イギリスのサザビーワイン百科事典の編集者であるトム・スティーブンソンの
ワインレポート2007年版に「最高に敬意を表すべき特異な100ワイン」のひとつとして、
韓国産のエンペリー・キューピッドがセレクトされました!
辻は、急きょソウルに飛び、アジアワインの専門家デニス・ギャスティン氏と、
エンペリーの生産者廬鐘九氏に受賞インタビューに行って参りました。
お祝いの場所は、ソウルの今話題の焼肉屋さん。
なんでも有名な俳優さんが経営しているのだとか。
受賞にカンパ〜イ! 左手前が、生産者の廬さん。
辻 「 アンニョンハセヨ、廬さん、お久しぶりです! 」
廬 「 ハルミさん、元気そうでなにより。 」
辻 「 今回はおめでとうございます。 」
廬さんの隣に、オックスフォードコンパニオンなど、世界的に有名なワイン本を
執筆しているアジアワインの専門家ギャスティンさんのにこやかな笑顔が並んでいました。
デニス 「 ツジさん、コンニチワ。 さぁ、お祝いしましょう! 」
早速、受賞した2002年のエンペリーが用意されました。
通常エンペリーは3年ほど寝かしてから市場に出されるため、
私もこのヴィンテージは初めての試飲です。
たっぷりと濃い紫がかった赤い液体から、チョコレートの甘い香りがプワッン!
エンペリーは、純粋にブドウだけで醸し、貯蔵もタンクのみなのですが、
廬さんの山葡萄で作ったこのワインは、不思議なことにチョコレートの香りが
するのです。
う〜ん、まったりしてますが、黒い果実の香りもとっても濃くって、
まるで樽仕込みの、ボルドーワインのようです。
思わず身を乗り出して聞き入る辻
口に含むと、タンニンがものすごく細やかでなめらか。
まったく当たってきたりせず、果実の凝縮感や厚みが圧巻で、
今時、話題になってるシンデレラワインのようです。
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