ヴェリタス〜輸入直販ワイン専門店


シャトー・ド・ピエール・フィラン




シャトー・ド・ピエール・フィラン【D】



フィランさんの畑からアンモナイトが?
フィランさんの畑からアンモナイトが?


日も傾きかけた午後4時過ぎ、なだらかな隠れ里のような小さな渓谷を抜けると、丘の上に、ほどよく侘びた可愛い田舎風のインを思わせるドメーヌ・フィランに到着しました。


殆どの男手は、収穫作業で出払っており、しばらく待つことになりました。摘み取り隊のために夕餉の仕度に追われるキッチンでは、マダム・フィランが特製の豚のソーセージとたっぷりの今年収穫したばかりのガメイを煮込んでいるところでした。


2010年の最上の完熟ガメイを使った自家製ソーセージが本日のメインディッシュ。


あ、思わずいい香りにお腹がグ〜ッ。


お腹が突然空いてきて、これは夜まで持つか心配になるほど美味しそうです。





キッチンで長居は無用、外に出て、あちこちドメーヌの敷地を散策しました。


色々な野菜やハーブが植えられた家庭菜園、放し飼いされた鶏舎にはホロホロ鳥の姿もあります。


食堂のある建物と母屋の間は、果樹を植えた中庭と、仕込をする蔵に仕切られ、りんごの樹の下にテーブルと椅子、子供たちとやんちゃで人懐こい牧羊犬が戯れる様は、物語に出てきそうな、まさに天然生活。


フランスのブドウ園の豊かさを、実感できる一コマです。
手作りのブドウ煮込み
手作りのブドウ煮込み

これがホロホロ鳥、夕飯に・・・
これがホロホロ鳥、夕飯に・・・

とにかくワンコが大好き
とにかくワンコが大好き
美味しそう〜!
美味しそう〜!
ガメイ種はふぞろいなのが特徴
ガメイ種はふぞろいなのが特徴
中国の学生さんも参加
中国の学生さんも参加
バッタさんも応援
バッタさんも応援
今日もいー仕事したわ
今日もいー仕事したわ
さぁ、帰ろう・・  詩情あふれる美しい風景
さぁ、帰ろう・・  詩情あふれる美しい風景


そこへ、本日最後の収穫ブドウを積んだ青いトレーラーが、戻ってきました。
動きが若者に負けないほど軽やかな、エマニュエル・フィランさんのお父様のミシェルさんが、79歳を超えてなお、現役の手慣れた作業で、見事な房の塊を、タンクのコンベアに次々と移していきます。


ピカピカに黒光りした漆黒の完熟ブドウの流れを見ようと、さっきまで、中庭で遊んでいた孫さんたちがコンベアのブドウを覗きに来ました。見なれたというより、一年に一回しか見られないブドウの房の出来栄えを調査にきたという感じでしょうか。


トレーラーの中から、私が手に取ったブドウは、見事なまでに完熟。
ころのよさそうな房をひとついただいてみると、フレッシュ、パリッ、甘ッ!
これは美味しい!上々の出来栄えです。



そこへ、フィランさん達摘み取りさん32名のご帰還です。エマニュエル・フィランさんがにこやかに手を差しのべながらご登場。


ずっと代々使ってるのよ
ずっと代々使ってるのよ

毎年だから、もうベテランです
毎年だから、もうベテランです

さぁ、ハンドルを持ってきて
さぁ、ハンドルを持ってきて

それぇ、絞るよ
それぇ、絞るよ


「 やあ、いらっしゃい。今日はどうでしたか、楽しく一日過ごされましたか。 」

 「 こんにちは。お邪魔してます。今日は、朝から畑で、すごく美味しいブドウいっぱい食べました。 」

 「 美味しかったでしょう。しかも、本当にいいお天気だったし、ブドウもすごく甘かったでしょう?」


洗った手をふきふき、エマニュエルさん、次の段取りでとても忙しく、

「 ちょっと私は、仕込の準備をするのでセラーでも見ていてください。 」

と、タンクのお世話を始めました。




摘み取ったブドウがぎっしり詰まったコンクリートタンクの底から、自然流出したジュースをガスの力で、25度に一旦温め、タンクの上からかけ、発酵がしやすくしてやるとのこと。今年、夜も非常に涼しく、日も陰るとセラーは寒いくらいで、温めないと酵母も眠りに入ってしまいそうな気がするほどです。


先週末に収穫した白ブドウの赤ちゃんワインを、エマニュエルさんがタンクからグラスに注いでくれたので飲ませて頂いたところ、甘さをたっぷり残した、微発泡の極上プチシャンパンのような豊潤な味わい。う〜ん、食前のアペリティフにもってこい、贅沢な口当たりです。


その次は、特別に少しだけ樽仕込をしたブルィの赤を、樽出しで注いでいただくと、ギュゥと詰まった果実の濃縮感と樽の濃さは圧巻。ボジョレーでも、重いといわれる部類ですから、樽にしてみたのですとのこと。


なるほど、ボジョレーらしいというよりも、重厚感にあふれて別物のようです。


フィランの蔵では、ごく最近の1999年まで現役だった、垂直式の圧搾機や発酵に使用されていた大きな木樽などがそのまま置かれており、


 「 圧搾機は、今でも年に2回くらいちゃんと使ってやります。
   まだ、使えるんですし、皆でワイワイ、楽しいですよ。 」



垂直式の圧搾機に取り付けられた網カゴは、絞たての流れ出るジュースのろ過機なんだそうです。


そうだよね、昔はこんな風に天然の素材のもので全部済ませてたんだよね。
それでも、ちゃんと美味しいワインができてたんだもの、1824年に始まったフィランの歴史と伝統の一部だよね。

昔式、ろ過機です
昔式、ろ過機です
2010年極上の雫です
2010年極上の雫です
ブドウの命が素晴らしいヌーヴォーに
ブドウの命が素晴らしいヌーヴォーに


食前酒を飲み終えたところで、車で10分のところにあるヴィラージュの畑を見せて頂くことになりました。南向きのこの厳しい斜面に、もう数日を待たずに摘み取るはずのたわわな黒ブドウをいっぱい重そうに附けた、幹の太い古木。

「 100歳の区画もありますよ。まだ現役ですよ。ほんの少ししか取れないですけど。 」

月が昇っている方向を指して、

「 あちらには、晴天だったら、イタリアやスイスのアルプスも見えるんですよ。 」

畑には、ヴィオニエ、ピノ・グリ、トラミネールなど実験的に白ブドウも少し植えてみたり、畝と畝の間に色々なお花の種をまいて、カヴァークロップにしたりと、様々な試みをしているそうです。お話聞きながら、畑のブドウがあまりに美味しく、食べるのがとても忙しい私。出がけに見たガメイ煮込みのソーセージのせいでもうお腹がペコペコです。


辛い摘み取り作業のご褒美の特別席
辛い摘み取り作業のご褒美の特別席
ご馳走に便乗です
ご馳走に便乗です
完熟ブドウ煮込みソーセージ
完熟ブドウ煮込みソーセージ


その後、お待ちかねの食堂に通していただき、32名全員の最高に楽しいディナーが始まりました。
自家栽培無農薬の野菜をたっぷり使った、奥様お手製の心のこもったお料理の数々。
グリーンサラダ、完熟ブドウの煮込みソーセージのポテト添え。赤いクランベリーソースをかけていただくと、滋味あふれる優しい美味しさ。


32人の大家族に混ぜて頂いて、この日しかいただけない特性のご馳走を大食堂でご一緒させていただくと、生きてるというのは、昔から、こういう瞬間に実感するものだと、ビジターながら体感することができました。


モチロン南米から参加
モチロン南米から参加

夜も美声で楽しみます
夜も美声で楽しみます
お父さんのミシェル・フィランさんが、
 
 「 引退しないのかって?

   不思議な質問だね、なんで引退するの?

   やることは、ここにはありすぎるほどあるんだし。

   出来ることのすべてをしているんだよ。 」


うーん、フィランのワインがすごく美味しいのには、お父さんのこの気持ちと献身が、いっぱい詰まっているからだったんだ。



79歳、現役として収穫や仕込の真っ最中に、ミシェルさんがまっすぐに背筋を伸ばして立っている姿は、まさに摘み取り隊長の精悍な眼差し。

動く姿勢、働く姿を拝見していると、今日日の若いモンがあれ、同級生だっけ、と錯覚しそうなほど、バリッとしてるのです。

年は重ねても、老いを知らない、無私の気持ちでブドウ作りに捧げてきた人生そのものの味わいがワインの中に隠されていたのでした。



お父さんに負けないほど、働き者のエマニュエルさん、奥様、そして、ドメーヌの子供たち。

今年も、皆の愛情がパンパンに詰まった最高のボジョレー・ヌーヴォー待ってます。

フィランの皆さん、よろしく!

PS 
ミッシェルお父さんの伝言

「フィランがいっぱい売れて、日本に行けたらいいね。」

そうですとも、ヴェリタスは、お父さんの来日をお待ちしています!
79歳、なお現役の摘み取り隊長
79歳、なお現役の摘み取り隊長



【D】2010 Beaujolais Villages Nouveau Vieilles Vignes
【D】2010 ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォ ヴィエイユ・ヴィーニュ

辛口 赤 750ml
商品番号 B0FIBVB0

雑草などを刈り取らない自然派の作りで、平均樹齢65歳の古木で仕込まれた最高品質のヌーヴォです。

非常に豊かで熟した赤いフルーツの香り、エレガントで豊満なバランスの取れた見事な味わいです。


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