毎日の生活の中で、ゴム手袋の出番は意外に多いものですよね。素手では手荒れが気になったり、ケガを防止する役目、液体や薬品などを扱う時にはゴム手袋は必ず必要になります。また荷物をがっちりと掴むためには、滑り止め加工されていたり、寒い冬には防寒の役目も果たしてくれます。
出番の多いゴム手袋ですが、使うシーンによっても様々なタイプが発売されていて用途に合わせてタイプを変えて使用することもできますが、種類がありすぎてどのような商品を選べば良いか迷ってしまうこともあるでしょう。
今回は、そんなゴム手袋の選び方について詳しくご紹介します。今後商品を選ぶときの参考にしてみてください。
目次この記事でおすすめする商品
ゴム手袋の選び方
ゴム手袋と一言で言ってもたくさんの種類があります。素材の違いやゴムの厚さ、長さやフィット感とそれぞれ特徴的なので、使うシーンに合ったものを知って上手に選んでみましょう。
素材で選ぶ
ゴム手袋の素材は大きく違ってきます。素材によっては、用途に全く合わない場合もあるので、適した素材選びはとても大切です。まず、何に使うかを考えながら素材を見てみましょう。
ガーデニングをする方は天然ゴム
家庭でのガーデニング用には、刺し傷や切り傷に強く手を保護してくれる天然ゴムの手袋がおすすめです。天然ゴムとは、ゴムの樹から取れる樹液を加工したものです。
樹液はラテックスとも呼ばれ、まれにラテックスアレルギーでかゆみが出る方もいます。そんな時には、綿の手袋を中に重ねて使用してみましょう。
家事で使いたい方は塩化ビニール
ゴム手袋の種類で一番多いのがビニール製です。安価なので使い捨てとしても使用され、掃除をする時や生の食材を素手で触りたくない時にもピッタリです。
厚さによっては、水仕事での手の冷たさからも保護してくれるタイプもあり、身近に感じるゴム手袋ではないでしょうか。
医療現場で使う方はニトリル
ニトリル製のゴム手袋は、手にぴったりフィットするような設計が多く、耐油性、耐摩耗性、耐熱性、導電性に優れています。細かい作業もしやすく、手の感触に近い状態で作業できます。
中には装着がしやすいように、パウダー付きの製品もあります。天然ゴム製でアレルギーが出やすい方は、ニトリル製に変えてみてもいいかもしれません。
工場での作業用にはポリウレタン
作業時に使われるポリウレタン製は、合成ゴムとして手袋だけでなくいろいろな製品に加工されています。ゴム特有の匂いも少なく、耐摩耗性、耐油性、耐寒性にも優れています。特に耐摩擦性が強く工場や運送業など、しっかり物を掴む作業に向いています。
厚さで選ぶ
ゴム手袋の厚さには、ぴったりとフィットするものや、しっかりした厚さで手を守ってくれるものがあります。使うシーンに応じて選んでみましょう。
指先の感覚が必要な仕事には薄手のもの
ピッタリと手にフィットするゴム手袋は、とても使いやすく感じますよね。家事で使う時にも、繊細な作業で指先の感覚を持ったまま手袋をしたい時にも向いています。
しかし、ぴったりフィットすると通気性も失われ、素材が肌に合わないとかゆみも出やすくなります。薄手を選ぶ時には、素材が自分に合っているかも確認しておきましょう。
刃物など危険物を扱う方は厚手のもの
作業上、ケガの心配がある時には厚手を選んでおくべきです。どうしても厚さがあると手先が動かしづらい方は、軍手のような厚さでも、刃物などの切り傷に強い製品もあります。
これは高強力ポリエチレン糸など耐切創性の高い繊維が入り、合成ゴムでコーティングされているものです。また、手袋の厚さはあっても通気性や透湿性に優れた製品も数多く販売され、グリップ力の高い商品も人気があります。
長さで選ぶ
手首ほどの長さが多いゴム手袋ですが、中には肩まで届くほどの長いロング商品もあります。これは手袋の中に水分や物が入り込まないように考えられているので、主に水仕事用の手袋に使われています。
手の部分はフィットし、肘から腕にかけては動きやすいようにゆったり設計され、ずり落ちないようにゴムバンドが入っている商品もあります。通常の長さでは満足できない方は、試してみてはいかがでしょうか。
通気性で選ぶ
手袋の中の汗や湿気は気持ち悪いものですよね。特に長時間の作業では、通気性があるものとないものとでは使いやすさが大きく違ってきます。ゴム手袋は性質上通気性がないようにも思えますが、中の湿気を外に逃がす透湿性を兼ね備えたものもあります。
透湿性が高い素材はポリウレタン製が多く、通気性はあるのに外からの防水効果も高くなっています。また、手のひら部分のみゴム製になってると手の甲からは通気性が良くなるのでおすすめです。
手袋の中の蒸れは、かゆみやかぶれの原因にもなるので長時間ゴム手袋をする場合には、透湿性に優れた商品を選んでおきましょう。
脱ぎやすさで選ぶ
繰り返し同じゴム手袋を使用する時、また付けたり脱いだりする機会が多い場合は、脱ぎやすさや装着のしやすさが重要となります。比較的ゆったりした指周りや、裏生地付きで内面に起毛などが施されたものは、するりと脱げやすく便利です。
しかし、ゆったりしすぎると使用中にずれやすくなるので、柔らかい素材で手首付近が少し絞られたものを選んでみるといいかもしれません。
衛生面が気になる方は使い捨てのものを選ぶ
掃除の時や一度の使用で汚れてしまう可能性が高ければ、100枚入りなどで販売されている使い捨てを選びましょう。指先までしっかりフィットするタイプも多くあります。
しかし、使い捨ては価格も安いので素材も薄く、破れやすいという欠点もあります。手を防御する点ではあまり期待できないので、汚れ防止や手にある傷を外部から守るくらいに考えて、惜しみなく使う方がいいかもしれませんね。
脱げやすいように内面に粉をつけたタイプ
ぴったりフィットしているゴム手袋には、脱げやすいように内面に粉が付けられた商品があります。この粉の正体はコーンスターチの場合がほとんどで、コーンスターチはアレルゲン物質ではないので安全です。
しかし、手袋がラテックス製の天然ゴムを使っていると粉と吸着し、ラテックスのアレルギーが出たり、内部での摩擦による手の乾燥やかゆみを引き起こすこともあります。粉付きは使いやすいですが、自分の肌に合うかどうかを確認しながら使用しましょう。
医療の現場でも使える粉なしタイプ
粉なしタイプは、薬品など外部からの異物混入を防ぐためにも選ばれます。パウダーフリーとも呼ばれ海外での医療現場では、粉付き手袋は使用厳禁となっているほどです。
肌にぴったりと密着し、汗を吸着してくれるパウダーがないので手汗が気になってしまったり、装着しずらい点はありますが、最近ではパウダーフリー商品の方が多く発売されるようになっています。
色で選ぶ
ゴム手袋には用途によって色を使い分けすることができます。好きな色を選んでおけば、家事やガーデニングなど作業時にモチベーションも上がりそうですよね。また作業内容によっては汚れが気にならない色合いもおすすめです。
汚れても気にならない黒色
外での作業時には、汚れやすい手の平部分のみ黒いゴムで加工されていたり、美容室でカラーリングやパーマを使用する際には黒いゴム手袋がよく使われています。汚れが気にならず、見た目の清潔感を損なうことがない点がおすすめです。
見た目がおしゃれな明るい色
家事や掃除に使用するゴム手袋は、キッチンに干していても可愛い明るい色が好まれます。薄いピンク色が多いイメージもありますが、中には黄色や緑、ビビットピンク色など派手な色合いも、おしゃれで人気があります。
また、ガーデニングには、花柄などの模様が入った手袋もあり使うたびにテンションも上がりそうです。
ゴム手袋のおすすめ人気ランキング
素材や厚さ、機能までゴム手袋を使うシーンによって選び方も様々ですが、そんな中で今売れている人気のゴム手袋をランキング形式でご紹介します。使用したいシーンに合った商品があるか探してみてくださいね。
1位 ショーワグローブ 【防寒手袋】No282防寒テムレス Lサイズ 1双
繊維部分素材:ナイロン アクリル ポリウレタン その他
低温下での作業や雪山のレジャーにもピッタリな人気商品
ポリウレタンを使い軽量化されたこちらの商品は、裏はパイル状の裏起毛で防寒性も高くなっています。ポリウレタンをコーティングすることにより、防水性を持ちながら、手袋の中の汗は水蒸気として外部に逃がす透湿性も兼ね備えています。
また、ザラザラした特殊加工で滑りにくく柔軟性もあるので、職種を問わず物をしっかりと掴みやすいので人気があります。低温環境での作業の他、冬のレジャーにも愛用者が多く、インナーグローブを付ける事もふまえてワンサイズ大きめを購入する方もいます。
スキーや登山などレジャー商品の防寒手袋は高価なので、こちらの商品を上手く取り入れてみるのもおすすめです。
2位 プラスチック手袋 エコヴェール YG-500-2 Mサイズ 100枚/箱
素手感覚で使える使い捨て手袋
100枚入りでこのお値段なので、毎日の介護環境や病院、また家庭でも調理や掃除などに惜しみなく使える商品です。
使い捨ての手袋は、フィット感がないものが多いですが、こちらは医科器械会社が作った製品なので、しっかりした品質とフィット感、サラサラなパウダーフリーで装着もしやすくなっています。
3位 フジ スーパーニトリルグローブ ブルー(粉付き) Lサイズ 1箱(100枚入)
材 質 :合成ゴム(NBR) 粉(コーンスターチ)
細かな作業や長時間向きのゴム手袋
薄手の合成ゴム手袋は、弾力性があり手にもぴったりフィットする使い捨て手袋です。
耐突刺・耐油・耐薬品・耐静電性にも優れていて長時間作業でも疲れにくいのも魅力ですが、ニトリル製にアレルギーがあったり、中のコーンスターチの粉が合わないとかゆみが出る人もいるので注意しましょう。
4位 マリーゴールドゴム手袋 ライトウェイト
素材:天然ゴム 綿
柔らかくしっとりして脱げにくい
中厚手タイプのゴム手袋で、立体的な形と手首辺りが少し絞られたデザインなので、動いていても脱げにくくなっています。また、肘下までの長さがあるので、中に水も入りにくく安心して作業できます。主婦の方にとても人気がある商品です。
5位 ショーワグローブ 【透湿防水】No281テムレス Lサイズ 1双
繊維部分素材:ナイロン ポリウレタン
農作業の方にもファンが多い製品
蒸れにくさで人気が高く、農作業や整備など長時間使用する方にも好評な手袋です。また耐久性にも優れ、破れにくくなっています。防寒機能はないので中に起毛はなく、ショーワの防寒透湿タイプより若干サイズ感やフィット感は違っています。
6位 ミドリ安全 【手荒れしにくい、ゴム手袋】 ベルテ737 (レギュラー/粉なし/青/M/100枚)
サイズ:全長(cm):24 手のひら周り(cm):19.0 中指長さ(cm):8.3
厚み:0.1mm
アレルギーの方にも配慮したゴム手袋
ゴム手袋に手荒れしてしまう人は案外多くいますが、こちらは製造時に必要な硫黄を使用せず新製法で作られたゴム手袋です。アレルギーの原因物質の一つでもある加流促進剤も不要の特許技術なので、ゴム手袋に悩まされた方には試してほしい商品です。
7位 ATOM ゴム張り手袋 ゴム張りG フリーサイズ 122-G
ゴム:厚さ1.25㎜
抗菌防臭:加工済み
輸送運搬にも適したゴム張り手袋
1.25ミリの厚さのゴムを張り付けている部分は、物を持った時にも滑らないような加工も施され、指先もゴムが折り返して強化されています。物を運んだりといった作業に適し、防臭効果もある手袋です。
8位 カサベラ ゴム手袋 プレミアムウォーターブロックグローブ
素材 :表面:天然ゴム、裏地フロック部:綿
可愛いビビットピンク色とバニラの香り付き
アメリカのニューヨークで生まれたキッチンブランドでもあるカサベラのゴム手袋は色もビビット。キッチン作業に使う際には、洗剤の泡や水が手袋の中に入りにくいようなカフスの折り返しがされています。可愛さと実用性も兼ねた女子に人気の商品です。
9位 ショーワグローブ No140腕カバー付厚手 ピンク Mサイズ 1双
繊維部分素材:レーヨン 綿
超ロングで水濡れの心配なし
肩口近くまで伸びているゴム手袋は、一体型で水濡れの心配はありません。またゆったりとした腕の部分には、ゴム付きで使用中に下がってくることもなく使いやすくなっています。裏起毛で防菌防臭加工もあり衛生的な商品です。
10位 ミドリ安全 ハイグリップ ウレタン背抜き手袋 MHG-200 10双入
通気性が良く農作業やガーデニング向き
ウレタンコーティングでフィット感に優れた商品です。手の甲は通気性が良く、長時間の農作業やガーデニングなどの作業を快適に過ごせるように工夫されています。
ショーワグローブ 【防寒手袋】No2…… 1,101円 プラスチック手袋 エコヴェール Y…… 280円 フジ スーパーニトリルグローブ ブ…… 540円 マリーゴールドゴム手袋 ライトウ…… 210円 ショーワグローブ 【透湿防水】No2…… 423円 ミドリ安全 【手荒れしにくい、ゴ…… 1,010円 ATOM ゴム張り手袋 ゴム張りG フリ…… 287円 カサベラ ゴム手袋 プレミアムウォ…… 999円 ショーワグローブ No140腕カバー付…… 659円 ミドリ安全 ハイグリップ ウレタン…… 2,289円おすすめの商品一覧
製品 最安値 評価 リンク 4.54 4.5 3.7 4.54 4.2 4 4.8
アレルギーには注意しよう
ゴム手袋を使用した際に、かゆみや発疹などアレルギーを感じる方は多くいます。これは、天然ゴムであるラテックスアレルギーであったり、製造過程で使われる加硫促進剤に反応して起こることがあります。
どうしてもゴム手袋をしないといけない場合は、大きめを選び中に綿素材の手袋を重ねて使用するなど、直接肌に当たらないような工夫も大切です。
最近では、ラテックスを使用せず、ニトリル製でも加硫促進剤を使っていないキマックス セブンスセンスというアレルギーに対応した製品も発売されています。気になる方はチェックしてみてください。
かぶれたら使用はやめて病院へ
ゴム手袋で荒れるのは手の部分だけと思いがちですが、人によってはアレルギーとして全身のかゆみや発疹に繋がる方もいます。
使い始めは大丈夫だったけど急にかゆみが出るようになったなど、アレルギー成分はすぐに反応するだけでなく、体に蓄積され体質的に容量がオーバーすると突然反応が現れてくる場合もあります。
体調によっても変化するので無理をせずに、何か異常を感じたら速やかに病院で診察を受けておきましょう。
まとめ
ご自分の用途にあったタイプの商品を見つけることはできましたでしょうか?
家事や掃除、作業時や冬のレジャーまで、改めてみると私たちの生活の中でゴム手袋はなくてはならない商品となっているので、自分のスタイルに合った素材や使いやすさを見極めて、是非リピートしたくなるようなゴム手袋を見つけてみてください。