ヴェリタス〜輸入直販ワイン専門店


その32


ローヌの試飲会で行った地区は、締めて18地区、 蔵が赤、白、ロゼ、最低3種類を用意しているとすると、 694蔵 x 3種 = 2082 アイテム を会期中に試飲することになります。

会期が5日間なので、1日平均

2082 ÷ 5 = 416.4 本

のワインを試飲することになる、と前回お話ししました。

酔わずして、416本の中からよいものだけを選別するには 要領がありまして、会場に入ると大抵は入り口付近に フリースペースがあり、その日の出展蔵の代表ワインを一本ずつ、 出展蔵の数だけ並べてくれてあるのです。

80蔵のエントリーなら、80本が置かれ、 私達はそこからまず攻めていきます。

80本試飲して、その中から良かったものを選抜し、 例えば80本中15本良いワインがあったら、 次にその15蔵をくまなく回ります。

この時点で、初めて蔵の用意しているワイン全てを試飲することになります。 ということは、例えば各蔵6種のワインを用意しているとすると、

80本 + 6本 × 15蔵 =170本

の試飲を行い、一日に複数会場を回らないといけないので、 各会場にかける時間はだいたい2時間ほどで、 170本をやっつけることになります。

2時間は120分、ワインをグラスに注ぎ、試飲し、吐き出し、 最初の80本を30秒ずつで試飲完了させます。

次に15のブースを回り、試飲しながら蔵の人と交渉するのに、 一蔵滞在時間が5分ほどで120分が終わってしまいます。

交渉には時間がかかりますので、もちろんミニマムが5分で、 後は蔵の人との話しの弾み具合で、後日に持ち越すのですが、 その日はとにかく複数箇所を、このペースを 守りながら、試飲をどんどん進めていくのです。

ゆっくりとおいしさを楽しむ時間はなく、×△○◎の評価を 飲んだワインにひたすら書き込んでいく。

この作業は、アルコールに超弱い者にとっては、なかなか厳しく 辛い作業ですが、ヴェリタスのお客様の笑顔が待っているなら、 飲めない私も少しでもよいワインを買い付けるために、 頑張らないわけにはいきません。

そして怒涛のようなローヌワイン試飲大会トラの穴が終わり、 今はぐったりの反面、珠玉のワインが結構見つかりまして、 これはとても嬉しい結果となりました。

ただ今、各蔵と入荷の交渉を進めています。 販売が実現するまで、もうひと分張り、 またよかった蔵のお話しなどはこの次に。




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