乾燥しがちな赤ちゃんの肌を保護するために使う「ベビーワセリン」。新生児の肌は大人の肌の半分の薄さしかなくとてもデリケートなため、お風呂上がりや乾燥する季節には、しっかり保湿してあげることが大切です。ですが、大人もよく使う一般的な黄色ワセリンのほかに、白ワセリンやサンホワイト、プロペトなど種類があり、どれを選べばよいのか迷いますよね。
そこで今回は、ベビーワセリンの選び方とおすすめの商品をランキング形式でご紹介します。目的にあったポイントをしっかりとおさえて、赤ちゃんの肌に安心して使えるベビーワセリンを見つけてくださいね。
目次
この記事でおすすめする商品
ベビーオイルやベビーローションとは役割が異なる！ベビーワセリンとは
ベビーワセリンは、ベビーオイルやベビーローションと比べて「水分を保つ働き＝保水性」に優れています。オイルにも保水性はあるのですが、薄づきになりやすくベビーワセリンほどの保水効果はありません。ローションは水が主成分なので、肌に水分を補うのが主な目的です。
3つとも肌への役割が異なるので、それぞれの効果を考えて使い分けるのがよいでしょう。乾燥した肌をしっかり保護して水分を保ちたいなら、ベビーワセリンが最適です。
ベビーワセリンの選び方
ベビーワセリンを選ぶ際に重要な4つのポイントを見ていきましょう。
赤ちゃんには白色ワセリンがおすすめ！「精製度（純度）」で選ぼう
ワセリンは、大きく分けて黄色ワセリンと白色ワセリンの2種類があります。黄色ワセリンのほうが精製度（純度）が低く、デリケートな肌には刺激になってしまう可能性があるので、赤ちゃんには白色ワセリンがおすすめです。
一般的に「ベビーワセリン」と呼ばれるものは白色ワセリンでできていますが、白色ワセリンにも精製度によって違いがあります。精製度の高さによって3段階あるので、それぞれ詳しく見ていきましょう。
お手頃価格で、一般的なベビーワセリンを選ぶなら「白色ワセリン」
黄色ワセリンの精製度を高めたものが「白色ワセリン」です。赤ちゃんへの使用が可能なレベルまで不純物が除去されているので、一般的なベビーワセリンとして薬局や赤ちゃん用品店で販売されています。
価格もお手頃なものが多いので、初めてベビーワセリンを購入する場合にもおすすめです。白色ワセリンが肌に合わない場合は、次に紹介する2つのワセリンを検討しましょう。
目のまわりなどデリケートな部分に使うなら、医療用医薬品の「プロペト」を
白色ワセリンよりもさらに精製度を高めたものが「プロペト」です。こちらは白ワセリンですが、各メーカーが医療用医薬品として作ったワセリンとなります。そのため、目のまわりやお尻付近など、肌が薄くてデリケートな部分にも使うことができます。
医療機関でも使われているワセリンなので、デリケートな赤ちゃんにも安心して使えるでしょう。
プロペトでも刺激を感じてしまう敏感肌の赤ちゃんには「サンホワイト」がおすすめ
白色ワセリンやプロペトよりも、さらに精製度を高めたものが「サンホワイト」です。こちらも「プロペト」と同じく白ワセリンです。精製度がとても高いため肌への刺激が少なく、プロペトで刺激や赤みが出てしまった新生児の赤ちゃんから敏感肌の大人の方まで使用いただけます。ただ、こちらは精製度が高いぶん、価格も他の商品に比べると高めの設定です。
生まれたばかりの新生児には、不純物がほとんど入っていない「サンホワイト」がおすすめです。
新生児にも使うなら「無香料・無着色・パラベンフリー」の商品が安心
肌がとくにデリケートな新生児にも使うなら、無香料・無着色・パラベンフリーなど、添加物が使用されていない商品が安心です。
ベビーワセリンのほとんどは無添加で作られていますが、なかには添加物が入っているものも。選ぶ際には成分をしっかり確認して、できるだけシンプルなものを選びましょう。
塗布する箇所や用途に合った「タイプ」を選ぼう
ベビーワセリンは、塗布する箇所や用途によっておすすめのタイプが異なります。それぞれにあったタイプを選びましょう。
かぶれ予防で塗ることの多い口のまわりには「べたつきにくいサラッとした」タイプ
ベビーワセリンはかぶれたときだけでなく、かぶれる前に予防で使うこともあります。とくに口のまわりは、ミルクの吐き戻しや離乳食の食べこぼしなどで荒れやすいので、予防として塗るのがおすすめです。
口のまわりに塗る場合は、べたつきにくくサラッとしたタイプのベビーワセリンがおすすめです。サラッとしたベビーワセリンなら、授乳前後や離乳食前後にこまめに塗っても違和感がなく、赤ちゃんも嫌がりにくいでしょう。
顔の中でもとくに敏感でデリケートな目のまわりには「肌に優しい」タイプ
目のまわりは、顔の中でもとくに皮膚が薄くデリケートな部分です。そのため、使うワセリンも極力「肌に優しい」タイプを選びましょう。「プロペト」か「サンホワイト」なら安心して使用できるでしょう。
商品によっては目のまわりへの使用を推奨していないことがあるため、使用前にパッケージや取扱説明書で「目のまわりに使用できるか」を確認するのが確実です。
日焼けケアとして使うなら、敏感な肌をしっかり保護できる「保湿性が高い」タイプ
日焼けケアとしてベビーワセリンを使用するなら、肌をしっかり保護できる「保湿性が高い」タイプがおすすめです。日焼けで荒れた肌も、しっかり守ってくれるでしょう。
また、日焼け後の肌はヒリヒリしたり皮がむけたりなどいつも以上に敏感です。天然由来成分が配合された低刺激なベビーワセリンを選ぶと、肌への負担を軽減できます。
用途に合った内容量や使いやすい「パッケージ」を選ぼう
ベビーワセリンは、商品によって内容量やパッケージのタイプもさまざまです。ワセリンは月日が経つと劣化してしまうので、その前に使い切れるよう、用途に合ったものを選びましょう。
外出先でも使うなら、少量で持ち運びやすい「チューブ・プッシュタイプ」
授乳や食事、おむつ替えなど、おでかけ時にベビーワセリンを使う機会は意外に多いですよね。外出先でも頻繁に使うなら、チューブやプッシュタイプのものがおすすめです。内容量が50g前後と少量なので持ち運びやすく、使いたいときにすぐ使えます。
また、塗るときにワセリンに直接触れずに付けられるので衛生面も安心です。少量サイズであれば、赤ちゃんに使うだけの場合も短期間で使い切れるので、劣化を気にせず使えるでしょう。
家族みんなで頻繁に使うなら、大容量でコスパの良い「ボトルタイプ」
家族みんなで毎日使うなら、大容量のボトルタイプがおすすめです。少量タイプよりもお得に売られていることが多いのでコスパも良く、惜しみなく使えます。
赤ちゃんの全身に毎日たっぷり使いたい方や、保湿目的で家族みんなで使いたい方など、使用量が多い場合はおすすめです。指をボトルに入れてすくうため「雑菌がワセリンにつきやすい」という点を踏まえて、短期間で使い切れる量を選びましょう。
ベビーワセリンのおすすめ人気ランキング10選
ここからは、おすすめのベビーワセリンをランキング形式でご紹介します。精製度やパッケージをチェックして、使いやすいベビーワセリンを見つけてくださいね。
なお掲載商品は、上記の選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている効果・効能をご確認ください。
1位 健栄製薬 ベビーワセリン
対象月齢：ー
内容量：60g
容器タイプ：チューブ
原産国：日本
無香料・無着色・パラベンフリーで肌に優しい
無香料・無着色・パラベンフリーで、赤ちゃんの肌に優しい白色ワセリンです。
柔らかいテクスチャで、肌に塗りやすいのも嬉しいポイント。伸びもよいので少量で背中・お尻など一気に塗ることができますよ。また、チューブタイプで使いやすいので、授乳や食事の前にサッと口まわりに塗れてかぶれ予防もできます。お手頃価格なので初めてワセリンを購入する方はチェックしてみてください。
2位 ピジョン ワセリン
対象月齢：ー
内容量：60g
容器タイプ：チューブ
原産国：日本
新生児から使える、100％白色ワセリン！携帯にも◎
添加物を入れていない、100％の白色ワセリンです。新生児にも使える低刺激なワセリンなので、安心して使えます。
べたつきにくく伸びが良いため、サラッとした使い心地を求める方におすすめです。口コミにも「べたつかないので子供も嫌がらずに塗らせてくれる」「伸びが良いため毎日全身に使っても長持ちする」という内容が多くありました。先輩ママさんからもおすすめの商品です。
3位 大洋製薬 ワセリンHG
対象月齢：ｰ
内容量：100g
容器タイプ：ボトル
原産国：日本
酸処理を伴わない精製方法で、肌への刺激が少ない
酸処理を伴わない精製方法により不純物を除去しているため、肌への刺激が少なく安心して使えます。赤ちゃんだけでなく大人も使えるので、スキンケアとして使っている乾燥肌の方もいるようです。
100g入りのボトルタイプだけでなく、60g入りのチューブタイプもあるので、使う頻度や場面によって選べるのも嬉しいポイントです。
4位 ヴァセリン ピュアスキンジェリー
対象月齢：-
内容量：80g
容器タイプ：-
原産国：インド
大容量で惜しみなく使える、万能なワセリン
家族みんなで惜しみなく使える、大容量のワセリンです。赤ちゃんのかぶれ予防や保湿だけでなく、大人の水仕事後の手荒れケアや硬くなったかかとの保湿など、さまざまな場面で万能に使えます。
黄色ワセリンですが、無香料・無着色・パラベンフリーで肌への刺激も少ないため、赤ちゃんへの使用も可能です。ただし、使う際には少量から試してみるのが良いでしょう。
5位 近江兄弟社 メンターム ワセリン
対象月齢：ｰ
内容量：60g
容器タイプ：チューブ
原産国：日本
柔らかくて赤ちゃんにも塗りやすい、低刺激のワセリン
メンタームリップで有名な近江兄弟社から販売されている、白色ワセリンです。低刺激なので、肌にも負担をかけずに使えます。
柔らかくて肌に馴染みやすいため、赤ちゃんにも塗りやすいという口コミが多く見られました。便利なチューブタイプというだけでなく、パッケージのデザインもシンプルでおしゃれなので、脱衣所や棚の上に置きっぱなしでもインテリアの邪魔をしません。
6位 日興リカ サンホワイトシルキー Y-1
対象月齢：-
内容量：80g
容器タイプ：プッシュ式
原産国：日本
プッシュ式が外出時にも便利な、高品質のサンホワイト
白色ワセリンで最も精製度が高い、サンホワイトのワセリンです。高品質なサンホワイトシリーズのなかでも、伸びが良くさっぱりとした使い心地が特徴です。
さらに嬉しいポイントは、プッシュ式エアレスボトルを使用していることです。外出先でもワンプッシュで使えて便利なだけでなく、外気に直接触れない容器の構造になっているため、雑菌がつかず清潔を保てます。
7位 第一三共ヘルスケア プロペト ピュアベール
対象月齢：赤ちゃんからお年寄りまで
内容量：100g
容器タイプ：チューブ
原産国：ｰ
高純度のプロペトで、目のまわりにも安心して使える
白色ワセリンをさらに精製して、不純物を極力カットしたワセリンです。敏感な肌にも優しいため、目や口のまわりなど皮膚が薄い部分にも安心して使えます。
医療機関でも使われているほど高品質で、アトピーや皮膚炎などで受診した患者さんへ処方される場合もあるようです。においも無臭なので、顔に塗っても不快感を感じません。においに敏感な新生児や赤ちゃんにおすすめです。
8位 コスメテックスローランド ロッシベビー ワセリンピュアN
対象月齢：-
内容量：65g
容器タイプ：チューブ
原産国：日本
べたつきにくく、肘やかかとなど乾燥しやすい部分にも
なめらかでべたつきにくい白色ワセリンです。化粧品用として精製された純度100％の生ワセリンなので、デリケートな赤ちゃんにも安心して使えます。
少し硬めのテクスチャなので、「暑い夏の時期に持ち歩いても溶けたりせず、使いやすい」という口コミもありました。サラッとしたつけ心地なので、塗ったあとにほかの場所に触れやすいような肘やかかとなどへの使用もおすすめです。
9位 日興リカ サンホワイトP-1
対象月齢：ｰ
内容量：50g
容器タイプ：チューブ
原産国：日本
ピンポイントのケアにも最適な、保湿力抜群のワセリン
サンホワイトシリーズのなかでも、しっとり濃厚な使い心地のワセリンです。しっかりと厚めに保湿してくれるので、目のまわりや唇などピンポイントの使用におすすめです。
「乾燥した部分に塗ったら1日で改善された」という口コミもあるほど、保湿力抜群です。チューブよりもさらに少量の平型（3g）も販売されているので、ワセリンとしては割高だけど試してみたい、という方はチェックしてみてください。
10位 犬印本舗 はじめてのベビーワセリンクリーム
対象月齢：新生児
内容量：80g
容器タイプ：ｰ
原産国：日本
3種のセラミド成分配合の、ワセリン入りクリーム
歴史ある化粧品会社の「シャンソン化粧品」とマタニティ用品で有名な「犬印本舗」が共同開発したワセリン入りクリームです。ワセリンだけでなく保湿成分であるセラミドが3種類配合されているため、赤ちゃんの肌を優しく潤してくれます。
伸びのよいぷるっとしたクリームなので、手に取りやすく、すっと肌に馴染みとても使いやすいのが特徴。着色料や防腐剤をはじめとする5つの添加物も不使用のため、新生児から安心して使えますよ。
赤ちゃんだけでなく大人も使える！ベビーワセリンのさまざまな使い方
ベビーワセリンは、赤ちゃんだけでなく大人も使えます。乾燥で悩む大人の方にも人気で、ハンドクリームやリップクリーム代わりに使ったり、スキンケアとして洗顔後の肌に塗ったりできます。
少し前にメディアでも話題になりましたが、目のまわりや鼻の下・中に塗ると花粉症対策としても効果があります。花粉が目や鼻に直接入る前にワセリンがキャッチしてくれるそうなので、花粉症で悩んでいる方は試してみてください。
おすすめの商品一覧
| 製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
|---|---|---|---|
| 健栄製薬 ベビーワセリン 1 | 334円 |  4.52 |     |
| ピジョン ワセリン 2 | 382円 | 4.52 | |
| 大洋製薬 ワセリンHG 3 | 339円 | 4.57 | |
| ヴァセリン ピュアスキンジェリー 4 | 360円 | 4.59 | |
| 近江兄弟社 メンターム ワセリン 5 | 324円 |  4.43 | |
| 日興リカ サンホワイトシルキー Y-1 6 | 1,423円 | 4.54 | |
| 第一三共ヘルスケア プロペト ピュ…… 7 | 779円 | | |
| コスメテックスローランド ロッシ…… 8 | 373円 | 4.59 | |
| 日興リカ サンホワイトP-1 9 | 934円 | 4.51 | |
| 犬印本舗 はじめてのベビーワセリ…… 10 | 1,760円 | 5 | |
まとめ
ベビーワセリンを選ぶときは、精製度や添加物をチェックして、使用用途に合ったものを選びましょう。持ち運ぶことが多いならチューブの少量タイプ、家族で頻繁に使うなら大容量のボトルタイプなど、使い方によってパッケージを選ぶことも重要です。
肌荒れ予防やかぶれ改善のために、毎日使いたいベビーワセリン。赤ちゃんの肌を守るために、安心して使えるベビーワセリンに出会えるといいですね。