妊娠中のつわりを軽減したいときは「ハーブティ」がおすすめです。つらい吐き気だけでなく、気分も和らげてくれます。しかし、使われているハーブの種類やブレンドの配合は商品によって異なり、なかには妊婦の方が避けたほうが良いハーブもあります。
そこで今回は、つわりを和らげるハーブティの選び方とおすすめ人気ランキング10選をご紹介。ランキングはAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングの売れ筋を参考にしました。妊娠初期・中期・後期、それぞれの時期に適したハーブティも紹介するので参考にしてみてください。
目次
この記事でおすすめする商品
ノンカフェインなら妊娠中もOK！つわりには「清涼感やリラックス作用」があるハーブ
ハーブティはノンカフェインのものが多いため妊娠中でも飲めます。そもそも妊娠中にカフェインがNGな理由は、流産や早産のリスクが高まったり赤ちゃんの成長に悪影響を及ぼしたりすることがあるためです。
つわりを緩和する効果が期待できるのもハーブティの魅力です。とくに清涼感のある風味のハーブやリラックス作用があるハーブを使ったものが適していますよ。
つわりに効くハーブティの選び方
つわりに効くハーブティーを選ぶ際に重要な6つのポイントを見ていきましょう。
まずはかかりつけ医に相談！吐きづわりや食べづわりといった「症状のタイプ」に合わせて選ぼう
商品を選ぶ前に、ハーブティを飲んでいいか医師に相談しましょう。妊娠中は心身がデリケートな状態にあり、メンタルや体調の変化にも個人差があります。さらに、体質に合わないハーブがあるかもしれないので、事前に相談したほうが安心でしょう。
そして、吐きづわり・食べづわり・眠りづわり・よだれづわりなど、症状に合わせて選ぶことも大切です。また、妊娠初期・中期・後期と、つわりの症状が出るタイミングにも個人差があります。その点も考慮して、ハーブの栄養素や効能を選びましょう。
クラス1や有機JASマークに注目！「団体が安全性を認めたハーブ」を使った商品を選ぶ
米国ハーブ製品協会（AHPA）やドイツコミッション E (GCE)などで安全性が認められたハーブを使った商品なら、妊娠中も安心して飲めます。
安全の認定基準は専門家や団体によって異なりますが、米国ハーブ製品協会の場合はクラス1と認められたハーブがもっとも安全です。クラスは全部で7段階に分けられますが、妊娠中に使えるのもクラス1のみ。
また、無農薬＆化学肥料などを使わず育てられたオーガニックハーブもおすすめです。認証を受けたハーブには有機JASマークが表示されているので確認してみてください。
食欲改善や気分を安定させるなど、効能別に「ハーブの種類」をチェックしよう
ハーブの効能で選ぶのもいいでしょう。以下でつわりに効くハーブの種類とその特徴を解説するので、参考にしてみてください。
胃のむかつきを抑え、つわりを悪化させる冷えを防ぐ「ジンジャー」
ジンジャーにはつわりによる吐き気や胃の不快感を抑えるはたらきがあります。口や胃の中がすっきりしないときも、ジンジャーを使ったハーブティを飲めばさっぱりとした風味が気持ち悪さを和らげてくれるでしょう。
また、ジンジャーには体を温める作用もあり、冷え対策にうってつけです。冷えはつわりの悪化に加え腰痛や便秘の原因にもなるため、妊娠中はとくに気をつけましょう。
柑橘系のさわやかな香りと酸味で飲みやすく、口の中がさっぱりする「オレンジピール」
オレンジピールを使ったハーブティはほのかな酸味と苦みでさっぱりと飲みやすく、つわり期に向いています。オレンジピールとはビターオレンジの皮を乾燥させたものです。
とくに消化不良や食欲不振があるタイプに効果が期待できます。柑橘系のさわやかな香りは、吐き気だけでなく気分もすっきりさせてくれますよ。果物特有の甘みも感じられるため、フルーティーなお茶が好きな方は試してみてはいかがでしょう。
食欲不振で不足しがちな栄養を補え、腸内環境を整える効果も期待できる「ローズヒップ」
妊娠中期のつわりにおすすめなのがローズヒップを使ったハーブティです。ローズヒップとは野ばらの果実のことで、甘酸っぱい味なので吐き気があっても飲みやすいでしょう。
そんなローズヒップは、ビタミンC・ビタミン・鉄分・カルシウムといった栄養素が豊富です。よって、つわりで食事が摂れない方にも適しています。さらに、腸内環境を整える作用もあるので、妊娠中期に起こりやすい便秘の解消にも一役買ってくれるでしょう。
清涼感と消化機能を高める作用でつわりの気持ち悪さを和らげる「ペパーミント」
ペパーミントには、消化機能を高めてつわりによる吐き気・胸やけ・胃もたれを緩和する作用があります。また、清涼感のある香りにはリラックス効果もあり、気分転換にもってこいです。
体調不良で気分が落ちこんでいるときに飲めば、気持ちをシャキッとさせてくれるでしょう。ペパーミントのハーブティは妊娠初期から飲めるので、つわりに悩む方はぜひ試してみてくださいね。
ハーブティは茶葉タイプとティーバッグタイプが主流！各「タイプ」の特徴を確認しよう
ハーブティには茶葉タイプとティーバッグタイプがあります。それぞれ特徴が異なるので、使い勝手の良いほうを選んでください。
ハーブの風味をしっかり楽しみ、好きな濃さに調整したいなら「茶葉タイプ」
茶葉だと香りや味が濃く抽出されるため、ハーブの風味をしっかり感じたい方に適しています。また、茶葉の量を自分で調整できるため、好みの濃さに淹れることが可能です。
ホットはもちろん、水出しにすればアイスでも楽しめます。使用するポットは何でもOKで、急須でもおいしく淹れられますよ。淹れ方は商品によって異なるので説明書にしたがってくださいね。
淹れるときの手軽さやコスパを重視するなら「ティーバッグタイプ」
ハーブティ初心者には安くて手軽に淹れられる、ティーバッグタイプがおすすめです。風味重視なら、テトラ型でソイロンメッシュまたはガーゼ素材のティーバッグを選びましょう。テトラ型は茶葉がよく動き、ソイロンメッシュやガーゼ素材は袋のにおい移りが少ないのが特徴です。
好きなハーブティにティーバッグタイプがない場合は、袋だけ別で購入し、茶葉をいれて淹れる方法もあります。テーバッグの形や素材はパッケージに書かれていることが多いので、確認してみてください。
複数のハーブの風味が楽しめてそれぞれの効果も実感できる「ブレンドハーブティ」もチェック
一種類のハーブで淹れたお茶もおいしいですが、ブレンドハーブティなら複数のハーブの効能が一度に得られます。また、ハーブの配合によって味や香りがガラリと変わるのも魅力です。妊婦向けにブレンドされたハーブティもあるので、気分や好みに合わせて購入してみてください。
ブレンドハーブの場合、軽いハーブは上に、重いハーブは下に集まりやすい傾向にあります。そのため、とくに茶葉タイプ場合は容器の中身が均一になるように混ぜてから淹れるのがおすすめです。
好みのフレーバーや「香りや味のくせが少ない」商品なら気分が悪くても飲みやすい
ハーブティを選ぶときは自分の好きな味を基準にしてOKです。ただし、妊娠すると時期によって味の好みが変化したりにおいに敏感になったりするケースもあります。そのため、香りや味のくせが少ないハーブティを選ぶのがおすすめです。
違う種類のハーブティがセットになった商品もあるので、それで飲みやすいものを探してもいいでしょう。
つわりに効くハーブティのおすすめ人気ランキング10選
ここからは、つわりに効くハーブティのおすすめ商品10選をランキング形式で紹介します。妊娠初期・中期・後期と、各時期のつわりにおすすめの商品もランクインしているので、参考にしてみてください。
1位 ブルームーン 妊娠初期ブレンド ハーブティー マタニティー
風味：ジンジャー、ローズ
タイプ：ブレンド
内容量：15g
つわりに悩む妊婦のためにブレンドされたハーブティ
妊娠4ヵ月頃までの妊婦向けに作られた、つわり対策ハーブティです。オレンジピール・ジンジャー・レモングラス・ペパーミント・ローズレッドがブレンドされています。すっきりとさわやかな香りと甘酸っぱい味が特徴です。
体調に合わせて1日にティーカップ1～3杯を目安に飲んでみてください。容量は50g・100g・200gから選べます。50gで約6杯・200gで約80杯なので、飲む頻度に合わせて選ぶといいでしょう。
2位 落合ハーブ園 ペパーミントハーブティー
風味：レモン、ミント
タイプ：ティーバッグ
内容量：1.2g×10
有機JAS認定のペパーミントなので安心して飲める
有機JASに認定されている、落合ハーブ園のペパーミントティーです。オーガニックなので化学肥料や農薬の苦味はなく、ペパーミントの味が濃いのも特徴ですよ。ミントの清涼感もしっかり感じられ、飲めば口の中がさっぱりするでしょう。
つわり以外に、乗り物酔いや消化不良にも効果が期待できます。このペパーミントにほかのハーブを加えて、オリジナルブレンドのハーブティを楽しむのもいいでしょう。
3位 オーガライフ ラズベリーリーフティー
風味：ラズベリー
タイプ：ティーバッグ
内容量：1.2g×30
妊娠後期におすすめ！くせのない味で飲みやすい
無香料・無着色・無農薬栽培で作られ、ドイツオーガニック認証を取得したラズベリーリーフティーです。ママとお腹の赤ちゃんのために、安全性にこだわった商品なので安心して飲めます。
ラズベリーリーフティーは、欧米では昔から「安産のためのお茶」と呼ばれています。妊娠初期～中期の摂取は避け、妊娠8ヵ月から飲んでください。くせのない味で飲みやすいので、後期つわり中の水分補給として飲むのもいいでしょう。
4位 レソンシエル ジャポン【ラズベリーリーフ】
風味：ラズベリー
タイプ：茶葉
内容量：20g
好みでジンジャーやペパーミントをブレンドしてもOK
ラズベリーリーフティーで妊娠8〜9ヵ月頃の妊婦の方に向いています。妊娠後期～出産前に飲むといい理由は、ラズベリーリーフティーが骨盤周りの筋肉や子宮をゆるめてスムーズなお産をうながしてくれるからです。
つわり予防として、ジンジャーやペパーミントをブレンドしてもOK。ショップによっては20g・30g・50gの商品もあります。初めて飲む場合は少量から試すといいでしょう。
5位 エルダー ジュアールティー
風味：-
タイプ：ティーバッグ
内容量：2.5g×30
紅茶好きにぴったり！料理にも使えるハーブティ
ジュアールティーとは、アフリカつばきを原料としたハーブティです。鉄分や亜鉛など栄養も豊富で、吐き気があり食事が摂れない方にも適しています。紅茶の味に似ていてくせが少なく飲みやすいのも、つわり中におすすめな理由です。
また、煮こみ料理・カップ麺・お茶漬けを作る際に、水やお湯の代わりにジュアールティーを使うとさっぱり食べられます。使用後の茶葉は、観葉植物の肥料や生ごみのにおい消しにもなりエコです。
6位 リプトン ハーブティー 5種アソート
風味：オレンジハーブ、シナモンアップルハーブ、カモミールハーブ、レモンハーブ、ペパーミントレモン
タイプ：ティーバッグ
内容量：2.1g×60
5種類のフレーバーで最後まで飽きずに楽しめる
紅茶ブランドで有名なリプトンのハーブティアソートです。内容はオレンジハーブ・シナモンアップルハーブ・カモミールハーブ・レモンハーブ・ペパーミントレモンの5種類。どのフレーバーもさっぱりしていて、つわり中でも飲みやすいでしょう。
ただし、シナモン・カモミール・ハイビスカスなど、妊娠中の大量摂取は避けたほうがいいハーブも含まれます。よって、飲んでいいか事前に医師に相談し、1日1杯を目安にしてくださいね。
7位 感謝のしるし ハーブティー すっきりらっく茶 ピーチ マンゴー フレーバー
風味：ピーチ、マンゴー
タイプ：ティーバッグ
内容量：2.7g×15
82種類の天然素材から作られた酵素がたっぷり！
野菜・果物・穀物・野草など、82種類の天然素材から作られた酵素がたっぷり入ったハーブティです。体質や体調との相性もあるので、念のため飲んでも大丈夫かを医師に相談してみてください。
便秘解消に効くキャンドルブッシュをベースとしたノンカフェインで、1日1～2包が摂取目安です。ピーチとマンゴーフレーバーでさっぱりと飲めますよ。チャックつきのパウチなので持ちはこびにも便利です。
8位 生活の木 おいしいハーブティー プリンセスタイム
風味：ピーチ、ローズ、アップル、ハイビスカス
タイプ：ティーバッグ
内容量：2g
ピーチの香りとハーブの甘味でリラックスできる
アップル・ハイビスカス・ブラックベリーリーフ・ローズペタルなどがブレンドされた、ノンカフェインのハーブティです。ピーチの香りとハーブの甘さで飲みやすいため、ハーブティ初心者にも向いています。
ティーバッグタイプで100袋も入っているので、ハーブティを手軽に飲みたい方やひんぱんに飲みたい方にうってつけです。また、ホットとアイスの両方で作れるので、季節とわず楽しめます。
9位 CLIPPER オーガニックハーブティー アフターディナーミント
風味：ジンジャー、ペパーミント、ミント、スペアミント
タイプ：ティーバッグ
内容量：1.9g×20TB×12個
Wミントの清涼感でつわりの気持ち悪さもすっきり
世界の一流レストラン・五つ星ホテル・航空会社のファーストクラスでも選ばれている、クリッパーのオーガニックハーブティです。パッケージもおしゃれなので、職場などにも置きやすいでしょう。
清涼感が強いペパーミントとほんのり甘いスペアミントをベースに、ジンジャーとフェンネルのスパイシーさがほのかに香ります。気分が悪いときに飲めば、口や胃の中をすっきりさせてくれるでしょう。
10位 生活の木 マミーの ハーブティー 有機ラズベリーブレンド
風味：ラズベリー
タイプ：ティーバッグ
内容量：1.5g×10
妊娠中の体に良いローズヒップやネトルもブレンド
ラズベリーリーフをベースに、ローズヒップ・ネトル・ダンデリオンルートをブレンドしたオーガニックハーブティです。妊娠後期はもちろん、産後のリラックスタイムにもおすすめです。ティーバッグタイプで10パック入りと30パック入りから選べます。
香りがきつすぎず味のくせが少ないのも、つわり中にうれしいポイントです。ホットでもアイスでも楽しめるので、体調や好みに合わせて淹れわけてくださいね。
おすすめの商品一覧
| 製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
|---|---|---|---|
| ブルームーン 妊娠初期ブレンド 「…… 1 | 700円 |   3.1 |   |
| 落合ハーブ園 ペパーミント「ハー…… 2 | 1,080円 | |  |
| オーガライフ ラズベリーリーフテ…… 3 | 1,325円 | 4.4 |  |
| レソンシエル ジャポン【ラズベリ…… 4 | 632円 | | |
| エルダー ジュアールティー 5 | 2,270円 | 4.75 | |
| リプトン 「ハーブティ」ー 5種ア…… 6 | 1,491円 | 4.27 | |
| 感謝のしるし 「ハーブティ」ー す…… 7 | 948円 | 4 | |
| 生活の木 おいしい「ハーブティ」…… 8 | 88円 | | |
| CLIPPER オーガニック「ハーブティ…… 9 | 7,900円 | | |
| 生活の木 マミーの 「ハーブティ」…… 10 | 576円 | | |
妊娠中に避けたい・大量摂取をひかえたほうがいいハーブを確認しよう
ハーブティは薬ではありませんが、強い効能を持つハーブもあるため妊娠中は避けたほうがいい商品もあります。たとえば、子宮収縮や陣痛をうながす作用があるハーブには要注意。
妊娠中に避けたい・大量摂取をひかえたほうがいいハーブの一例は次の通りです。シナモン・セージ・タイム・リコリス・カモミール・ローズマリー・ラベンダー・ハイビスカス・レモングラス・マテetc…。
くり返しになりますが、まずは医師や専門家に相談して飲んでいいかしっかり確認しましょう。そして、1日あたり1～2杯を目安にして飲むといいですよ。
まとめ
つわり中に飲むハーブティを選ぶときは、安全性の高いハーブを使っているかチェックしましょう。そして、ハーブの種類と効能・使い勝手の良さ・好みのフレーバーを考慮して選ぶといいですよ。加えて、かかりつけ医にハーブティを飲んでいいか確認することも忘れずに。
つわりがひどいときはハーブティの香りをかぐだけでも、吐き気や気分が和らぐ可能性があります。体にやさしいハーブティを使ってつわりを乗りきりましょう！