グルメ通り


ひば

〜青森ひばを置くだけで、効果が期待できる〜

以前から強い殺菌作用を持つことで知られていた抽出成分「ヒノキチオール」は、においにも殺菌効果があった。

弘前大医学部保健学科佐々木甚一教授グループがこのほど突き止めた。


佐々木教授グループは、ヒノキチ才ールの気体(ガス体)を置いた培養皿と、置かない培養皿で病原性大腸菌O157、院内感染の原因となるMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)、緑膿菌など、細菌五種の増殖状況を比較した。

その結果、ヒノキチ才ール結晶100ミリグラムや10ミリグラムの培養皿では、全細菌の増殖を完全に抑え、2.5ミリグラムの皿でも部分的にも抑制していたことが判明、においにも殺菌力のあることが実証され、青森ひばを置くだけで効果が期待できる。

                                         平成17年6月20日 東奥日報より


 ◆精神安定効果(リラックスする)

◆抗菌効巣(カビなどを寄せつけない)

◆消臭・脱臭効果(臭いを抑える)

◆防虫効果(虫などを寄せつけない)

◆湿気に強く、腐りにくい

◆硬くて圧縮力に強い

◆木目が敵蜜で美しい、狂いが少ない



天然秋田杉・木曽ヒノキと並び、日本三大美林のひとつである天然青森ヒバ。

そのほとんどが国有林であり計画伐採により資源は守られています。

青森ヒバは、主には秋田県の津軽から下北両半島にかけて分布。ヒノキ科アスナロ属の針葉樹です。

日本固有の樹種で、和名をヒノキアスナロといい、そのうちの約80%が青森県内に蓄積されています。

青森ヒバには昔から様々な効能があるといわれており、その源は、精油成分(ヒバ油)にあるとされています。



精油(ヒバ油)とは・・・?

青森ヒバに限らず、どの樹木も精油を備蓄しており、この精油の働きは、心材(丸太の芯の部分)を虫や菌から守ることです。

通常樹皮に近い部分は、ヤニを出すなどして自ら傷を修復する能力を持っていますが、心材はそのような性質がないため虫や菌を寄せ付けないために精油を備蓄するようになったと考えられています。

すべての木材の精油が多かれ少なかれ防虫や防菌の効果を持っていますが、なかでも効果が大きいとされるのが青森ヒバが持つヒバ油です。
資料 1  ヒバ油の成分  資料2・黄コウジカビによる抗菌試験
 酸性油 中性油    青森ひばの抗菌力
 カルバクロール  シヨプセン
 ?-ロジン酸  パラサイメン
 ヒノキチオール  ジヒドロサイメン
 B-ドラブリン  セドロール
 その他  ウィドロール
  その他 
 約8.0%  約92%
 

資料2・写真提供:弘前地域研究所・岡部所長 旧青森県工業試験場)



資料1 ヒバ油の成分 

 ヒバ油の成分(資料1)は、酸性油と中性油にわけられますがそのほとんどを中性油(約90%)が占めています。

中でもツヨプセンというヒバならではの心地よい香りを放つ成分が多く含まれます。

また、微量ではありますが酸性油であるヒノキチオールも注目すべき効果を発揮します。

これらの精油成分の主な効能とはどのようなものなのでしょうか。



青森ヒバが持つ、不思議な効能

1.菌から守る 【殺菌・抗菌】

様々な精油成分の中でもヒノキチオールなどの酸性油が、カビなど多くの菌に対する抗菌性が高いとされています。

「ヒノキチオール」の名称は、タイワンヒノキから発見されたことに由来します。

(元々、国産のヒノキにはヒノキチオールは存在しないといわれていましたが、近年国産のものにも含まれることがわかったようです。

ただ、学術的に正式に認められた段階ではないようです)ヒノキチオールの含有率の最も高いものが青森ヒバなのです。

写真(資料2)は、黄コウジカビを培養しそこに青森ヒバ、ヒノキ、スギを置きカビの繁殖を比較したものです。

青森ヒバにはカビが寄り付かないという結果が顕著に現れています。



【ヒノキチオール】 

ヒノキチオールは、1936年にタイワンヒノキの精油成分から発見されました。


当時、自然界には存在しないといわれてきた7角形の分子構造を持つこの化合物の発見は、化学史上に残る偉業として世界的に評価されました。

ヒノキチオールという名前から、日本のヒノキにも多く含まれているように思われますが通常の日本のヒノキにはほとんど含まれていません。台湾ヒノキの自生数はかなり減少しており、現在天然ヒノキチオールを抽出できる原料は、そのほとんどが青森ひばとなっています。

ヒノキチオールは低濃度でも多くの雑菌類やカビ類、ダニなどの増殖を抑える力があり、青森ひばが発揮する4大効果も、このヒノキチオールの効果効能によるところが大なのです。

むかしから山里の人々のは、青森ヒバの樹液を火傷や切傷の薬として利用していました。この古くからの「ヒバの不思議」が現在では科学的に証明されたのです。

 2.癒しと消臭効果 【香り】

青森ヒバは、なんとも清々しい木の香りが印象的な樹種です。

この香りも精油成分の多くを占める中性油・ツヨプセンに由来するもので、気持ちをリラックスさせる精神安定効果が期待できます。

日本古来の樹種である青森ヒバの香りを和のアロマとして楽しみながら、お部屋で森林浴気分を味わうのもいいかもしれません。

アロマオイルをはじめ、青森ヒバの天然の香りを生かした様々な商品が出ており、入浴剤や石鹸など私たちの身近に存在します。

また、癒しの香りと共に、悪臭を防ぐ効果も発揮します。

青森ヒバの強力な抗菌作用が、雑菌から出る不快なにおいを消臭・脱臭してくれます。

天然の消臭剤としても効果的です。

3.虫を寄せ付けない 【防虫】


 強い抗菌作用とともに特長的なのが、青森ヒバの防虫効果です。

他には類をみないほど強い効果があることが証明されていますヒバを使った家にはシロアリなどの害虫が寄らないと言われるほどです。


さらに、寄せつけないだけでなく、たとえついても殺蟻性もあることが証明されており、製材後6年経っても効果が劣らないという説もあります。


このような特性から昔から社寺仏閣などの重要建築用材としても使用されてきました。

木造の復元天守のひとつである掛川城の天守閣には、戦後に行われた復元の際、青森ヒバが使われています。


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