ヴェリタス〜輸入直販ワイン専門店


その12・その2


最近注目のロワールを帰国後ほやほやのテンチョーが語る!
たくさんの人にお会し、感激〜!

ソーミュールはワイン展示会場のあるアンジェから車で1時間。
小さな5万人足らずの人口でソーミュール城を抱くかわいらしい中世の町です。
城門をくぐると眼下に町並みが広がり絶景です。
歴代の王がこの位置から敵の侵入をたえず 見張りを立てて守らせていた当時の様子が伺えます。

早春の日差しの中、今も残るソーミュール場の城門に隣接して、
王様の畑にキチンとブドウが植えられていました。
王様御用達の特別なワインがここから生まれているんだなぁ。

などなど思いながらヴィニョロン・ド・ソーミュールの
パトリック・マストさんにカーヴをご案内いただくことになりました。


お城とマストさん

ソーミュール城

ソミュール城からの町並み

ロワール河畔
道々マストさん、「ゴハンヲタベマショカ?」 日本語です。
カーヴ訪問の前にまず腹ごしらえ。
ロワール河のほとりにあるかわいらしいビストロでお昼をいただきました。
川沿いのこのあたりはお魚料理とフォアグラが名産地。 ティル・ブション

ランチにいただいたフォアグラの絶品なこと、軽いはずのランチタイムに、 最高級品のフォアグラのテリーヌが惜しげもなくたっぷり前菜で 出てきます。

メインの鶏のお料理もデザートもすごいヴォリュームで 一皿一皿が吟味されて、
もうたらふく食べて大満足。
「ドーリョウニキキマシタ。オイシイデスカ?」
またしても上手な日本語。
ぼけの花全貌 実はマストさん、奥様は京都生まれ(日本人です。)の大親日家。
一生懸命日本語を勉強しています。

それにしても、このお店「ティル・ブション」、大変美味でございました。
皆さんもぜひソーミュールにお立ち寄りの際は、ここでぜひランチをおとり下さい。
おいしかったですよ!

お腹も満腹だし、さぁ、おいしいワインの秘密を探りに行って見ましょう。
後ろが玄関前の搬入ドックです ヴィニュロン・ド・ソーミュールのお玄関に参りました。 といってもこの蔵の本当の入り口は70メートルの深さがある為、 ここはカーヴの一番下の方なのです。

注文商品の出荷口はこの下の玄関にあって、搬出用のトレーラーが 商品を出すドックヤードにドッキングするようになっています。 こうすることでどんなに暑い夏も、ワインの温度はずっと15度以下で 守られたまま、日本のヴェリタスの倉庫まで運ばれてくるという訳です。 うーん、こだわりですね。

ここから坂をえっちらおっちらドンドン上って10分ほどで頂上= カーヴの入り口につきました。 あたりの畑はすべてヴィニョロン・ド・ソーミュールの畑で、 ぶどう畑の並びを見てみると、樹齢を重ねた立派な樹が一面に 植えられていました。
ふむふむ

畑には専門家のエノログ(栽培コンサルタント)が付いており、 ホメオパシーや減農薬戦略栽培、オーガニックなどいくつかの 仕分けをして育てているとのことで、ISO9001version 2000, HACCP, BRCなどかなり厳しい基準でブドウの管理をしています。

この太った木があのおいしいワインの実を作ってくれているのだね。 フムフム。

実ったブドウは、重力を利用して 落とし込み式の除梗機にかけられます。

このシステムは有名なシャトーでも取り入れられている最新式のもので、 ブドウをいたずらに酸化させないよう、大切にしている証拠です。 ゆるく丁寧に圧搾をし、なにもかもクォリティを第一に作業が進むとのこと。

クレマンは特に繊細なので、一房一房、今でも手摘みをしています。 シャンパン方式の本格仕込みの素晴らしいクレマンが生まれてきます。

以前使っていたピュピトルが今でも置かれている地下カーヴは恐ろしいほど 入り組み長い(16km!)ため、マストさん、見取り図を見ながらの道案内。

醸造タンク

見取り図を見ながら進みます
昔からの石切り場の跡をそのままセラーとして使っているこの洞窟の 気温は10度程度で、しばらくいるだけでものすごく冷え込んで、 話すと息が真っ白です。 さっっぶぅ〜〜〜い。

石切り場跡

ずら〜っと並ぶ古酒たち
古いカーヴの中に、ややっ、1982年ものというレアなロワールを 見つけました。 マストさんいわく 「私たちのワインは若いうちに果実のいきいきとした味わいを 愉しんでいただくのが信条です。 古いというものが特によいとも思っていません。」とキッパリ。
ソーミュールのカーヴはこんな感じです そうか、そうなんだ。 ここのワインはカベルネ・フランの果実の味わいがとっても フレッシュでまろやかで優しく、白赤ともに大変秀逸なので価格を 見てびっくりさせられるのですが、この風味のあるうちが一番おいしいのですね。 それじゃぁ、今飲まない手はないですね。

ボトルリングのラインには衛生第一、菌など一切着けないよう 人が入れないようになっています。 栽培、醸造、保管、出荷、衛生管理がどこまで、 何もかもがパーフェクトなまでにされているのです。

秀逸ワインと一緒に 前回、ワインの試飲会場に700蔵ほどエントリーされている とご紹介しましたが、その700の競合に打ち勝つための全ての努力を 見た気がしました。

このワインのひとつひとつが、こんなにも丁寧に大切にされて生まれてくる。 おいしいはずですよね。 その上、お値段は848円、948円、1180円、などなど奇跡の コストパフォーマンス。 全長16km、深さ70m、贅を尽くして作られるこのワインがあの ドックからコンテナで運ばれて、一度も温度を変えることなくやって来る。

蔵直のまま、ロワールのおいしさをたっぷりこめた、珠玉の赤白、 これはイッチョ、飲んでみなくてはね! マストさん、ありがとう〜〜〜!! 正直者のヴィニュロン・ド・ソーミュール、確かにお手並み拝見いたしました〜!

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