過酷な雪山登山でも、快適な歩行をサポートする雪山用登山靴。靴の中が濡れないよう優れた防水透湿性を持ち、凍傷を防いでくれます。しかしラ・スポルティバやノースフェイスなど、有名メーカーから販売されており、どのような基準で選べばよいか迷ってしまいますよね。
そこで今回は雪山用登山靴の選び方と、おすすめ人気商品をランキング形式でご紹介します。雪山で必須なアイゼンとの相性も重要となるので、ぜひ選び方をチェックしてくださいね。
目次
この記事でおすすめする商品
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LA SPORTIVA （ラ・スポルティバ） Nepal Evo G...
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SCARPA（スカルパ） モンブランGTX
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zamberlan（ザンバラン） マウンテンプロ EVO G...
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MAMMUT（マムート） Nordwand Knit High GTX
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LOWA（ローバー） アルパインエクスパートⅡ GT
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THE NORTH FACE（ザノースフェイス） サミット ...
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SIRIO（シリオ） P.F.731
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THE NORTH FACE（ザノースフェイス） サミット ...
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LA SPORTIVA （ラ・スポルティバ） G5 EVO
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zamberlan（ザンバラン）ブレンヴァGT RR
優れた保温性と歩行の安定感をサポートする「雪山用登山靴」とは
ほかのシーズンでは味わえない幻想的な景観が魅力の雪山ですが、しっかりと準備をしないと思わぬ事故に巻き込まれる危険もあります。雪山用登山靴は厳しい環境でも安定した歩行をサポートし、危険を未然に防いでくれます。
大きな特徴としては、①保温性が高い、②足首周りとソールの剛性が高い、③アイゼンを装着しやすい、の3点が挙げられ、雪山登山にふさわしいスペックを備えています。
雪山用登山靴の選び方
雪山用登山靴を選ぶ際に重要な6つのポイントを見ていきましょう。
過酷な環境にはアルパインタイプが安心◎雪山のレベルにあわせて「タイプ」を選ぼう
雪山用登山靴には形状や重量により、大きく3タイプあります。より高いレベルの雪山登山を見据えるなら、アルパインタイプを選ぶのがおすすめです。
国内の雪山登山なら、高いグリップ力で不安定な雪道でも安心して歩行できる「アルパインタイプ」
アルパインタイプは、岩場が多い登山道など、過酷な環境でも登山を想定して作られたシューズを指します。不安定な岩場をしっかりとらえられるようグリップ力が高く、安定した歩行をサポートしてくれます。防水性も高く、雪が多いシーンでも安心ですね。
通常のトレッキングシューズと比べソールが硬い構造を持っているので、アイゼンを装着しやすいのも魅力です。雪山登山に挑戦するなら、まずアルパインタイプを選ぶのがおすすめです。
残雪期の雪山登山には、軽量設計で歩行の負担にならない「ライトアルパインタイプ」
ライトアルパインタイプは、アルパインタイプに比べ重量を抑えたモデルで、より軽快な歩行を実現してくれます。岩場での歩行に必要な機能は備えているので、標高2000m以下の雪山であれば十分に活躍できるでしょう。
機能を抑えている分、保温性やサポート感はアルパインタイプに劣る点は注意が必要。アイゼンもワンタッチ式には対応していない商品もあるので、事前にチェックしておきましょう。
動きやすさが魅力！ゲイター一体型構造で、高い防寒性を発揮する「ゲイタータイプ」
ゲイタータイプは、シューズのアッパー上部と連結した簡易的なゲイターを備え、足首から靴全体をカバーする構造を持ちます。小石や雪などの侵入を防止し、快適な履き心地をキープするとともに、防寒性も兼ね備えています。
ハイカットのアルパインタイプと比べ、重量を抑えられるのも大きなポイント。足へのフィット感とともに、歩行の軽快さも感じられるでしょう。
足首のホールド感を高め、けがの防止をサポートする「ハイカット」を選ぼう
雪山用登山靴を選ぶ際は、ハイカットタイプを選ぶのがおすすめです。雪山の登山道は足元が不安定なシーンも多く、最悪の場合怪我に至るおそれもあります。
ハイカットであれば、足首周りをしっかりとホールドし、ひねるのを防止してくれます。防寒性にも優れ、履き口から雪が浸入するのも防いでくれるでしょう。安全に雪道を楽しむうえで、ハイカットは必須といえますね。
アイゼンの装着ができるか「コバの有無」を確認しよう
雪山登山では不安定な雪道を安定して歩行できるよう、アイゼンが欠かせません。アイゼンを靴に装着する方法として、ベルト式・セミワンタッチ式・ワンタッチ式がありますが、セミワンタッチ式・ワンタッチ式は靴にアイゼンを装着するためのコバが必要になります。
コバは靴のつま先とかかとについた細い溝を指し、ここにアイゼンの金具をかけて固定します。アイゼンが外れないようしっかり固定するために、事前にコバの形状を確認しておきましょう。
アイゼンのフィット感を高めるソールの「硬さ」をチェック
雪山用登山靴は、夏用の登山靴と比較しソールが硬く作られています。これはアイゼンを装着した状態でも、安全に安定した歩行ができるようにするためです。アイゼンを装着し硬い雪道を歩く際、しっかりと爪を差し込む必要があります。
ソールが柔らかいと力が十分に伝わらず、硬い雪を削ることができません。また、ソールが曲がるとアイゼンが外れる危険も。したがって雪山用登山靴はできるだけソールが硬い商品がおすすめですが、歩きやすさも考慮しフィット感も合わせてチェックしておきましょう。
ハードな雪山には低温環境での凍傷を防ぐ、高い「保温性」を備えた登山靴がおすすめ
雪山は厳しい低温環境で、夏用の登山靴では凍傷の恐れもあります。したがって、雪山用登山靴はしっかりとした保温性能を持つ商品を選ぶのがおすすめです。
なかにはアッパーやインソールにプリマロフトという断熱保温材が使用されている商品もあり、しっかりとした保温力を感じられるでしょう。アッパーの素材や靴の形状も保温性に影響するので、挑戦する山の難易度に合わせて、最適な保温性を持つモデルを選んでくださいね。
初心者は扱いやすいゴアテックスが◎重量や履き心地が異なる「アッパーの素材」で選ぼう
雪山用登山靴のアッパー素材には、ゴアテックスに代表される化学繊維とレザーが用いられます。それぞれの特徴を理解し、好みの商品を選んでくださいね。
軽量設計で防水透水性に優れた「化学素材」
化学繊維は、その軽量性が特徴です。雪山ではアイゼンなどを装着することも考慮すると、シューズは軽いほど歩行が楽になるでしょう。足の形状に合わせてフィットする柔軟性も兼ね備え、可動域の広さを感じられるはずです。
化学繊維でおすすめなのがゴアテックス素材。防水透湿性に優れ、過酷な雪山の環境でも快適な履き心地をキープしてくれるでしょう。迷ってしまう方は、まずゴアテックス素材のシューズを選ぶのがおすすめです。
優れた保温性と高い剛性による快適な履き心地が特徴の「レザー」
レザーは優れた保温性と、剛性の高さが特徴で、不安定な雪道でもしっかりと足元をサポートしてくれます。耐久性も高く、長く履き続けるほど自分の足の形にフィットしてくるので、快適な履き心地を体感できるはずです。
一方、化学繊維に比べ重量があり、透湿性に劣る点には注意が必要。近年では化学繊維と併用し、防水透湿性や保温性を高めている商品も販売されています。使い続けることで愛着がわいてくるのもレザーの特徴なので、使用感をチェックしたうえで選んでみるのも良いでしょう。
雪山用登山靴のおすすめ人気ランキング10選
ここからはおすすめの雪山用登山靴10商品をランキング形式でご紹介します。厳しい雪山登山の環境でも快適に楽しめる工夫が施されているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
1位 LA SPORTIVA （ラ・スポルティバ） Nepal Evo GTX（ネパール エボ GTX）
アッパー素材：3.2mm シリコン含浸 Idro-Perwanger Roughout レザーと耐摩耗性の高い生地
重量：1030g（片足）
コバの有無：あり
ミニゲイター搭載で快適な履き心地を実現
アッパーにペルワンガー社製防水レザーを採用し、高い保温性能を発揮。ふくらはぎ部分にミニゲイターを備えているので、靴の中への雪の侵入を防ぐことができ快適な履き心地を維持してくれるでしょう。
ユニークで効果の高いスポルティバ独自のリムーバルタングは、装着時のフィット感と保温性の向上に貢献しています。まさに厳冬期のレザーシューズの代表格といえるでしょう。
2位 SCARPA（スカルパ） モンブランGTX
アッパー素材：3mm 防水スエード
重量：990ｇ（片足）
コバの有無：あり
自由度のある足首デザインで歩きやすさをサポート
ゆったりとしたラストを採用し、履いたときのリラックス感のある快適性を実現しています。フレキシブルな足首のデザインにより、紐によってフィット感を調整可能。靴と一体感のある歩行をサポートしてくれるでしょう。
アッパーにはワンピースレザーを採用し、また靴の中には中綿が装備されています。過酷な雪山の環境でも優れた保温性を発揮し、安全な登山をサポートしてくれるでしょう。
3位 zamberlan（ザンバラン） マウンテンプロ EVO GT RR
アッパー素材：ペルワンガーレザー（2.6～2.8mm）
重量：891ｇ（片足）
コバの有無：あり
肉厚のレザー素材で堅牢ボディを実現
アッパー素材に防水加工を施した2.6〜2.8mm厚のペルワンガーレザーを採用し、厳しい環境でも耐えられる堅牢ボディを実現しています。一方で足首周りにはコーデュラナイロンを使っているため、柔軟性を残し快適な歩行をサポートしてくれるでしょう。
雪山登山に適した高い剛性を持つインソールボードは、カーボンファイバーやハニカム構造を持つ4層構造で、優れた軽量性・保温性も兼ね備えています。
4位 MAMMUT（マムート） Nordwand Knit High GTX
アッパー素材：3Dニット
重量：770ｇ（片足）
コバの有無：あり
最先端技術により圧点を作らないシームレスなデザイン
最先端の3Dニット手法による合成繊維を採用し、優れたストレッチ性と通気性を実現。特定の圧点を作らないシームレスでデザインを採用し、長時間の歩行でもストレスにならない快適な履き心地を可能にしています。
アルミナ断熱性インソールと二重断熱されたカーボンインソールを採用し、雪山の-25°の過酷な状況下でも足元を快適にサポート。マムートのテクノロジーが集約された一足で、あらゆる厳しい山にもチャレンジできるでしょう。
5位 LOWA（ローバー） アルパインエクスパートⅡ GT
アッパー素材：ペルワンガー・スウェードレザー
重量：900g（片足）
コバの有無：あり
保温材を使用し優れた保温性を発揮
最大の特徴は保温性です。乾燥時と湿潤時に関わらず、高い保温効果を維持するプリマロフト素材をふんだんに使用し、指先からかかとの足全面をカバーしています。これにより低温環境下でも快適に過ごすことができますね。
またベロに当たるC4タングは、スネ部へのフィット感と足首の可動域を考慮した立体的なデザインを採用。部位によって硬さの異なる素材を配置することで、動きやすさとフィット感を両立しています。
6位 THE NORTH FACE（ザノースフェイス） サミット カイエス フューチャーライト
アッパー素材：Spectora、FUTURELIGHT防水メンブレン、ローカットインナーブーツ、BOAフィットシステム、止水ジッパー
重量：593g（片足）
コバの有無：あり
ダブルブーツ仕様で優れた堅牢性と防水性を実現
ダブルブーツ仕様のアッパーを採用するアルパインシューズです。アッパーには独自開発のナノフィルム状防水通気素材「FUTURELIGHT」を防水メンブレンに使用。高強度のスペクトラ繊維で堅牢性も高めています。
インナーブーツには、BOAシステムのダイヤルコントロールによるフィット感の調節が可能なローカットブーツを採用。着脱が簡単で、長時間使用しても足にフィットし疲労感を感じないでしょう。軽量性・剛性・耐久性のバランスを求めたテクニカルブーツです。
7位 SIRIO（シリオ） P.F.731
アッパー素材：ペルワンガ－・クロスタレザー(1.6～1.8mm) コーデュラナイロン撥水加工済みナイロンラバー
重量：760ｇ（片足26.0cm）
コバの有無：あり
オリジナルのソールが安定感のあるグリップをサポート
ゴアテックス・インシュレーテッド・コンフォートテクノロジーを採用し、防水耐久性と透湿性を兼ね備えるとともに、高い保湿性を実現。寒冷地や雪の中でも足をドライで快適なあたたかさに保ちます。
ビブラム社と共同開発したオリジナルソールは、機能的なデザインと広いコンタクトエリアでさまざまな地形に対応し、歩行の安定感をサポートしてくれるでしょう。3E+のワイド足幅ラストを採用しているので、厚手の靴下を履いても窮屈さを感じないのも嬉しいですよね。
8位 THE NORTH FACE（ザノースフェイス） サミット ブライトホーン フューチャーライト
アッパー素材：高強度リップストップファブリック
重量：551g（片足）
コバの有無：あり
高い耐久性と軽量性を両立した3シーズン対応モデル
軽量性を追求した、セミワンタッチアイゼン装着可能な3シーズン対応の縦走登山向けのアルパインブーツです。岩稜帯やトレイルでの摩耗に対応する高強度のリップストップファブリックをアッパーに採用することで、厳しい環境でも高い耐久性を実現します。
フィット性に影響するシューホールを面で押さえるウェビングテープにし、くるぶし部をロッキングアイレットで構成することで、長時間歩行時のフィット感の緩みを軽減。登山中に何度も靴紐を結びなおす必要がなく、登山に集中することができるでしょう。
9位 LA SPORTIVA （ラ・スポルティバ） G5 EVO
アッパー素材：超音波溶着とヒートシールを施したストレッチコーデュラ
重量：850ｇ（片足）
コバの有無：あり
ダイヤルの調整だけでフィット感の調節が可能
ゲイター機能を備えるダブルブーツ仕様で、防水ストレッチコーデュラ素材を使用したゲイターが雪や小石の侵入をしっかり防止します。GORE-TEX INFINIUM™THERMIUM™ テクノロジーをつま先部分に使用することで、しっかりとした保温性を確保。
Boaフィットシステムのダイアルをゲイターの外に装着することで着脱はもちろん、行動中のフィット感の調整も可能になりました。厳冬期の登山はもちろん、海外の4000m級まで対応できる高性能なアルパインシューズです。
10位 zamberlan（ザンバラン）ブレンヴァGT RR
アッパー素材：マイクロファイバー
重量：667g（片足）
コバの有無：あり
足全体を包み込むラバーが優れた剛性を実現
雪や汚れが付着しにくい上質なマイクロファイバーをアッパーに採用することで、激しい登山でも快適に楽しむことができます。軽量性とフィット感も両立しているので、軽やかな足取りを感じられるでしょう。
先からかかと周りまで足全体を包み込むようにラバーラウンド補強が施され、硬度の高いハードフレームとの相乗効果で岩稜帯使用に適した剛性を持ち合わせています。セミワンタッチアイゼンも装着可能なので、雪山をストレスなく楽しめるでしょう。
おすすめの商品一覧
| 製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
|---|---|---|---|
| LA SPORTIVA （ラ・スポルティバ）…… 1 | 60,280円 |  4.89 |     |
| SCARPA（スカルパ） モンブランGTX 2 | 69,300円 | 5 | |
| zamberlan（ザンバラン） マウンテ…… 3 | 55,440円 |  | |
| MAMMUT（マムート） Nordwand Knit…… 4 | 112,880円 | | |
| LOWA（ローバー） アルパインエク…… 5 | 64,900円 | 5 | |
| THE NORTH FACE（ザノースフェイス…… 6 | 58,905円 | | |
| SIRIO（シリオ） P.F.731 7 | 44,550円 | 5 | |
| THE NORTH FACE（ザノースフェイス…… 8 | 28,891円 | 4 | |
| LA SPORTIVA （ラ・スポルティバ）…… 9 | 83,600円 | 4.55 | |
| zamberlan（ザンバラン）ブレンヴ…… 10 | 45,662円 | | |
まとめ
厳しい雪山登山でも、安全な登山をサポートしてくれる雪山用登山靴。低温環境下でも安心な防寒性・保温性を示すモデルも多く、通常のトレッキングシューズには持ち合わせていない特徴を持っています。
雪山には思わぬ危険が数多く潜んでいるため、しっかりと準備をして臨む必要があります。靴はそのなかでもとくに重要なアイテムといえますよね。自分の足や使い方に合ったモデルを選んで、雪山登山を楽しんでくださいね。