のキューブタイプで、初めて魚を食べるときや離乳食初期のまだ食べる量の少ないときにぴったりです。使い切りやすく、計量も不要で便利ですよ。
4位 はすや 粉なっとう あらびき 180g
内容量：180g
対応月齢：－
粉末状で納豆のネバネバや臭いもなく、取り入れやすい
原料は100％大豆の無添加で、赤ちゃんにも安心して食べさせられます。粉末になっているので納豆のネバネバ感はまったくなく、独自の製法によりきなこのような香ばしさとうまみで、臭いも軽減されています。何にでもふりかけて、手軽に取り入れられますよ。
粉なっとうに含まれる納豆菌の芽胞は、生きたまま腸に届いて便通の調子を整えるといわれており、便秘気味の赤ちゃんにもおすすめです。8か月以降から、少量ずつ取り入れてくださいね。
5位 三笠産業 野菜ファインパウダー ほうれん草 40g
内容量：40g
対応月齢：－
国産・無添加で安心！少量でもたっぷりの野菜がとれる
原材料はほうれん草のみの無添加で、宮崎県産のほうれん草を舌で粒を感じないほどの微粒子のパウダーにしています。水に栄養が溶け出さないように蒸気を使って殺菌しており、高基準の微生物検査も行っているので、加熱不要で離乳食にも安心して使えますよ。
生野菜に換算した場合、ほうれん草パウダー小さじ1でほうれん草約2株分にもなります。少し加えるだけで手軽に野菜を補い、食事のバランスを整えられますよ。
6位 アサヒグループ食品 和光堂 白身魚と緑黄色野菜 2.3g×8袋
内容量：2.3g×8
対応月齢：5ヵ月頃から
魚と野菜が一度にとれて、手軽に栄養バランスアップ
お湯を注ぐだけで、白身魚のたらとにんじん・ほうれん草・小松菜といった野菜が含まれた滑らかなペーストが完成します。たんぱく質源とビタミン・ミネラル源を両方取れるので、食事のバランスを簡単にアップできますよ。
赤ちゃんも食べやすく、あと一品欲しいというときに重宝します。おかゆやそうめんに混ぜたり豆腐と合わせたりと、いろいろなメニューに使えるので、離乳食のバリエーションが広がるでしょう。
7位 協和食研 はぐくみ太郎 鶏レバーパウダー 40g
内容量：40g
対応月齢：7ヵ月頃から
特別飼育鶏を使用し、材料は鶏レバーのみで安心安全
特別飼育鶏つくば鶏の鶏レバーを使用し、レバーをまるごとパウダーにしています。つくば鶏は抗生物質や抗菌性剤を一切使わず、開放鶏舎でのびのびと平飼いされており、赤ちゃんが食べても安心。便利な計量スプーン入りなのもうれしいですね。
レバーは鉄分をはじめ亜鉛・葉酸・ビタミンなどを豊富に含んでおり、栄養を補うのにおすすめ。このパウダーであれば大変な下処理もいらず、常温で保存できるので非常に便利ですよ。
8位 アサヒグループ食品 和光堂 だし&ソース3種パック 8包
内容量：「和風だし」3袋、「コンソメ」3袋、「ホワイトソース」2袋
対応月齢：5ヵ月頃から
不足しがちな鉄分入りで、手軽にメニューの幅が広がる
和風だし・コンソメ・ホワイトソースの詰め合わせです。和風だしで離乳食にうまみを加えたり、コンソメやホワイトソースで味に変化をつけたりすることで、赤ちゃんもより食が進むでしょう。
不足しがちな鉄分もプラスされているので、普段の食事で簡単に栄養が補えます。スティックタイプで計量も不要なので便利ですよ。たっぷり使えるチャック付きの大袋タイプもあるので、食べる量が増えてきた場合にはおすすめです。
9位 ビタットジャパン ミライフルーツ いちご 10g
内容量：10g
対応月齢：9ヵ月頃から
果実のみを使用！いちごそのもののおいしさが味わえる
いちごを丸ごとフリーズドライにしたもので、フリーズドライならではのサクサク・ふわふわとした食感が特徴です。ドライフルーツと違ってやわらかいので子供でも食べやすく、生後9か月の赤ちゃんから食べられますよ。
添加物や砂糖は不使用で果実のみで作られており、栄養成分や食物繊維もそのまま残っているので、子供のおやつにもおすすめ。手も汚れず気軽に果物を摂取できるので、お出かけに持っていくのもいいですね。
10位 松屋商店 まつやのおかゆ カレイと5種の野菜 約6食分
内容量：42g(7g×6食分)
対応月齢：6・7カ月～
栄養バランスがよく、量もやわらかさも自由自在で便利
良質なたんぱく質を含むカレイと、ブロッコリーやほうれん草などの野菜入りのおかゆが、お湯を加えるだけで簡単に完成します。野菜はすべて国産で、お米は新潟県産の契約栽培コシヒカリを使用。DHAとカルシウムも配合しており、しっかりと栄養がとれますよ。
水分や製品の量を変えてやわらかさを調節でき、初期から後期までどの時期の赤ちゃんでも食べやすいでしょう。軽くてかさばらないので、お出かけにも便利ですよ。
おすすめの商品一覧
| 製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
|---|---|---|---|
| すなお食堂 bebeco（ベベコ） まる…… 1 | 1,320円 |  4.51 |     |
| 大望 野菜フレーク40g 4種セット 2 | 1,520円 | 4.54 | |
| アサヒグループ食品 和光堂 裏ごし…… 3 | 109円 |  4 | |
 はすや 粉なっとう あらびき 180g 4 | 3,596円 | 4.52 | |
| 三笠産業 野菜ファインパウダー ほ…… 5 | 488円 | 4.1 | |
| アサヒグループ食品 和光堂 白身魚…… 6 | 198円 | 4.82 | |
| 協和食研 はぐくみ太郎 鶏レバーパ…… 7 | 1,386円 | 4.87 | |
| アサヒグループ食品 和光堂 だし&…… 8 | 235円 | 4 | |
| ビタットジャパン ミライフルーツ …… 9 | 456円 | 4.2 | |
| 松屋商店 まつやのおかゆ カレイと…… 10 | 193円 | 4.3 | |
まとめ
フリーズドライ離乳食は、赤ちゃんの成長に合っていてアレルギーの心配がなく、シンプルな材料のものを選びましょう。下処理に手間のかかる食材や普段使わない食材を選ぶと、手間を減らして手軽にバリエーションを増やせますよ。使い切れる量かも確認してくださいね。
毎日離乳食を手作りするのは大変です。すべて手作りしようと思わず、フリーズドライ離乳食を上手に取り入れて、無理なく離乳食の時期を過ごしてくださいね。