お気に入りを長持ちさせる
「ニットのお手入れ方法」

COLUMN

2022.11.11

お気に入りのニットは長く着続けたいものですが、どれだけ大切に扱っているつもりでも、毛玉や縮み、色落ちや型崩れなどのトラブルを起こしてしまった経験はありませんか？今回はニットを長持ちさせる、正しいお手入れ方法を解説します。

☑最初に洗濯表記をチェック！

手洗いもしくは洗濯機で洗えるマークがあれば、おうち洗いが可能です。(洗濯マークについてはこちら)

☑洗濯前に、汚れ部分の前処理を忘れずに。

ファンデーションや食べこぼし、皮脂による汚れなど、気になる箇所に洗剤を直接塗布してください。

☑手洗いマークor洗濯機マークがあるかチェック！

中性洗剤（おしゃれ着用洗剤）+30℃以下の水を使用します。
手洗いの基本は「押し洗い」。生地同士をこすらずに、沈めては持ち上げる動作を繰り返します。ニット全体に洗濯液が浸透するように、3分ほど押し洗いしましょう。

洗剤は必ず規定量を守ってください。
使いすぎた場合、繊維の中に洗剤が残ってしまい、黄ばみの原因になります。

汚れが気になる部分は、握ったり離したりする動作を繰り返して洗います。

押し洗いが終わったら、ジャストサイズの洗濯ネットに畳んで入れて洗濯機で1分間脱水を行い、水分と一緒に汚れを飛ばします。
その後は押し洗いと同じ要領ですすいでください。
洗剤が十分に落ちたのが確認できたら、もう一度洗濯ネットに入れて1分間脱水して完了です。

洗濯ネットが大きいと、洗濯中に中でニットが動いてしまい、摩擦によるダメージやシワが発生してしまいます。

洗濯機によるダメージを回避したい場合は、大きなタオルで包んで乾かすタオルドライがおすすめ。時間がかかるので分厚いニットには不向きですが、より生地に優しい脱水方法です。

☑洗濯機マークがあるかチェック！

中性洗剤（おしゃれ着用洗剤）を使用します。
ジャストサイズの洗濯ネットにニットを畳んで入れたら、「手洗い」「おしゃれ着」「ドライ」など、弱水流の洗濯コースを選んでください。
ダメージを最小にするため、脱水は1分ほどで切り上げましょう。

丁寧に洗った後は、干し方にも気を配りましょう。
まずは畳んでから叩いて、シワを伸ばし編み目を整えます。その後は、専用のネットなどを使って平干しして、型崩れを防ぎましょう。
色落ちを防ぐため、必ず風通しの良い日陰を選んでくださいね。

消臭スプレーや除菌スプレーを使うことが増えたかと思いますが、使用後すぐにクローゼットへしまうのは絶対NG！
水分が残っていると、変色の原因になってしまいます。
特に、ウールやカシミヤ、綿などの天然素材にとっては虫食いの原因にもなるので、必ず通気性のいいところで乾かしてから戻しましょう。

お気に入りを長持ちさせる「ニットのお手入れ方法」