1953年、ロンドンにワイン、スピリッツなど酒類を扱う業者の最高水準を厳密に規定することを目的として、
The Institute of Master of Wine
(マスター・オブ・ワイン協会)
が設立されました。この協会が認定する称号がMW、マスター・オブ・ワイン。
世界中のワイン業界で最も高い権威ある資格であり、唯一万国で通用する酒類の専門家の称号でもあります。
試験の難度は今もって世界にたった250人ほどという稀少な数字を見ただけでも、そのハードルの高さが分るというものです。
毎年、あらゆる場所であらゆる機会を通し理論と実践に精通し、日々修行に励む世界のワインの識者たちがMW試験にチャレンジしていますが、その合格数は一桁あるなしの想像を絶する難関といわれています。
イギリス、フランス、オランダ、ドイツ、アイルランド、ノルウェー、スイス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカなどで、まだアジアでは一人も合格者がいません。
1998年、そのマスター・オブ・ワイン協会から指名派遣され、MWガブリエル・ショウ女史が日本に来日。ワインの教育普及のために、東京、大阪でワインレクチャーを行いました。ワインスクールで同じく初級クラスの教鞭を取りながら、MWガビィさんのレクチャーも受けていたのが店長こと辻でした。ご縁とは誠にありがたいもので、これからも末永くガビィさんとご交流させていただきたいと思います。
▼ワイナート21号(P140:クリュクリュタイムス)にガビィさんの
インタビューが載っています。
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