カーネリアンは、和名では「紅玉髄」と呼ばれており、その名の通りオレンジ色や赤色をしたカルセドニーを指します。
古くから世界中で使用されてきた石で、紀元前2500年頃のメソポタミアのウル王墓からカーネリアンの首飾りなどが発掘され、古代ギリシアや古代ローマではシグネットリング(家紋などが彫られた指輪で、印鑑のような役割を果たしていました)の素材として高い人気があったそうです。
有名なものとしては、ナポレオンの八角形の印章に使われたことでしょうか。
ナポレオンは、様々な宝石を身に付けるほどの宝石愛好家でしたが、特にカーネリアンは大切にされていたと言われています。
カーネリアンは、力強さと勇気を与える力があると考えられており、真実を見分けて自身の力を十分に発揮することができるようになり、物事を成功に導く力があると言われています。