瓶の中には大ぶりの特選フカヒレ1枚が入り、存在感大。スープは、国産丸鶏を煮込んだ白湯スープ、金華ハムを隠し味にした清湯スープ、鶏のもみじとスネ肉を使ったコラーゲンスープの３種を合わせた贅沢な内容だ。ぷりぷりと心地いい歯ざわりのフカヒレを、官能的な旨みで迎え入れる。

日本が誇る「神戸牛」は、芳醇な香りと上品な旨みが持ち味。とくにモモスライスは霜降りが美しく、きめ細やかな舌触りとともにすっと溶ける脂の甘みがたまらない。11年連続ミシュラン三つ星評価の日本料理店「太庵」の店主が手がけるごまぽん酢が肉の旨みを引き立て、一層特別な味わいに。

季節感のある王道和食で評される寺田シェフ。ご飯のお供もまた傑作だ。柔らかく仕上げた国産牛しぐれ煮は、生姜が絶妙に利いた、濃すぎず品のよい味わい。お好みで別添えの山椒や白ゴマをかけ、お茶漬けとして楽しむのもオツ。

フレンチの鉄人・坂井氏が手がけるハンバーグ。しっかり焼き目を付けることで肉の旨みを閉じ込めた、ジワッとくる美味しさだ。こだわりのデミグラスソースは、野菜をたっぷり使った甘さと酸味が生き、しつこくないのが嬉しい。

フレンチの注目シェフが提案するロールキャベツは、スープで楽しむスタイル。コク深いクリームスープと、具沢山で軽やかなミネストローネスープの２種類を用意。いずれもキャベツと豚肉から染み出る甘みが調和して優しい味わい。

クッキー生地と生クリームを重ねてレーズンを忍ばせた「チーズケーキ」、上質なベルギーチョコを使った「チョコムースケーキ」。どちらも上品な甘さと口溶けに惚れ惚れ。バター香る「アップルパイ」は、サクッと軽い食感が秀逸だ。