赤ちゃんが使う哺乳瓶を、清潔に洗うための哺乳瓶洗剤。大切な赤ちゃんのためを思うと、選び方も慎重になるパパ・ママが多いのではないでしょうか。ピジョンやフロッシュなどさまざまなメーカーが販売しているので、どれを選んだらよいか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、哺乳瓶洗剤の選び方とおすすめの商品をランキング形式でご紹介します。洗剤の成分や容器のタイプなど、商品ごとの特徴をしっかり押さえて、ご家庭の使い方に合った哺乳瓶洗剤を見つけてくださいね。
目次
この記事でおすすめする商品
哺乳瓶洗剤と、普通の食器用洗剤の違い
哺乳瓶洗剤は、普通の食器用洗剤よりもやさしい成分で作られています。万が一赤ちゃんの口に入っても安心な食品成分由来のものや、香料や保存料が無添加のものなど、赤ちゃんへの安全が考えられているのが特徴です。
また哺乳瓶洗剤は、多くの洗剤に使われている界面活性剤についても赤ちゃんに配慮されています。界面活性剤は水と油を混ざりやすくして洗浄力を高める役割があり、天然成分由来と化学合成成分由来の2種類があります。
化学合成成分由来の界面活性剤の方が洗浄能力が高くなっていますが、同時に強い浸透性・残留性があるため赤ちゃんに使うものとしては心配な一面も。哺乳瓶洗剤には、この界面活性剤の含有量が少ないものや、天然成分由来の界面活性剤が使われているものが多く見られます。
やさしい成分や界面活性剤の含有量が少ないとはいっても、普通の食器用洗剤のように泡立ちや洗浄力に優れた商品も数多くあります。赤ちゃんが口にするものに使う洗剤なので、哺乳瓶専用の洗剤を選ぶのがおすすめです。
哺乳瓶洗剤の選び方
哺乳瓶洗剤を選ぶ際に重要な6つのポイントを見ていきましょう。
抵抗力の弱い赤ちゃんに安心して使えるよう「成分」を確認しよう
大切な赤ちゃんの健康を守るためにも、商品のパッケージだけでなく記載された成分をきちんと確認しましょう。界面活性剤は、天然成分由来の界面活性剤が使われているものか、界面活性剤自体の含有量が少ないものがおすすめ。合成界面活性剤は赤ちゃんの肌や粘膜に刺激を与えてしまう可能性もあるので、抵抗力の弱い赤ちゃんにはおすすめできません。
また、添加物が気になるパパ・ママは、合成香料や着色料などが入っていないものを選ぶとよいでしょう。
すすぎ残しを防げて時短にもなる！「泡切れの良さ」「すすぎやすさ」で選ぼう
哺乳瓶洗剤を使って哺乳瓶を洗うときに気を付けたいのが、洗剤のすすぎ残しです。哺乳瓶に入れるミルクは脂肪分が多いためきちんと洗わないと油分が落ちませんが、その分しっかりとすすぐことも重要です。
哺乳瓶に哺乳瓶洗剤の成分が残っていると赤ちゃんへの影響が心配なので、泡切れが良くすすぎやすい洗剤を選びましょう。また、泡切れが良くすすぎやすい洗剤を選ぶと洗うときも短時間で済むので、家事の時短にも役立ちます。
使いやすさに合わせて「容器」のタイプで選ぶ
哺乳瓶洗剤の容器には「プッシュ式」と「ポンプ式・スプレー式」のタイプがあります。自分の使いやすさに合わせて選びましょう。
使用量の調節がしやすく、洗剤を無駄なく使える「プッシュ式」
複数の哺乳瓶を一度に洗いたいときや、赤ちゃんが口に入れたおもちゃなどを1つだけ洗いたいときなど、洗い物の量で使用量の調節をしたいなら「プッシュ式」の哺乳瓶洗剤がおすすめです。洗っている途中で洗剤が足りなくなったら少しだけ追加する、などの細かい調整もできるので、洗剤の無駄づかいも防げます。
また、プッシュ式は少量タイプのものも多いので、どの哺乳瓶洗剤が使いやすいかお試し感覚で使ってみることもできます。
片手でも使いやすく、忙しい育児の合間にサッと洗える「ポンプ式・スプレー式」
忙しい育児の合間に哺乳瓶を洗うのは大変ですよね。「ポンプ式・スプレー式」の哺乳瓶洗剤なら、片手でも使いやすいためスピーディーに洗えます。赤ちゃんを抱っこしていてどうしても両手が空かない…というときにも便利です。
また、容量が多い商品があるのも特徴です。哺乳瓶だけでなくベビーグッズや野菜洗いなどにたくさん使う方や、買い物の回数を減らしたい方におすすめです。
敏感肌や手荒れが気になるパパ・ママは、天然成分配合などの「肌に優しいタイプ」を選ぼう
敏感肌の方はもちろん、普段は敏感肌ではない方も、毎日何度も哺乳瓶を洗っていると手荒れを起こしてしまうことがあります。そんな方は、肌に優しいタイプの哺乳瓶洗剤を選ぶとよいでしょう。
天然成分配合であれば、パパ・ママの肌にも優しく使えるのでおすすめです。さらに保湿成分入りのものであれば、荒れた手のケアもしてくれるでしょう。
大容量タイプがお得！毎日使うものだから「コスパ」も重視して選ぼう！
毎日使うと洗剤の使用量も多くなるので、コスパも重視しましょう。特にミルク育児で1日に何度も哺乳瓶洗剤を使う方は、たっぷり入った大容量タイプがおすすめです。
ベビー用品が人気のピジョンや哺乳瓶除菌で有名なミルトンからは、大容量タイプが販売されています。どちらも詰め替え用があるので、お得でエコです。買い足しの手間も省けるので、忙しい育児中にぴったりです。
除菌成分のない哺乳瓶洗剤を使うときは、除菌剤も一緒に用意しよう
多くの哺乳瓶洗剤は、単体では除菌や殺菌ができません。哺乳瓶洗剤で汚れを落とせても、雑菌が残ったままでは抵抗力の弱い赤ちゃんにとって危険です。除菌・殺菌できない哺乳瓶洗剤を使っている場合は、洗ったあとに除菌剤に浸け置く必要があります。
哺乳瓶洗浄と除菌はセットと考えて、哺乳瓶洗剤と除菌剤は一緒に用意しておきましょう。
哺乳瓶洗剤のおすすめ人気ランキング10選
ここからは、おすすめの哺乳瓶洗剤をランキング形式で紹介します。成分や容器のタイプをチェックして、大切な赤ちゃんに使ってあげたい哺乳瓶洗剤を見つけてくださいね。
なお掲載商品は、上記の選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている効果・効能をご確認ください。
1位 杏林製薬 洗剤Milton 哺乳びん・さく乳器・野菜洗い
主な成分：界面活性剤(10% アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム)、安定化剤
内容量：750ml
泡立ちも泡切れも良好！無香料・無着色・無リンで安心
泡立ちが良くしっかり洗えて、泡切れの良さですすぎもラクにできる哺乳瓶洗剤です。
今まで使った中で一番泡立ちが良かったというママの声も多数あるので、通常の食器用洗剤と同じような泡立ちを求める方にはぴったりです。泡立ちが良いため使用中の洗剤追加も減らせて、使用量の節約や時短にもつながるでしょう。
また、無香料・無着色・無リンなので、新生児から安心して使えるのも嬉しいポイントです。
2位 ピジョン 哺乳びん野菜洗い
主な成分：界面活性剤(5%しょ糖脂肪酸エステル)、金属封鎖剤(クエン酸塩)、安定剤(エチルアルコール)
内容量：800ml
ミルク汚れや油汚れに強く、スポンジの除菌もできる
安心安全な100％食品用原料成分にもかかわらず、ミルク汚れ・離乳食時の油汚れなど赤ちゃん特有の汚れに強い哺乳瓶洗剤です。また、ミルクや母乳は栄養分が豊富なぶん雑菌の繁殖が心配ですが、スポンジの除菌もできるためいつでも清潔に保つことができます。
高い安全性と洗浄力だけでなく、スポンジも除菌したいという方におすすめです。
3位 コンビ 哺乳びん野菜洗い
主な成分：界面活性剤(11%、アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム、脂肪酸アルカノールアミド)、安定化剤
内容量：300ml
天然ヤシ油由来成分配合で、安心＆肌にやさしい
ベビーカーなどのベビー用品で有名なコンビの哺乳瓶洗剤です。天然ヤシ油由来成分配合なので新生児からの赤ちゃんにも安心で、パパママの肌にも優しいのが特徴です。
肌に優しくて手荒れしにくいのに、泡立ちがよくて汚れがしっかり落ちるという口コミも多く見られました。肌への優しさと高い洗浄力のどちらも欲しいという方にぴったりです。
4位 サラヤ アラウベビー 泡ほ乳ビン食器洗い
主な成分：純石けん分(10% 脂肪酸カリウム)、安定化剤(グリセリン)、再付着防止剤
内容量：500mL
泡タイプが使いやすい、無添加せっけん
洗浄成分が100％植物性で、合成界面活性剤・合成香料・着色料・保存料など一切不使用の無添加せっけんです。泡で出てくるタイプなので、泡立てる手間が不要で使いやすいだけでなく、すみずみまで泡が行き届いて洗いやすいのも嬉しいポイントです。
安心な植物成分の洗剤を使いたい方や、泡タイプでサッときれいに洗いたい方にぴったりです。
5位 チュチュベビー 哺乳びん野菜洗い
主な成分：ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、安定化剤
内容量：820ml
豊かな泡立ちで、しっかり洗える
普通の食器用洗剤と同じように豊かな泡立ちなので、少量でもたくさん洗えます。また、泡立ちだけでなく泡持ちもよいため、洗っている途中で何度も洗剤を追加しなくて良いのも嬉しいポイント。
100％食品原料を使用しているため赤ちゃんにも安心して使えて、パパ・ママの肌にも優しい商品です。泡立ちと泡持ちを重視しつつ、赤ちゃんにも肌にも安心して使いたい方におすすめです。
6位 ジョリーブココ 台所用洗剤
主な成分：界面活性剤10％｛ポリオキシアルキレンアルキルエーテル［高級アルコール系（非イオン）］｝、pH調整剤
内容量：430ml
手荒れで悩むパパ・ママにおすすめの自然派洗剤
肌に刺激のある石油系合成界面活性剤を使用せず、肌への優しさを考慮した哺乳瓶洗剤です。手荒れを防止するだけでなく、使っているうちに手荒れが改善されたという口コミも。
生分解性が97％以上と環境にもやさしく、学校給食でも30年以上使われている自然派洗剤です。手荒れで悩んでいるパパ・ママは、ぜひチェックしてみてください。
7位 旭化成ホームプロダクツ フロッシュ ベビー 哺乳瓶 食器洗い
主な成分：界面活性剤(9%アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム)、安定化剤、酵素
内容量：500ml
植物由来の洗浄成分配合で、環境にも肌にもやさしい
ヤシ油や菜種油など植物由来の洗浄成分を使用しており、自然の力でミルク汚れをしっかりと落とせます。ほぼ100％が自然界の微生物によって分解され、自然に還る成分のため環境への配慮も高い商品です。
また手荒れの原因のひとつであるアルコールを除いた「ノンアルコール処方」で、肌に優しい弱酸性の哺乳瓶洗剤です。環境にも、肌にも優しい洗剤を使いたい方におすすめです。
8位 PiPPER STANDARD パワフル&ナチュラル 哺乳瓶・野菜用洗浄剤
主な成分：発酵果実液、水、ラウリル硫酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、アルキルポリグリコシド等
内容量：500ml
天然パイナップル発酵液の成分が汚れをしっかり落とす
天然パイナップル発酵液と植物由来の成分で作られている哺乳瓶洗剤で、哺乳瓶特有の汚れもしっかりと落とします。天然エッセンシャルオイル配合で、柑橘系のさわやかな香りにいやされるでしょう。
天然パイナップル発酵液の安全で高い洗浄力だけでなく、さわやかな香りで楽しく哺乳瓶洗いしたいという方におすすめです。
9位 ダスキン 食器用洗剤ナチュ
主な成分：界面活性剤(30%、ポリグリセリン脂肪酸エステル)、安定化剤、無香料、無着色
内容量：300ml
食品に使われている原料と同じ成分で、安心・安全
全ての原料が食品に使われている成分と同じで、野菜や果物まで洗えるほど安心・安全な哺乳瓶洗剤です。特に主成分のポリグリセリン脂肪酸エステルは、ホイップクリームなどに使用されている安全性の高い成分なので、抵抗力の弱い赤ちゃんにも安心して使えるでしょう。
野菜も、洗浄液につけて振り洗いするだけで簡単に洗浄できるので、哺乳瓶だけでなく離乳食時の野菜・果物洗いにも使いたい方は注目してみてください。
10位 ケユカ ricco 食器・野菜用洗剤
主な成分：ｰ
内容量：290ml
合成香料・着色料無添加のシンプルでおしゃれなボトル
植物由来の原料を配合しており、合成香料・着色料は無添加なので、赤ちゃんにも安心して使えます。特徴は、白を基調としたシンプルでおしゃれなボトル。ボトルのまま置いても違和感なく、キッチンまわりの雰囲気を邪魔しません。
哺乳瓶洗剤としての質だけでなく、ボトルの見た目もおしゃれにこだわりたい方にぴったりです。
おすすめの商品一覧
| 製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
|---|---|---|---|
| 杏林製薬 洗剤Milton 哺乳びん・さ…… 1 | 762円 |   4.4 |     |
| ピジョン 哺乳びん野菜洗い 2 | 580円 | 4.38 | |
| コンビ 哺乳びん野菜洗い 3 | 303円 | 4.03 | |
| サラヤ アラウベビー 泡ほ乳ビン食…… 4 | 496円 | 4.7 | |
| チュチュベビー 哺乳びん野菜洗い 5 | 500円 | 4.03 | |
| ジョリーブココ 台所用洗剤 6 | 2,057円 | 4.46 | |
| 旭化成ホームプロダクツ フロッシ…… 7 | 371円 | 4.46 | |
| PiPPER STANDARD(ピッパースタンダ…… 8 | 1,298円 | 4.6 | |
| ダスキン 食器用洗剤ナチュ 9 | 748円 | 4.75 | |
| ケユカ ricco 食器・野菜用洗剤 10 | 438円 | 4.17 | |
おすすめの哺乳瓶洗剤の口コミをチェック
おすすめの哺乳瓶洗剤の口コミをご紹介します。ご購入の際の参考にしてみてくださいね。※口コミはあくまで個人の感想です。
杏林製薬 洗剤Milton 哺乳びん・さく乳器・野菜洗いの口コミ
他のベビー用品メーカーの洗剤で、泡立ちにくいものもあるようですが、これは少量でよく泡立ち、すすぎもラクです。ただし、容器のポンプが最悪です。力加減がむずかしく、洗剤が飛び散ります。100円ショップとかの詰め替えの容器を用意すると快適に使えると思います。私はダイソーのキティちゃんの容器に入れました。可愛いし、量もちょうど良く出てきますよ。
出典：amazon.co.jp
ピジョン 哺乳びん野菜洗いの口コミ
2019年２月時点で599円で購入。泡立ちは悪いですが泡切れがとてもいいので安心です。大まかな汚れを落とすためのものなのでこれくらいがちょうどいいです。けっきょくこのあと滅菌するからね。棒のついたスポンジでもつけて手でクシュクシュすれば泡立ちます。香りも自然な香りで気に入ってます♪何をかったらいいか迷っている方にオススメです。
出典：amazon.co.jp
旭化成ホームプロダクツ フロッシュ ベビー 哺乳瓶 食器洗いの口コミ
ベビー用の食器洗剤って泡立ちも汚れ落ちも、これホントに落ちてる？って不安になるものとか、泡切れ悪すぎて困るものが多くて悩み。 今日はフロッシュのベビー用初めて買ってみた。使い心地良いと嬉しいな。 皆なにで洗ってるのかなぁ？ 満足いかない洗剤多すぎない？
出典：Twitter
哺乳瓶の洗い方のポイント
使用後の哺乳瓶はミルク汚れが付着しやすいため、それを防ぐためにできるだけ早く水ですすいだり水に浸けたりしましょう。時間が経つと汚れが落ちにくくなるので、使用後すぐにやるのがポイントです。
次に、哺乳瓶の底までしっかりと洗えて、かつ洗うときに哺乳瓶を傷つけないために、哺乳瓶洗い専用のブラシを用意しましょう。底まで洗うためには、柄のついたブラシがおすすめです。
またブラシの素材によっては哺乳瓶を傷つけてしまい、菌を繁殖させる原因になってしまいます。プラスチック製の哺乳瓶ならスポンジブラシ、ガラス製の哺乳瓶ならナイロンブラシが適しているため、使用する哺乳瓶によって準備すると良いでしょう。
最後に哺乳瓶の乳首部分の洗浄も、乳首専用のスポンジブラシを活用しましょう。特に赤ちゃんが口にくわえる部分なので、細かいパーツもしっかりと洗えるように注意が必要です。乳首専用のブラシなら、乳首にあった形をしているため洗い残しなく洗えます。
まとめ
哺乳瓶洗剤は、洗剤の成分、泡切れの良さやすすぎやすさ、容器のタイプを比較して選びましょう。毎日使うものなので、肌への優しさやコスパも考えると、よりよい商品選びができるでしょう。除菌・殺菌できるかも確認して、できない場合は除菌剤も用意しましょう。
赤ちゃんのお世話はやることが多くて大変。少しでも効率よく哺乳瓶を洗えるよう、使いやすい哺乳瓶洗剤に出会えるといいですね。