[書籍]/[オーディオブックCD] SPレコード落語特選 初代桂春團治編 一/桂文我 / 桂春團治/NEOBK-2646466
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初代桂春團治の名席・珍席をSP音源から復刻。四代目 桂文我氏の解説付きでお贈りします。掛けられる時や場所により、演目の表現や長さも違い一粒で何回も楽しめるのが落語の奥深さです。本シリーズは、数多ある初代桂春團治のSP音源を掘り起こし、いくつかのレコード会社の垣根を越え、同席なども比較し楽しんでいただけます。落語のSPレコードの成り立ち:明治36年(1900年)、ビクターの子会社であったアメリカのレコード会社・英国グラモフォンのプロデューサー・録音技師のフレッド・ガイズバーグにより、ホテルの一室をスタジオ代わりにして、日本で最初の平円盤式レコードの出張録音が行われました。その時の録音に適する芸能と演者の選択を任されたのが、外国人の噺家のパイオニア・初代快楽亭ブラックで、落語・義太夫・能楽謡・音曲などを、当時の名人や人気者が次々に吹き込み、7インチ盤と10インチ盤の合計273枚が完成。その中には、ブラックの落語も9枚含まれていました。初代桂春團治について:本当の初代桂春團治に功績がなかったため、明治中期から昭和初期まで、関西で絶大な人気を得た二代目を、後々、初代と呼ぶようになりました。明治28年(1895年)、18才で初代桂文我に入門し、桂我都と名付けられましたが、日常の素行が悪かったため、「もっと厳しい噺家の許で修業をさせた方が良かろう」と考えた文我が、二代目桂文團治(後の七代目桂文治)に預け、桂春團治に改名。素行の悪さは直りませんでしたが、高座が抜群に面白く、次第に人気が高まり、SPレコードの吹き込み数もナンバーワンになったのです。創成期の吉本興行の稼ぎ頭で、高給取りとなりましたが、放蕩三昧の借金だらけ。 会社に無断で放送に出たり、煎餅で拵えたレコードに吹き込んだり、奇行が人気を高める要因となりましたが、寿命には勝てず、昭和9年(1934)10月8日、胃ガンで没しました。享年57、戒名は華光春團治道居士。 【演目解説】 『馬の田楽』:昨今では、「田楽」より「おでん」と言う方が通りが良いでしょうが、「味噌おでん」より「味噌田楽」と言う方が、味噌の香ばしさが漂い、美味しそうに感じます。オチまで聞いてもらわなくては、何故『馬の田楽』という演題になっているのか、わかりません。初代春團治の演出が抜群だっただけに、他の噺家に、SPレコードに吹き込む者が少なかったようです。初代春團治のダミ声が、子どものあどけなさと、悪戯心を引き立てていました。そこを注意して聞いていただくと、面白さが倍増するでしょう。
■重量:110g
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