電線やケーブルの加工時専用として使用される「電工ナイフ」。折りたたみタイプや固定刃タイプなどの種類に加えて、グリップや刃の素材・付加機能など見るべきポイントは多いです。そのため、いざ選ぶとなると何を基準に選べば良いのか分からず悩んでしまうという方も多いはず。
そこで今回は、電工ナイフの選び方と、各通販サイトで実際に購入されているものの中でも特に人気のおすすめ商品をランキング形式で紹介致します。様々な種類の商品を紹介しますので、気になる方はぜひチェックしてくださいね。
目次
この記事でおすすめする商品
電工ナイフの選び方
電工ナイフを選ぶ際に重要な6つのポイントをみていきましょう。
折りたたみタイプか固定刃タイプか、携帯性や耐久性など重視するポイントで「種類」を選ぶ
電工ナイフには携帯性に優れた「折りたたみタイプ」と、耐久性の高い「固定刃タイプ」の2種類が存在します。それぞれ特徴が異なりますので、しっかりとチェックしておきましょう。
工具類をコンパクトにまとめたい方におすすめ、携帯性に優れた「折りたたみタイプ」
「折りたたみタイプ」の利点は何と言ってもコンパクトに収納できる点にあります。電気工事などを行う際には意外と多くの道具が必要になりますが、工具を入れておく腰袋も容量は限られていますし、あまりかさばると作業の邪魔になることもあります。
折りたためる電工ナイフであれば小さなポケットにも忍ばせておけますし、狭い空間での作業時でも取り出しやすいのが魅力です。
作業効率をアップさせたい方におすすめ、耐久性と取り出しやすさに優れた「固定刃タイプ」
「固定刃タイプ」はケースを直接腰のベルトに取り付けられる商品も多く、取り出しやすさに優れています。また、根元のグリップ部分まで一枚刃で通っている商品であれば耐久性も高く、ノミのように叩いて穴あけ作業に使うことができるものも多いです。
ラバー加工か木製か、握りやすさや滑りにくさを考慮して「グリップ素材」を選ぶ
「グリップ素材」は電工ナイフを安全に取り扱うために重要なポイントの一つです。主にラバー加工を施したものか木製の2種類に分かれますが、ラバー加工のものはグリップ力が強いのでちょっとやそっとじゃ手から離れません。
また、木製の場合は手に馴染みやすいので使えば使うほど自分の手にフィットした形になってくれるのも魅力です。
ステンレス製か鋼製か、研ぎ直しや手入れのしやすさを考えて「刃の素材」を選ぶ
電工ナイフの刃に使われている素材には「ステンレス製」のものと「鋼製」のものの2種類があります。それぞれ研ぎやすさや手入れに関わる部分なので、しっかりと特徴を把握しておきましょう。
切れ味が落ちて研ぎ直す際に技術が必要だが、錆びにくく手入れのしやすい「ステンレス製」
「ステンレス製」は耐久性が高く、水に濡れても錆びにくい特徴を持った金属です。普段なかなか工具の手入れができないという方におすすめの素材ですが、耐久性が高い分刃先が削れて研ぎ直しが必要になった際には技術が必要になります。
砥石を使うのに慣れていないという方は、シャープナーなどで研ぐのがおすすめです。
ステンレスより錆びやすいが、比較的簡単に研ぎ直しができて長く使える「鋼製」
「鋼製」はステンレス製と比べれば耐久性は劣りますが、自分好みの切れ味に調整しやすいという利点があります。錆びやすい素材なので小まめなメンテナンスは必須ですが、しっかりと手入れさえすれば長く使用できるのも魅力の一つです。
電工ナイフの使用頻度が高い方や、長期的に使う予定がある方はこちらの素材がおすすめです。
切れすぎてもダメ、被膜を傷つけない適度な鈍さかレビューなどで「切れ味」をチェックしよう
電工ナイフで扱うのは電線やケーブルになるため、中の動線を誤って切断しないよう通常の刃物とは異なる切れ味が要求されます。特に屋内配線として用いられることの多い「VFFケーブル」を扱う際には皮膜を傷つけずに作業を行う必要があるため、切れ味には注意しておきましょう。
どのくらいの切れ味か口コミやレビューなどを参考に見ておけば、実際に使用する際に安心して使えますよ。
電工ナイフは刃先と根元をよく使うので、作業速度を上げるために「刃渡りと全長」は要チェック
電工ナイフは主に刃先と根元の部分を使用して使うことが多いので、長さはしっかりとチェックしておきましょう。中には刃の長さを変えられる商品もあり、調整することでメジャーなどの道具を使わなくてもある程度の長さを把握することが可能です。
作業効率や安全性アップ、特定の作業を行う際に重宝するので「付加機能」もチェックしておく
電工ナイフには作業効率をあげたり安全に使用する為に、付加機能が付いているものもあります。特定の作業を行う際に重宝するので、しっかりとチェックして用途に合わせたものを選ぶようにしましょう。
低圧屋内配線で多いVVFケーブルを扱うなら、「割線・皮むき機能」付きがおすすめ
VFFケーブルは動線を塩化ビニル樹脂で覆って絶縁しているだけの非常に簡素なつくりなので、切れ味の良すぎるナイフだと誤って中の線まで切断してしまうこともあります。「割線・皮むき機能」があれば簡単に線を2つに割くことができるので非常に便利です。
壁やコンパネに穴を開けることもあるので、「ノミのように使える」ものがおすすめ
壁にコンセント用の穴を開けたりコンパネに穴を開ける際、道具を持ち帰るのが手間なのでそのまま電工ナイフを使用することもあります。しかし、こちらは正規の使い方ではないので道具の破損や怪我に繋がってしまう事もあるのでやめておきましょう。
電工ナイフの中でも「ノミのように使える」ように作られた商品があり、刃の部分がグリップ部分まで貫通している丈夫なものや刃先の反対が大きめに作られているものなどもあります。電工ナイフはといいでしょう。
高電圧の箇所では特に危険なので、万が一に備えて峰部分が「絶縁」になっているものを選ぶ
電気工事を行う際には電線に通電せずに作業を行うのが原則ですが、人が行うことに絶対はないので万が一に備えて電気が流れても感電しないよう「絶縁」仕様のものを選んでおくと安全に作業が行えます。特に高電圧の現場で作業を行う際にはこちらもチェックしておきましょう。
電工ナイフのおすすめ人気ランキング10選
ここからは、各通販サイトで実際に購入されているものの中でも特に人気の高かった商品だけを厳選してランキング形式で紹介致します。選び方を見ても何を購入すれば良いのか悩んでしまうという方は、ぜひ参考にしてくださいね。
1位 タジマ(Tajima) 電工ナイフ DK-TN60
グリップ材質:エラストマー樹脂
重量:125g
1本で何役も兼ねるナイフ、作業の中断なしで効率UP
スチール製のホロー形状刃を採用した電工ナイフです。程よい太さのエラストマーグリップで滑りにくく扱いやすい設計がされています。ブレードがグリップ部分まで貫通しているので叩いて使用できるのも特徴です。
また、刃の先端がノミのようになっているので工具を持ちかえる必要が無く、スムーズな作業が可能。バリ取り用の溝も付いているので、一本で何役も兼ねられる人気の商品です。
2位 ジェフコム(Jefcom) 電工ナイフ 折りたたみ式 DK-670A
グリップ材質:ステンレスチタンコーティング
重量:150g
デザインも機能も◎キャンプやDIYにも使えるナイフ
ホローグラインドを採用した折り畳み式電工ナイフです。スタイリッシュなデザインが特徴で、収納時の全長は11cmとポケットに収まるコンパクトさ。ライナーロック式で開閉が片手で行えるので作業中の取り回しもらくらく。
スタイリッシュなデザインなので電工ナイフとしてはもちろん、DIYやキャンプにもおすすめのナイフです。
3位 日立武蔵 電工ナイフ 折りたたみ式
グリップ材質:ー
重量:ー
シンプル設計で使いやすく初めての方におすすめの1本
シンプルで無駄のない作りで古くから愛用者の多い電工ナイフです。刃の素材には炭素鋼を使用しており、刃先が鋭く切れ味が良いのが特徴。炭素鋼はステンレス製より錆びやすいですが、研ぐことで再び切れ味を取り戻せます。
メンテナンスをしながら長く愛用している方も多く、コストパフォーマンスにも優れた電工ナイフ。初めてのナイフで長く使えるものをお探しの方にぴったりの一本です。
4位 LENOX(レノックス) 電工ナイフ 20353-SSRK1
グリップ材質:本体:スチール 先端部:ステンレス
重量:181g
頑丈さに定評のあるUSA製、パワーがいる作業で活躍
しっかりとした太めのハンドルで力を入れやすい電工ナイフです。刃先の長さが3段階で調節でき、作業に合わせた使い分けができるのも魅力の一つ。刃先はチタンコーティングされており、折れにくいのが特徴です。
本体の金色の部分はステンレス製になっているので、ハンマーで叩いてノミのように使用する事も可能。耐久性と丈夫さを兼ね備えているので、力がいる現場仕事に向いています。
5位 未来工業(ミライ) 電工ナイフ DM-1SH
グリップ材質:ー
重量:120g
折りたたみ不要、取り出してすぐに使えるシンプル設計
シンプルな作りで使いやすいデザインの電工ナイフです。グリップはゴム製で滑りにくく、程よい刃長で取り回しがしやすくなっています。また、別売りケースと合わせるとベルト掛けもできるので、取り出すだけですぐに作業に移れます。
刃には切れ味の良い特殊鋼を採用しており、研いで手入れをすれば長く愛用できるのも嬉しいポイント。ロック機構付きなので初心者でも安心して使える一品です。
6位 HOZAN(ホーザン) 電工ナイフ Z-683
グリップ材質:天然木
重量:120g
手触りの良い天然木のハンドルの日本製電工ナイフ
折りたたみ式でコンパクトなサイズの電工ナイフです。HRC60と強度もあり、VVF・VVRケーブルのケーブル外装芯線や芯線被覆をストリップする時や、ゴムブッシングに切り込みを入れる時に重宝します。
天然木を使用したハンドルで手触りが良く、使っていくうちに馴染んでくるので長く愛用したい方にはぴったりの一本です。
7位 マーベル(MARVEL) 電工ナイフ 折りたたみ式 MDX-01
グリップ材質:ー
重量:110g
コンパクトで滑らかな曲線美の日本製折り畳みナイフ
刃に錆びにくいステンレスを使用した日本製の折り畳み式電工ナイフです。折り畳み時は11cmとポケットに収まるコンパクトさが売りです。開閉しやすくロック機能も付いているので、誤まって刃が露出する心配もありません。
また、ハンドル部分も滑らかな曲線で握りやすく手にフィットしやすい形状になっており、初めて扱う方でも簡単に使えます。
8位 フジ矢(Fujiya) 電工ポケットナイフ FK01-180
グリップ材質:ー
重量:100g
コンパクトで取り回し易くカッターナイフ感覚で扱える
スムーズに裂けるホロー形状の刃を使用。刃先が短めに設計されているため小回りがききやすく、重さ60gと軽量なのでカッターナイフのように簡単に使用できるのが特徴です。握りやすい形状のグリップで力を加えやすく操作性も抜群。
扱いやすくて良く切れるので、切れ味重視でコンパクトなものを探している方におすすめの一本です。
9位 未来工業(ミライ) 電工ナイフ DM-11
グリップ材質:ゴム
重量:310g
ケースごとベルト掛け可能で片手でサッと取り出せる
切れ味の鋭いステンレス刃を採用した電工ナイフです。シンプルなつくりで刃の折りたたみ不要です。ケースごとまとめてベルトに掛けられるので、出し入れが非常にスムーズ。狭い現場での作業時も邪魔になりません。
素早く片手で取り出せるので無駄なく作業に取り掛かれるので、ナイフを使う頻度の高い方におすすめです。グリップはゴム製で滑りにく取り回しやすさも抜群。
10位 ジェフコム(Jefcom) 電工ナイフ 折りたたみ式 DK-670D
グリップ材質:Black 10G
重量:80g
シックなマットブラックでコンパクトな折り畳みナイフ
収納時11cmのコンパクトサイズで、便利なポケットクリップ付きの電工ナイフです。刃先からハンドルまですべてブラックで統一され、洗練されたデザインが目を引きます。ライナーロック式なので片手で開閉でき、現場で無駄なく作業ができるのが嬉しいポイント。
シンプルで使いやすいデザインなので、キャンプやDIYにもおすすめの1本です。
おすすめの商品一覧
製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
---|---|---|---|
タジマ(Tajima) 電工ナイフ DK-T…… 1 | 1,615円 | 4.3 | |
ジェフコム(Jefcom) 電工ナイフ …… 2 | 4,217円 | 4.38 | |
日立武蔵 電工ナイフ 折りたたみ式 3 | 1,210円 | 3.8 | |
LENOX(レノックス) 電工ナイフ 2…… 4 | 1,898円 | 4.27 | |
未来工業(ミライ) 電工ナイフ DM…… 5 | 1,267円 | 4.8 | |
HOZAN(ホーザン) 電工ナイフ Z-683 6 | 1,459円 | 4.42 | |
マーベル(MARVEL) 電工ナイフ 折…… 7 | 2,292円 | 4.31 | |
フジ矢(Fujiya) 電工ポケットナ…… 8 | 1,619円 | 4.2 | |
未来工業(ミライ) 電工ナイフ DM…… 9 | 2,159円 | 4.57 | |
ジェフコム(Jefcom) 電工ナイフ …… 10 | 3,115円 | 4.49 |
まとめ
電気工事を行う方であれば必ず一本は用意しておく必要のある「電工ナイフ」。電線の加工の際に使用される道具で、本体の種類や刃の素材など用途に合ったものを選ぶことが重要です。中には割線や皮むきなど特定の現場で重宝する機能を備えたものもあります。
作業を行う現場に合わせたものを選ぶことが安全に失敗せず作業を行うポイントなので、しっかりと選び方をチェックして最適な商品を選ぶようにしましょう。ぜひこの記事を参考に、あなたにぴったりの素敵な商品を見つけていただければ嬉しいです。