宝石珊瑚の種類について | ||||||
珊瑚の種類 | 学名 | 特徴・産地・棲息深度 | 原木の写真 | |||
赤珊瑚 | Corallium japonicm | 赤珊瑚と名付けられている種類です。 色は赤色で、薄く透明感のあるものから濃く濁った色まであります。その中でも色の濃いものは血赤珊瑚と呼ばれて希少価値が高く高価で取引されています。 産地としては、土佐湾、鳥島から小笠原諸島沖、男女群島から長崎南部沖、台湾近海等が知られています。中でも土佐湾沖から採取される赤珊瑚は高い評価を受けています。 棲息深度は100mから300mぐらいの深さで、特に100mぐらいの深さからよく採れます。 |
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ベニサンゴ | Corallium rubrum | 日本では地中海珊瑚や胡渡り(コワタリ)やサルジ等と呼ばれています。 呼び名の由来はシルクロードを経由して胡の国から伝来したことから胡渡りと呼ばれ、産地から地中海珊瑚やサルジ(サルディニア島に由来)と呼ばれています。 色合いは赤珊瑚に似ているが色むらや透明感がやや少なく、小型のものがほとんどで材質は大半がやや柔らかい。 産地は地中海沿岸部から大西洋東岸(西アフリカ北部からイベリア半島南部)に分布しております。 また棲息深度は30m前後と浅く大半がダイバーの潜水により採取されています。 |
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桃珊瑚 | Corallium elatius | 桃色珊瑚や桃と呼ばれている種類です。 その色は主に柿色に近いものが多いのですが、暗く赤色に近いものから明るく乳白色に近いものまで幅広く産出されています。 産地は土佐沖、五島列島から長崎沖、奄美諸島周辺、八丈島、小笠原諸島、フィリピン、バリーロンボク沖など日本近海を含めた西南大平洋の 水深100mから300mぐらいの深さに広く分布しています。 大型になるのが特徴で全体の高さが150cm根元の直径で15cmほどの大きさに成長するものもあります。 |
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白珊瑚 | Corallium konojoi | 白珊瑚と呼ばれている種類です。 色は多くは白かやや黒ずんだ白という色彩になりますが、極薄い桃色を滲ませるようなものもあります。 産地は土佐沖、五島列島から長崎沖、奄美沖縄周辺、バシー海峡周辺、南大平洋、インドネシア西部などで、水深100mから200mぐらいの深さに棲息しています。 |
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深海珊瑚 | Corallium sp. | 深海珊瑚と呼ばれている種類です。 色は薄いピンク色から濃いピンク色で、多くの個体に色むらがみられます。また深い海から採取されるので、その急激な水圧の変化のためか多くの原木の各所に細かいひび割れが見られるます。 産地はハワイ諸島沖やミッドウエー島の周辺などの中部大平洋です。 棲息深度はその名の通り水深400mから1500mぐらいの深い海底に棲息しています。 |
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赤ボケ珊瑚 | 未確定種 | 赤ボケやガーネットと呼ばれている種類です。 これが独立した種類であるかどうかはまだ研究が進んでおらず今のところ未名種となっています。 色は白から濃いピンク色まで幅広く産出されています。 産地は西大平洋一帯やミッドウエー島の周辺などで、棲息深度は水深500mから800mぐらいの深い海底に棲息しています。 |
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