ここの畑で摘まれたブドウは、重みで品質低下をさせないように
2000kg以下のトラックで迅速にボデガのホッパーまで
運ばれ、タンクに入るまで一時間以内ですませるという気配り。
ボデガの門には、古代の圧搾機がデデーンッとブドウを待ち構えており、
醸造室の入り口は、ここに入る時ワイン職人さんの気が引き締まりそうな
立派な木彫りの重厚なドア。
出来たワインを寝かす樽は、トネリア・マルタン、ヴィクトリア、
そして、ありましたありました、あのボルドーの有名グランヴァンに
欠かせないセガン・モローの樽です。
ここで樽出しの2004年の
ワインを試飲させていただきましたが、やはり果実味が
ギュウ〜〜〜ッと詰まって、素晴らしい品質の若ワインたちです。
よぉし、これほどの品質なら、これから先も長いお付き合いができそうだ。
決めた!!
サパテロさん、これヴェリタスのお客様の為にどうかお譲りください!
ボデガを出てから、早速交渉する事さらに一時間。
「サパテロさんの子供さんだと思ってヴェリタスで大切に保管して、
お客様のところに美しいままお嫁さんに行ってもらいます。
ですから、お分けいただけませんでしょうか。」
時刻はすでに夕暮れ時、お嫁入り先を吟味する慎重な父親の面持ちの
サパテロさんの口からやっとOKをいただきました。
やった〜!!ありがとうございます〜!!
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