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vol.09 メリッサの可愛さを改めて考える

藤原 綾さんフリーエディター/ライター
藤原 綾さん

フリーエディター/ライター。
出版社での女性誌編集部を経て、2007年にフリーの編集者として独立。
以後、『sweet』や『SPRiNG』などの女性誌、コレクションブランドからストリートブランドのムック本やカタログのビジュアル制作を手掛けるなど幅広いジャンルで活動中。手掛けた作品は数百冊に及ぶ。

寒暖差をどう乗り切る?春のシューズ問題

やっと始まりましたね、春♪
今年もお花見は諦めていましたが、ラッキーなことに四国で取材があったため、ちょうど満開の桜に出会えました。
緑も花の香りも濃くなって、思わずスキップでもしたい気分(いい年なので我慢)。温めてきた春物の新作にもやっと袖が通せます。

でも、この季節、意外と悩むのが足元。
つま先を出すにはちょっと早い、ドレスシューズはちょっと暑い。ソックスが蒸れる日もあれば、裸足じゃ寒い時もある。
私は、春はボア付きのスイコックとアディダスのスタンスミスを相も変わらず履き倒していますが、今年は髪を切ったので、ちょっとガーリーなド定番をスタメンに加えようと思っています。
レペットのフラットシューズもいいし、今年なら軽い素材のビット付きのローファーもいいかも! なんて考えていた時に、思い出しました。そうだ、メリッサがあるじゃないか!

今ではすっかりおなじみとなったラバーシューズの王道、メリッサと出会ったのはかれこれ15年くらい前だったと思います。
セレクトショップで初めて見たとき、あまりの可愛さに乙女ゴコロをぎゅっと掴まれたのを今でも覚えています。当時は、PVC素材の靴といえば、ビーサンと長靴くらいで、スタイリッシュなデザインのPVCシューズはすごく新鮮でした。
ブラジル生まれを思わせる発色のいいカラーリングもたまらん……。
どこか懐かしいフルーツのような香りも癖になりそう……。
ということで、出会ったその日に思わず購入してしまったのでした。

寒暖差をどう乗り切る?春のシューズ問題

一番有名なのは「ジグザグ」というランダムに編まれたようなデザインのフラットシューズ。当時はあまりの人気っぷりに偽物が出回り、メリッサが販売を中止したという逸話もあるくらいです。
私が当時、衝動買いしたのは「パチューリ」という、ピープトゥ×プラットフォームのグリーンのパンプスでした。そのビジュアルにすっかり惚れ込み、高ヒールもお構いなしに購入。靴を主役にしたコーディネートを楽しんだのを覚えています。
その後も何足か購入しましたが、そういえばここ数年ご無沙汰かも! 明るいカラーを取り入れたい今春、ワードローブに取り入れるにはぴったりなはず。お値段もお手頃です♪

世界中の名ブランドがメリッサにラブコール!

実際にアイテムをチェックする前に、メリッサを知らなかった人のために、簡単にそのヒストリーをおさらいしておきましょー。

メリッサが生まれたのは、1979年のブラジル。もともと手掛けたのは、プラスチックのデコレショーンを制作する会社でした。メリッサ初のサンダルは、ポルトガル語で蜘蛛を意味する「アランニャ」。このサンダルは、フランスのコート・ダジュールにいた漁師たちの足元からインスパイアされたそうです。

ブラジルであっという間に人気に火がつくと、1983年には早々に世界へと進出します。2005年頃から、いよいよファッションシーンへ。コム・デ・ギャルソンや、ヴィヴィアン・ウエストウッド、ジャン・ポール・ゴルチエといった世界に名だたるファッションブランドや、プロダクトデザイナーであるカンパーナ・ブラザーズ、建築家のザハ・ハディッドなど幅広くコラボレーションを重ねてきました。つい先日も、OPENING CEREMONYとの新たなコラボレーションモデルを発表したばかり。当時、世界中から愛されていたケイト・モスがビジュアルを務めたこともあります。

そして、メリッサ最大の特徴といえば、やっぱりその素材。サスティナビリティの観点から、100%リサイクル可能な伸縮性に富んだ特殊プラスチックを使用しているんです。店舗には常設のリサイクルボックスも設置されています。
そのデザインもさることながら、PVC素材ならではのはき心地は思わずヤミツキに。

PVCをそのまま使用するとどうしてもゴムのにおいが気になるもの。だったら、フルーティな香りをつけちゃおう! という大胆な発想はブラジル流? とにもかくにも、シューズボックスを開けると、メリッサのフルーティな香りが漂います。ブラジルではチューインガムの香りと言われているそう。

誕生から40年以上が経ち、今では70か国以上の国と地域で展開されているメリッサ。洗練されたPVCシューズのパイオニアとして、今も君臨し続けています。

フラット愛が止まらない!全部欲しくなるバリエーション

ではでは、メリッサちゃんのアイテムを見ていきましょう。本日は、やっぱり外せないフラットシューズ3足をリコメンド!

カンパーナ パペル VII
カンパーナ パペル VII 7,990 詳細をみる

まずはこちら! 1番人気のバレエシューズ、「カンパーナ パペル」。色違いで持っている人も多いリピーター続出の代表作です。
日本人の足の形にフィットしやすいこともあって、抜群のはき心地を誇ります。
ランダムに編んだようなおなじみのスタイルに、キラキラとしたグリッターをふんだんに施して。私は以前、旅行用に重宝していました♪ もちろん、汚れても丸洗いOK!

ドール VII
ドール VII 7,990 詳細をみる

続いては紹介するのは、ガーリー感たっぷりの「ドール」。アッパー部分のリボンやチェーンとのコンビが新鮮な一品です。
リボンのほうは主役級の存在感! シンプルなスタイリングに合わせて、あえて際立たせるのもあり。チェーンタイプは上品な印象ですが、なんといってもPVC素材なので、ポップな遊び心も感じさせてくれます。

ポインティー IV
ポインティー IV 7,990 詳細をみる

こちらは、入園式や卒園式、結婚式などで活躍しそうな「スウィート ラブ」。
ワンストラップ、リボンモチーフ、そして愛らしいラウンドトゥと、おしゃまな女の子の王道スタイルに。白ソックスとも相性よし!

早くマスクをしなくてもいい生活に戻りたいと思いつつ、まだ先が見えないなら今の状況をポジティブにとらえて、予防をしながらファッションを楽しむ。
あたたかな風に誘われて、今春ならではのスタイリングを研究してみましょう!

ママとおそろが嬉しい!おしゃれキッズも大満足

ママには朗報!
メリッサにはキッズやジュニアサイズの「ミニ メリッサ」もあるんです♪
しかも、カジュアルからフォーマルまで対応する、大人顔負けのラインナップをご用意。ママとのおそろも楽しめます。

カンパーナ パペル
カンパーナ パペル 5,990 詳細をみる

人気の「カンパーナ パペル」は、キッズサイズもジュニアサイズもあるので、親子はもちろん姉妹でお揃いにするのも◎。
サイズによってカラバリが違うので、色違いでそろえてもいいかも。ファーストメリッサは、やっぱりこれ!

スウィート ラブ
スウィート ラブ 3,990 詳細をみる

こちらは、入園式や卒園式、結婚式などで活躍しそうな「スウィート ラブ」。
ワンストラップ、リボンモチーフ、そして愛らしいラウンドトゥと、おしゃまな女の子の王道スタイルに。白ソックスとも相性よし!

パペット ライダー
パペット ライダー 5,990 詳細をみる

夏のマストハブ、ストラップサンダル「パペット+ライダー」。ヌーディなピンク×グリッターピンクは、ちょっぴり背伸びして大人っぽく。
ストラップとソールのさりげないキラキラ感が上品な印象です。元気いっぱいのマルチカラーは、鮮やかで存在感たっぷり。絶妙なカラーリングで、コーデをポップに仕上げてくれます。

ウルトラガール スウィート
ウルトラガール スウィート 4,990 詳細をみる
ウルトラガール スウィート
ウルトラガール スウィート 3,990 詳細をみる

ストライプのリボンが飾られた、デコラティブな「ウルトラガール スウィート」は、親子でフォルムを変えて。
ママはインヒールのパンプスで、フラットが苦手な人でも挑戦しやすいデザインに。キッズはころんとしたフォルムが可愛いワンストラップシューズ。マジックテープなので、キッズでも簡単に着脱できます。

創業当時のデザインを大切に守りながら、さらに進化を続けていくメリッサ。春のスタイルにユニークなアクセントを加えたり、梅雨の時期をおしゃれに乗り切ったり、これからの季節のスタイリングにきっと一役買ってくれます。ぜひぜひ定番シューズに仲間入りを!

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