ヴェリタス〜輸入直販ワイン専門店


エリック・ルイ



エリック・ルイ


2月、毎年ロワールのアンジュで生産者さんが大集合する 「サロン・ド・ロワール」の大試飲会が開かれます。

ロワールに参りましたのは、一昨年になりますので、 2年に一度は参加したいなぁ、と思っていました。

ですからもうそろそろ、うちの大切な蔵元さんたちを表敬訪問しに 行かなければならない頃なのです。

ところが、物事とは思うようにいかないもので、 今年、2月に別の大きなワイン会の招待を受けてしまい、 ロワールの方は諦めなければならなくなりました。

しかしねぇ、約束してしまったのに・・・・。
「!そだ!!」

蔵訪問したらいいんだ。うんうん、これこそ大名案!



どうせサロン・ド・ロワールの会期中にいっても、彼らは前後忙しすぎて、 蔵訪問なんてとても無理ですが、もう終わってしまって落ち着いているころ。

んだ、んだ、ロワールに突撃蔵訪問するぞ〜〜!!

サンセール2蔵、そしてトゥーレーヌ、コトー・デュ・レヨン、 ムスカデのあるナントまで、ロワール河全長1200kmを一気にかけぬける予定です。

まずはとろとろのあのサンセールの名門蔵へ突撃です。
車が門前に止まって、いよいよルイさんのおでましです。


小柄で丸顔。 柔和な笑顔がそこにありました。

サンセール訪問の第一弾は、エリック・ルイのそのまんまエリックさん。

ワインを飲むとその人柄がよく出るのですが、エリック・ルイのサンセールは よく知られている、細い研ぎ澄まされた細身のサンセールというよりも、 ボディがあってまろやかで、その下に透明感のある果実味が隠されている 他のサンセールにない個性的な味わいです。

玄関に出迎えてくださったエリックさんは、穏やかでちょっと恥ずかしがりや。 たくさん語ることが苦手、そして大きな立派な手をした畑の人でした。

2005年のできばえをお訊ねしましたら、
「すばらしかったです!」

4月と6月、ちょうど雨の欲しい時期に必要な分だけ計ったように降り、 日中は2003年なみの暖かさで、しかも夜は涼しく、とてもクォリティの 高い酸が残せたそうです。

収穫はソーヴィニョン・ブラン種が機械と手摘みの半々。 傾斜のゆるい畑は機械、傾斜のきついスロープの畑は手摘み と仕分け、畑ですぐ選果されよい房だけが蔵でワインになります。

赤のピノ・ノワール種はブドウの房がとても壊れやすいので、 すべて手摘みで収穫されます。

エリックさんの「キュヴェ・ポーリーン」は96年から 作り始めた秘蔵の名酒でよい年の時だけ作るのだそうです。 仕込みの樽も、アリエ、トロンセ、ヴォージュなどの最高級のものと、 その3種を組み合わせたインターメディオという樽の合計4種。

違う個性の樽を使うことでワインにより複雑性を与える ために考えられた組み合わせです。 このあたりも、工夫の粋をこらしたエリックさんの仕事の細やかさが伺えます。

サンセールの畑は石灰粘土質なのに対して、プイィ・フュメはシレックス土壌。 見せていただいた畑は驚くほどの大量の火打石(シレックス)で覆われ、 シャトーヌフのごろごろ石が一面を覆うのとはまた違いますが、 なかなか壮観な眺めでした。

こんなに畑の状態が違うのだから、味にもその個性がはっきりと 出て、石灰粘土質は味わいが重く、シレックスはミネラルがしっかり した風味となるという説明にもうなずけます。

ビオロジックの畑には、昆虫の繁殖を防ぐための忌避剤が あちこちに吊るされていました。

蔵に戻って試飲をさせていただいた2005年のサンセールの2種、 バレルサンプル(ボトリング前のもの)と、昨日瓶詰めしたてのものと、 いずれも酸味が大変豊かで凝縮し、フルーツとお花の香りが漂い、 しっかり練れた仕上がりになっていました。

まだこれから落ち着かせる必要があるというものの、 エリックさんが満足するだけある大変すばらしいできばえです。 これは本当に次のリリースが待ち遠しいばかりの逸品だと 私も大きな手ごたえを感じました。

口数少ないエリックさんですが、いい仕事をするすばらしい職人です。 写真を撮らせていただいてもよろしいですか? とお願いしたら、「苦手なんですが」と照れ笑い。

本当は話しもあんまり得意でないので、アシスタントのエレーヌさんが あれこれとお話しに補足を入れてくれながらの訪問でした。

「エリックさんは畑でブドウとたくさん話しをする方が好きな人なので、 ごめんなさいね。」
とエレーヌさんが気遣ってくださったので、

「私たちは、人とお話しする方が得意な蔵の人も存じていますが、 ブドウとたくさんお話しをしてくださった方がお客様にはいいですね。」 とフォローを入れると、無口なエリックさんも思わずプッと噴きだしました。


ごつごつした立派な手には、誠実な人柄と手仕事の大切さを 知る人の表情がにじみ出ていました。 2005年も最高の約束をしてくれたエリックさんのワイン、 これからのリリースが待ち遠しい限りです。

しばし、それまでは珠玉の04とろとろサンセールとプイィ・フュメを しっかり味わっておこうではありませんか。
エリックさん、2006年も期待してます!

2004 Sancerre cuvee du pere louis
eric louis

2004 サンセール ブラン キュヴェ・デュ・ペール・ルイ
エリック・ルイ

コク辛口 白 750ml 
商品番号D0ELSBA4


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