自家製ローストビーフの
作り方を大公開!
自宅で高級料理に挑戦
作り方を大公開!
自宅で高級料理に挑戦


ローストビーフといえば、ホテルやレストランで見かける高級料理。それを自宅で作れたら、肩ひじ張らずに好きなだけ食べられて、心もお腹も満たされますよね。今回は、自宅でも作れるローストビーフのレシピを公開します。失敗しない熱通しのコツや、ローストビーフにぴったりのソースの作り方も添えました。自家製のローストビーフで贅沢な夕食を楽しみましょう!
ローストビーフの調理に必要なもの

作り方の前に、まずは調理に必要な材料と道具を紹介します。こちらがそろえばローストビーフが自宅で作れるので、以下の詳細を読んで、事前に用意しておいてください。
費用は2025年8月時点のau PAY マーケット内で購入できる金額を参考にしています。
ローストビーフの材料
【ローストビーフの材料、4人分】
- 牛もも肉ブロック、400~500g
- オリーブオイルまたはサラダ油、大さじ1
- 塩、小さじ1
- 黒こしょう粗びき、小さじ2
【フライパンで作る場合】上記に加え、
- 酒、大さじ4
- 水、大さじ2
材料費は、国産牛なら6,500円前後、オーストラリア牛なら1,500円ほどで用意できます。ローストビーフで使われる部位は、内もも・ランプ(腰あたりの部位)・マルシン(後ろ脚下部の中心部)の赤身がポピュラー。肉質がやわらかくて脂身も少ないので、熱ムラが出にくくなります。また、サーロイン(背中中央部)・リブロース(肋骨周辺)・イチボ(お尻の先端)など、ほどよく脂が乗った部位を使うこともあります。こちらで作る場合は、厚切りにして温めて食べると、脂がとろけておいしく食べられますよ。
ローストビーフを作るのに必要な道具
ローストビーフの作り方は大きく3パターン、「オーブン」「フライパン」「湯煎」に分かれます。それぞれの工程で必要なものは、以下になります。
- フライパン
- 保冷袋
- 包丁、まな板
【オーブン調理の場合】
- クッキングシート
- アルミホイル
【フライパン調理の場合】
- アルミホイル
- タオル
【湯せん調理の場合】
- 鍋
- ラップ
- 落としぶた(あれば)
焼き目をつけるフライパンと下味をつけるための保冷袋、肉を切り分ける包丁は、どの作り方でも必要です。それ以外は使う調理器具が変わるので、用意しやすい作り方を選んでください。
ローストビーフの作り方

必要なものがそろったら、あとは作るだけです。自宅でローストビーフを作る工程は、次のような流れになります。
- 肉を常温に戻して、下味をつける
- 表面を焼く
- 蒸し焼きにする、もしくは湯煎する
- 余熱で中まで火を通す
- 中を確認し、切る
「オーブン」「フライパン」「湯煎」のどの道具を使うかで、3と4の作業が変わります。作り始める前に、一度目を通しておいてくださいね。
1.肉を常温に戻して、下味をつける
牛肉を冷蔵庫から出して30分~1時間ほど置いておき、常温に戻します。(冷たいままだと中心部まで火が通りません)触って冷たさを感じなくなったら、塩・黒こしょうを牛肉全体にいきわたるようにまぶしましょう。このとき保冷袋に入れてもみ込むと、味つけのムラがなくなります。その後、15分ほど常温で寝かせてなじませます。オーブンを使う場合、200℃で予熱しはじめましょう。
2.表面を焼く
フライパンに油を入れて中火で30秒熱し、牛肉の表面に焼き色をつけていきます。焼き時間は、1面ごとに約2分ずつ。表面を焼くことで風味が強くなります。
3.蒸し焼きにする、もしくは湯煎する
ここからは、どの調理器具を使うかで作り方が3パターンに分岐します。作りやすい方法を選んで試してください。ちなみに失敗しにくいのは、熱通しがしやすい湯煎で作る方法です。ソースも作る場合は、出てきた肉汁を取っておいてください。
オーブンで作る場合
天板にクッキングシートを敷いて牛肉を乗せ、200℃に予熱したオーブンに入れます。焼き時間は、4cmブロックであれば20分ほど。表面が焦げそうになった場合はその都度温度を下げて調節してください。
フライパンで作る場合
表面を焼いた後、そのままフライパンに酒と水を加えてフタをします。約8分火にかけたら、牛肉を裏返してフタをし、さらに3分蒸し焼きにしてください。
湯煎で作る場合
牛肉を少し冷ましてからラップで二重に包み、保冷袋に入れて密閉。一方で、鍋いっぱいの湯を沸かします。沸騰したら水を足して(量は鍋のお湯の1/5程度)80℃くらいの温度にし、袋のまま牛肉を入れて2~3分ゆでます。弱火にして沸騰させず、80℃をキープするようにしてください。
4.余熱で中まで火を通す
オーブンを使った場合はある程度火が通っているので、そのままアルミホイルを巻いて粗熱を取ります。フライパンを使った場合は、蒸し焼き後に急いでアルミホイルを三重に巻き、タオルをかぶせて30分ほど常温で蒸らします。湯煎の場合は、牛肉が白っぽくなったら火を止め、落としぶたや皿を乗せて肉が浮かないようにしつつ鍋にフタをし、お湯の中で20分ほど置いておきましょう。
5.中を確認し、切る
出てきた肉汁が濃い赤色でなければ火が通っています。心配であれば、竹ぐしを刺して10秒待ち、唇に当ててください。竹ぐしが温かければOKです。生焼けなら、蒸し焼きまたは湯煎を再度行います。ローストビーフの粗熱が取れたら、包丁でスライスして完成です。切りにくいときは、冷蔵庫に入れて1時間ほど冷やすと、薄切りにしやすくなります。
ローストビーフソースの作り方

市販のソースを使ってもいいのですが、せっかくローストビーフを手作りしたのだからソースも自分で作っちゃいましょう!ここからは、簡単に作れる4種類のソースのレシピを紹介します。ヨーグルトソース以外はローストビーフを作る際に出てくる肉汁を使うので、捨てないようにしてくださいね。
「バーベキューソース」の作り方
ローストビーフによく合う、さらさらしたバーベキューソースの作り方です。
【バーベキューソースの材料】
- ウスターソース、大さじ1
- 酒、大さじ3
- ケチャップ、大さじ2
残った肉汁(多い場合は大さじ2程度)と上記の材料を混ぜて、中火にかけます。とろみが出てきたらできあがり。甘めが好きな方は砂糖を小さじ1、辛めが好きな方はからしチューブを少々入れてもおいしいですよ。
「しょうゆベースのソース」の作り方
家に常備してある材料で作れるソースです。和風でさっぱり食べたいときにお試しください。
【しょうゆベースのソースの材料】
- しょうゆ、大さじ2
- 酒、大さじ2
- みりん、大さじ2
- 砂糖、小さじ1
- にんにく(チューブでもOK)、1片(小さじ1)
にんにくはみじん切り、またはすりおろしておきます。残った肉汁に上記の材料を入れて中火にかけ、混ぜながらひと煮立ちさせたら完成です。甘さ控えめのほうがいい方は、砂糖を抜いて試してみてください。
「グレイビーソース」の作り方
グレイビーソースとは、肉汁をベースに使ったソースのこと。シンプルな味の作り方なので、ローストビーフの旨味を存分に引き出せるソースになっています。
【グレイビーソースの材料】
- バター、10g
- 小麦粉、小さじ2
- コンソメまたは塩、少々
- こしょう、お好みで
残った肉汁をフライパンで一度温めます。バターと小麦粉を入れて、弱火にかけながらよく混ぜます(焦げやすいので注意!)。とろみが出てきたら、コンソメか塩で味を調整し、こしょうをかければ完成です。味がどうしてもまとまらないときは、隠し味程度にしょうゆを足すとおいしくなります。
「ヨーグルトソース」の作り方
肉汁がなくても作れるヨーグルトソースです。味変したいときにも便利。
【ヨーグルトソースの材料】
- 無糖ヨーグルト、大さじ3
- マヨネーズ、大さじ1.5
- (あれば)レモン汁、小さじ1
- すりおろしにんにく、少々
- 塩、少々
上記の材料を混ぜて、味を見ながら塩で整えればできあがりです。火を使わず混ぜるだけなので、材料さえあれば簡単にできます。
ローストビーフは生でも大丈夫?

東京都 保健医療局によると、牛肉の雑菌は外側にだけついていて、中身は生でも食べられるとのこと。ただし、家庭で作る場合は雑菌が付着しやすいため、しっかりと火を通すことをおすすめします。実は、ローストビーフの中が赤いのは、生だからではないんです。美しいピンク色は「ロゼ」という火の通った状態。中心部が55℃前後で低温調理されることで、血は固まらずタンパク質のみ固まった段階になっているのです。生かどうかを確かめるには、生臭さがないか、肉汁の色が濃い赤ではないかで判別する方法や、竹ぐしを刺して内部温度をチェックする方法などがあります。
ローストビーフは自宅でも作れる!

自宅でできるローストビーフの作り方を紹介しました。ホテルのレストランで出てくるような高級なイメージがありますが、工程が少ないので意外と簡単にできます。ぜひおうちで挑戦してみてくださいね。作るのはちょっと面倒という方は、市販のローストビーフを買ってしまうのも手。下のリンクからおいしいローストビーフを探してみましょう。
ローストビーフの商品一覧- 本記事は、au PAY マーケットによって企画・制作されています。各店舗へのお問い合わせはご遠慮ください。
- 写真はイメージとなります。







