ヴェリタス〜輸入直販ワイン専門店


その13


ニコラ・ジョリー氏にお会いしてきました!

ロワールであのBIO(バイオダイナミック)の教祖様、 ニコラ・ジョリィさんに、お目にかかって、 お話をさせて頂いてから1ヶ月も立たないある日、 ついに日本でビオディナミ・セミナーを行うという情報をキャッチ! 是非ともお会いしなければ!!

長野、名古屋、大阪、仙台、北海道、沖縄、東京と 日本全国を行脚する大伝道ツアー。
すでに大阪会場は550人ものお客様が、打ち揃って、 このセミナーをお受けになりました。
社長と店長はその前日、急ぎ名古屋に飛び、 ロワールでのお礼のご挨拶をジョリィさんと交わしました。

いつお目にかかっても恐ろしくエネルギッシュなジョリィさん、 当日も相変わらず、やるき満々、とってもお元気そうでした。

本番15分前で、若干の緊張の面持ちですが、エネルギーに満ちています。
あんまりお邪魔するのもいけないので、そこそこに切り上げて、 「マタネ」とお別れをしました。

そしていよいよ200人ほどの人で膨れあがったホール、ジョリィさんが 演壇に立つと、静かにセミナーが始まりました。


ロワールの畑、広大で気持ちいい♪
2時間ほどのセミナーですが、通常ジョリィさんはこれまでBIOの セミナーは8時間のタームで行っているので、クーレ・ド・セランで お目にかかった時も「たったの2時間しかないから、とっても残念!」 と仰っていました。

駆け足で大急ぎでセミナーが進みました。
そして、このBIOセミナーを要約すると、人工的なものを排除し、 重力と浮力の関係を熟知した栽培を行うといったものでした。

ふんむ いやそうじゃなくて、それは だーかーらー こーなんだよー!ギュ〜ウ〜ッ

セミナーでのニコラ・ジョリー氏

もうちょっと詳しくご説明しましょう。

まずビオデナミの正式名称は「生力学農法」。 ルドルフ・シュタイナー氏が書いた著書が大変有名ですが、 それに基づき実践をしているのがニコラ・ジョリィさんです。

1960年以降、ブドウ畑の耕作方法が除草剤などの 化学薬品によって生態系が激変。

1977年からジョリィさんは実家のワイン作りに着手し始め 最初はご自身も薬品を使った栽培をされていたのですが、 自然界に様々な影響が出たり、 畑に問題が起き始めた事をきっかけに 徐々に現在のビオデナミに目覚めていったとのことです。


説明を受けるテンチョー、真剣です!
もともとニューヨークの銀行勤めの現代人。 薬品の合理性を重んじるジョリィさんでしたが、 畑の異変を目の当たりにし、大きな衝撃を受けたようです。

そして今日彼の畑作りはこのようになりました。

・畑では、6種類の植物の調合物を使う 西洋ノコギリ草、カミツレ、イラ草、柏木の樹皮、 西洋タンポポ、カノコ草
・少量の雌牛の糞、水晶(粉)を畑にまく
・化学薬品、化学剤は使用しない
・化学肥料は使用しない
・機械収獲をしない

・地球と惑星と黄道宮(12宮)が的確な位置に来た時、 耕作をしたり、調合液の使用する。
  ↓
重力(無機=鉱物、石、金属などの状態、水=液体の状態) 浮力(熱=地球の法則に従い常に上昇しようとする力)を熟知し、 熱、光、水、土、の力を活用した畑作りをする。

などなど列挙すると、大変手間のかかる栽培醸造法のようなのです。

とはいうものの、昔(ほんの50年ほど前まで)は、畑の世話は 自然の中のものだけで賄われていたのですから、 不可能という方法ではないと思います。


現代の物作りにおいて、 人間の時間=人件費がもっともコストがかかるため、 それを短縮削減する代替法として考え出されたのが、 薬や機械です。

その意味においては、ビオデナミというのは手作りの 大変贅沢なワインということになるでしょうか。

ビオデナミといえば、ヴェリタスでは、ニコラ・ジョリィさんの BIOサークルのメンバーである、
ジゴンダス、クロ・デュ・ジョンキュアスと
ラトゥール・フィジャックがあります。

ジョンキュアスは、昨年3月、 ローヌで見つけ出した珠玉のジゴンダスです。

大変高品質でおいしいワインだったので、 店長と社長は迷わず輸入することに決めたのですが、 たまたまジョンキュアスはビオデナミで作られていました。

その後ジョンキュアスのダニーさんから招待状をいただいて、 6月、BIOサークルのワイン試飲会に再びフランスに出かけました。 当日、ビオデナミで作られた73蔵のワインが勢ぞろいしました。

ルロワのドーヴネを初めとする有名蔵も多数参加していましたが、 全体の70%は大変高品質ですが、 30%ほどは評価するに値しない程度のものでした。

評価するに値しないというのは、 おいしくないワインだったという意味です。 おいしくないというのは、どんなに素晴らしい作り方であっても、 商品としては致命傷だと思います。

ビオデナミが絶対おいしい、ということを約束しない。 この現実を覚えておきたいと思いました。

でもでもおいしいBIOワインもいっぱいある!ということも しっかり覚えておきたいですよね!


のんびりお馬さんを激写♪

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