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宝石珊瑚の歴史

宝石珊瑚の歴史について
【宝石珊瑚の発祥】

古来より宝石珊瑚は世界的に珍重されてきましたが、珊瑚の発祥の地は地中海であるといわれています。

人間が宝石珊瑚と初めて関わりを持ったのは、ドイツの旧石器時代(2万5千年前)の遺跡から珊瑚の珠が発掘されていることから遠く太古の時代であると考えられてます。

珊瑚は高価な交易品として世界各地に運ばれ、それぞれの土地で装身具や祭祀具などに用いられました。

【宝石珊瑚に関する伝説】

珊瑚の赤い色は血液の色連想させることから生命力や出産の神秘さを象徴するものとされ、様々な災難や、病気から人々を守る霊力があると信じられてきました。

そういった特別な意味のあるものと考えられていたため、古代のローマ人は子供の幸運や健やかな成長を願ってゆりかごの中や首にかけ、また兵士達は魔除けや負傷避けのお守りとして身につけて戦場に赴いたといわれています。

ギリシャ神話においては蛇の頭髪を持つことで知られるメデューサの血が珊瑚になったとも言い伝えられております。

英国王室では王女誕生から1年間、珊瑚のネックレスをベッドに提げておくようです。
また、アン王女は安産のお守りに産室へ身につけて入られたと言われています。

【日本における宝石珊瑚の歴史】

もともと宝石珊瑚は地中海で採取されていて、日本にはシルクロードを渡り仏教伝来と共に7−8世紀頃には渡来したようです。

日本では徳川時代の末の1812年、土佐藩の室戸沖で初めてモモイロ珊瑚が採取されたと言われています。
しかし、土佐藩は珊瑚を御止め品として採取・所持・販売が禁止されたため、本格的に採取されたのは明治以降になってからのことです。
それ以前の珊瑚は全部胡渡サンゴと呼ばれる輸入品であったと思われます。

土佐沖で発見された桃色サンゴと赤サンゴは地中海産の珊瑚より大きなものが取れ、その品質の良さから世界の注目を集めることとなり、現在では高知県の伝統産業として定着しています。

日本でも古くから珊瑚を魔除けに使う風習があり、高知県幡多地方では、幼児の手首に珊瑚の数珠を持たせて珊瑚が汗で曇る特性を利用して発熱を知ったといわれています。

また、珊瑚の珠数は嫁ぐ娘の身の安全と幸福を授けるお守りの意味で花嫁道具のひとつにされています。


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