犬の栄養素

dog's nourishment 犬の栄養素について

栄養素の働きを少し、知ると、お料理がもっと楽しくなりますよ ただ、あまり、難しく、神経質に考えないで下さい。 ちょっと、気にしたり、サラっと流し読みで知っているだけでも かなり違いますよ。  
タンパク質
犬におっとも必要な成分。 毛、つめ、腱、軟骨などの組織をつくったり、健康に保つ為に使われてます。 そおほかにも、筋肉の成長を強化、免疫力をつくり出す、ホルモンの機能をつくる、血液をつくる、けがをしにくい身体をつくる、けがの治癒を促す、などの働きがあります。 たダし、老犬に高タンパクの食事を与え続けると、腎臓が悪くなる恐れがあります。 エネルギーの元になるのは、脂肪ですが、脂肪が不足した時には、タンパク質の多い食事が必要です。 気温が高い日は、食欲が落ちて、体力がなくなるので、タンパク質の多い食事が必要です  
脂肪
脂肪は犬に必要な栄養素のなかでも、タンパク質と同じぐらい大切なものです。脂肪が身体に悪いというのあh、一般に誤解されやすい落とし穴なのですが、脂肪がないと走るエネルギーも遊ぶエレルギーも出なくなってしまいます。 また、体温を調節する働きもあるので、気温がとても低い日は、身体を暖めるために、沢山の脂肪が必要です。 タンパク質と脂肪は、代謝するときに影響しあう密接な関係にあり、脂肪は多いほどだくさんのタンパク質が必要です。 また、食べ物に脂肪が多いほど、食欲を抑えて少なく食べるようにする身体の機能があります。 だから、油ばかりを多く使い、ビタミンやミネラルや、タンパク質が少なければ、栄養不良になってしまいます。 脂肪は犬にとっては、皮膚、被毛、パッドを健康的に保つために大切なものです。 また、皮膚病からガンまで、幅広く病気の治癒にも使われております。 脂肪は、肉類やオイルなどの形で摂る事が多いと思いますが、精米していない穀類にも多く含まれております。 油脂の主な構成成分である脂肪酸は、構造によって飽和脂肪酸、一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸に分類され、3:4:3の割合に近づくように摂ると良いと言われております。 また、犬は、自分の体内で作り出す事が出来ないリノール酸(オメガ6という多価不飽和脂肪酸)が必要で、これはサフラワーオイル、ごま油、キャノーラ油などに豊富に含まれてます。オメガ6とバランスのとれたオメガ3脂肪酸(5:1の割合が理想的)は、関節炎や皮膚のパサ付きに良いと言われてます。 アレルギーの犬には、特に気をつけてあげると良いでしょう。 ただし、いずれにせよ、どの脂肪酸も、過剰摂取はガンなどの病気の元ですから、ほどほどに。   ※飽和脂肪酸 肉類に多く含まれている脂肪酸で、野菜の脂溶性ビタミンやミネラルを吸収するのに必要とされるモノです。(俗にいう、動物性脂肪です)   ※一価不飽和脂肪酸 オレイン酸ともいわれる、植物油脂に多く含まれている脂肪酸です。 オリーブオイルや、キャノーラ油に多く含まれております。 一価不飽和脂肪酸は、飽和脂肪酸とは逆に、善玉コレストロールを増やすことが報告されております。   ※多価不飽和脂肪酸 身体の中ではつくれないので、食べ物から摂らなければならない脂肪酸です。リノール酸(オメガ6)、αーリノレン酸(オメガ3)、EPA/DHAAなどが、多価不飽和脂肪酸に分類されます。また、魚に含まれる脂肪は、多価不飽和脂肪酸に分類され、EPA/DHAを含みます。  
炭水化物
どの細胞もすべて、しっかりと機能するするためには炭水化物が必要です。脳と筋肉によいし、脂肪の吸収も助け、インシュリンを作りだします。 食事のかさも増す事が出来ますので、満腹感を得るにも良いでしょう。  
ビタミン
犬には、14種類のビタミンが必要です。数種類を除いて、みな体内で作り出せないものなので、食事で補給しなければなりません。 水分に溶ける水溶性ビタミンと、脂肪に溶ける脂溶性ビタミンがあります。水溶性ビタミンは、たくさん与えすぎても、過剰分は尿などと一緒に流出しますが、その分、毎日補給が必要だし、逆に脂溶性ビタミンは体内に蓄積されるので、摂取しすぎると消化不良になったり吐いたりします。   [水溶性ビタミン] ※B群 ビタミンB群はバランスよく摂りましょう。寒い地域では消耗されやすいビタミンです。   ※B1 炭水化物の消化を助け、エネルギーを生み出します。食欲を増進させる、思考力を高める、ノミをつきにくくする、イライラを抑える、成長を促進させる、などの働きがあります。 色々な野菜に含まれてますし、ビール酵母、肉、精製していない穀物からも摂る事が出来ます。   ※B2 細胞の再生や、成長を助け、脂質の代謝を促してくれます。白内障や結膜炎を防ぎます。 皮膚やつめを健康にし、ふけを防ぐ働きもあります。 肉、魚、タマゴ、牛乳、緑黄色野菜、チーズなどに含まれます。   ※B3 血のめぐりをよくし、コレステロール値や中性脂肪を下げる働きがあり、炭水化物、タンパク質、脂肪を消化するのに必要なビタミンです。皮膚を健康に保つのにも役立ちます。 生肉やビール酵母に含まれます。   ※B5 寿命をのばす、免疫機能を高める、アレルギーを防ぐなどの働きがあります。ビタミンCと一緒にとることが大切です。   ※B6 赤血球をつくるなどのミネラル類の働きに必要。タンパク質の代謝を助ける働きもあります。被毛、歯をつくります。不足するとアレルギーになりやすい。バナナ、魚、酵母、精製されていない穀類、タマゴ、くるみ、キャベツなどに含まれてます。   ※B9 B12と一緒に、身体の化学的な反応に働くので、免疫機能の向上に役立ちます。   ※B12 赤血球を作り出し、貧血を防ぎます。繁殖力を高めたり、アルツハイマーの防止にも役立ちます。生のレバーに多く含まれます。 肉、魚、タマゴ、乳製品にも含まれます