睡眠時や冷房対策として活用したい掛け布団は、ワンシーズンからオールシーズンのものまで幅広くあります。素材はもちろん、種類や+α機能機能など選ぶべき観点が多くあるので、商品選びに迷う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、掛け布団の選び方とおすすめ人気ランキング10選を紹介します。未使用時にコンパクトに収納できるもの、洗濯機で丸洗いできるものは便利で重宝します。記事の最後には、洗濯機で洗う際の注意点を紹介しているので参考にしてみてください。
目次
この記事でおすすめする商品
掛け布団の選び方
掛け布団を選ぶ際に重要な5つのポイントを見ていきましょう。
寝心地や素材の向き不向きを考え、求める睡眠に適した「素材」で選ぼう
掛け布団には、木綿・羊毛・ポリエステル・羽毛・シルク・麻の6種類の素材があります。それぞれ特徴が異なるため、使い勝手や目的に合ったものを選んでみましょう。
吸湿・保温性があり布団のジメジメを解決、繰り返し長く愛用できる「木綿」
羽毛布団が普及する前の主流であった木綿布団は、昔ながらのなじみのある素材が特徴です。中綿が寝汗を吸収するため、布団表面のべたつきを抑え吸湿・保湿性に優れています。
布団の再加工ができる素材で、何度も繰り返し使用でき耐久性に優れているのもポイントが高いです。しかし、湿気により布団が重たくなるので、こまめなお手入れと天日干しが欠かせません。お手入れが手間に感じない方にとって、向いている素材です。
吸放湿性抜群で快適な眠りを実現、比較的安価でコスパの面でも安心な「羊毛」
「羽毛ほど高価な布団は購入できないが、蒸れや肌触りに長けた商品を求めている」という方におすすめな羊毛は、羽毛以上の吸放湿性を得られるのが魅力です。寝汗が気になる方にもおすすめなため、ぜひチェックしてみてください。
蒸れにくさがある反面、重量があるうえ自宅でのお手入れはできないことから衛生面を気にする方には不向きと言えます。また、独特の獣臭もあるため苦手な方には適していません。
洗濯機で丸洗いできるのが便利！未使用時の収納面にも優れた「ポリエステル・シンサレート」
ポリエステル・シンサレート素材は、汚れが気になると自宅での洗濯ができるため衛生面が気になる方にもぴったりです。また、軽量で扱いやすく、コンパクトサイズになることから収納面でも優れているのが魅力です。
ポリエステルは毛羽立ちやホコリが舞う心配もなく、ハウスダストアレルギーの方でも安心して使えるでしょう。ほかの素材に比べると吸水性は劣りますが、扱いやすい素材をお探しの方には最適です。
素材ナンバーワンのドレープ性・保湿性を誇る、重ね布団不要で真冬の寒さにも最適な「羽毛」
素材のなかでもっとも高価で高い保湿性に優れた羽毛は、真冬の厳しい寒さにも1枚で対応できるほどのあたたかさが魅力です。さらに、軽量ですが身体にフィットするドレープ性も堪能できるため、一生モノの素材と言えるでしょう。
羽毛と言っても商品の種類はさまざまで、良質な商品を求める方はダウン率85%以上のもの・グースダウンを使用した掛け布団を購入するのがベストです。
綿埃が出にくいので掃除の手間を省きたい方におすすめ、肌あたりが癖になる「シルク」
肌触りと見た目の高級感に長けたシルク素材は、ホコリが出にくいので衛生面が気になる方や掃除の手間を省きたい方におすすめです。高級感があるシルクは、来客用の布団にも活用できるのがメリットです。
肌あたりが優しく触り心地に優れた一方、紫外線や摩擦に弱くお手入れ・保管に手間がかかるのが難点と言えます。購入する際は、お手入れ方法をよく確認した上で決断するのが望ましいです。
暑い夏の時期の掛け布団にも使える！吸水性・通気性に優れた「麻・クォロフィル」
通気性に優れた素材を検討している方は、麻・クォロフィル素材をチェックしてみてください。どちらも吸水性・通気性が高いので、夏の暑い時期の使用にも適しています。
乾燥も早いため、カビやダニが発生しにくいのもメリットと言えるでしょう。しかし、使い続けることでシワになりやすく、こまめなお手入れを要するのが難点です。
春夏秋冬の気温に合わせ、厚みと寝心地を考えぐっすり眠れるよう布団の「種類」を選ぼう
布団の種類は、本掛け布団・合い掛け布団・肌掛け布団・2枚合わせ掛け布団の4種類あり、使う季節やシーンに応じて使い分けるのがおすすめです。それぞれ特徴が異なるため順番に見ていきましょう。
長時間の就寝時や厳冬の時期の使用にぴったり！種類の中で1番厚みに優れた「本掛け布団」
本掛け布団は、夜の睡眠時や寒さが厳しい冬の時期での使用に最適です。ボリュームと厚みに優れ、身体全体を包み込んでくれるのが魅力と言えます。1枚でこと足りることから、布団の枚数を少なく抑えられるのもポイントです。
サイズが大きい分、未使用時の保管には場所を取る点がデメリットとして挙げられます。重量もあるため、持ち運ぶ際は身体への負担が気になる面も難点と言えるでしょう。
肌掛け布団・本掛け布団の中間の厚みが特徴、夏場の冷房時期にも使える「合い掛け布団」
オールシーズン扱える合い掛け布団は、本掛け布団と肌掛け布団の中間の厚さが特徴です。ほどよい厚みがあるため、長時間の就寝時以外の使用にもおすすめです。
合い掛け布団は汎用性が高く、1枚持っておくと幅広いシーンで活躍するので、気になる方はこの機会に購入してみてはいかがでしょうか。急な来客の際も、寝具として扱えるため便利です。
羽織りものとしてもおすすめ、季節の変わり目や気温が定まらない時期の使用には「肌掛け布団」
季節の変わり目の寒くなる時期や羽織りものにも活用できる肌掛け布団は、温度が定まらない季節の使用にぴったりです。リビングの冷房対策としても扱え、厚すぎないのが嬉しいです。
保温性が高すぎない分、25℃以上ある暑い時期には1枚ですごせることから、1年を通してさまざまな場面で活躍するでしょう。ボリュームが薄く、未使用時の収納にも困らないのがよいです。
1年を通して使えるのが魅力的！合い掛け・肌掛けを組み合わせた「2枚合わせ掛け布団」
合い掛け・肌掛け布団を組み合わせた2枚合わせ掛け布団は、2枚同時での使用・1枚ずつでの使用の両方使いできるのが便利です。暑い時期から寒い時期まで通年を通して役立つため、持っておくと重宝します。
2枚組み合わせることで本掛布団にもなるので、使い方が自由自在なのも魅力と言えるでしょう。デュエットタイプ・ツインタイプとも呼ばれるのでぜひ参考にしてみてください。
使用する人数やベッドの大きさを考慮して「サイズ・枚数」にもこだわるのがポイント
購入する際は、サイズ・枚数にも着目しましょう。使用するベッドの大きさに合っていないものは、すき間から冷気が入り風邪をひく原因にもなります。そのため、サイズ感はあらかじめ確認しておくと安心です。
1枚の布団を2人で使用する場合は、相手が寝返りをうつ際持っていかれることがありその都度快適に眠れないと感じることもあるため、1人1枚用意しておくと寝相が悪い場合でも、余計な気を遣う必要がないでしょう。
抗菌防臭加工・防ダニ加工など、衛生面が気になる方は「+α機能」も要チェック
掛け布団の衛生面が気になる方は、+α機能もチェックしてみましょう。とくに頻繁に洗えない素材は、抗菌防臭加工・防ダニ加工が施されていると安心です。抗菌防臭加工は、においのもととなる菌を抑えるための加工です。
防ダニ加工は、人体に影響のないレベルの薬剤を使用してダニを寄せ付けない方法が一般的ですが、薬剤の使用が気になる方は、高密着生地によりダニの侵入をブロックするタイプもあるので参考にしてみてください。
薬剤を用いている防ダニ加工は、洗うたび薬剤が落ち、効果も減少するため理解したうえで商品の購入をおすすめします。
洗濯機でのお手入れがしやすい「ウォッシャブルタイプ」はお子さんが居る家庭での使用も安心
ウォッシャブルタイプの掛け布団は、自宅の洗濯機で丸洗いできるのが特徴です。お子さんが居る場合や衛生面が気になる方にも安心で、常に清潔感を維持できるのが魅力と言えます。
ポリエステル素材の商品は、乾きやすく繰り返し洗濯しても生地がヨレない耐久性も誇るので頻繁に洗濯したい方にもおすすめです。羽毛商品のなかにも洗濯可能な素材はありますが、乾きづらく中綿が飛び出す可能性もあるためあまりおすすめできません。
羽毛の掛け布団をどうしても洗濯したい場合は、布団専門のクリーニング店に依頼するなど、なるべく自宅での洗濯は避けるのがベターです。
掛け布団のおすすめ人気ランキング10選
ここからは、掛け布団のおすすめ人気ランキング10選をご紹介します。ランキング商品を参考に、自分の好みや季節に合わせてアイテムを選んでみてください。
1位 mofua（モフア） 掛け布団 312001N8
種類：肌掛け布団
機能：丸洗いできる（手洗い）
1年中使え自宅でも洗えるので衛生面が気になる方にも
雲に包まれるようなやわらかく、やさしい手触りの掛け布団は、敏感肌や肌あたりが気になる方にもおすすめです。また、中綿にはマイクロファイバー綿を使用し、シルクのような優しさも堪能できます。カラーとサイズは展開があるため、用途の合わせて選べます。
冷房対策や季節の変わり目にも扱え、春から冬にかけて1年を通して活用できるうえ羽織りものや昼寝の掛け布団など、自由自在に使えるのも便利です。自宅の洗濯機での丸洗いも可能で、衛生面が気になる方にも適しています。
2位 エブリ寝具ファクトリー 和掛け布団
種類：本掛け布団
機能：－
モダンな商品は和室との相性もぴったりなのがよい
高級綿を使用したこちらの商品は、和モダンな雰囲気を感じられます。カラーは、ピンク・ブルーの2色から好みに合わせて選べるのが嬉しいです。また、側生地は破れにくい素材を使用しているため、耐久性に優れているのもよいでしょう。
裏地は190本ブロード生地でやわらかい手触りを実感でき、朝までふんわり感が続くのも購入の決め手になります。衛生面が気になる方は、天気のよい日に天日干しすることでにおいや殺菌効果も期待でき、清潔感を保てます。
3位 こだわり安眠館 掛け布団
種類：合い掛け布団
機能：お洗濯OK
防ダニ・抗菌防臭加工の+α機能が付いている
羊毛の掛け布団は、圧倒的な弾力性・保湿性・除湿性を誇る優れものです。さらに、商品には防ダニ加工・抗菌加工・防臭加工が施され、+α機能付きな面も人気の秘密と言えるでしょう。自動で湿気を調節し、1年を通しての使用も快適です。
素朴な風合いの生成り生地使用で、所々に黒点が見られるのも自然素材ならではのポイントです。また、4隅には布団カバーと固定するループが付いており、快適な寝心地が味わえるのもこちらの商品ならではの魅力でしょう。
4位 アイリスオーヤマ（IRIS OHYAMA） 掛け布団 FSUK-S
種類：合い掛け布団
機能：丸洗いOK、６か所ループ付き
ピーチスキン加工でとろけるような肌触りを実現
使い勝手抜群の軽量かつコンパクトな掛布団は、自分の目的に合った使い方ができます。寒い春先から寒さの厳しい冬まで1年中快適に扱えるので、ひとつ持っておくと幅広いシーンで活躍するでしょう。
ホコリの出にくい中綿で、掃除に手間をかけたくない方や衛生面が気になる方にも安心です。さらに、ピーチスキン加工でとろけるような肌あたりを実感できるのも嬉しいです。中綿の偏りを防止するキルト加工が施されている点もよいです。
5位 西川 羽毛肌掛け布団 KE02065404
種類：肌掛け布団
機能：丸洗い可能
カラーバリエーションが豊富で好みに合わせて選べる
収納もかさばらないコンパクトな羽毛商品は、タオルケットや毛布と併用することで厳しい冬の寒さにも対応できます。さらに、グレーダッグダウン50％配合で、羽毛の質が気になる方にもぴったりです。
軽やかさもあり、ほかの布団や毛布と重ねても身体に負担がこないため、長時間の睡眠時にも活躍します。質や使い勝手の高い羽毛布団を検討している方はぜひチェックしてみてください。
6位 Abill 掛け布団
種類：合い掛け布団
：－
通気性がよく一年中使える優れものアイテム
シルク素材の商品は、なめらかな光沢感・高級感を堪能できる優れものです。肌あたりもよいため、敏感肌の方や布団のチクチク感が気になる方にも最適です。また、小さなお子さんが居る家庭でも安心して使えます。
シルクは圧倒的な肌触りのよさを堪能できる反面、摩擦や紫外線に弱くお手入れや保管方法は難しい点がデメリットです。そのため、購入する際はお手入れ方法を理解したうえでの検討をおすすめします。
7位 ふとん伊月 肌掛け布団
種類：肌掛け布団
機能：丸洗い可能
耐久性に優れしなやかさ・軽やかさも味わえる
日本が誇るブランド近江の麻を使用した商品です。ホコリが付きにくく吸放湿性に優れた麻は、熱気がこもりやすい暑い夏の時期にもぴったりです。また、耐久性にも優れ、繰り返し使用しても破れにくい点が嬉しいです。
自然素材の優しさは、そのような肌質の方にもよく合うため幅広い方からの人気があります。汚れた際は自宅で手軽にお手入れでき、衛生面が気になる方・小さなお子さんが居る家庭の方にも向いています。
8位 nissen（ニッセン） 洗える2枚合わせ掛け布団
種類：２枚合わせ布団
機能：洗濯機で丸洗い可能
ひとつ持っておくと1年中使える便利な商品
2枚合わせ掛け布団は、自由自在に使い方を変えられ、1年中使用できるのがメリットです。3通りのあたたかさを選べるため、シーンに合わせての使い方ができるでしょう。布団を買い足す必要がないため、スペースを節約できるのもよいです。
2枚合わせても重量は1.5kg以下と軽量で扱える面も魅力です。すべての布団に+α機能を施しているので、お手入れを怠りがちな方にも適しています。高密度になっており、ダニの侵入をブロックできるのもポイントです。
9位 西川 合掛け布団 KA07375021B
種類：合い掛け布団
機能：－
カラーとサイズが自由に選べる万能アイテム
羽毛が偏りにくいユニステークキルト採用で、ダウンの移動をカバーし、全体のボリュームを維持します。こちらの掛け布団には、良質なホワイトグースダウンを贅沢に90%しており、高級感のある羽毛をお探しの方にもおすすめです。
ガチョウの羽毛は、アヒルの羽毛に比べ1枚1枚が大きくより空気を含むため、ボリュームと暖かさを演出します。外カバーには、抗菌加工を施しいつでも清潔にお使いいただける工夫がされています。
10位 西川 スヌーピー掛け布団 AB01010580730
種類：本掛け布団
機能：－
衛生面が気になる方にもおすすめな洗える商品
表情豊かなスヌーピーの絵柄がデザインされた商品は、ユニークさも感じられるかわいい掛け布団です。ふんわりと軽やかなボリュームで、身体への負担が少ないのもこちらの商品ならではの特徴です。
身体のラインに添うようなボディラインキルトを採用しているため、厳しい冬でもすき間からの冷気の侵入を防ぎ、朝まであたたかくぐっすり眠れるのがよいでしょう。
おすすめの商品一覧
| 製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
|---|---|---|---|
| mofua（モフア） 掛け布団 312001N8 1 | 3,545円 |   4.3 |    |
| エブリ寝具ファクトリー 和掛け布団 2 | 11,980円 | 4.56 | |
| こだわり安眠館 掛け布団 3 | 3,380円 | 4.44 |  |
| アイリスオーヤマ（IRIS OHYAMA） …… 4 | 2,255円 | 4.7 | |
| 西川 羽毛肌掛け布団 KE02065404 5 | 6,914円 | 4.2 | |
| Abill 掛け布団 6 | 14,990円 | | |
| ふとん伊月 肌掛け布団 7 | 10,800円 | | |
| nissen（ニッセン） 洗える2枚合わ…… 8 | 6,589円 | 4.31 | |
| 西川 合掛け布団 KA07375021B 9 | 49,475円 | 4.2 | |
| 西川 スヌーピー掛け布団 AB010105…… 10 | 7,159円 | 4.3 | |
サイズが大きいものは浴槽で洗う方法も！掛け布団を洗濯機で洗う際の「注意点」をご紹介
掛け布団を自宅で洗濯する際は、いくつかのポイントに注意しましょう。通常の洗濯と異なる注意点は、あらかじめ洗剤を水に溶かしておくことです。洗濯前に洗剤を入れてしまうとサイズが大きいため、全体に混ざることなく偏りができてしまいます。
溶け残りが心配な方は、粉末タイプではなく液体タイプを選ぶとより安心です。また、洗濯する際は破損を防ぐためネットに入れ、布団洗いコースでの洗濯を心がけましょう。サイズが大きく洗濯槽に入らないものは、浴槽に水を貯めて洗濯する方法もおすすめです。
どちらで洗濯した際も、干すときは内側までしっかり空気が回るよう、2本の物干しざおを使ってまたがせるようにかけましょう。時間に余裕があれば、数時間ごとにひっくり返すと乾くスピードが早くなります。
まとめ
掛け布団の選び方とおすすめ人気ランキング10選を紹介しました。ひとくちに掛け布団と言っても、素材や種類は豊富にあり選ぶ際は迷いますが、使い勝手や使用時期に合ったものをチョイスするのがベストです。
小さなお子さんが居る家庭や衛生面が気になる方は、自宅でも丸洗いできる商品を購入すると清潔感を保てるでしょう。選び方のポイント・ランキング商品を参考に、自分の好みに合う掛け布団を見つけてみてください。