高い機能性だけでなく、洗練されたデザイン性からヴィンテージ・アンティーク好きの人からも支持を集める注目の腕時計が、「ミリタリーウォッチ」です。しかし、そのなかにもムーブメントや機能性の種類がさまざまあり、どれを選ぶべきか迷ってしまいますよね。
そこで今回の記事では、ミリタリーウォッチの選び方と人気おすすめランキング9選を紹介します。有名なブランドもピックアップして解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ミリタリーウォッチとは？
ミリタリーウォッチとは、1990年代ごろに軍隊用として生み出された時計のことです。軍用なので耐久性が高く、防塵や防水などの機能性にも優れています。そのため、とくにスポーツやアウトドアをする際に向いている時計です。
その名の通りミリタリーテイストのものが多いミリタリーウォッチは、機能性だけでなくそのファッション性も注目を集めています。洗練されたデザインのおしゃれな時計を探している人は、ぜひミリタリーウォッチをチェックしてみてくださいね。
ミリタリーウォッチの選び方
ミリタリーウォッチは、ブランドやデザイン、機能性やムーブメントの種類などを確認して選びましょう。ここからは、それぞれの選び方について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
メーカー・ブランドで選ぶ
ミリタリーウォッチはさまざまなブランドから発売されています。有名なメーカーやお気に入りのブランドから選ぶのも1つの手ですよ。ここでは代表的な2つのブランドについてご紹介します。
日本の老舗時計ブランド「セイコー」
セイコーは、1881年に創業された日本生まれの老舗時計メーカーです。2021年で140周年を迎えました。長い間積み上げられてきたその高技術で、信頼の品質を実現しています。価格帯は幅広く、数千円程度のものから数十万円するものまであり、予算に合わせて探すことが可能です。
豊富なラインナップを構えるセイコーには、ミリタリーウォッチの種類もたくさんあります。ナイロン素材のカーキベルトがおしゃれなカジュアル向けのものから、皮やステンレスのかっちりとしたフォーマル向きのものまでありますよ。使用シーンにあった商品を見つけられます。
軍用時計の専門ブランド「ミリタリーウォッチカンパニー」
ミリタリーウォッチカンパニーとは、1974年にスイスで設立された、軍用時計専門ブランドです。実際に警察部隊や航空会社などでも使用されており、本格的なミリタリーウォッチを探している人に向いています。
デザインもカジュアルでありながら重厚感があり、普段軍者のファッションが好きな人にもおすすめです。当時の戦争で軍に導入されていたものの復刻版なども発売されており、人気を集めています。
好みやファッションに合わせてデザインを選ぶ
ミリタリーウォッチと聞くと、カーキやベージュなどのカラーでナイロン素材の、カジュアルなものを想像する人も多いかもしれません。しかしそれだけではなく、皮やメタル、ラバーなどが素材のものもあります。
カジュアルだけでなく、フォーマルなシーンでも活躍するシックなデザインもあるので、自分の用途やシーンと照らし合わせて選びましょう。また、ベルトは付け替えることができるものもあり、気分によってチェンジできますよ。
ムーブメントの種類を選ぶ
ミリタリーウォッチを動かす仕組みのことをムーブメントといい、そのなかには主に「機械タイプ」「クオーツタイプ」「ソーラー充電タイプ」の3種類があります。それぞれのメリット・デメリットや特徴について解説するので、参考にしながら選んでみてください。
電池切れの心配がいらない「機械タイプ」
電池交換の心配をせず使用したい人には、「機械式」のミリタリーウォッチがおすすめです。機械式は、ゼンマイや歯車の仕組みによって動かします。機械式の中にも、定期的に自分でゼンマイを巻く「手巻き式」と、体の動きに合わせて自動で巻き上げてくれる「自動式」があります。
ただし、手入れの必要がある点は覚えておきましょう。金属部分にオイルを差すなどをしないと、油切れによって動きに支障が出てくる可能性があります。機械式は昔ながらの技術の時計ともいえるので、ヴィンテージアイテムが好きな人は心揺さぶられるはずです。
時間の正確さを求めるなら「クオーツタイプ」
「クォーツタイプ」は、電池によって機械を動作させるタイプです。消費電力があまり大きくないため、初めに電池を入れたらしばらくは電池切れを気にせず使うことができます。
また、電池で動かすため、歯車で動かす機械式よりも時間を正確に刻むことができる点もメリットです。機能性や実用性を求める人には、クォーツタイプの方が向いています。今ではクォーツタイプが主流です。
太陽光で充電できる「ソーラー充電タイプ」
日光の光で充電して使えるのが、「ソーラー充電タイプ」です。電池の消費を少なくし太陽光の充電で電力を補うため、お財布に優しく、さらにエコも考慮しながら使用できます。商品にもよりますが、約5分の充電で1日分持ちますよ。
太陽光で充電できるため、電池切れしてしまった時でも心配せず使える点が魅力です。とくに、日々外をよく歩き回るビジネスマンや、アウトドアシーンにもってこいのタイプといえます。普段屋内で使用する際は、ソーラーウォッチ用のLED充電器などを活用してみてください。
機能性で選ぶ
時計にはさまざまな機能が備わっています。自分のライフスタイルに合わせて、プラスαの機能もチェックしておきましょう。
ジョギングで使用するなら「クロノグラフ・タキメーター機能付き」がぴったり
時間を測れるストップウォッチ機能のことを「クロノグラフ機能」、1kmを何分で走ったり歩いたりしたかによっておおよその時速を算出する機能のことを「タキメーター機能」といいます。とくにウォーキングやジョギングをする人は、これらの機能に注目してみましょう。
別でスマートフォンや専用のタイマー等を用意しなくても、腕時計をつけていればいつでも手軽に自分の実力を測ることができます。汗をかきやすい夏場は、ナイロン性のベルトのものなど手入れがしやすいものが適していますよ。
夜に使用する機会が多いなら「発光機能付き」がおすすめ
夜のお出かけや仕事など、外が暗くなってから使用する機会が多いなら、「発光機能付き」のミリタリーウォッチを選ぶとよいでしょう。発光機能とはその名の通り光る機能のことで、インデックスや針の部分が発光するものが多いです。
発光機能が付いていると夜間の視認性が高くなり、いつでも快適に使えます。なかには文字盤全体を発光させる機能が搭載された商品もあるので、より見やすさを求める人はそのようなものをチェックしてみてくださいね。
多用途で便利に使える「タイマー・ストップウォッチ・カレンダー機能」にも注目
ミリタリーウォッチを色々なシーンで便利に活用したいなら、「タイマー・ストップウォッチ・カレンダー機能」などが備わった商品に注目してみましょう。腕時計を見るだけで、日付を確認できたり時間を測れたりします。
仕事中にさっと日時を確認したいときや、料理中に茹で時間などを測りたいときなど、幅広い用途で役立つ機能です。そのほかにも、「アラーム機能」や「GPS機能」など機能の種類は豊富にあります。用途と照らし合わせて、必要な機能が備わっているか確認することが大切です。
アウトドアで使用するため耐久性は要チェック
アウトドアでの使用を想定して購入する人も多いミリタリーウォッチですが、耐久性の高さについては必ずチェックしてから購入するのがおすすめです。全体的に普通の腕時計よりも耐久性に優れたものが主に展開されていますが、その中でもとくに高耐久のものを選ぶとよいでしょう。
割れにくい風防を用いたものや防塵機能に優れているもの、そして高い防水機能が付いている商品がうってつけです。商品の公式ホームページやECサイトの詳細ページで高耐久を謳っているものを選び、念の為口コミにも目を通しておくと安心ですよ。
ミリタリーウォッチのおすすめランキング9選
今回は、ミリタリーウォッチのおすすめ人気ランキング9選をまとめました。上記で紹介してきた選び方のポイントと照らし合わせながら、お気に入りの腕時計を探しましょう。
1位 セイコー 腕時計 SNK805K2
統一感のあるデザインがおしゃれ！様々な服装にマッチする腕時計
日本の老舗時計メーカー「セイコー」の海外モデルです。文字盤とベルト部分がカーキカラーで統一されており、おしゃれな雰囲気漂うミリタリーデザインとなっています。ベルト部分はナイロン素材で、アウトドアやスポーツ時にぴったりです。
ややアナログで落ち着いた印象の文字盤の仕様や、カレンダー機能でぱっと見で日付を確認できる点も魅力的ですよ。30mの防水機能も備えており、洗い物や手洗いなど普段の生活のうえでは問題なく使えるでしょう。
2位 ラドウェザー ソーラー腕時計 lad039
多彩な機能を備えたアウトドア向けのミリタリーウォッチ
全体的に施されたカモフラージュ柄とゴツゴツとしたフォルムが目を引く、インパクトのあるデザインです。ラドウェザーはアウトドアブランドなので、アウトドア用に探している人にはぴったりですよ。全12色のラインナップがあるため、自分好みを探せます。
ソーラー充電タイプの時計で、充電満タン時はなんと約2年2ヶ月も使い続けることができます。ストップウォッチやスプリットタイム、アラームからタイマーまで多彩な機能を備えている点もメリットです。画面部分が広いので、見やすさ重視の人にも適しています。
3位 タイメックス ウィークエンダー セントラルパーク T2N651
レトロな雰囲気で味のあるデザイン
タイメックスは、アメリカ・コネチカット州に本社を置く、歴史のある時計ブランドです。オリーブ色のベルトとクリーム色の文字盤、レトロっぽさのある数字のデザインが、味のある雰囲気を演出します。
5,000円台と手頃な価格で手に入れられるのも魅力です。気軽に購入しやすいので、ファッションや気分に合わせて時計をコーディネートしたい人にはうれしいポイントですね。バックライト機能が付いているので、暗い中でもストレスなく使うことができます。
4位 スント コア SS014279010
長時間つけていても疲れにくいバンドが魅力
デジタル表示タイプのミリタリーウォッチです。こちらのモデルは、映画「イコライザー」の主人公が劇中で使っているということで、映画ファンからも人気を集めています。丸みを帯びたフォルムや文字盤のフォントなど、細部までデザイン性に優れた商品です。
ウレタン素材のバンドはつけ心地がよく、長時間着用していても疲れません。また、気圧計や高度計、コンパスなどアウトドア用途に嬉しいさまざまな機能が付いています。ただし、防水機能は日常生活用防水しか対応していない点は注意しましょう。
5位 カシオ ジーショック 腕時計 GA-2000-3AJF
とにかく耐久性に優れた腕時計
「ジーショック」は、電機メーカー「カシオ計算機」が1983年から販売している時計ブランドです。がっちりとしたデザインが印象的ですが、その頑丈さは見た目だけではありません。航空・宇宙技術から得た「強化カーボン」という独自素材を採用しており、耐久性に優れています。
裏面が二重構造だったり凸凹とした形状だったりする耐衝撃構造のケースのため、衝撃や振動から守ってくれる点も魅力です。さらにプールや海で泳ぐ際などでも使用できる20気圧防水も備えており、どんなシーンでもタフさを発揮してくれます。
6位 カシオ ウェーブセプター 腕時計 WVA-M630B-3AJF
高度な電波式で正確に時間を刻む
カシオ計算機のブランド「ウェーブセプター」は、電波時計のブランドです。内蔵された小型のアンテナが高感度受信し、時刻を自動修正します。時計に時間の正確性を求める人にぴったりです。電波ソーラーは、アメリカや中国など世界6局に対応しています。
文字盤はアナログとデジタルが両方採用されており、洗練されたデザインです。時刻と一緒に日付もひと目で分かるので、仕事用にも向いていますよ。カラーやデザインのラインナップも豊富なので、カジュアルからビジネスまで色々なシーンに対応可能です。
7位 ルミノックス 腕時計 LEATHERBACK SEA TURTLE GIANT 0320SERIES XS.3581.EY
本格的なミリタリーウォッチが欲しい人にはこれ
本格的なミリタリーウォッチを探している人にぜひおすすめしたいのが、「ルミノックス」の腕時計です。1989年アメリカで生まれたミリタリーウォッチを製造するメーカーで、その時計はアメリカ海軍などにも正式に採用されています。
ブラックカラーのバンドと深みのあるカーキカラーの文字盤とのコントラストが大人っぽく、右上部に入ったオレンジカラーがアクセントとなり、シンプルでありながらおしゃれなデザインです。発光機能も搭載しており、そのユニークな光り方は要チェックですよ。
8位 ハミルトン 腕時計 H69439931
自分の手で巻く楽しさを味わいたい人に
「ハミルトン」は、宝飾腕時計からミリタリーウォッチまで多彩な腕時計を手がける、アメリカのブランドです。こちらのモデルは1960年代モデルの復刻版で、つや消しのケースやナイロンとレザーを組み合わせたベルトなど、ヴィンテージ感のあるデザインとなっています。
ムーブメントは機械式手巻きなので、自分で巻く楽しさを味わいたい人にもってこいの商品です。5〜6万円と価格はやや高めですが、手巻き式は長持ちするタイプでもあるため、よい時計を長く愛用したい人はぜひチェックしてみてください。
9位 タイメックス エクスペディションスカウト TW4B047009J
暗闇でもはっきり見える
カジュアルさとシックさを両立した、おしゃれなデザインが魅力のミリタリーウォッチです。文字盤はグレーとブラックの間のようなカラー、ベルトは落ち着いたカーキカラーとなっています。秒針はベルトに合わせたカーキカラーで、細やかな部分まで洗練されたデザインです。
INDIGLOナイトライトを搭載しており、暗闇の中でも時間をはっきり確認できます。3時の方向に日付が表示される、アナログとデジタル両方の仕様です。50mの防水機能付きなので、水に触れるシーンでも着用できます。
ミリタリーウォッチのメンテナンス方法は？
ミリタリーウォッチはアウトドアやスポーツなどで使うことが可能な腕時計ですが、高耐久だからっといってメンテナンスを怠ると長く仕様できない場合があります。定期的に手入れをすることが、長持ちの秘訣ですよ。
自分でできるメンテナンスは、外のケース部分を磨くことです。中性洗剤を水で薄めたものを歯ブラシにとり、裏蓋やベルト、ケースの表面などを磨きましょう。磨き終えたらメガネ用のクロスなどで拭き取り、ドライヤーの冷風で乾かしたら完了です。
まとめ
ミリタリーウォッチを選ぶ際は、メーカーやデザイン、ムーブメント、機能性、耐久性などを必ずチェックしてから選びましょう。
アウトドアやスポーツシーンではもちろん、おしゃれなミリタリーウォッチはカジュアルなファッションからフォーマルな服装にまで使用できる腕時計です。ぜひこの記事を参考に、自分にぴったりのミリタリーウォッチを見つけてみてくださいね。
