ヴェリタス〜輸入直販ワイン専門店


ドメーヌ・ド・グラン・ギャラン




ドメーヌ・ド・グラン・ギャラン【E】



畑でファミリー全員で
畑でファミリー全員で


朝10時半、ご主人のリュシアンさん、そして息子のヨアンさんが藤田と辻を待っていて下さいました。


奥様のクロードさんは、ブドウの摘み取り隊長なので、既に畑に出られた後とかで、かっぷくのあるフルボディ、リュシアンさんが蔵の中をまずご案内していただくことに。


ブドウの出来栄えをお訊ねすると、その日摘み取ったブドウをカップに入れ、潰したものを糖度計で測定し、


「 ホラ、これ見て。ちょうど12.5度でいい感じだよ。 」


覗かせていただくと、まさにぴったし12.5の位置にメモリがきています。


「 もう発酵始まってるタンクがあるので、覗いてみる?」


自然な発酵を好む生産者さんらしく、コンクリートタンクにみっちりブドウが仕込まれています。


既に摘み取りを行ったボジョレー区画のブドウがタンクの中で、グツグツクラクラ、沸騰したお鍋の中を思わせるほど、酵母が一生懸命泡をブクブク立て、発酵の真っ最中。


触れると、温かく、指先についたブドウのエキスは、粘りがあるほど甘く美味です。


今年のブドウはよかったというはず、まろやかな甘さが指先のエキスを舐めても分かりるほど。
なにかを発見、ニヤついてます
なにかを発見、ニヤついてます

フツフツと湧き上がるガスは酵母が元気な証拠
フツフツと湧き上がるガスは酵母が元気な証拠

わ〜っ、迫力あるわ
わ〜っ、迫力あるわ

あ、しっかりしてるぅ〜
あ、しっかりしてるぅ〜

いけるいける、美味しい!
いけるいける、美味しい!
発酵2日目のその一杯をグラスに注いでいただたので、ご相伴にあずかると、うまみ、酸味、甘み、まろみが口いっぱいに広がって、あまりに美味なので、試飲ということを忘れて、ゴクッッン。


思わず飲みこんでしまいました。


飲む前に、「 どこに吐いてもいいよ、タンク以外なら。」と声掛けしていただいたのですが、美味しすぎてもったいない。


「 10〜15年ほど前までは、9月15日前後に摘み取りができたブドウで最上のものができたんだ。今年は、ちょうどそうなんだよ。 」


最上・・、この味、まさにそうかも知れません。

その次に、既に数日たったワインの赤ちゃんの赤を試飲させていただいたところ、フルーツのやわらかさがあり、辛口ですがブドウの質のよさが感じられました。


美味しい赤ワインになるのがとても楽しみです。


ひととおり、セラーを拝見し、その後すぐ、畑に向いました。
車で数分、南東向きのなだらかそうですが、歩けばけっこうな急傾斜で、沢山の人が列になって摘み取りの真っ最中。


う〜ん、畑は日当たりバッチリ、ブドウも真っ黒でパンパンです。


真っ黒な房をひとつ食べてみたのですが、ジューシーで酸味も乗っていて、やはり完熟で超美味。


すぐに店先に並べてもいいほど味にコクと甘みがあります。

毎年、だいたい摘み取りには30人ほどでこなすそうですが、今年も同じ顔ぶれがほとんど、イギリス、チリ、スペイン、ヴォージュ、ジュラ・サヴォワなどなど各国から、手慣れた人たちがブドウ摘み隊員として精を出していました。


ここ10〜12年、ほとんど同じメンバーで一緒に収穫しているとのこと。

皆さんいわく

 「寝食を共にし、翌年、また前年摘み取って仕込んだワインを  一緒に味わうので、貢献していることを感じるんです。 」

摘み取りには、鋏ではなく、ブドウの専用のピッキング用具を持っています。

15kg入りの小さなバスケットに、手際よく摘みいれられたブドウは、90kgのお大きなカゴを背負った集荷係の背中にドンドン入れていきます。


株仕立てで樹間が狭い上傾斜もあるので、機械では畑で作業は無理。

これでは、手摘み、手作業で集果するしかありません。

手摘みだと、収穫したブドウは清潔で、よい仕事ができるというお話でした。
さて、行くか〜!
さて、行くか〜!

収穫のお手伝い
収穫のお手伝い

丁寧に摘み取りしてます
丁寧に摘み取りしてます


小さいバケツから大きなカゴに
小さいバケツから大きなカゴに

見事な完熟ブドウ
見事な完熟ブドウ

よしよし、上出来だ
よしよし、上出来だ

最高の笑顔と最上のブドウ!
最高の笑顔と最上のブドウ!
畑で、色々インタビューをさせていただきましたところ、

クロードさんのお話によると、畑は、石英、赤い花崗岩、表土は砂から構成されていて、大変貧しく、ガメイに向いており、濃縮したブドウを作るのだそうです。

除草はしないとのこと。


 「 去年のワインは甘かったので、ちょうど2003年の照りすぎの年に似ていました。

アロマティックで、15.3%まで糖度が上がりました。

ボトリングは、いつも月が欠ける時の、半月の時に行うと決めています。
この日にすると、再発酵しないのです。

ビオですか?いいえ、おじいちゃん達がずっとやっていた事なので、それに倣っているのです。

勉強したのではなく、伝統としてそれをしています。

私は、ボジョレーでブドウとワインを作っている4分の三の人たちは、本当に、自分のこの仕事が大好きだから続けているのだと思います。

自然に逆らわず、与えられた恵みを美しく体現していく事が大切です。

ビオは、ノウハウとしてはいいと思いますが、ネクタイをした有名ドメーヌの人が宣教しているようなものではないと思います。

畑、蔵、すべての仕事が好きであるという事が一番重要なのでは? 」



また、クリュ・ボジョレーについては、

「 フルーリーは女性的で女王の気品があり、ムーラン・ナヴァンは男性的で渋みと重みがあり王様です。」


ガメイ種については、

「 以前、デクルニクスが、畑に503種ものガメイを植えましたが、皆異なる個性があり、土地それぞれに合ったものがあると思います。

ガメイは若いうちは実はフルーティですがなかなか手ごわく、樽入れをしてやると優しくなるのです。」


ワイン作りについては、

「 農法など、ビオ、レゾネ、色々ありますが、カテゴライズする必要性はないと思います。

人それぞれが、編み出し作りだすものですが、それは特殊な方法を突然始めるようなものではなく、普段の行いの全てを指すだけなのです。 」



基本に忠実、突飛な方法に頼らない、大地にしっかり根付いた本格派のボジョレーを作る匠だけあって、ビオについても、ブドウ作りについても非常に客観的でありながら、哲学を感じるクロードさんの言葉でした。

畑で一心不乱に、30人の摘み取りさん達に混ざって、収穫にいそしむクロードさんの姿。

この人のワインに嘘はない、本物のワインだ、としみじみしてしまいました。

2010年のような良いヴィンテージの上、摘み取りをする人の目と手、すべてが厳しくいい房だけを選んでいくのですから、さっきのセラーにあった発酵中の若ワインがいいものにならないはずがない。

クロードさんに、ピッキング用具をお借りして、摘み取り体験をさせていただきました。

房の上の部分に刃を当てて、上に引くと、パキリと自然に梗がはずれ、ブドウの枝も傷めることなくきれいに取れました。

おお、やっぱり優れもの!

これでなくては、なんだよねきっと、と納得。

ラタトゥイユ
ラタトゥイユ
特性パテ
特性パテ
牛肉のトマト煮込み
牛肉のトマト煮込み

リュシアンさんの隣は特別席
リュシアンさんの隣は特別席
白ボジョレーを頂きました
白ボジョレーを頂きました
美味しいワインに乾杯!
美味しいワインに乾杯!

ロンドンで開催される「ワインチャレンジ・インターナショナル」で、ベストワインに選ばれた秀逸蔵。

プラムなどのフルーティーで複雑な香りとふっくらとしたバランスが取れ、ビロードのような舌触りは絶品です。

【E】2010 Beaujolais Villages Nouveau Vieilles Vignes
【E】2010 ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォ ヴィエイユ・ヴィーニュ

辛口 赤 750ml
商品番号 B0GGBVB0



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