芝の手入れに欠かせない工芝生鋏の刃は、薄い芝生を綺麗にカットするために薄く長いのが特徴です。切断できる対象物が限られるので、剪定鋏のように幅広い用途での使用は難しい工具です。
幅広い作業シーンがあり、様々な製品が展開されています。そこで今回は芝生鋏の豊富なラインナップから、ご自身の作業シーンに合わせて製品を選ぶ為にタイプ別の違いと合わせて、おすすめ商品6選をご紹介します。
目次この記事でおすすめする商品
芝生鋏の使い方
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芝生鋏は基本的には部分的な芝生の手入れに使用します。手入れする芝生の量によっては芝生鋏だけでは時間が掛かるので、芝刈り機で芝をカットする人もいるでしょう。しかし、庭の形は隣接する建物や置石などの配置場所次第で大きく変わるため、芝刈り機が使えない場所が発生し、その部分だけ芝が残ってしまいます。
芝刈り機では芝をカットしきれないような場所で活躍するのが芝生鋏です。さらに、芝刈り機でカットすると芝生の長さが均一に揃えられないという弱点もあるので、こだわり派の方は芝生鋏で時間を掛けてでもお手入れをします。時間効率を考えられた製品もありますが、芝生鋏は庭の手入れに必須の工具といえます。
芝生鋏の選び方
芝生鋏に搭載されている鋏の刃は薄く長いものが多いです。切れ味で選ぶのは非常に難しいため、作業シーン別に製品を選ぶことがポイントとなってきます。ご自身の作業シーンに合わせて形や機能を選択し、心地よく作業を行いましょう。
手入れする芝生の状況で選ぶ
芝生鋏は、手入れする芝生の状況により作業を行いやすい鋏のタイプが変わってきます。刃やグリップ部分にも注目する必要はありますが、作業する芝生の状況を最初にチェックしましょう。
芝生の状況で製品を選ぶポイントとして、カットする芝生の状況を見分ける必要があります。背が伸びた芝生をカットする場合は大雑把に作業を進める必要があり、部分的に切り沿えろえる作業の場合は細かな作業ができる芝生鋏が必要となってきます。このようにお手入れする芝生の状況によって製品タイプを変えることで、作業効率と、作業後の芝生の仕上がりが変わります。そこで、作業シーンに合わせた選び方をタイプ別に2つご紹介します。
大雑把に芝生をカットする両手タイプ
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両手タイプの芝生鋏は枝切り鋏などに近い形状をしており、扱い方もわかりやすい主流なタイプです。グリップ部分が両手で持てるため、腕が届く範囲であれば芝生をカットすることができます。鋏の刃が長く、1回の動作で多くの芝生をカットすることができます。両手で作業が出来るので、背が高くなってしまった芝生、硬くなってしまった草なども対応できるメリットがあります。
両手タイプは大雑把に多くの芝生をカットできますが、重量が重たいので細かな作業には向いていません。特に芝生の手入れで使用する場合は疲れやすいため、長時間の作業には注意が必要です。
細かに芝生をカットする片手タイプ
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片手タイプは、両手タイプと比べると大雑把に多くの芝生をカットすることは出来ませんが、少量の芝生を細かく切断できます。芝刈り機では刈り取れなかった芝生をカットしたり、きれいに切り揃えて整えられるメリットがあります。
片手タイプは、芝刈り機などでは刈り取りが難しい場所でのカットに向いています。両手持ちよりも疲労感は小さいため、細かな作業には向いてますが、両手持ちより切断力は低いので注意しましょう。
グリップ形状で選ぶ
芝生鋏のグリップは、身近な紙をカットする様な見慣れたグリップを持つタイプから、グリップを握る込む事によってカットができるモデルまで幅広くあり、グリップによって芝生鋏に採用されている機能が変わってきます。
グリップの形状と機能を選ぶことで、カットできる芝生の量や細かさ、使い勝手を調整することができ、作業効率にも影響します。芝生をどのようにカットするかをイメージできたら、芝生鋏のグリップ形状と機能をチェックしましょう。
ハンドルの形状別に2つご紹介します。
疲労感を感じにくい握り込みタイプ
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握り込みタイプはハンドルを片手で握り込むことにで、鋏の刃が動作します。ホームセンターやネットショピングでも多く見かけるため、芝生鋏の中では主流になりつつあるタイプです。
握り込みタイプは、通常のハンドルと比べると手元への負荷が大きく変わり、疲れやすくはなりますが、メリットとしてはカットする作業を連続で行えるので、作業効率をあげつつ丁寧に芝生をカットできることです。しかし、段差や置石があるような場所では少し使いづらくなるので注意が必要です。
シンプルで手軽に使える通常タイプ
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シンプルな通常タイプは、握り込むタイプのグリップが多い中でも、あると便利なグリップ形状です。カット中の疲労感は溜まりやすいものの、細かい動作や作業シーンに対応することができます。特にシンプルな通常タイプは刃が薄くて短いタイプが多いために、部分的にカットが必要となる作業シーンをカバーすることができます。カットできる量は少ないですが、通常の芝生鋏ではカットがしずらい箇所をカバーできるので、1本あると便利でしょう。
芝生鋏のおすすめ人気ランキング6選
ここからは、芝生鋏の選び方にもとづいたおすすめ商品6選をご紹介していきます。搭載されている機能・グリップに採用されている素材や値段も様々です。ぜひ、ご自身にあった商品を選んでください。
1位 サボテン 芝生鋏 1580
重量:680g
刃の素材:フッ素樹脂加工
グリップの素材:-
切れ味を調整できる便利な機能を持つタイプ
芝生鋏の中でも便利な機能を豊富に持つタイプです。切れ味を2段階で調整できる機能・連続作業ができるスプリング機能・切れ味が落ちれば替刃ができる機能など、豊富な機能を持つ便利タイプとなっています。両手持ちのために幅広い作業シーン対応できるのもポイントとなっています。
1本の芝生鋏で手入れをひと通り行いたい方におすすめの商品です。切り味の2段階調整ができるため、刈り込みモードで大雑把に、芝生モードで細やかな調整に、と使い分けができるのはこの商品の強みでしょう。
2位 ゴールデンスター 鋏 回転式 芝生鋏 2104
重量:425g
刃の素材:特殊刃物用鋼
グリップの素材 :スチール
カットの方向を変更できる便利な回転式タイプ
芝生鋏の刃元部分に回転式が採用されているタイプのため、垂直・水平へのカットにも対応できます。通常の水平的なカットはもちろんのこと、芝生の境目付近のカットが難しい場所にも対応できる便利な商品です。
握り込みタイプの芝生鋏を使用していて、芝生の境目付近のカットに不便を感じている方におすすめの商品です。通常使用でも普段通り使用できるので、痒い所に手が届く商品となります。
3位 GARDEN FRIENDS アルミ柄 段付き 刈込鋏
重量:694g
刃の素材:-
グリップの素材:-
幅広い作業に対応できる両手で握るタイプ
両手で握って鋏を動かすタイプの芝生鋏は、鋏自体は大きなサイズですが、刃の部分には連続使用を想定してバネが搭載されており、負担を軽減してくれる工夫がされています。
両手持ちの芝生鋏を最初に選ぶならおすすめの1本となります。アルミ製で軽くて丈夫なうえ、使い勝手が良く作業時の疲労感を軽減してくれます。価格帯も低価格帯となっているので購入しやすい商品です。
4位 GS これが日本の芝生鋏(レーキ付) 2106
重量:431g
刃の素材:特殊刃物鋼テフロン加工
グリップの素材 :スチール
仕上がりにこだわる!レーキ搭載タイプ
芝生鋏の中でも刃先にレーキが搭載されたタイプです。レーキが搭載されていることで、芝生カット後の仕上がりが綺麗になります。芝生をカットしながら手入れも出来、一石二鳥の製品となります。基本性能を抑えたうえ、非常に安心できる製品なのが人気のポイントとなっています。
レーキ付きではない芝生鋏を使用中の方や、芝生の手入れに更に手間を掛けたい方におすすめの商品です。レーキをつけることでの違いを気軽に体感したい方にも注目すべき商品となります。
5位 片手軽量芝生鋏 アルミハンドル式
重量:240g
刃の素材:中炭素鋼
グリップの素材 :アルミニウム
備えの1本に最適!コスパに優れたタイプ
芝生鋏の中でもコスパに優れ、購入しやすい価格帯の製品です。グリップ部分は握り込み式となっており、簡単に芝生をカットできます。鋏自体の大きさが小型のため、主に小場所での作業シーンをカバーします。価格帯も低価格で手に入れやすいのもポイントでしょう。
芝生鋏を購入する際に、備えの1本として工具箱にあると重宝する1本です。メインとしても十分に使用できる商品なので芝生鋏のコストを抑えたい方にはおすすめです。
6位 GS これが日本の芝生鋏 2105
重量:440g
刃の素材:鋼テフロン
グリップの素材 :スチール
1本あれば大活躍!バランスに優れた入門タイプ
芝生鋏の中でもバランスに優れ、基本的な性能をカバーした製品です。芝生鋏の主流となりつつある握り込みタイプで簡単に多くの芝をカット出来ます。搭載されている刃にはフッ素樹脂加工が施されており、使用する頻度が低くても錆びにくい工夫もされているのもポイントです。
芝生鋏を購入する際に最初の1本を選ぶならおすすめの商品です。価格帯以上の機能を持ち便利機能も搭載されているので、芝生鋏の入門タイプ的商品です。
サボテン 芝生鋏 1580 1,780円 ゴールデンスター 鋏 回転式 芝生…… 1,236円 GARDEN FRIENDS アルミ柄 段付き …… 1,157円 GS これが日本の芝生鋏(レーキ付) …… 2,396円 片手軽量芝生鋏 アルミハンドル式 730円 GS これが日本の芝生鋏 2105 1,978円おすすめの商品一覧
製品 最安値 評価 リンク 4.07 4.09 3.2 4.11 4.4 4.36
芝生鋏の研ぎ方
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芝生鋏は刃の素材によっては錆びやく、刃が欠けてしまい切れ味が落ちてしまう商品があります。特に鋼製の刃は使用頻度が高ければ刃がかけて切れ味が落ち、長時間使用せずに保管状態も悪いと錆びて使い物にならない場合があります。
切れ味が落ちた刃を元に戻すには、刃を研ぐ必要があります。芝生鋏を研ぐには研ぎ目の荒い研ぎ石と細かな石を用意しましょう。順番としては荒い研ぎ石で錆びや欠けた刃を研ぎ、仕上げに粗めの細かな研ぎ石で刃の鋭さを整える流れになります。ポイントとしては荒い研ぎ石で刃を研ぐ際は力を入れずに、時間を掛けて少しずつ刃を研ぐ事です。
必要以上に力を込めて刃を研ぐと、刃が破損・変形に繋がります。力を入れずに時間を掛けて研ぐ事で、最小限を削って綺麗に研ぎ切る事ができます。
レーキの有無について
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芝生鋏にはレーキが搭載されたモデルが発売されています。レーキは刃の片方に搭載されており、芝生の切断力には関係ありません。
レーキが芝生鋏に搭載されていると、芝生をカットする際に芝生に付いているゴミや、芝生の古い根・泥などを落とすことができます。本来であれば芝生をカットした後、専用工具で綺麗にならす必要がありますが、カットしながらも芝生を綺麗にできる便利機能となります。
レーキの有無によって芝生の切断能力には関係ありませんが、芝生をカットした後の見栄えに影響してきます。庭のお手入れにこだわりを持っている方には、一石二鳥の機能ですので魅力的でしょう。
まとめ
芝生の手入れをするのに必須の芝生鋏の選び方とおすすめ商品をご紹介しました。芝生鋏は芝生をカットする専用の工具とはなりますが、選べる商品の幅が広いのが特徴です。芝生をカットするだけと甘く見て作業シーンや作業内容を考えずに製品を選んでしまうと、作業効率や作業の心地良さを大きく損なってしまいます。
ぜひ、ご自身の作業シーンや作業する芝生の状況などを確認した上でぴったりな芝生鋏を選び、快適な作業を行いましょう。