タイ料理や本格的なカレーに欠かせない食材、ココナッツミルク。料理のほか、お菓子・デザートの材料や飲料としても楽しめます。身近なスーパーでも目にするようになりましたが、無添加やオーガニックのものなど種類が豊富でどれを選べばいいか迷いますよね。
そこで今回は、ココナッツミルクの選び方とおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。その栄養価の高さから、最近では健康や美容の意識が高い方々からも注目されているココナッツミルク、ぜひ購入する際の参考にしてみてくださいね。
目次
この記事でおすすめする商品
ココヤシの実から作るココナッツミルクは栄養価が高く、料理のほか牛乳の置き換えにもおすすめ
ココナッツミルクは、成熟したココヤシの実の内側にある白い胚乳を原料として作られます。ミルクのような見た目と、コクのある濃厚で甘い香りが特徴的です。タイのグリーンカレーやマレーシアのラクサなど、とくに東南アジアの熱帯料理に多く使われています。
ココナッツミルクの栄養価の高さは近年注目されており、カリウム・マグネシウム・鉄などの健康維持に必要なミネラルが豊富です。ほかの植物性ミルクに比べ中鎖脂肪酸が多く、体内で消化・吸収されるスピードが速いので、脂肪として蓄積されにくいという魅力があります。
脂肪燃焼効果や食欲を抑える効果もあるので、ダイエットにもおすすめの食材です。ベジタリアンやヴィーガンの間では、牛乳の代用品として重宝されています。また、高血圧予防やアルツハイマー病の改善にも効果があるとされているので、ぜひ普段の食事に取り入れてみましょう。
ココナッツミルクの選び方
ココナッツミルクを選ぶ際に重要な5つのポイントを見ていきましょう。
料理に加えたりドリンクとして飲んだり、使う用途に合わせて「形状」で選ぶ
ココナッツミルクには、液体タイプ・パウダータイプ・ドリンクタイプと3つの形状があります。用途に合わせて、より使いやすいものを選ぶのがおすすめです。
デザートや料理に使うなら、ココナッツ本来の風味が味わえてまろやかに仕上がる「液体タイプ」
液体タイプのココナッツミルクは、油分が多くカレーなどの料理に向いています。ココナッツ本来の濃厚な風味が特徴で、ミルクや生クリーム代わりにも使えるので、煮込み料理やスープをまろやかに仕上げたい場合にもおすすめです。
また、液体のココナッツミルクはホイップしてデザートなどにも使われます。液体タイプはそのまま使えて便利ですが、開封後はあまり日持ちしないので注意しましょう。
お菓子作りに使うなら、好みの濃さに調節しやすく保管にも便利な「パウダータイプ」
ココナッツミルクの水分を取り除いて、パウダー状に加工したものがココナッツミルクパウダーです。小麦粉で作る焼き菓子など、水分量を抑えたいお菓子作りの材料として使われます。また、料理の風味付けとして少量だけ使いたい場合にも、好みの濃さに調節できるので便利です。
パウダータイプは開封後も保管がしやすく、液体タイプのココナッツミルクより劣化しにくいのが特徴となります。
手軽に楽しむなら、そのまま飲めて牛乳代わりにもなる「ドリンクタイプ」
手軽に飲めるドリンクとして販売されているココナッツミルクもあります。ココナッツ本来の風味が味わえるノンシュガーのものや、飲みやすく砂糖などが加えられたものもあるので、好みに合わせて選びましょう。
ドリンクタイプは調理する手間がかからないので、牛乳の代わりに飲むなど、習慣的にココナッツミルクを摂取したい方にもおすすめです。
身体への影響が気になる場合は「添加物」にも注目しよう！
市販のココナッツミルクには、安定剤・増粘剤・乳化剤・酸化防止剤などの添加物が入っているものもあります。これらは、口当たりをよくするためや保存性を高めるために使用されているので、食品添加物が一概に悪いわけではありません。
しかし、必要以上に添加物を摂取しすぎると、頭痛の原因となったりお腹の調子が悪くなるなど身体への影響が出てくる場合もあります。健康に気をつかいたい方や無添加にこだわりたい方は、含まれる添加物をチェックして選びましょう。
また、本来ココナッツミルクの色は薄いグレーですが、漂白剤を使用して白くしている場合もあります。もちろん使用される漂白剤は、食品として安全基準を満たしているものです。ただし、より自然で安心なものを選びたい方は無漂白のココナッツミルクを選ぶのをおすすめします。
使う頻度に応じて、使い勝手のよい「容器」も確認しよう
ココナッツミルクの容器には、缶・紙パックなどの種類があります。使う頻度や特徴を見て選びましょう。
使う頻度が低いなら、長期保存しても濃厚な風味が抜けにくい「缶」
ココナッツミルクをたまにしか使わない方は、缶容器の商品を選ぶのがおすすめです。開封前であれば長期保存できるものが多く、濃厚な風味を長く保てます。ただし液体タイプのココナッツミルクについて、一度に使い切れない場合は日持ちしないので注意が必要です。
また、缶容器には「BPA（ビスフェノールA）」という化学物質が使用される場合があります。これは缶詰内側のコーティングやプラスチック製品に使われるものです。食品に溶け出し、健康を害する影響があるとされるので、「BPAフリー」と記載のある商品をチェックしましょう。
頻繁に使うなら、BPAの影響がなくゴミの処分も楽な「紙パック」
ココナッツミルクを使う機会が多い場合には、紙パック入りの商品がおすすめです。紙パックのココナッツミルクは、容量が小さいものから大きいものまでさまざまで、一度に使い切れる量に応じて選べます。
また、紙パックには「BPA」は使用されないので、健康への影響が気になる方にも安心です。缶の容器と比べて、ゴミの処分が楽というメリットもあります。
手軽に持ち運べる「ペットボトル」や、少量ずつ使うのに便利な「袋入り」も
ドリンクタイプを選ぶ場合は、冷蔵庫に入れやすく手軽に持ち運べるペットボトル入りが便利です。また、毎日のコーヒー・紅茶に入れるなど少量ずつ使うことが多い方は、袋入りのココナッツミルクパウダーも試してみてください。
袋入りの粉末タイプは、液体タイプのココナッツミルクより、開封後もある程度保存がききます。ただし開封後はココナッツの風味が飛ぶのを防ぐため、保存方法に気を付けましょう。
オーガニック志向の方や信仰のある方にも安心の「認証」をチェックしよう
オーガニックにこだわりたい方や、イスラム教やユダヤ教など信仰のある方も口にする場合は、認証マークをチェックするのがおすすめです。
日本・アメリカ・EUなどのオーガニック基準をクリアした「オーガニック認証」
日本の農林水産省が定める基準を満たした商品には、「有機JAS認証」のマークがついています。農薬や化学肥料などを使用せず生産された食品に認定されており、太陽と雲と植物をイメージした緑のマークが目印です。
また、アメリカやEUにおいてもオーガニック認証制度があり、それぞれ「USDA Organic」「EU Organic」のマークがあります。より安心なオーガニックのココナッツミルクをお探しの方は、オーガニック認証マークをチェックして選びましょう。
イスラム教・ユダヤ教の基準をクリアした「ハラル認証」や「コーシャ認証」
ココナッツミルクには、イスラム教徒向けの「ハラル認証（ハラール認証）」やユダヤ教徒向けの「コーシャ認証」を受けている商品もあります。それぞれの宗教の食事規定をクリアしている証なので、信仰のある方も一緒に口にする場合は認証商品をチェックして選ぶと安心です。
レシピや活用法をイメージして、使い切れる「容量」がおすすめ
ココナッツミルクを使用する料理には、グリーンカレー・鶏肉のココナッツミルク煮・ラクサなどがあります。プリン・ココナッツドリンク・スムージーなどのデザートも人気です。ドリンクとして飲む場合や料理・デザートなどに使う場合、用途によって必要な量が変わってきます。
液体タイプのココナッツミルクは開封後の保存期間が短かったり、パウダータイプは日が経つと風味が飛びやすいことに注意しましょう。レシピや何に活用できるかをイメージして、なるべく一度で使い切れる容量のココナッツミルクを選びたいですね。
ココナッツミルクのおすすめ人気ランキング10選
ここからは、通販サイトで人気のココナッツミルク10選をランキング形式でご紹介します。無添加・オーガニックのものや、パウダータイプ・ドリンクタイプも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
1位 チャオコー ココナッツミルク
原材料：ココナッツ、酸化防止剤（クエン酸）
添加物：酸化防止剤（クエン酸）
認証：ハラル認証
一流ホテルでも使用されるタイNo.1ブランド
ココナッツミルクの本場タイのNo.1ブランド「チャオコー」のココナッツミルクです。良質なココナッツのみを使用し厳しい品質管理の下で作られた最高品質のココナッツミルクで、漂白剤不使用、ココナッツの濃厚で香り高い味わいが特徴となります。
世界中の一流料理人も愛用しており、現地タイでも数多くのレストランや一流ホテルで、カレーやプリンなどに使用されているココナッツミルクです。
2位 レインフォレストハーブジャパン オーガニックココナッツミルク
原材料：有機ココナッツ、有機グアガム
添加物：無添加、無漂白
認証：有機JAS認定
有機栽培のココナッツで作った100％オーガニック
無農薬で栽培された有機ココナッツのみを使用した、100％オーガニックのココナッツミルクです。有機JAS認証のほか、USDA Organic・EU Organicも取得しています。無漂白でBPAフリー缶を使用しているので、添加物などが気になる方にもおすすめです。
クセのない自然な甘さで、ココナッツに馴染みの薄い日本人の口にも合うと評判があります。料理やデザートなど、アレンジのしやすいココナッツミルクです。
3位 アロイーディー ココナッツミルク
原材料：ココナッツ、水、漂白剤
添加物：漂白剤
認証：-
タイ料理によく合う上品な甘さとココナッツの香り
タイの人気ブランド、アロイーディーのココナッツミルクです。上品な甘さとココナッツの濃厚な香りが特徴で、さまざまなタイ料理によく合います。開けてそのまま使える液体タイプなので、タイカレーやシチューなどの煮込み料理に便利です。
また、コーヒーや紅茶に入れても濃厚で美味しいココナッツの風味が楽しめるので、ぜひ試してみてください。
4位 レインフォレストハーブジャパン オーガニックココナッツミルクパウダー
原材料：有機ココナッツ、マルトデキストリン（有機タピオカ）
添加物：無漂白
認証：有機JAS認定
オーガニック認証の有機ココナッツミルクパウダー
フィリピン産の有機ココナッツから製造したココナッツミルクで作った、有機JAS認定のココナッツミルクパウダーです。化学由来の原料は一切使用しておらず、ナチュラルな風味が楽しめます。
料理や焼き菓子の材料として使うほか、お湯に簡単に溶けるので、ミルククリーマーとしてコーヒー・紅茶・ココアに使用するのもおすすめです。ミルクの代用品として、ヴィーガンの方にも人気があります。
5位 有機ココナッツミルク
原材料：有機ココナッツ
添加物：無添加、無漂白
認証：有機JAS認定
無添加・無漂白・BPAフリーの有機ココナッツミルク
日本・アメリカ・EUのオーガニック認証を受けた、有機栽培のココナッツのみを使用したココナッツミルクです。無添加・漂白剤不使用で、安心のBPAフリー缶を使用しています。健康にとことんこだわりたい方に特におすすめです。
ほのかな甘みとココナッツの香りが特徴で、フレンチトーストやパンケーキを作るときに牛乳の代わりに使用すると、南国風の味わいが楽しめます。
6位 グリーン 無添加ココナッツミルク
原材料：ココナッツ濃縮物
添加物：無添加、無漂白
認証：-
完全無添加でココナッツ独特の風味となめらかな味わい
乳化剤や漂白剤などの添加物を一切使用せず、ココナッツだけで作られた完全無添加のココナッツミルクです。臭みのないマイルドな味わいが特徴で、ココナッツ独特の風味となめらかな口当たりが楽しめます。
ココナッツの風味を活かしたドリンクやプリンなどのデザートによく合うほか、タイカレーやエスニック料理の味を引き立てさせると評判です。
7位 ブルボン おいしいココナッツミルク
原材料：砂糖、ココナッツミルク粉末、食塩、デキストリン、加熱済乳酸菌末（乳成分を含む）/ 乳化剤、香料（乳由来）、セルロース、カゼインNa（乳由来）、安定剤（キサンタン）、甘味料（アセスルファムK）、酸化防止剤（抽出V.E）
添加物：砂糖、食塩、デキストリン、加熱済乳酸菌末（乳成分を含む）/ 乳化剤、香料（乳由来）、セルロース、カゼインNa（乳由来）、安定剤（キサンタン）、甘味料（アセスルファムK）、酸化防止剤（抽出V.E）
認証：-
まろやかでやさしい甘さの手軽なドリンクタイプ
ペットボトル入りで手軽に飲める、ドリンクタイプのココナッツミルクです。健康にも嬉しい乳酸菌・ココナッツオイルが配合されており、まろやかでやさしい甘さが楽しめます。ココナッツミルクをはじめて飲む方や、手軽に試してみたい方にもおすすめです。
一度飲んでハマってしまったという口コミもあります。以前はコンビニでも販売されていましたが、現在は取り扱いがないので、ぜひネットショッピングで購入してみてください。
8位 ココミ オーガニックココナッツミルク
原材料：有機ココナッツ
添加物：無添加
認証：-
デザートやドリンクに使いやすいクリーミーな口当たり
スリランカ産の有機ココナッツを100％使用した、有機JAS認定のココナッツミルクです。酸化防止剤・乳化剤は不使用で、容器にはBPAフリー缶を使用しています。液体タイプですが分離しにくいのが特徴で、クリーミーでなめらかな口当たりが評判です。
南国の香りを感じるスムージーやプリンなどのほか、本格的なエスニック料理にも幅広く使えます。
9位 アヤム ココナッツミルク プレミアム
原材料：ココナッツ
添加物：無添加
認証：-
自然な香りとおいしさを活かしたココナッツミルク
マレーシアを拠点に、100年以上にわたって世界各国で愛用されている食材メーカー「アヤム」のココナッツミルクです。マレーシア産の上質で新鮮なココナッツを使用しており、添加物・保存料・着色料など一切使用していません。
油分の少ないサラサラとした液状で、ココナッツの自然な香りとおいしさが楽しめます。カレー・ドレッシング・ドリンク・デザートなどにおすすめです。
10位 マギー ココナッツミルクパウダー
原材料：ココナッツミルク、マルトデキストリン、安定剤（カゼインNa〔乳由来〕）、酸化防止剤（リン酸Na）
添加物：マルトデキストリン、安定剤（カゼインNa〔乳由来〕）、酸化防止剤（リン酸Na）
認証：-
カレーやスイーツ作りに便利な大容量のパウダータイプ
カレーやスイーツなど頻繁にココナッツミルクを使用する方におすすめの、大容量のココナッツミルクパウダーです。だまにならずなめらかに溶けるので、料理以外にコーヒーや紅茶のミルク代わりにも使用できます。
パウダータイプは好みに合わせて濃度が調節できるので、スイーツやお菓子作り・煮込み料理などさまざまな用途で使用可能です。
おすすめの商品一覧
| 製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
|---|---|---|---|
| チャオコー ココナッツミルク 1 | 185円 |  4.8 |     |
| レインフォレストハーブジャパン …… 2 | 174円 |  4.25 | |
| アロイーディー ココナッツミルク 3 | 278円 | 5 | |
| レインフォレストハーブジャパン …… 4 | 1,880円 | 4.4 | |
| 有機ココナッツミルク 5 | 870円 | 4.65 | |
| グリーン 無添加ココナッツミルク 6 | 1,680円 | 4.53 | |
| ブルボン おいしいココナッツミルク 7 | 490円 | 4.27 | |
| ココミ オーガニックココナッツミ…… 8 | 252円 | 4.05 | |
| アヤム ココナッツミルク プレミアム 9 | 367円 | 4.55 | |
| マギー ココナッツミルクパウダー 10 | 1,680円 | 4.3 | |
まとめ
ココナッツミルクを選ぶときは、用途に合わせた形状や使用頻度によって使い勝手のよい容器、添加物・認証マークなどをチェックして選びましょう。
豊富なミネラルや中鎖脂肪酸が多く含まれていて、ダイエットや健康維持の面でも注目されている「ココナッツミルク」。この記事を参考に、普段の食事やドリンクに取り入れやすいココナッツミルクを選んでみてくださいね。