オイルフィルターは自動車のエンジンオイルをろ過するためのパーツです。ろ過性能や値段は様々で、HKSやピアなどが有名なメーカーとして挙げられますが、トヨタやホンダなどの純正品も存在します。
エンジンオイルと同様に定期的に交換するものなので、コスパが良いものを選びたいですよね。そこでこの記事では、車に合ったオイルフィルターの選び方とおすすめ商品を詳しく説明します。交換時期も解説するので、是非参考にしてくださいね。
目次この記事でおすすめする商品
オイルフィルターの役割
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オイルフィルターは、エンジンオイルに含まれる金属片や不純物を取り除き、エンジン内でオイルを円滑に回すためのものです。
あまり交換しないまま使用していると、エンジンに金属片や不純物が残ったまま動かすことになるので、寿命を縮めてしまう可能性があります。
また、オイルフィルターにはエレメントと呼ばれる、ろ過紙が入っているのですが、これをオイルエレメントと呼びます。この2つは名前が違うので混乱してしまう方もいるかもしれませんが、同じパーツのことを指します。
オイルフィルターの交換時期
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交換の頻度はおおよそ10000km~15000kmに1回といわれていますが、ターボの有無やエンジンの種類、車種によって異なります。
エンジンオイルを交換する回数と比べると、おおよそ2回に1回の割合でオイルフィルターも交換するのがベストです。エンジンオイルは最長でも10000kmで交換、通常の場合は3000km~5000kmに1回の頻度で交換するものなので、2回に1回のペースで交換すれば問題ないでしょう。
オイルフィルターの選び方
オイルフィルターを選ぶときは、純正品かどうか、必要な機能はあるかどうかを確認しましょう。また、走りを重視する場合はスポーツ走行用につくられた商品もあるので、どのような目的で使用するかも考えてみてください。
純正品と社外品で選ぶ
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オイルフィルターには「純正品」と「社外品」があります。純正品は元々車に取り付けられているもの、社外品は純正メーカー以外が販売しているものです。
一概にどちらがよいということはできませんが、やはり純正品は価格と性能のバランスが取れているといえます。
社外品のオイルフィルターは、大きく分けて「純正品より品質を高めた高額なもの」と「純正品より安いもの」の2つがあります。前者は、粘度の高いオイルや高品質なオイルを使用する際に目詰まりが起きにくいよう、オイルの流れを確保するバイパスなどが用いられます。
しかしオイルフィルターは定期的に交換するものなので、街乗りに使用する程度であれば、必ずしも高価で高性能なオイルフィルターが必要な訳ではありません。
また社外品の中には、純正品と製造ライン、品質共に全く同じ商品も存在します。違いがあるとすればロゴの有無くらいで値段は安い場合もあり、おすすめです。
ろ過性能の高いフィルターを選ぶ
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エンジンは、ミクロン級の不純物で摩耗していきます。オイルフィルターの性能を表す数値にろ過性能があり、「ろ過精度30ミクロン」といった表記がされます。
通常40ミクロンほどの不純物であってもエンジンに入り込めば摩耗の原因となってしまうため、なるべく数値が少ない、ろ過性能が高い商品がおすすめです。
価格は高くなりますが、目詰まりの進行などを抑える効果があるため、品質にこだわりたい場合は確認しておきましょう。
鉄粉を除去するマグネット付きを選ぶ
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オイルフィルターの中に付いたマグネットで、流れ込む金属片などの鉄粉を引き寄せることができるタイプです。通常のフィルターより確実にオイルをろ過することができます。
ろ過性能が高い反面、普通のオイルフィルターよりも交換頻度が増えます。6,000Kmでの交換を推奨している商品もあるので、事前に確認しておくとよいでしょう。
走りを優先するならスポーツフィルター
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オイルフィルターには、スポーツ走行用に設計された、スポーツフィルターが存在します。
サーキット走行などをする車両のオイルは、普通の車よりも粘度が高い場合が多いので、高油圧にも耐えられる>設計になっているのが特徴です。
サーキットなどで連続して走る方や、粘度の高いオイルを使用している方は、スポーツフィルターがおすすめです。
オイルフィルターのおすすめ人気ランキング7選
オイルフィルターの役割や選び方を解説しましたが、ここからはオイルフィルターのおすすめ人気商品7選を紹介します。購入の際は適合車種の確認も忘れないようにしてくださいね。
1位 トヨタ タクティドライブジョイ オイルフィルター
ほとんど純正で安定の品質
トヨタの純正マークは入っていないものの、製造ラインが同じで品質も変わりないといえるでしょう。多くのトヨタ車に適合する商品が、かなり手頃な価格で手に入るのが魅力です。
2位 オイルフィルターエレメント
高さ:68mm
ネジ径:3/4-16UNF
コスパの高さが魅力
純正品と変わりない性能を持ち、5個入りなので1個400円程とコスパの高い商品です。適合車も多く、amazonレビューも星4以上と高い評価を得ています。
3位 HKSオイルフィルターTYPE1
高さ:65
マグネット付き高効率フィルター
HKSは国産自動車用チューニングパーツメーカーとして、
オイルフィルター以外にもマフラーなど自動車関連のパーツを取り扱っています。
JIS基準が粒径25µm以下の粒子であるのに対しHKSのオイルフィルターは、
粒径20µm以下の粒子まで取り除く精度があり、ろ過精度の高いオイルフィルターと言えます。
メーカー自体の信頼が高く、純正品とほとんど同じ価格でありながら、マグネットを始めとする様々な性能が詰め込まれています。
4位 ホンダ ハンプ オイルフィルター
ホンダ車用ディーラー同等品
ハンプのオイルフィルターは、ホンダディーラーでも使用されている確かな品質が魅力です。ホンダのロゴは入っていませんが、純正品の半分に近い価格で購入できます。
5位 ピア オイルフィルター
ツインフィルターに加えマグネットも
高性能タイプ10ミクロンと、スタンダードタイプ20ミクロンの紙が2連になっており、エンジンオイルをよりクリーンにしてくれます。
強化コイルスプリングが入っているため、高油圧がかかっても変形せずに使用することが可能です。
6位 ブリッツ レーシングオイルフィルター
高さ:68
水平対向エンジン用
スバル車に多く使用されている水平対抗エンジン(ボクサーエンジン)用で、適合車両もスバルがメイン。フィルターのろ過性能を最大まで引き出すよう設計されています。
7位 フィルテック オイルフィルター
バランスの取れたコスパ型
スズキ・ダイハツ・トヨタ・ニッサン・マツダ・スバルの主に軽自動車をはじめとし、取り付け経が合うものであれば、幅広く使用することができるのが特徴です。500円程の価格で、ランニングコストを考えても嬉しい商品です。
トヨタ ドライブジョイ オイルフィ…… 459円 オイルフィルターエレメント 398円 HKS オイルフィルター TYPE1 1,428円 ホンダ ハンプ オイルフィルター 432円 ピア オイルフィルター 1,224円 ブリッツ レーシングオイルフィル…… 1,401円 フィルテック オイルフィルター 510円おすすめの商品一覧
製品 最安値 評価 リンク 4.35 4.5 4.03 4.5 4.48 3.5 4.4
まとめ
オイルフィルターには、様々な種類やメーカーごとの特徴があります。純正品を使用するのが無難ですが、消耗品なので値段も気になるところ。そんなときは、純正品と同じ製造ラインで作られ同じ性能のOEM商品もおすすめです。
この記事を参考に、使用環境や車に適したコスパの高い商品を見つけてくださいね。