べっ甲 珊瑚 水牛 真珠等 装飾品卸 匠の工芸館


べっ甲について


 べっ甲アクセサリーについて

タイマイの画像です
茨布の製品です

黒甲の製品です

●べっ甲とは

べっ甲とは熱帯のサンゴ礁を中心に生息しているタイマイと呼ばれる海がめの一種の甲羅を加工したものです。

タイマイの甲羅には背甲、腹甲、爪などなどがありそれぞれの特徴や色合いを活かした製品が作られています。

べっ甲には白と黒が混じった「茨布(ばらふ)」や濃い黒い「黒甲」や黄色っぽい「白甲」などがあります。中でも「白甲」はその色目から飴色と呼ばれとても希少で高価なものです。

現在べっ甲の原材料はワシントン条約により輸入が禁止されております。そのため原材料が枯渇し価格が高騰いたしております。

キューバなどのタイマイがとれる地域ではウミガメを捕食する習慣があり貴重なタンパク源となっているそうです。しかしながらその甲羅は現地ではあまり利用されることはないそうです。

●べっ甲アクセサリーの保管上注意

べっ甲の製品は衣服につく虫に食われることがありますので保管には防虫剤を一緒に入れるなどの注意が必要です。
また、乾燥や急激な温度変化にも弱いためご注意ください。劣化が進み破損の原因となることがあります。

汗や整髪料や化粧品などを付けたままにするとべっ甲が劣化して艶が無くなったりひび割れを起こしたりしてしまうことがあります。ご使用になった後はこまめに乾拭きする事をお勧めいたします。


飴色の製品です

蒔絵を施した製品です
彫を施した製品です

●べっ甲製品の修理について

べっ甲製品は研磨して光沢をだしてありますが、表面はとても柔らかく傷付やすく艶が消えてしまうことがあります。そのような状態でも磨き直すことで光沢を取り戻すことができます。しかし深い傷や劣化が進みすぎた場合は艶が戻らないこともあります。

また、誤って落としたり踏み付けたりして折れてしまった時でも熱を加えて接ぎ直しが可能な場合もあります。
折れた部分や蒔絵や彫などが施してある製品などの条件によっては修理ができないことも多々あります。

修理が必要な状態になりましたら早い目に一度ご相談ください。出来る限り対応させていただきます。


 べっ甲透かしの製造工程
ベースとなるかんざしです。


鉄筆でベースとなるかんざしに下絵となるデザインを描いていきます。
鉄筆を用いてデザインを描き終えた状態です。
透かしを施す部分に穴をあけていきます。
一つ一つの穴に細い糸鋸の刃を通して下絵に沿って透かしていきます。

部分的に透かしを施した状態です。

これらの工程を繰り返して全体を透かしていきます。
すべての透かしが出来上がった状態です。
透かしが終わったかんざしに彫を加えて磨きを施します。
完成品です。



このように熟練の職人が持つ高い技術を駆使した幾つもの工程を経て透かしの商品は造られています。
透かしを施す一つ一つの部分に穴を開けて糸鋸の刃を通して切り抜くという作業を何度も繰り返してはじめて透かしの商品は出来上がります。
 

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