2021.6.07
ゴルフをはじめスポーツ時に最高 人を“やる気”にさせるアンダーアーマーのウェア
<店長>
社内1の洋服マニア。いつもおしゃれな靴を履いている。
<佐藤さん>
メンズ雑誌「smart」をはじめ、これまで多数の編集・著作物を手掛けている佐藤さん。
アンダーアーマー「テック ポロシャツ」がゴルファーにおすすめの理由とは
佐藤さんはゴルフをやるんですよね。
ええ、2年前にはじめました。
腕前の方は? ベストスコアとか聞いてもいいですか?
いや、恥ずかしくてとても発表できません(笑)。アラフィフの手習いだし100%自己流なので、なかなかのヘボゴルファーです。スコアは一進一退を繰り返していますよ。
そうなんですか。それにしては、いつも楽しそうにゴルフの話をしていますよね。
楽しいは楽しいんです。あんなに気持ちのいいスポーツだとは、自分でやってみるまで気づきませんでした。それにゴルフのいいところは、対戦型スポーツやチームスポーツと違って、下手でも歓迎されることですよね。
と、言うと?
“教え魔”が多いですから(笑)。僕みたいな下手くそが混じっていると彼らはとても嬉しいらしく、頼んでもいないのに色々教えてくれます。こっちもゴルフに関しては見栄もプライドもないので喜んで教えてもらっていると、上級者も初心者も一緒に楽しくラウンドできるんですよ。だから「ま、いっか」と思っちゃってなかなか上手くならないのかもしれませんが。
なるほど(笑)。佐藤さん、ゴルフをするときのファッションはどんな感じですか?
これもやりはじめてから気づいたんですが、ゴルフの楽しみのひとつはファッションなんですよね。でも僕は、いかにもゴルフやってますという感じの服は嫌なので、典型的なゴルフウェアではなく、色々なスポーツウェアやアウトドアウェアなどを組み合わせて、独自のスタイルでやっていますよ。
ちょっと前まで“ゴルフするならゴルフウェアを”というコンサバな雰囲気だったようですが、最近はゴルフの世界も柔軟になってきたようですね。
おしゃれなストリートっぽいスタイルで楽しんでいる人も多いです。僕もどちらかというとそっち系ですね。アディダス・スタンスミスモデルのゴルフシューズを履き、カンゴールのハンチングかぶったりして。
へー、いいですね。シャツは?
最近はTシャツタイプも黙認されているようですが、僕は昔からあるレギュレーションを守るというのもゴルフファッションの楽しみだと思っているので、必ず襟付きのシャツを着ます。夏場はいろんなブランドのポロシャツです。
このアンダーアーマーの「テック ポロシャツ」はいかがですか? ゴルフには最適ですが、これも別にゴルフ専用シャツというわけでもないんですよ。
すごくいいバランスですよね。かっこいいと思います。
ほどよくゆったりめのシルエットがおしゃれですよね。それにさすがはアンダーアーマーで、速乾性や防臭性に優れた高機能素材を使っているので、着心地がとても快適なんです。
それ大事! 特にこれからのシーズンのゴルフは汗だくになりますから。
ゴルフってそんなに激しいイメージはないし、カートに乗って移動するし、汗だくになるもんですか?
なりますとも。特に僕のような下手っぴの場合、自分の打ったボールを追いかけて山に登ったり谷に降りたり、そりゃもう大変ですから(笑)。毎回、汗だくですよ。
なるほど、じゃあ高機能素材はいいですね。
最高だと思います! それに上級者はなるべくカートに乗らないで歩いてラウンドしたりしますから、やっぱり速乾性能の高いウェアは重宝されますよね。
21世紀に大ブレイクを果たしたアンダーアーマー。創業のきっかけとは。
アンダーアーマーはアメリカのブランドです。1996年創業とスポーツウェアブランドの中では比較的、新顔ですよね。
そうですね。アンダーアーマーの創設者で現在もエグゼクティブチェアマン兼ブランドチーフを務めるケビン・プランク氏は1972年生まれの48歳ですから、まだまだ若いブランドです。スポーツウェアというのは激戦区ですが、短期間の間でナイキ、アディダスをはじめ並み居る強豪と肩を並べるまで急成長したのだから、すごいブランドだと思いますよ。
ケビンはアメフトの選手だったんですよね?
メリーランド大学のアメリカンフットボールチームで、キャプテンを務めていたそうです。彼がアンダーアーマーを創業しようと思ったきっかけは、チームのフルバックとして活躍していた当時、ユニフォームの下に着たコットン製アンダーシャツが汗を含んで冷たくなってベタベタとまとわりつき、頻繁に着替えなければならないことにうんざりしたからなのだそうです。
アンダーアーマーといえば、吸湿速乾性に優れた合成繊維素材の着圧式ウェア=コンプレッションシャツが有名ですが、アメフトの現役選手だから生まれた発想だったんですね。
まさに本物のアスリートならではのひらめきですね。だから商品の良さは間違いなしだったのですが、ケビンは商売人ではなかったので、商品を売り出すのにはなかなか苦労をしたようです。大企業であれば大きな予算を割き、大々的な広告キャンペーンを打ってスタートダッシュするところでしょうが、プランクの事業は祖母の家の地下室で、一人ほそぼそとスタートさせたベンチャーでしたから。彼は商品を自分の車のトランクに詰め込み、東海岸を旅しながら大学やプロチームにセールスをして回ったそうですよ。
天下のアンダーアーマーにも、そんな時代があったんですね。確か、映画がきっかけでブレイクしたそうですが?
そうそう。アンダーアーマーの商品はその性能の高さがクチコミで広がり、じわじわとプロ選手や学生の現役アスリートの間に広まっていましたが、本当に多くの人に知られるきっかけは、二つの映画だったそうです。オリバー・ストーン監督の『エニイ・ギブン・サンデー』(1999年公開)とハワード・ドゥイッチ監督の『リプレイスメント』(2000年公開)。ともにアメリカンフットボールを題材とした映画で、両者ともスタイリングに、アンダーアーマーのシャツが採用されたそうです。これによってアンダーアーマーは、本格的なブレイクを果たすことになったのですね。
その後はまさに飛ぶ鳥を落とす勢いで世界中に認知が広がりましたよね。日本でもプロ野球などメジャースポーツのユニフォームに採用され、一気に知られるようになりました。
アンダーアーマーは21世紀に入ると飛躍的に業績を伸ばし、現在ではトップアスリートからアマチュアまで広く愛される、総合スポーツブランドへと成長しています。将来はきっと“21世紀を象徴するスポーツウェアブランド”と呼ばれるようになるんでしょうね。
体にぴったりフィットするコンプレッションウェアは、トップアスリートだけのもの?
今回ご紹介する「ヒートギアシリーズ」は、そんなアンダーアーマーが技術力を駆使して開発した、夏用アンダーシャツです。通気性と吸水速乾性能に優れ、特有の伸張性が、スポーツをするときの動きに快適なサポートをもたらしてくれるウェアです。
アンダーアーマーには、筋肉や関節をこわばらせてしまうような寒い冬用のアンダーウェア「コールドギア」もありますが、それの夏版ですね。
ヒートギアは大量の汗を即座に吸収して乾燥させ、冷感をもたらしてくれます。夏のスポーツ時には本当に重宝しそうですね。体温の上昇は疲労の原因となりますし、筋肉の反応時間を遅らせてしまいますが、このウェアは“モイスチャートランスポートシステム”という機能によって、水分の発散と同時に熱を放出するので、身体の自然なクールダウンを促進、体温の上昇を抑えてくれるそうです。創業時から引き継がれる、アンダーアーマーの真骨頂のようなウェアだと思います。
アンダーアーマーはこのヒートギアのような、体にぴったりのコンプレッションウェアを従来の“単なる下着”という概念から解放し、人に見せることのできるインナーに昇華させました。最初に見たときは誰もがギョッとしたそうですが、今ではアスリートの象徴のようなものになっています。アンダーアーマーがスポーツ界にもたらした大きな変革だと思います。
本当にその通りですね。でも……
あ。言いたいことはわかります。これって、鍛え上げた肉体を持つマッチョマンが着るとかっこいいですけど。プヨプヨした体の人が着ると、ちょっと厳しいものがあるんですよね。
そうなんですよ。ガリでもプヨでもなく、ガチッとした人ほどかっこいいですよね。佐藤さんは……。
はい、すみません(笑)。今の僕は過去最高体重で、プヨプヨもいいとこです。コロナ太りっていうんですか?
周囲を見回してみても、コロナで活動を制限され、ステイホームの時間が長くなるのに比例し、体重を増加させてしまった人が多いようです。だから、本当にこのアンダーアーマーのコンプレッションシャツをおすすめしてもいいのかどうかと……。
でも、基本的にはインナーですからね。僕は、ぴったりのヒートギアを着て、その上からややゆったりめのポロシャツを重ね着し、ぽっこりお腹を隠したいと思います(笑)。
それじゃ意味ないのでは(笑)。
いや、いいんじゃないですか。通気性と吸水速乾性、それに動きやすさはかなりのものですから、夏場のゴルフでインナーとして着たいと思うんです。そしてロッカールームでインナー一枚になったとき、「ああ、やせなきゃ……」と自分を戒める材料になると思うんですよね(笑)。何かをきっかけに「こりゃヤベエ」と自覚しないと、なかなか頑張れないですから。アンダーアーマーのヒートギアは、これが似合う体になろうと気分を盛り上げる材料になるのではないかと思います。
なるほど、確かに(笑)。アンダーアーマーのぴったりシャツが似合ってこそ、かっこいい男ですよね。私もこれを着れば、ジム通い頑張れる気がしてきました。