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畑はリシュリューの中心から比べると130mほど高い丘に位置しています。
この日雨であったので、その傾斜を勢い良く水が流れ落ちるのを目の当たりにし、
なるほどこれは排水が良い訳だと納得。
表土はシレックスと砂、下層土は粘土石灰質で、ここから密度の高い
果実の粘りとミネラル分や繊細さを引き出すのです。
虫をよせつけない忌避剤と緑の草のカーペット。
ビオディナミですから、もちろん余分なケミカルなものは使いません。
畑をみてから蔵にお邪魔しました。
現在の蔵の建物ができたのは1850年ですが、1645年製の
大樽が今でも残されています。
木の樹齢はパーセルによって違いますが、20〜30歳と働き盛りの
充実したもので、非常に定量収穫。品種によって最低でも40hl/ha
もっとも少ない場合はなんと20hl/haというのですから、
高級ソーテルヌやロマネ・コンティも負けそうな位のわずかな収穫量。
いかに品質に注意を払って作っているかこの数字だけでも想像ができます。
醸しタンクには番号がふってあるのですが、それらの数字はすべて、実は
よく見るとワイン関連の絵になっているのです。
49番タンクはブドウの木から手がはえて、酒杯をもって乾杯している
ユニークな数字絵。
これらは、プルゾーさんの弟さんがひとつひとつ手描きというオリジナル。
どんなところにも、ちょっと凝ったことがお好きなようです。
ここで2004年と2005年のワインを試飲させていただきました。
2004年のシナブルはしっかりしてかなりの落ち着きがあり、
果実がたっぷりですが締まっています。
う〜ん、赤い実の果実がまるごとっ!て感じでいいですね。
白のキュヴェ・カラバはほどよく樽がかかって、なかなか芳ばしい。
これもふくらみがあって筋肉質でなかなかの逸品。
サンドリヨン、これはいつ飲んでも本当にバランスがいい。
2004年、ジューシーで素直な仕上がりに試飲した私も大満足。
そして樽出しのものをピペットからグラスに注いでもらい、そっと
口に運ぶと、
おお!2005年、なんてフルーティで丸みがあるの。
やはりここも2005年はステキなワインになりそうです。
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