酒宝庫 MASHIMO au PAY マーケット店

南フランス編

ワインはブドウを発酵させて造るシンプルなお酒として知られている醸造酒。だからこそその基礎となる材料の「ブドウ」はいいブドウでなければならないとブドウの段階、いや、畑の段階から良いブドウを造ろうと生産者たちは日々努力しているのだ。ブドウはその土地の気候や畑の状態、生産者の栽培、醸造テクニックはもちろん、その土地で生活する人々の習慣や特色などをぎゅっと凝縮してボトルに詰め込んでいる。だからこそワインは産地ごとにいろいろな個性をのぞかせている、おもしろい飲み物なのだ。ということで今回は土地ごとの特徴を知ろうとワインを土地ごとに集めてセットにいたしました。その土地で主に使われている品種や、その土地で造られたワインでしか味わえない性格など南フランスを紐解きながらご紹介。

ゴッホやピカソ、才能の画家たちが愛したその土。美しい地中海。古くから盛んなワイン造りは生活の一部。

フランスのブドウ栽培面積の中でも最大のラングドック。おまけに地中海性気候でブドウ栽培に最適な土地です。郷土料理「フランダート」「カスレ」が有名。ルシヨンも同じく地中海に面していてワイン造りにもってこいの土地ではあるが甘口ワインも有名。リゾート地としても栄えているので海産物も豊富。

地中海に面したフランス最古のワイン産地。辛口ロゼワインが有名ですが、辛口の白や赤も作られています。ラングドックと同じく地中海性気候でワイン造りに最適な土地です。多くの画家がすんでいたところで、あのゴッホの絵のモチーフとなった風景がいたるところにあります。

ローヌ河を挟み込むような形で、ずらっと北から南まで縦に長く広大な土地です。同じローヌでも北と南とでは、気候が違うので、ワインもさまざまなタイプのワインが生まれています。マルセイユから来たギリシャ人がブドウの栽培を伝え、その後ローマ人が栽培やワイン生産の技術を向上させました。歴史とともに古代から脈々とワイン造りが受け継がれ発展していった土地でもあります。ワインは、男性的で力強く、アルコール度数も高いものが多いです。