アマゾン博物学No.1 アマゾン誕生の驚異と古代生命の秘密
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商品説明
『内容紹介』
かなり昔っから、「アマゾンは海だった!」という諸説が巷で語られている。
神秘雑誌の愛読者系なら、チベットの僧院に保管されている伝説の粘土板に古代世界地図があって、南アメリカ大陸のど真ん中に巨大な海が描かれていたというミステリー説を支持するかも知れない(笑)。
ブラジルの北東地方セアラ州に分布するサンタナ層群から中生代白亜紀の浅海性の魚類化石が多産することを傍証にして、アマゾンが海だったと説いているのを某雑誌で読んだことがある。
しかし、これは勘違いである。
サンタナ層群が含まれるアラリッペ堆積盆地帯は、まったくアマゾン地方と呼べない。
海に生息する異尾類(コシオリエビ類)がアマゾンに生息することを傍証にした説もあった。
これは、ろくに勉強もしないで書いたに違いない。タンスイコシオリエビは、ラ・プラタ水系やブラジル南部の独立河川に分布するが、アマゾンに生息すると聞いたことがない。
アマゾンが海だった説の発端は、そこに海水起源の魚類がいろいろと生息していることと関連が深い。
昔は海だったんだけど、淡水になってもそれらが生き残ったと考えるのは、確かにもっともらしい。
しかし、ただそれだけでは直線的に過ぎるし、平易でもある。南アメリカ大陸の海洋や河川湖沼の地史的な変遷は、もっとずっと複雑である。
本書は、アマゾン地方の地史&古生物と南アメリカの各地で発見されている化石類、アマゾンの誕生、そして新熱帯区に生息する多様化した魚族の起源に関連した事象を紐解いていく。
『著書について』
東京都世田谷生まれ。
幼少の頃は庭の蚯蚓や地蜘蛛といった蟲と遊び、夏の昆虫採集に明け暮れた。
両親も東京育ちのため、田舎というものを持たなかったことの反発から自然という環境に限りない愛執を育みつつ育つ。
子供向けの昆虫図鑑などを穴があくほど読んでいたが、父親に買ってもらった古代生物、化石の本が特にお気に入りとなり、将来は古生物学者となる夢を育む。
自分一人で旅行ができる年齢になると、週末は東京近郊の化石採集に没頭した。高校では地学部に所属し、夏の合宿が福島県いわき地方だった影響で、そこで産する中生代白亜紀のアンモナイトに特に興味をそそられる。
大学在学中、国立科学博物館のアンモナイトの権威である小畠郁夫博士の古生物研究室のドアを叩き、半ば強引に研究補佐員の職を得る。20 代前半には、小畠博士と共著で、和歌山県、群馬県、ペルーの化石と地質研究の論文などを上梓した。
そして、やはり共著だが、新属新種となる軟体動物頭足類の記載者にも名を連ねた。
化石採集で山野渓谷を歩きまわる内に、休息で佇んだ渓流の淵で遊ぶ山女魚岩魚の姿に惹かれ、渓流の釣りに触手が共鳴し、その世界にのめり込むこととなる。
当時はマイナーだったルアー、フライのフィッシングに特に邁進することになった。
北海道稚内市にアンモナイトの同定のために小畠博士の助手として同行したとき、仕事が終わった後、単独で旅行した時のインパクトは強烈だった。
バッグに隠し持っていたパック・ロッドでルアーをプレゼントすると岩魚や虹鱒がパコパコとヒットした。
そこで釣りは魚のたくさんいる処で釣るという教訓を得て、もっともっと大きいのをたくさん釣るには、何処に行けば良いのかを考えるようになった。
その結論はアマゾン!
ブラジル・アマゾン地方で熱帯魚界の風雲児である松阪實大兄と出会い、その道にも足を踏み入れることとなる。
現在は熱帯魚採取からは退陣し、大好きなフィッシングと自然観察に明け暮れる仙人として生きることに幸せを感じている。
かなり昔っから、「アマゾンは海だった!」という諸説が巷で語られている。
神秘雑誌の愛読者系なら、チベットの僧院に保管されている伝説の粘土板に古代世界地図があって、南アメリカ大陸のど真ん中に巨大な海が描かれていたというミステリー説を支持するかも知れない(笑)。
ブラジルの北東地方セアラ州に分布するサンタナ層群から中生代白亜紀の浅海性の魚類化石が多産することを傍証にして、アマゾンが海だったと説いているのを某雑誌で読んだことがある。
しかし、これは勘違いである。
サンタナ層群が含まれるアラリッペ堆積盆地帯は、まったくアマゾン地方と呼べない。
海に生息する異尾類(コシオリエビ類)がアマゾンに生息することを傍証にした説もあった。
これは、ろくに勉強もしないで書いたに違いない。タンスイコシオリエビは、ラ・プラタ水系やブラジル南部の独立河川に分布するが、アマゾンに生息すると聞いたことがない。
アマゾンが海だった説の発端は、そこに海水起源の魚類がいろいろと生息していることと関連が深い。
昔は海だったんだけど、淡水になってもそれらが生き残ったと考えるのは、確かにもっともらしい。
しかし、ただそれだけでは直線的に過ぎるし、平易でもある。南アメリカ大陸の海洋や河川湖沼の地史的な変遷は、もっとずっと複雑である。
本書は、アマゾン地方の地史&古生物と南アメリカの各地で発見されている化石類、アマゾンの誕生、そして新熱帯区に生息する多様化した魚族の起源に関連した事象を紐解いていく。
『著書について』
東京都世田谷生まれ。
幼少の頃は庭の蚯蚓や地蜘蛛といった蟲と遊び、夏の昆虫採集に明け暮れた。
両親も東京育ちのため、田舎というものを持たなかったことの反発から自然という環境に限りない愛執を育みつつ育つ。
子供向けの昆虫図鑑などを穴があくほど読んでいたが、父親に買ってもらった古代生物、化石の本が特にお気に入りとなり、将来は古生物学者となる夢を育む。
自分一人で旅行ができる年齢になると、週末は東京近郊の化石採集に没頭した。高校では地学部に所属し、夏の合宿が福島県いわき地方だった影響で、そこで産する中生代白亜紀のアンモナイトに特に興味をそそられる。
大学在学中、国立科学博物館のアンモナイトの権威である小畠郁夫博士の古生物研究室のドアを叩き、半ば強引に研究補佐員の職を得る。20 代前半には、小畠博士と共著で、和歌山県、群馬県、ペルーの化石と地質研究の論文などを上梓した。
そして、やはり共著だが、新属新種となる軟体動物頭足類の記載者にも名を連ねた。
化石採集で山野渓谷を歩きまわる内に、休息で佇んだ渓流の淵で遊ぶ山女魚岩魚の姿に惹かれ、渓流の釣りに触手が共鳴し、その世界にのめり込むこととなる。
当時はマイナーだったルアー、フライのフィッシングに特に邁進することになった。
北海道稚内市にアンモナイトの同定のために小畠博士の助手として同行したとき、仕事が終わった後、単独で旅行した時のインパクトは強烈だった。
バッグに隠し持っていたパック・ロッドでルアーをプレゼントすると岩魚や虹鱒がパコパコとヒットした。
そこで釣りは魚のたくさんいる処で釣るという教訓を得て、もっともっと大きいのをたくさん釣るには、何処に行けば良いのかを考えるようになった。
その結論はアマゾン!
ブラジル・アマゾン地方で熱帯魚界の風雲児である松阪實大兄と出会い、その道にも足を踏み入れることとなる。
現在は熱帯魚採取からは退陣し、大好きなフィッシングと自然観察に明け暮れる仙人として生きることに幸せを感じている。
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