さて、グラン・ジュールの期間中、店長と社長はあちこち蔵訪問に
いって参りました。
そんな中の一件、今回ようやく念願の夢叶い、
うちの隠れ人気蔵、ヴァンサン・ドニ・ベルトーさんに
ついにお邪魔することができました。
ドニ・ベルトーはフィサンで最も評価の高いワインを作る蔵。
あの謎の坊さんマークが気になる不思議なエチケット。
意外と、というか全く知られていないこの小さな蔵は、
凝縮タイプの酸味がやけにうまい、それはステキな素顔美人の
本格派ブルゴーニュを作る蔵なのです。
現在で6代目というこの由緒あるベルトーは、
今を去ること12年前、既にPちゃんにもフィサンの優良蔵のひとつとして★★★を
もらってました。
その後の躍進めざましく、近年では長年の努力の甲斐あって、アシェット、ゴーミヨ、
ベタンのヴァン・ド・フランス、ヴァン・ド・ソムリエなどなど、
もう挙げればキリのないほど、
あらゆる重要な評価本で高評を獲得しているのです。
しかし私がいいたいのはそんな世間の評価が上がったことよりも、
今回蔵訪問したことと、一週間も北はシャブリ南はマコンまで、
津々浦々の600蔵ほどのワインを飲み歩いて実感してしまった
あるひとつの「事実」を、
ぜひヴェリタスの大切なお客様にご案内したいと思ったからなのです。
内緒ですよ。絶対内緒。
よろしいですか。
ヴァンサン・ドニ・ベルトーのワインがもはやルソーやポンソのワインと肩を並べるほど
優美でしなやかで果実味溢れる素晴らしいエレガントさを備えるところまで来ているのです。
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