さて、お盆休みがあけまして、皆様どんな休日を
お過ごしになられましたでしょうか。
私は他のスタッフの予告どおり、ムエタイ映画
「マッハ」を見て参りました。
村の守り神の仏像が盗まれ、それを取り返しにバンコクまで出向く。
ただそれだけのお話なんですが、アクションが最高にカッコよかったです。
CGなし、ワイヤーなし、早回しなし、ムエタイオンリーの
素晴らしい体技の美しさにうっとり。
主演のトニー・ジャー君の躍動美は、ブルース・リー、
ジェット・リーらに続く、最高の武術を身につけた者
だけが放つ本物の輝きがあります。
久々の大物アクションスター誕生といえるでしょう。
ジェット・リーといえば中国武術の総合チャンピオン、
13億人の頂点に立つ本物の武道家です。
彼ら3人の動きの共通点は、予め振り付けられた
演舞ではなく、肉体に叩き込まれた激しい鍛錬の記憶
そのものが大迫力で迫ってくるところ。
そのような彼らの肉体が動き、宙を舞う時、見る側に
大変大きな感銘を与えるのだと思います。
ジャー君のムエタイアクションを観ると、ああそうか、
ムエタイって実に立派な武道(国技)なんだということが
ひしひしと伝わってきて、新しいカルチャーに出会った
喜びが沸いてきます。
笑いあり、涙あり、最高の技あり。
悩みも暑さもぶっ飛ぶ快作でした。
暑気払いには「マッハ」、ちょっと効き目ありですね。
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