自宅のアクアリウムで、メダカや水草を育てるのに欠かせない「水槽用ライト」。45cm・60cm・90cmといった、あらゆる水槽サイズに合わせて商品が発売されています。LEDなどの照明やタイマー機能など、どのスペックに注目して選べばいいのか迷ってしまいますよね。
この記事では、水槽用ライトの選び方とおすすめ人気ランキング10選をご紹介します。LED・蛍光灯といった照明の選び方や明るさの違い、ライトの取り付け方法なども解説しますので、ぜひ商品選びの参考にしてください。
目次
この記事でおすすめする商品
熱帯魚・メダカの健康と水草の育成をサポート！インテリア照明としても映える「水槽用ライト」
熱帯魚・メダカといった魚は、昼行性の生き物です。水槽にライトがなければ、つねに薄暗い状態。昼夜のメリハリがなくなり、生活習慣が乱れて病気にかかりやすくなります。暗い水槽では魚がエサを視認できず、うまく食べられないまま弱ることもあるので注意が必要です。
水草の場合、光量が安定しない「日光」だと育ちすぎたり枯れたりします。一方、光量を調整できる「水槽用ライト」は、水草が適度に育って水質が安定する好循環をつくる便利アイテムです。水の透明感が上がれば、水槽用ライトはインテリア照明としても映えますよ。
水槽用ライトの選び方
水槽用ライトを選ぶ際に重要な4つのポイントを見ていきましょう。
生き物の育成・インテリアとしての見映えなど、アクアリウムの目的別に「光の単位」に注目しよう
水槽用ライトは、育てたい生き物や水槽のサイズによって、注目すべき光の単位が異なります。光の単位の種類は、ケルビン(K)・ナノメートル(nm)・ルーメン(lm)の3つです。それぞれについて詳しく解説しますので、参考にしてください。
水槽の透明度をあげて生き物を美しく見せたいなら、色温度を表す「ケルビン（K）」
育てる熱帯魚・水草を美しく見せるなら、光の色温度を表す「ケルビン（K）」をチェックしましょう。およそ7000K以上で青みがかった光に変化し、水の黄ばみが消えて透明感の高いアクアリウムを演出できます。
7000K以下は数値が低くなるにつれ、暗めのオレンジ色から白色に変化します。太陽光のイメージを作るのにおすすめです。生き物の成長を左右する数値ではありませんが、熱帯魚・水草なら8000K以上、サンゴ・イソギンチャクなどは10000K以上を目安に選びましょう。
熱帯魚・メダカが元気に育つ環境づくりにこだわるなら波長を表す「ナノメートル（nm）」
魚や水草を健康的に育てたい人は、光の色の違いを表す「ナノメートル(nm)」に注目しましょう。波長の長いものから、赤・橙・黄・緑・青・藍・紫と順に色が変わります。
このうち「600～700nmの赤系の光」「400-500nmの青系の光」が、植物の光合成に必要な波長帯です。水草を育てる場合は、これらの波長を含んだライトを組み合わせて使いましょう。
水草の成長が活性化すれば、水質が上がって熱帯魚・メダカの健康促進にもつながります。アクアリウム全体に活気が出て、お部屋の雰囲気も明るくなりますよ。
水槽のサイズごとに必要な明るさや、照射範囲の確認をするなら光束を表す「ルーメン（lm）」
熱帯魚や水草が、水槽内のどこにいても適切な光を浴びられるように、ライトの「ルーメン(lm)」を必ずチェックしましょう。ルーメンは光の量を示す単位で、数値が大きくなるほど明るくなります。
水槽のサイズごとに必要な明るさが異なり、45cmサイズで1000〜2000lm・60cmサイズで2000〜3000lmが目安です。少し余裕を持って大きめの数値を選ぶと、光量不足になるのを防げます。
90cmサイズの大型水槽だと、3000lm〜6000lmほどが必要です。照射範囲が十分でないと感じる場合は、ピンスポットで水草などに光を当てるのもおすすめ。あえて影の場所を作ることで、違った雰囲気のアクアリウムを楽しめますよ。
飼い主の慣れ具合や飼育する生き物に必要な光の強さに合わせて、特徴の異なる「照明」を選ぼう
水槽用ライトは、アクアリウムの慣れ具合や育てたい生き物によって、照明の種類が異なります。その種類は、LED・蛍光灯・メタルハライドランプの3つです。それぞれの特徴を詳しく説明しますので、ぜひ参考にしてください。
初心者や光熱費が気になる人には、明るい照明だけでなく電気代も抑えられる「LED」
アクアリウム初心者やランニングコストが気になる人は、抜群の明るさで電気代も抑えられるLEDがおすすめです。約40,000時間の寿命といわれるLEDは、1日に10時間使っても11年ほどもつ計算。水槽用ライトはLEDが主流のため、デザインが豊富なのも嬉しいポイントです。
使い続けると熱をもつ白熱灯と違い、LEDが発する明るさのほとんどは光。そのため水が温まる心配がありません。ただ、LEDは光合成に必要な波長帯に弱いので、水草の飼育にこだわる方は商品の記載をチェックしてから購入しましょう。
水草飼育にこだわる人に◎長い間アクアリウムの照明として長年愛用されてきた「蛍光灯」
水槽用ライトとして長年愛用されてきた蛍光灯。光合成に必要な波長帯を安定して供給できるため、水草の飼育にこだわる人におすすめです。半年ほどで徐々に明るさが落ちてしまうため、LEDと比較すると交換頻度は多くなります。
蛍光灯の種類は主に3つ、品番「FL」のグロースターター式・品番「FHF」のインバーター式・品番「FLR」のラビットスタート式です。これらを複数本並べて使います。もっとも広く使われているのは「FL」ですが、消費電力を抑えるなら「FHF」が最適です。
サンゴなど強い光を必要とする生き物の飼育にぴったりな上級者向け「メタルハライドランプ」
メタルハライドランプは、野球場のナイター設備や車のハイビームにも利用されるほどの強い光が特徴です。LED・蛍光灯と比べて光が直線的で、大型水槽の底までしっかり届きます。そのため、背の低い水草や強い光が必要なサンゴといった生き物の飼育におすすめです。
同時に、点灯中のメタルハライドランプは、かなりの熱を持ちます。水槽の水や部屋の温度が高温になりやすいため、クーラーの調整が必須です。メンテナンスに工夫が必要なため上級者向けの照明ですが、幅広い生き物の飼育を楽しめますよ。
水槽の見栄え重視なら「吊り下げライト」、メンテナンス重視なら「クリップ・直乗せライト」
熱帯魚やメダカを飼っていると水槽の中はもちろん、水はねをすればライトまで汚れます。光の種類・明るさとあわせて、お手入れのしやすい設置タイプを選びましょう。
日頃から効率的に掃除したい人には、すぐに取り外しができる「クリップ・直乗せライト」がおすすめ。クリップライトは水槽のフチを挟むだけ、直乗せライトは水槽のフタに直接置くだけで設置が完了します。水槽内のメンテナンス時も、ライトが邪魔にならず便利です。
メンテナンスに少し手間がかかっても、アクアリウムの観賞性を高めたい人には「吊り下げライト」がぴったりです。水槽周りに空間ができると余裕が生まれ、すっきりと綺麗な印象が際立ちますよ。
熱帯魚・メダカの生活リズムや水草の成長にあわせて照射時間を変更できる「タイマー機能」が便利
水草の成長や魚の生活リズムにあわせ、「タイマー機能」で光に変化をつけると、アクアリウムの楽しみ方が広がります。水草は光合成と休息の切り替えで活発に成長し、熱帯魚・メダカは照射時間の工夫で産卵しやすくなるので、あると便利な機能です。
水槽に光を当てる時間は、1日あたり8〜10時間が目安となります。それ以上は生き物の負担となり、かえってストレスを与えるので注意が必要です。水槽用ライトを消しても日光などで部屋が明るい場合、その時間を差し引くようにしましょう。
水槽用ライトのおすすめ人気ランキング10選
ここからは、通販サイトや家電量販店で購入できる水槽用ライトで、とくに人気の高いおすすめ商品をランキング形式で紹介していきます。それぞれの特徴を詳しく説明していますので、参考にしてくださいね。
1位 GEX（ジェックス） クリアLED フラッティ 4972547041593
色温度：6,800K
波長：
光束：
設置方法：
厚さ8mmのスリムタイプで水槽周りをすっきり演出
高輝度LEDで水面を鮮やかに照らす、厚さ8mmのコンパクトライトです。別売りの専用フタ「アクアカバー」と併用すれば、水槽のフタにフラットに設置できます。水槽周りをすっきり演出したい人にぴったりです。
付属のアタッチメントを使用すれば、フレームレス水槽・枠付水槽のどちらにも手軽に取り付けられます。明るさが130lm、色温度が6800Kとやさしい光なので、幅30cm以下の小型水槽におすすめです。
2位 Tetra（テトラ） LEDミニエコライト 73327
色温度：
波長：
光束：
設置方法：
好みの角度で照明を固定できるフレキシブルアーム
30cm以下の小型水槽にぴったりなミニサイズのLEDライトです。高出力LEDチップが採用されており、コンパクトながら抜群の明るさが特徴。ワンタッチで取り付けられる手軽さで、初心者でも扱いやすいライトです。
ライトから伸びる「フレキシブルアーム」は、自由自在に曲げられます。お好みの角度で固定できるので、照射したいスポットや水槽の雰囲気を変えたいときに活躍しますよ。
3位 GEX（ジェックス） クリアLED POWER III
色温度：１００００Ｋ
波長：
光束：５００ルーメン
設置方法：
魚と水槽をくっきりと色濃く魅せる3色LED
赤・青・白の高輝度LED搭載で、熱帯魚や水草の美しさが際立つライトです。照射角度120度で、水槽の奥まで明るく照らします。小型から60cmの中型水槽まで対応できるスライドボディのため、水槽を変えても長く愛用できるのが嬉しいポイント。
3色点灯すると色温度は10000Kに達します。熱帯魚・水草はもちろん、サンゴなど強い光を必要とする生き物も育てられる本格派の1台です。
4位 hygger 水槽ライト
色温度：
波長：
光束：
設置方法：ブラケットをライトの両サイトの穴に差し込んでから、水槽の縁に取り付けてください。
3つの照明モードと5段階の明るさ調整で自然光を演出
白・青・赤で構成されたLEDビーズが、3つの照明モードと5段階の明るさ調整であらゆる光を演出します。光合成を促進する波長帯が作り出せるので、水草を育てる人にぴったりなライトです。
ボディには放熱性の高いアルミニウムが採用されており、もっとも高い光度で使い続けてもスムーズに散熱します。タイマー機能と併用すれば節電効果もばっちりです。
5位 hygger 水槽ライト クリップオン
色温度：-
波長：-
光束：817ルーメン
設置方法：-
1日の自然光を再現して生き物の成長サイクルを促す
自然のリズムに沿って、日の出・日没・月の光を生成するライトです。このモードを使用中は22時50分から翌朝6時までがオフになります。全体の設定を進めたり遅らせたりできるので、自分の観賞サイクルに合わせられるのが嬉しいポイントです。
選択できる色は白・赤・青・緑・紫・オレンジ・シアン・サイクルカラーの8パターン。魚はもちろん観賞者の目にもやさしい、あらゆる色味を作り出せる上位モデルです。
6位 コトブキ フラットLED SS1200
色温度：-
波長：-
光束：2345lm
設置方法：枠付水槽、フレームレス水槽どちらのタイプの水槽にも設置
水草の光合成を活発化させる高輝度LEDライト
白色LEDをメインに赤色・青色LEDの発光波長を加えることで、水草の光合成を促す自然な光を演出します。120cmの大型水槽に対応した非常に明るいライトですが、放熱性の高いアルミ製のため、熱によるLED劣化の心配がありません。
極薄で平らなボディーデザインは、複数セットしてもアクアリウムに一体感をもたらします。照射角度120度で、大きな水槽でも全体を照らせて安心です。
7位 GEX（ジェックス） クリアLED パワースリム600 4972547036995
色温度：１１０００ｋ
波長：-
光束：１０００ｌｍ
設置方法：-
爽やかな白色LEDで水槽にワンランク上の透明感
どのような水槽にもフィットする薄型でシャープなデザインと、光束1000lmの高輝度LEDが特徴のライトです。爽やかな白色が水槽の透明感をグレードアップします。
色温度11000Kの青みがかった光で、熱帯魚や水草の色味がより鮮やかになるのが嬉しいポイント。奥行き5cmのスリムボディで、すっきりしたアクアリウムが楽しめますよ。
8位 アクロ TRIANGLE LED GROW Pro 1200 LED-G1200-C6P
色温度：７５００Ｋ
波長：６６０ｎｍ
光束：１７８００ｌｍ
設置方法：ライトリフトを使用した方式と、吊り下げ式と２通り
大きな水槽も隈なく照らすトップレベルの大光量LED
光束17800lmの圧倒的な明るさで、大型水槽の底までしっかりと光が届きます。とくにトニナなど「赤の波長が必要な水草」に対応した上級者向けのライトです。
LEDながらメタルハライドに匹敵する光の強さが魅力。ボディ表面にアルマイト加工が施されているので、耐食性・耐摩耗性に優れています。アクアリウム初心者から本格派まで満足させる1台です。
9位 karinear 水槽 ライト IPL50-JP
色温度：-
波長：-
光束：-
設置方法：水槽 ライトは伸縮可能なブラケットがついており、幅サイズ55CMから70CMまでの水槽に対応可能です
72個のLEDで再現される色彩が幻想的な空間を演出
日の出から深夜に至るまでの自然光を再現するライトです。水草の成長や魚の生活リズムにあわせて自動照射するので、自分で設定する手間が省けます。
10段階の明るさ設定と「RGB+W機能」による色調整で、あらゆる色をプログラミングできるのが特徴。大型水槽でも全体に光を照射できるので、生き物の健康管理はもちろん、アクアリウム全体の観賞性も高めます。
10位 hygger 水槽ライト
色温度：7000K
波長：450〜660nm
光束：1800lm
設置方法：ブラケットをライトの両サイトの穴に差し込んでから、水槽の縁に取り付けてください。
誤って水中にライトを落としても安心な防水タイプ
赤・青・緑・白の各ライトの比率を調整して、自分の水槽に適した色をセットできます。色味や明るさの数値を可視化するLEDディスプレイ搭載で、光の調整にこだわる人におすすめのライトです。
IP68と高い防水レベルのため、魚の水はねや餌やりで汚れても手軽にメンテナンスできます。人目が気になるリビングでも、気兼ねなく水槽を設置できますよ。
おすすめの商品一覧
| 製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
|---|---|---|---|
| GEX（ジェックス） クリアLED フラ…… 1 | 929円 |   4.35 |     |
| Tetra（テトラ） LEDミニエコライ…… 2 | 1,414円 | 4.6 | |
| GEX（ジェックス） クリアLED POWE…… 3 | 3,480円 | 4.65 | |
| hygger 水槽ライト 4 | 2,367円 | 4.2 | |
| hygger 水槽ライト クリップオン 5 | 2,446円 | 4 | |
| コトブキ フラットLED SS1200 6 | 7,980円 | 4.4 | |
| GEX（ジェックス） クリアLED パ…… 7 | 3,939円 | 4.57 | |
| アクロ TRIANGLE LED GROW Pro 120…… 8 | 45,080円 | | |
| karinear 水槽 ライト IPL50-JP 9 | 3,180円 | 4.1 | |
| hygger 水槽ライト 7色LED 10 | 3,149円 | 4.2 | |
まとめ
水槽用ライトを選ぶときは、育てたい生き物や水槽のサイズによって必要な光をチェックしましょう。あわせてメンテナンスのしやすさや、演出したい水槽の雰囲気にあわせて、自分にぴったりなライトを見つけてくださいね。
熱帯魚や水草の健康をサポートしながら、表情豊かなアクアリウムを味わいましょう。