ある日、地元の酪農家の友人がボトルに入った茶色い液体を持ってお店に現れました。
「これをお店で売ってくれないか」とのこと。聞いてみると、「牛の尿を乳酸菌で分解した液」だというのです。
実は、畜産業が盛んな北見市では、牛の糞尿の処理が公害問題となっていました。悪臭に加え、土中に染み込んだ尿が付近を流れる常呂川に流れ込み、汚染が広がっていたのです。常呂川は農業用水として利用される他、オホーツク海からサケやマスが遡上し、またその河口は日本有数のホタテの水揚げ場になっています。
そのため国と北海道、そして農協と酪農家が協力し、糞尿処理が進められていました。
しかし、その処理設備は酪農家自身も多額の費用負担を伴うものでした。
経営を圧迫しかねないとの心配から、処理済みの液体を販売できないかと、相談にやってきたのです。
原液が有色であっため、このままでは色が染まる素材には使えません。そこで改良が加えられ、透明と有色液に分離する仕組みが考案されました。
そうして出来上がった透明な「きえーる」を様々なものに試していくうちに、一つの事実に気が付きます。それは有機物の腐敗臭やアンモニア臭などの不快な臭いにだけ反応し、その他の匂いは消さないということです。
例えば、花にかけても、花自身の良い匂いは消えません。また、芳香剤のように科学的に合成された匂いも消えません。
有機物が酸化・腐敗して発生する悪臭にだけ反応するのです。
そこで、その効果と安全性について、日本赤十字北海道看護大学や北見工業大学、帯広畜産大学に検証を依頼しました。
すると、乳酸菌が牛の尿内にいる大腸菌を分解した際に発生する酵素に消臭効果があることが分かり、科学的にも効果が実証されたのです。
こうして1998年、悪臭を根本から断つ天然成分100%のバイオ消臭液「きえーる」が商品化されました。
さらに、研究を進めてみたところ、この酵素には土の悪玉菌を減らし、善玉菌を増加させる効果もあることが分かりました。
当初の予想通り、土壌再生にも役立つことが立証されたのです。
「きえーる」には「有色液(液色茶色)」「透明液(無色透明)」の2種類ございます。
有色液の液色は「茶色」です。「善玉活性水」を特殊な製法で濃縮し、「生きた善玉菌」(乳酸菌・酵母菌など)をそのまま残した状態で出荷いたします。悪玉菌優位の良くない環境化で、「善玉活性水」中の「生きた善玉菌」と「酵素・ミネラル・有機酸」が環境中に善玉菌優位の環境を作りだし悪玉菌を押さえ込み(拮抗作用)環境を浄化。その環境が続く限り効果は持続します。
液自体に色がついてしまいますので、屋外や排水管・排水溝、仮設トイレや汲み取り式トイレ、コンポストの消臭など、着色しても問題のない場所での使用をお願いいたします。
透明液の液色は「無色透明」です。「善玉活性水」を特殊な製法で「無色透明」にし、液中の菌を取り除きます。そうすることで私達が拠点を置く北見市の水道水試験をクリアするほど安全な消臭液ができるのです。
効果につきましては、「生きた善玉菌入りの有色液」に比べ若干劣るものの、善玉菌が発酵して作り出した「酵素・ミネラル・有機酸」が環境中に存在する善玉菌の増殖を助け、悪玉菌を押さえ込み(拮抗作用)環境を浄化。善玉菌優位な環境が続く限り長時間消臭力を持続します。
無色透明液なので、どこにでも使用可能です。悪臭には抜群の消臭効果を発揮し、良いニオイは消しません。
素材を傷めず、生きているもの全てに安心・安全な消臭液です。様々なシリーズをご用意しておりますが、全て同一成分です。
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