電気が使えない場所でも光源として役立つ懐中電灯。防災用としてだけでなく、キャンプなどのアウトドアでも重宝するアイテムです。しかし、各メーカーから明るさやサイズ、機能性が異なる豊富な種類が出ているため、選ぶのに迷ってしまいますよね。
そこで今回は、懐中電灯の選び方とおすすめの商品をランキング形式でご紹介します。持ち運びに便利な小型のタイプや充電式のものなど、それぞれの特徴や機能についても紹介するので、ぜひ選ぶ際の参考にしてくださいね。
目次
この記事でおすすめする商品
光が拡散しやすいスマホのライトと異なり、懐中電灯は光を収束してしっかり照らせる
スマートフォンにはライト機能が付いているため、懐中電灯の必要性をあまり感じない人もいるのではないでしょうか。しかし、スマホのライトは構造上光を拡散させるため、照らしたい場所に焦点を絞って照らすことは難しいと言えます。
一方、懐中電灯は光を収束させるため、照らしたいポイントをしっかりと照らせます。近距離から遠距離まで照らせるため、災害時の備えとしてはもちろん、暗い場所での作業にも便利です。また、キャンプや釣りなどのアウトドアでも重宝します。
懐中電灯の選び方
懐中電灯を選ぶ際に重要な5つのポイントを見ていきましょう。
使用するシチュエーションや目的に応じて、懐中電灯の「タイプ」を選ぼう
懐中電灯の種類には、大きく分けて「LEDタイプ」「ランタンタイプ」「ラジオ一体型タイプ」の3つがあります。災害時の備えやアウトドアシーンなど、使用するシチュエーションや目的に応じてタイプを選びましょう。
広範囲を明るく照らしたいなら、消費電力が少なく長持ちする「LEDタイプ」
LEDタイプは、広範囲を明るく照らすことに優れています。また、消費電力が少なく長持ちするのが特徴で、防災用にも最適です。LEDはスタンダードな懐中電灯として使われており、各メーカーからさまざまな商品が展開されています。
比較的サイズの小さいモデルが多いのもポイントです。懐中電灯は手に持って使う場面が多いため、持ち運びやすい形状や重さも重要。LED懐中電灯はモデルによって照射範囲や距離が異なるため、選ぶ際は必要な明るさをチェックしましょう。
特定の範囲だけでなく周辺を広く照らしたいなら、キャンプにも便利な「ランタンタイプ」
懐中電灯は形状によって、照らせる範囲や明るさなどが異なります。ランタンタイプは周辺をまんべんなく照らせるのが特徴です。ランタンタイプは光を分散させるため、明るさは弱くなりますが、周辺の様子を見渡したいときに役立ちます。
キャンプのときにテント内や高い位置に吊るしておけば、全体を明るく照らせるため、食事や作業する際に重宝するでしょう。またモデルによっては、通常の懐中電灯としてピンポイントで照らせるので、移動時など暗い道の先を照らすことも可能です。
災害時に備えるなら、安定して正確な情報収集に役立つ「ラジオ一体型タイプ」
懐中電灯を防災対策として備えておきたい場合は、ラジオ一体型タイプがおすすめです。災害時は素早く正確な情報がほしいところですが、インターネットやSNSの情報は信憑性に欠けていることや、通信が不安定なことも考えられます。
そこで、懐中電灯にラジオが付いていると情報収集に役立ちますよ。手回しで充電できるモデルであれば、電気が使えない状況や電池が切れてしまった場合でも、ラジオをつなぐことが可能です。選ぶ際は、充電方式や機能性にも注目しておきましょう。
足場の悪い山道や暗い道の先など、使用するシーンにあわせて「明るさ」を選ぼう
懐中電灯の明るさは光の量を示す「ルーメン（lm）」という単位で表示されます。数値が大きくなるほど明るく、遠くまで照らすことが可能です。一般的な目的で使用する場合には、200lm程度あれば必要な明るさを確保できるでしょう。
手元や足元など近場を照らしたい場合は、50～100lm程度で充分です。野外で遠方をしっかりと照らしたい場合は、200lm以上の照射力があると便利。明るすぎると近場が見づらくなることもあるため、用途に適した明るさを選ぶのが重要です。
長時間の点灯や防災対策を考慮して、充電式か電池式の「電源タイプ」を選ぼう
懐中電灯には主に、「充電式」と「電池式」の2種類の電源タイプがあります。長時間点灯することが多い場合や防災用として備えるなど、使用する目的やシーンに応じて電源タイプを選びましょう。
コストを抑えたいなら、バッテリー内蔵で交換の手間がない「充電式」
充電式の懐中電灯は、本体にバッテリーを内蔵しています。主にUSBケーブルで、モバイルバッテリーなどと接続して充電するのが特徴。乾電池を使う必要がないため、予備の用意や交換の手間がなく、ランニングコストを抑えられるのが利点です。
ソーラー発電や手回しで充電できるタイプであれば、電源を確保できない状況でも利用することが可能。ただし、使用していない期間が長いと充電が減っていくため、防災用として備えておく場合には、定期的に充電しておきましょう。
残量を気にせず使いたいなら、連続点灯時間の長い「電池式」
電池式の懐中電灯は、電池が入っていれば長時間使えるのが特徴。電池が切れた際は交換する手間がありますが、替えの電池を用意しておけばすぐに使えます。充電する必要がないため、電気が使えない状況下でも使用できるのが利点です。
また、電池式は連続点灯時間が長いのもポイントです。停電時など長時間に渡って点灯する必要がある場合には、電池式が向いています。ただし、乾電池には使用期限があるため、古い乾電池を入れっぱなしにしないよう注意しておきましょう。
防災用に備えるなら、大きさや重さなど持ち運びやすい「携帯性」に注目しよう
懐中電灯を使うときは手に持って行動するため、軽量でコンパクトなサイズのものが便利です。とくに災害時には急いで避難することも考えられるため、バッグやポケットに入れて持ち運べる携帯性のよさにも注目しておきましょう。
また懐中電灯のなかには首にかけて使うネックタイプや、額に付けて使うヘッドライトタイプなどもあります。両手が自由に使えるため、荷物を持ったり作業したりしながら利用することが可能です。コンパクトで携帯性もよく防災用としても重宝します。
雨でも使える防水性や夜道の防犯など、災害時にも重宝する「機能」をチェックしよう
懐中電灯は商品によって、さまざまな機能が搭載されています。急な雨でも利用できる防水機能や遠くを照らせるズーム機能など、目的に応じて必要な機能をチェックしましょう。
キャンプなどのアウトドアで使用するなら、急な雨にも安心の「防塵・防水機能」
キャンプなどのアウトドアで利用する場合は、天候の変化に備えて防塵・防水機能付きの懐中電灯がおすすめです。防塵・防水機能があれば、急な雨や風に舞う砂のなかでも懐中電灯の明かりを使えます。加えて、耐衝撃性が備わっていると安心です。
防塵・防水性能のレベルは「IP56」といった規格で示されます。「5」が防塵、「6」が防水を示しており、数値が大きくなるほど高い性能を意味しますよ。キャンプや夜釣りなどの野外で利用する場合には、防塵・防水性能に注目しておきましょう。
ズームや点滅など状況に応じて調節したいなら、災害時にも重宝する「調光機能」
遠方を照らしたいときに便利なのが、ズーム機能です。夜道を歩いているときに、簡単な操作で暗い道の先を広範囲で照らすことが可能。また凸凹した山道などを歩いているときにも、道の先の状況を素早く確認できるため重宝するでしょう。
さらに点滅機能が付いていると、自分の位置を周囲に知らせることができます。災害時に役立つだけでなく、夜道を歩く際に車や自転車への防犯としても効果的です。また山中で遭難した場合など、緊急時のSOS信号としても利用できます。
懐中電灯のおすすめ人気ランキング10選
ここからは、大手通販サイトで人気の懐中電灯の商品をランキング形式でご紹介します。タイプや機能などについても紹介しているので、ぜひ選ぶ際の参考にしてくださいね。
1位 Panasonic（パナソニック） LEDネックライト BF-AF10P-K
電源：電池式
機能：防滴
明るさ：照度:約20lx(1m前方 電池初期値)/光束:約13lm(参考値)
LED寿命：約15時間(パナソニックコイン形リチウム電池使用、20℃時)
両手が使えるハンズフリーライト！避難時にも重宝
首からかけて使えるLEDネックライトです。40gと軽く、ラバー素材で長さ調節ができるため、子どもから大人まで利用可能。裏面に装備したスイッチは、片手で簡単に操作できます。ワイド照射できるため、手元・足元を明るく照らせるのも利点です。
両手が空いているため、荷物を持ったままでも明るく照らすことが可能です。とくに避難時では、お子さまの手を引きながら使えるため重宝します。夜間にジョギングする際など、防犯対策としても利用できるのでおすすめです。
2位 JYUNO 懐中電灯 XHP160
電源：充電式
機能：防水、調光機能
明るさ：-
LED寿命：10万時間
高輝度XHP160搭載で明るく2way発光も可能
高輝度XHP160を搭載したLED懐中電灯です。近距離と遠距離に対応したズーム機能や高い防水機能を装備し、アウトドアで活躍しますよ。側面には、手元の作業に便利な白と赤色のCOBライトを搭載。緊急時の赤点滅モードにも対応しています。
USB充電式で、TYPE－Cの急速充電に対応しているのもポイント。また、モバイルバッテリーとしてスマホなどの充電も可能です。耐衝撃性に優れた素材で攻撃ヘッドを備え、車内のガラスを粉砕することができるので、緊急時に役立ちます。
3位 ASAHI（アサヒ） LEDハンディライト LED003
電源：電池式
機能：防水、調光機能
明るさ：1800ルーメン（最大出力時）
LED寿命：10万時間
1,800ルーメンで5種類の点灯パターンを装備
米国CREE社でもトップクラスのT6LEDを採用したLED懐中電灯です。1,800ルーメンと非常に明るく、遠方までしっかり照らします。88gと軽量で子どもでも持ち歩けるのが特徴。5種類の点灯パターンを搭載し、SOSパターン点滅も備えています。
ライトヘッド部分を引っ張ることで、ズーム調整ができるのもポイント。また生活防水仕様なので、急な雨でも安心して使えます。全長12.9mmとコンパクトで携帯性もよく、強力な照射が可能。防災用だけでなく、アウトドアにもおすすめです。
4位 Lighting EVER（ライティングエバー） LED 懐中電灯
電源：電池式
機能：防滴、焦点調節機能
明るさ：140lm
LED寿命：-
防滴仕様や焦点調整機能付きで野外の利用に便利
高輝度XPEのLEDを搭載したコンパクトな懐中電灯です。照射距離は最大150mまで対応します。軍用の超高硬度アルミ合金素材で、耐衝撃性に優れているのが特徴。防水等級IP44の防滴仕様で、急な雨に降られても使用できるので安心です。
伸縮式のフォーカスレンズを搭載し、照射範囲と焦点距離を調整できるのもポイントですよ。長さ10.9cm、直径3.3cmと手のひらに乗る大きさで持ち運びに便利。単四電池3本が付属しており、購入後すぐに使える多機能なモデルです。
5位 TOPPANVON 懐中電灯 LEDライト
電源：充電式
機能：防塵、防水、調光機能
明るさ：5200ルーメン
LED寿命：-
コンパクトで多機能◎防水・防塵で耐久性も高い
高輝度XHP50を搭載し、最高5,200ルーメンに達するLED懐中電灯です。本体は航空級のアルミニウム合金で耐衝撃性に優れています。5つの照明モードを装備し、高輝度・中輝度・弱輝度・オフ・点滅に素早く切替えることが可能です。
ズーム機能を搭載し、近距離から遠距離まで照射できるのもポイント。IP67と高い防塵・防水機能を備えており、豪雨などの悪天候にも対応できます。長さ163mmで、持ち運びに便利なサイズなのも利点。USB充電式の高機能な懐中電灯です。
6位 Vantozon LEDランタン
電源：充電式
機能：防塵、防水
明るさ：最大1000ルーメン
LED寿命：-
2種類の給電方式で懐中電灯モードとしても利用可能
USB充電式と電池式の2種類の給電方式に対応したLEDランタンです。高密度COBライトの柔らかい光で360度を照らし、キャンプや夜釣りなどに重宝します。ランタンだけでなく懐中電灯としても使え、SOS点滅モードを搭載しているのも特徴です。
本体は折りたたみ式で、持ち運びやすいのもポイント。単三電池でも使えるため、突然の停電時にも素早く対応します。耐久性が高く防滴仕様のため、悪天候でも使えるのが利点です。汎用性が高く、さまざまなシーンで活用できますよ。
7位 GENTOS（ジェントス） MAGNUM MG-886R
電源：充電式
機能：防塵、防水
明るさ：450lm(Hiモード時)
LED寿命：-
ヘッド部分の前後で簡単に照射角の調整ができる
円形照射で3段階の調光機能を搭載しており、450・220・50ルーメンと明るさを選べます。ヘッド部分をスライドすることで、照射角度を無段階に調整できるのが特徴です。最大照射距離は約172mで、2mの落下耐久があります。
専用電池を搭載したUSB充電式で、IP66に準拠した耐塵・耐水仕様なのもポイントですよ。ヘッド部は八角形の転がりづらいデザインで、グローブしたままでもスライドしやすく便利。シンプルなオン・オフスイッチで、扱いやすい懐中電灯です。
8位 Lepro LED懐中電灯
電源：電池式
機能：防滴、調光機能
明るさ：300lm
LED寿命：-
軽量コンパクトで持ち運びに便利な高輝度モデル
長さ13cmで手のひらサイズのコンパクトな懐中電灯です。高輝度で明るく、照射距離が最大150メートルに達します。5種類の点灯モードを搭載し、伸縮式のフォーカスレンズでズーム調整が可能。また、防水等級IPX4に対応しているのも利点です。
クリップやストラップが付属し、携帯性に優れているのもポイント。2種類の電池に対応しており、単四電池3本または、別売りの充電池1本で使うことが可能ですよ。軍用超高硬度のアルミ合金で耐久性が高く、滑り止め設計でアウトドアにも最適です。
9位 Era-Pioneer COB LED投光器ライト
電源：充電式
機能：防水、調光機能
明るさ：500lm
LED寿命：-
小型ながら4種類の点灯モードやカラビナ付きで便利
45gと軽量で小型ながら強力な明かりのLED投光器です。最大800ルーメンの高輝度COBライトで、均一面で発光するため幅広い範囲を照らせるのが特徴。4種類の点灯モードを搭載し、High（長押し）・Mid・Low・点滅に切替えが可能です。
IPX4の防水機能付きのため、急な雨や汗などに対応します。USB充電式で、本体の裏面には磁石が付いており、金属表面に取付けて照明としても利用可能。また180度回転式のフックやカラビナ、栓抜きとしても使える多機能なCOBライトです。
10位 Geum 多機能防災ラジオ
電源：充電式
機能：防水
明るさ：-
LED寿命：-
防災士推薦！スマホも充電できる17個の機能を搭載
LEDライトを搭載した多機能防災ラジオです。災害時に便利なソーラー充電や手回し充電、単四乾電池でも使用できるのが特徴。4,000mAh大容量バッテリーを搭載し、モバイルバッテリーとしてスマホなどを充電することも可能です。
IPX3相当の防水機能付きなのもポイントですよ。デジタル表示で画面が見やすく、LEDライトは読書灯としても使えるため、普段の利用にも便利。緊急時に役立つSOSライトとアラームを装備し、自分の居場所を伝えられるため、防災用に最適なモデルです。
おすすめの商品一覧
| 製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
|---|---|---|---|
| Panasonic（パナソニック） LEDネ…… 1 | 1,199円 |   4.38 |     |
| JYUNO 懐中電灯 XHP160 2 | 2,654円 | 3.74 | |
| ASAHI（アサヒ） LEDハンディライ…… 3 | 631円 | 4.31 | |
| Lighting EVER（ライティングエバ…… 4 | 1,399円 | 4.6 | |
| TOPPANVON 懐中電灯 LEDライト 5 | 2,680円 | 4.58 | |
| Vantozon LEDランタン 6 | 1,853円 | 3.9 | |
| GENTOS（ジェントス） MAGNUM MG-8…… 7 | 3,690円 | 4.7 | |
| Lepro LED懐中電灯 8 | 1,499円 | 4.1 | |
| COB LED投光器 9 | 399円 | 4.4 | |
| Geum 多機能防災ラジオ 10 | 4,980円 | 4.32 | |
まとめ
懐中電灯を選ぶ際は、タイプや明るさに注目しておくのがポイントです。懐中電灯は手に持って使うため、サイズや重さなどの携帯性もチェックしておきましょう。また、充電式・電池式の電源タイプや防塵・防水性能など、機能性も重要です。
懐中電灯は手元や足元、暗い道の先をしっかり照射できるアイテム。災害時の備えとしてはもちろん、キャンプなどのアウトドアにも重宝します。ぜひ今回の記事を参考にして、使用する用途に適した懐中電灯を選んでくださいね。