タンザナイトは、鉱物の組成的には青色のゾイサイトを指します。
ゾイサイトといえば、ルビーを含んだ緑褐色の「ルビーインゾイサイト」が有名ですが、このブルーゾイサイト(タンザナイト)はアフリカのタンザニアのメレラニ鉱山でのみ採取されています。
1967年、マサイの部族民によって偶然発見されたという説があります。
当初はブルーサファイアの鉱床を発見したと期待されましたが、宝石学者が調べたところゾイサイトであるということがわかり、しばらくは価値が認められなかったそうです。
しかし、ティファニー社がその鮮やかで美しい結晶に価値を見出し、産出地タンザニアへの敬意とタンザニアの夜空にかけて「タンザナイト」という流通名を名付けました。
1980年代アメリカでヒットし、現在ではルビー・サファイア・エメラルドと並ぶほど人気の石となりました。
人生の方向を導き、柔軟性を高めたり自立心を養い、知性・意識を高めてくれる石とされています。