そういえばさっき見せていただいた畑も葉っぱがやたら上向いていたよねぇ。
BIO方式にのっとって畑を世話すると、ブドウの葉が太陽光を眼一杯吸収しようとして、
周波をキャッチするレーダーのような形になっていくそうです。
確かにニコライホフのブドウ畑の葉っぱは全部「受け」体制の形になっていました。
「健康な木は葉っぱが全部上を向いています」
夫人の言葉どおり見事に全部上向きでした。
動物の食害を防ぐために、ニコライホフでは畑の周辺には実のなる植物
をいっぱい植えており、動物はその実を食べても、ブドウは
食べないんだそうで、これもまた自然との共存の賢い選択です。
山腹にあるシュタイナーフント(作業が大変困難な場所にある)、
新しく手に入れたクラウスベルクなど、その高さから
ヴァッハウ渓谷を望みながら、爽やかに渡る風の中に身を置きますと、
胸が熱くなるほどの美しさです。
クラウスベルクの畑は放置されていたため、農薬の被害からまぬがれ
薬効の高い天然ハーブがあちらこちらに生い茂っていました。
今後、ここからまた最高のワインが生まれることでしょう。
以前は最上級品のスマラクトが3年に一度しかできなかったものが、
現在は灌漑が許可されているので、毎年スマラクトができるように
なったので将来が大変楽しみです。
その後蔵にて、噂のスマラクトを初め、キラ星のようなステキな
ワインの数々を試飲させていただきました。
![](https://image.wowma.jp/43311564/category/img56083337.jpg)
やはりここにもブドウの見張り番のバラの花が
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