ダイエットをするにあたって、もっとも便利なツールともいえる、カロリー計算アプリ。自分で計算しなくても自動ですべて管理してくれて、健康が気になる方にとっても非常に便利ですよね。しかしアプリによって機能や使い心地などさまざまなので、迷ってしまう人も多いはず。
そこで今回は「カロリー計算アプリ」の選び方と、App StoreやGoogle Playで人気のおすすめアプリをランキング形式でご紹介していきます。実際にアプリでの食事記録で-24kgのダイエットに成功した筆者が愛用していたアプリもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
目次
この記事でおすすめする商品
カロリー計算アプリの選び方
カロリー計算アプリを選ぶ際に重要な5つのポイントをみていきましょう。
「消費・摂取カロリー」どちらも計算できるアプリを選ぼう

体型の維持・減量・増量などをするには、カロリーの問題からは逃れられません。1kcal単位で正確に計算することは不可能ですが、自分が普段どれだけのカロリーを摂取・消費しているのかをおおまかにでも把握しておいたほうがいいことはたしかです。
摂取カロリーしか意識していない人も多いですが、消費カロリーも含めた総合カロリーが重要。日常での立ち時間・歩数・家事でもじつは多くのカロリーを消費しています。なるべく正確にカロリー計算したいなら、運動以外にもあらゆる消費カロリーを登録できるものがおすすめです。
通常の食事だけでなく、さまざまな店舗に対応した「食材・料理のデータ数が多い」アプリを選ぼう

100%自炊で毎日生活している人はほとんどいないため、なるべく多くの市販品・外食メニューのデータを網羅しているかどうかチェックしましょう。食事の記録という行為自体が面倒なので、さらにひとつひとつ栄養を検索・手入力していてはなかなか続けられませんよね。
とくに自分がよく行くお店やコンビニのデータがあるかどうかは重要なポイントです。コンビニなどは新商品が出る頻度も多いため、新商品も早く反映されるかどうかをチェック。試しになにか検索してみて、古いデータばかりだなというものはあまりおすすめできません。
キーワード入力や自動判別など、使い勝手が異なる「料理の登録・検索方法」を確認しておこう

食べたものを記録する際、キーワードで検索するタイプ・写真を登録すると自動判別してくれるタイプ・市販品のバーコードをスキャンして登録できるタイプなどさまざまなタイプがあります。自分がもっとも「これなら楽だな」と思えるものを選ぶとよいでしょう。
毎日続けやすい「工夫・機能」がついているかどうかをチェックしておこう
ダイエットは「長く続ける」ことがもっとも重要です。短期間で大幅に痩せたとしても、そこでダイエットをやめてしまえば簡単にリバウンドします。そのためリバウンドしたくないなら、毎日続けやすい機能がついているアプリを選びましょう。
「体重・体脂肪率の変化や運動量が記録できるもの」であれば、これまでの推移を把握しやすくなる

カロリーだけを計算していても、どれくらいのカロリーで自分の体型が変わるのかというのは実際に試してみないとわかりません。そのためカロリーだけでなく、毎日の体重や体脂肪率も一緒に記録できるアプリのほうが振り返りや分析がしやすいため、おすすめです。
歩数や運動量も一緒に記録できて、さらにそれらすべてがグラフなどで表示できるものであれば、よりいっそう自分の傾向に気付きやすくなります。またダイエットなどの振り返りをする際は毎日ではなく、短くても1週間単位でするほうが客観的な分析がしやすいですよ。
健康面もしっかり管理するなら、「カロリー以外の栄養素が表示されるもの」がベスト

最近の研究において、ダイエットで本当に大切なのは「カロリーの質」であるといわれています。カロリーの質とは、1kcalあたりの栄養が豊富かつバランスよく満足感が高いかということです。栄養とは三大栄養素だけでなく、ビタミンやミネラルなどの微量栄養素も非常に重要。
たんぱく質・脂質・炭水化物のPFCバランスに特化したアプリは多いですが、なるべく健康的に体型を管理したいなら各種ビタミン類・カルシウム・マグネシウム・食物繊維など、あらゆる微量栄養素のバランスまで計算してくれるもののほうがよいでしょう。
記録を忘れてしまう方には、「通知機能やゲーム感覚」で続けられるアプリがおすすめ

ダイエット目的でカロリー計算アプリを使う方ならとくに、飲食のたびにこまめに記録することが重要です。「今これを食べる(食べた)んだな」と、食べものを口にするたびにしっかりと意識することが重要であり、あとでまとめて思い出して記録するのは効果的ではありません。
そのため記録を忘れてしまいそうな人は、毎食ごとにリマインダーを設定できるアプリがおすすめです。またはついアプリを開きたくなってしまうようなゲーム感覚で記録できるアプリもよいでしょう。とにかく食事のたびに記録できるようにしてくださいね。
一人ではダイエットが続かない方には、「友達追加機能」で友人やアプリ内ユーザーと切磋琢磨

本気でダイエットをしたいなら、ダイエット仲間を作ると効果的です。まず「ダイエットをする」と人に宣言することで諦めづらくなり、モチベーションが低下してきたときに仲間が頑張っているのを見ることで、モチベーションが復活することもあります。
身近な友だちでそういった相手がいない場合は、ダイエットSNS機能のあるアプリを使うとよいでしょう。自分と同じくらいの体型の人と切磋琢磨すれば、食事内容や考え方など、いろいろと参考になることがありますよ。
食事プランの作成や日々の血圧管理など、「有料プラン」の内容もチェックしておこう

無料のアプリでも十分なカロリー計算・食事記録が可能ですが、アプリによっては付加機能を有料で提供しているものもあります。お金を払ったほうが「無駄にしたくない」という心理が働くため、あえて有料アプリを選ぶのも作戦としてはアリでしょう。
またダイエットは長期的に行うものなので、機種変更や万が一のトラブルに備えてバックアップ機能があったり、Appleヘルスケアと連帯できるものがおすすめです。
カロリー計算アプリのおすすめ人気ランキング10選
それではここからおすすめ人気ランキングを発表していきます。ダイエットや健康維持目的の方が多いことをふまえて、カロリー計算に限らず食事管理に適したアプリも含めたランキングを作成しています。気になるアプリがあればぜひチェックしてみてくださいね。
1位 ライフログテクノロジー カロミル

栄養バランスの管理がしやすい!無料で十分痩せられる
自動での目標カロリーと栄養バランス計算・PFCバランスによる自動計算だけでなく、自分でカロリー・たんぱく質・脂質・糖質・食物繊維・塩分量を計算して設定することも可能な自由度の高いアプリです。市販品や外食も豊富に登録されています。
また友だちと、食事・体重・歩数・運動の記録をすることを目標にしたチームを組むことも可能です。画像から食事の解析をしてくれたり、1週間の食事の改善点なども教えてくれます。
2位 asken あすけん

外食や買い食いが多い人におすすめ!仲間も作りやすい
あすけんは一般食材から市販品や外食メニューまで、網羅されている栄養データの豊富さがどのアプリよりも優秀です。外食や買い食いが多い方にとっては便利なアプリでしょう。自分でよく作る料理があれば、メニューを登録しておくこともできます。
ユーザー数も多く、「みんなの日記」というところでは同じようにダイエットしている人たちの投稿をチェック可能。ダイエット仲間も作りやすいですよ。PFCバランスは有料機能です。
3位 FiNC FiNC(フィンク)

記録でポイントを貯めてお得に買い物!専用体組織計も
FiNCは記録などで貯めたポイントを使って、健康・美容関連商品を安く購入できるところがほかのアプリにない魅力です。FiNCアプリと連帯できる専用の体組織計も安く購入可能です。
栄養バランスも微量栄養素までしっかり計算してくれます。糖質量だけはなぜか有料でしか確認できませんが、炭水化物量から食物繊維量を引いたぶんが糖質量であり、炭水化物量と食物繊維量は無料で確認できるので自分で計算可能です。
4位 sanrio kawaii diet

あすけんのかわいいバージョン!SNS機能が不要な方に
2位のあすけんのサンリオバージョンです。睡眠記録はなくあすけんよりも機能の数は少ないですが、あすけんの使い心地はそのままに、かわいいキャラクターが応援してくれるものが好きな方にぴったり。記録を続けるとサンリオキャラのメダルがゲットできます。
他ユーザーとの関わりは一切ないので、あすけんのSNS機能が邪魔に感じる方にも最適です。ハローキティ・ポムポムプリン・マイメロ・シナモン・ぐでたまなどが登場します。
5位 sanrio ハローキティとおしゃべりダイエット

かわいくて使い心地◎キティちゃんとチャットで記録
キティちゃんやかわいいキャラクターが好きで、なおかつカロリーや食事の記録もしっかり行いたい方におすすめのアプリです。あらかじめ登録されている食品のカロリーデータはあまり多くありませんが、自分でカロリーを入力して次回からそのデータを使うことができます。
キティちゃんとチャット形式での記録またはまとめて記録することもできて、体重・体脂肪率・カロリーはグラフに、食事内容は自動で1日ごとにまとめてくれます。
6位 URECY WORKS カレンダーで体重管理と食事記録 ハミング

カレンダー表示ですべての記録を一覧!あらゆる記録に
ハミングの良さは、週ごとの体重変動とメモスタンプ(生理・お通じ・筋トレ・外食・食べすぎ・気分など)がカレンダー表示で一覧できるところです。カレンダーの日付をタップすればその日の食事記録(時間・写真・テキストメモ)が確認できます。
課金は広告の非表示のみで、このアプリひとつで食事記録・体調記録・体重や体脂肪率の変化チェックなどが可能です。体重と体脂肪率を記録すれば、自動で筋肉率も計算してくれます。
7位 Ryosuke Tamura Pitty

シンプルなレコーディングダイエットアプリ好きの方に
カロリー計算はできませんが、食事記録・体重と体脂肪記録・運動の有無・お通じ・生理・食べすぎなどが簡潔に記録できて、写真の登録やその他メモの記入もできるシンプルな健康管理アプリです。カレンダーでも振り返りができて、体重や体脂肪率はグラフで変化を確認できます。
課金は広告の消去のみで、すべての機能が無料で使用可能です。体重と体脂肪率は朝だけ・朝と夜の2パターンで記録できます。通知機能もありますよ。
8位 Masakazu Sasaki いつログ

色別で記録内容を分けられる!写真での食事記録に◎
こちらはカロリー計算やダイエットに特化したアプリではない日記アプリですが、おもに写真で食事記録をするタイプのレコーディングダイエットをしたい方におすすめです。食事の前に写真を撮影しておけば、あとで記録してもその写真を撮った時間が自動登録されます。
写真とともにメモを残すこともできて、検索もしやすいので食事の振り返りにも便利。色別で食事・運動・お通じ・体調メモなどと記録内容を分けることもできますよ。
9位 MEDIANO ダイエットが続く!かんたん食事記録で痩せる・体重管理もぐたん

くまの着せ替えを楽しみに食事記録の習慣づけができる
こちらはかわいいキャラにダイエットを応援してもらうとやる気が出る!という方におすすめの、ゆるいレコーディングダイエットアプリです。食事内容や運動はスタンプを選ぶだけ。カロリー計算はほぼ無意味なレベルですが、なんとなく食べたものを思い出すことは可能です。
記録を続けるとかわいいくまの着せ替えをゲットできるので、新しい着せ替えがほしくて記録したくなったりと、初心者の方の食事記録の習慣づけにもなります。
10位 Shuichiro FUJISADA -Lorraine-(ロレイン)

健康オタク向け!マイナーな栄養素までチェック&記録
とにかく正確に栄養バランスを計算したい!という、かなりストイックな方向けの栄養素計算アプリです。ダイエットというよりは健康オタク向けですが、毎食登録しなくても気になる食品の栄養バランスを詳細に知りたい場合などに便利です。
登録されている栄養素の種類の一部をご紹介すると、三大栄養素はもちろん、ビタミンDやK・ナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウム・リン・鉄・葉酸・レチノール活性当量など。
まとめ
カロリー計算アプリを選ぶ際には、とにかく正確さを重視するなら食品データの多いアプリを、ゆるくていいならとにかく自分が続けられそうなアプリを探してみるとよいでしょう。完璧主義はストレスになり逆効果なので、栄養計算はあくまで目安程度にゆるく続けるとよいでしょう。
この記事でご紹介した選び方を参考にして、ぜひあなたにぴったりのカロリー計算アプリを見つけてみてくださいね。