ステーキやラーメン・チャーハンなどといったあらゆる料理に使われる調味料「胡椒」。市販では全国のスーパーからカルディやコストコまであらゆるお店に多くの種類が並んでおり、ホール・パウダー・ミル付きなどさまざまなタイプもあって迷ってしまいますよね。
そこで今回は、胡椒の選び方とAmazonや楽天などでの人気商品をランキング形式でご紹介していきます。産地による違いやカンボジアの希少な胡椒、オーガニックなものなどさまざまな商品をご紹介していますので、ぜひ選ぶ際の参考にしてくださいね。
目次
この記事でおすすめする商品
胡椒の選び方
胡椒は、とくに色や風味の違う実の種類や挽き方の違いによって、料理や好みにあった辛味・風味のものを選ぶことが大切です。よりこだわりたい方は、産地などもチェックしてみましょう。
「ブラックペッパー」がもっともポピュラー！各種類の特徴を理解して使い分けよう
胡椒には、おもにブラックペッパー（黒胡椒）・ホワイトペッパー（白胡椒）・グリーンペッパー（青胡椒・緑胡椒）・ピンクペッパー（赤胡椒）のの4種類があります。それぞれ風味や辛味などが違うため、特徴をしっかりとおさえて選びましょう。
「ブラックペッパー（黒胡椒）」はスパイシーで風味が強く、粗挽きが美味しい万能タイプ
「ブラックペッパー」は未熟な皮付きの胡椒の実を天日干しで乾燥させて作られており、家庭用としてはもっとも一般的なタイプの胡椒です。辛味と風味の主張が強く、同じく風味の強い肉料理や焼き料理との相性が抜群。淡白な料理にはアクセントとして活躍します。
どんな料理にも辛味と香りづけとして使いやすく、においや臭みの強い魚などのクセをおさえる効果もあるので、非常に汎用性が高い万能タイプです。またスイーツ作りでも、味の引き締めとして使用できます。
「ホワイトペッパー（白胡椒）」はクリームベースの料理と相性抜群なマイルドな味わい
「ホワイトペッパー」は熟した実の皮を水につけて剥ぎ、天日干しで乾燥させて作られています。やわらかくて上品な香りとマイルドな辛さが魅力の胡椒です。牛乳を使ったホワイトソースなどのクリーム系やポタージュ、また白身魚といった色が白い料理によくあいます。
ブラックペッパーは色が黒いため存在感が強く、さらに香りと辛さも強めですが、ホワイトペッパーはどれも控えめであることが特徴です。胡椒の強い辛さが苦手な人にもおすすめできます。
「グリーンペッパー（青胡椒）」はスパイシーでピクルスのようなアクセントにおすすめ
「グリーンペッパー」は爽やかな香りと見た目からは想像できない強いスパイシーさが特徴的な胡椒です。熟す前の実を塩漬けにしてから、乾燥させて作られています。サラダやドレッシング・クリームスープに使用するケースが多い胡椒です。
また調味料というよりは、まろやかな味の料理のアクセントに使いやすい食材です。グリーンペッパーの緑色を生かしてホールのまま使用して、料理をおしゃれに彩ることもできます。また炒め物に入れたり煮込んだりといった使い方もおすすめです。
「ピンクペッパー（赤胡椒）」は辛味が少なく料理の彩りとしても◎
「ピンクペッパー」は、ナナカマド・コショウボク・完熟した実のいずれかを乾燥させて作られています。もっとも多く使われているコショウボクでは辛味がなく、完熟した実は特有の爽やかな香りが特徴。またナナカマドは酸味・苦味・甘みがあります。
全体的にスパイシーさが控えめで色がかわいらしいため、彩りとして料理に使われることが多い胡椒です。加熱すると風味が損なわれてしまうため、サラダやマリネといった加熱しない料理に使用するとよいでしょう。
用途の異なる3種類の挽き方も使い分けよう
市販されている胡椒には、それぞれ挽き方によって「ホール（粒）」「粗挽き」「パウダー」の3種類があります。料理によって適したタイプが違うため、それぞれの特徴をおさえてより胡椒や食材の美味しさを引き出しましょう。
「ホール（粒）」はミルで好みの粗さに挽くだけでなく、煮込み・漬け込み・彩りとしても最適
「ホール」とは、挽いていない粒の状態を指します。自分で挽いて好きな細かさにすることはもちろんのこと、グリーンペッパーやピンクペッパーであれば彩りとしてそのまま使うこともできます。またグリーンペッパーはホールのまま煮込んだり、漬け込んで使うこともあります。
一方で、ブラックペッパーやホワイトペッパーがホールのまま使われることはほとんどありません。また胡椒は挽きたてがもっとも風味がよく、ホールだと劣化しづらいので、風味にこだわりたい人はホールの胡椒を買って使う直前に自分で挽くとよいでしょう。
「粗挽き」は料理に馴染んで、辛味と風味をもっとも引き立たせてくれる
「粗挽き」の胡椒はブラックペッパーが主流であり、もっとも胡椒の香りが引き立つタイプです。ステーキなどの肉料理やカルボナーラなどクリーム系の料理ととくに相性がよく、どんな料理でも馴染みやすいので非常に使いやすいでしょう。
また粗挽きの胡椒は風味が持続しやすいという特徴があるため、料理に使うと食材に胡椒の風味をしっかりと染み込ませることができます。1本は持っておくと便利なので、ぜひ試してみてくださいね。
「パウダー」はまろやかな舌触りで、下味やラーメンなどのトッピングに最適
「パウダー」タイプの胡椒は、味つき塩胡椒などによく使われている粉末状に細かく挽いてあるタイプです。チャーハンや炒め物など全体的にまんべんなく味をつける料理や、お肉やお魚に下味をつけるときにもよく使われます。
粗挽きと比べると味がマイルドで舌触りがなめらかなので、胡椒の強い辛さが苦手な人や子供でも安心して食べられます。とくにホワイトペッパーはパウダーが一般的であり、テーブルスパイスとしてラーメンなどのトッピングにもおすすめです。
産地によってスパイシーさも香りも変わる
胡椒のスパイシーさと香りは、胡椒の種類や挽き方以外に、産地によっても異なります。具体的には、土の質や気候の違いによります。おもな胡椒の原産地はインドであり、日本ではインド産やマレーシア産が多く販売されています。
なかでもカンボジアの「カンポットペッパー」は、上品かつマイルドな風味がありながら、強い辛味もある希少な胡椒です。マニアックな胡椒を探している方は、ほかの国の特徴を調べてみることをおすすめします。
胡椒のおすすめ人気ランキング10選
それではここから、胡椒のおすすめ人気ランキングをご紹介していきます。スーパーでよく見かけるブラックペッパーからお酒のおつまみとしても美味しい粒生こしょうまでさまざまな商品が揃っていますので、ぜひあなたの好きな胡椒を探してみてくださいね。
1位 GABAN（ギャバン）ブラックペッパー ホール 4971985002074
種類：ブラックペッパー
挽き具合：ホール（粒）
産地：ベトナム
徹底的な本物志向で多くのシェフが愛用するGABAN
世界各国から原材料を入手して本物の風味を追求している、有名スパイスメーカー「GABAN」が販売しているホールタイプの黒胡椒です。マレーシア産をはじめ、各国のブラックペッパーのなかから最上級の胡椒を厳選してブレンドしています。
味わいはクセのない爽やかな香りと辛味のマイルドさが特徴的です。またメーカーが定期的に産地へ実際に足を運び、安全性と高クオリティを維持するための厳密な品質管理が行われているため、品質も問題ないといえるでしょう。
2位 サンタローサ 有機ブラックペッパー ホール sr_blackpepper100
種類：黒胡椒
挽き具合：ホール
産地：‐
辛味と香りが通常の1.5倍！最高級ブラックペッパー
無農薬・無肥料で作られた有機JAS認定の最高級オーガニックブラックペッパーです。通常のブラックペッパーと比べて辛味や風味が1.5倍強いため、少量でもしっかりと黒胡椒の風味を味わうことができます。
口コミでは「パッケージを開けた途端に立派な香りが広がる」「いつまでも香りの余韻が残って最高」「オーガニックで安心」といった声や、胡椒好きにはたまらないという声も多い商品です。
3位 KALDI COFFEE FARM（カルディコーヒーファーム）スパイスアップ ブラックペッパー（ミル付き）4560148204334
種類：黒胡椒
挽き具合：ホール（粒）
産地：‐
ミル付きで使うたびに新鮮な風味！ホールのまま使用も
世界中の珍しい食材や調味料なども多く取り揃えている「カルディ」のブラックペッパーです。ベトナム産のホールブラックペッパーがミル付きの容器に入っており、使うたびに粗挽きにして新鮮な香りと味を楽しむことができます。
ホールのままなので長期保存の際でも劣化しにくく、挽かずにそのままピクルスにしたり、煮込み料理に入れてゆっくりと香りを引き出すといった使い方も可能です。
4位 Chef’s choice（シェフズチョイス）オーガニックホールブラックペッパー プレミアムクオリティ 9339337004063
種類：黒胡椒
挽き具合：ホール
産地：‐
プレミアムグレードのオーガニック認証でチャック付き
ペッパーミル容器に詰め替えて挽くホールブラックペッパーです。ベトナム産のオーガニックブラックペッパーであり、プレミアムグレードの高品質なので健康志向の方でも安心して楽しめます。ホールのまま煮込んだりピクルスとしてもおすすめです。
ホールはそのままでも冷蔵庫などに入れれば劣化を極力防げますが、こちらはチャック付きなのでさらに酸化を防ぐことができます。
5位 HITOSAJIYA 粒生こしょう A-031
種類：黒胡椒
挽き具合：ホール（粒）
産地：‐
お酒のあてにも◎口の中でプチっと弾ける新感覚食感
収穫したての新鮮な黒胡椒の実を天然塩で漬けて作られる、新感覚食感の粒生こしょうです。口の中でプチっと弾けると同時に、爽やかなブラックペッパーの風味が広がります。スリランカの大自然のなかで、無農薬・無化学肥料栽培された実を使っており、品質も高く安心です。
多くの有名ホテルでも使われているクオリティの高い味わいで、テレビ番組「マツコの知らない世界」に登場した際には、お酒のあてにいいと大絶賛されました。
6位 KALDI COFFEE FARM（カルディコーヒーファーム）スパイスアップ レインボーペッパー（ミル付き）4560148204341
種類：ブラックペッパー、ホワイトペッパー、ピンクペッパー、グリーンペッパー
挽き具合：ホール（粒）
産地：‐
これひとつで料理が華やかに！ホールの全ペッパー入り
3位にランクインしているカルディの、レインボーペッパーです。3位の商品と同じくミル付き容器にあらかじめ入っているタイプであり、ブラックペッパー・ホワイトペッパー・グリーンペッパー・ピンクペッパーのすべてがホールに詰まっています。
料理の彩りとして使われることの多いグリーンペッパーやピンクペッパーが入っていることにより、これひとつでシンプルな料理をおしゃれに彩ることが可能です。
7位 S&B ヒハツ（パウダー）000004512926
種類：ブラックペッパー
挽き具合：パウダー
産地：‐
シナモンのような甘い香りをあわせ持ち紅茶にも合う
全国のスーパーでよく見かける、「S＆B」のヒハツパウダーです。「ヒハツ」はコショウ科のスパイスであり、黒胡椒に似た風味があるため、黒胡椒の代用としてよく使われます。
黒胡椒よりも風味が強く、シナモンのような甘い香りもあることが特徴です。そのためミルクティーなどの紅茶に入れるといった使い方もできて、さらに通常の黒胡椒のようにお肉やお魚の下味や、料理の味付けとしても使えます。
8位 インドカレーの店アールティー ホワイトペッパー（ホール）
種類：白胡椒
挽き具合：ホール
産地：インド、マレーシア
インドカレー屋さんが販売するホールホワイトペッパー
インドカレー店が販売しているホワイトペッパーです。値段が比較的安いためたっぷり使えてコスパがよいといえます。インドでもカレーを作る際によく使われているので、自分で本格的なカレーを作りたい方にもおすすめです。
ホワイトペッパーは細かく挽かれたパウダータイプの商品が多いですが、こちらは風味が長持ちして使うたびに新鮮な味と香りが楽しめるホールタイプ。そのためペッパーミルを事前に用意しておきましょう。
9位 ハウス食品 禁断の黒胡椒 49412932
種類：黒胡椒
挽き具合：ペースト
産地：日本
おつまみにも合う！玉ねぎとにんにくでうま味をプラス
ブラックペッパーのスパイシーさに、オニオンパウダーとガーリックオイルによる濃厚なうま味と香りを加えたペースト状の調味料です。シンプルな野菜炒めにも、これを少し加えるだけで本格的な味や香りを出すことができます。
ペースト状なので加熱する料理であればなににでも使いやすく、チャーハンや焼き肉との相性も抜群です。普段の食事だけでなく、おつまみとしてもぴったりでしょう。
10位 Organic Me 塩漬け粒生こしょう
種類：黒胡椒
挽き具合：ホール（粒）
産地：‐
バニラアイスなどのスイーツにも合う！無添加黒胡椒
カンボジアの希少な胡椒「カンポットペッパー」を、収穫してすぐに生のまま塩漬けにした、塩漬け粒生こしょうです。完全無添加でありつつ品質も高く、どんな料理にもマッチして美味しく食べられます。
そのまま乗せたり、刻んでふりかけるのもおすすめです。ステーキなどの肉料理に粒のまま乗せれば、見た目からも高級感を演出できておしゃれです。またベイクドチーズケーキやバニラアイスなどのスイーツにもよくあいます。
胡椒本来の香りを生かすならミルを別途用意しよう
胡椒は挽きたてがもっとも風味が強いのですが、熱と湿気に弱いため時間が経つとともに徐々に風味が損なわれていきます。胡椒の新鮮な香りを楽しむなら、都度ミルで挽くことをおすすめします。ホールタイプの胡椒を真空保存して詰め替えるとなおよいでしょう。
なかにはミル付きの容器に入ったものもありますが、ブラックペッパー以外ではほとんどミル付きはありません。さまざまな胡椒を挽きたてで香りを楽しむなら、ミルを別途用意して、使いたい胡椒のホールを詰め替えるようにすることをおすすめします。
おすすめの商品一覧
| 製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
|---|---|---|---|
| GABAN（ギャバン）ブラックペッパ…… 1 | 310円 |  4.6 |     |
| サンタローサ 有機ブラックペッパ…… 2 | 1,628円 |  4.49 | |
| KALDI COFFEE FARM（カルディコー…… 3 | 298円 | 4.72 | |
| Chef's choice（シェフズチョイス…… 4 | 800円 | 4.4 | |
| HITOSAJIYA 粒生こしょう A-031 5 | 2,680円 | 4.84 | |
| KALDI COFFEE FARM（カルディコー…… 6 | 298円 | 4.75 | |
| S&B ヒハツ（パウダー）000004512926 7 | 238円 | 4.27 | |
| インドカレーの店アールティー ホ…… 8 | 451円 | 5 | |
| ハウス食品 禁断の黒胡椒 49412932 9 | 328円 | 4.2 | |
| Organic Me 塩漬け粒生こしょう 10 | 483円 | 4.56 | |
まとめ
胡椒を購入するときは、まず使いたい料理などにあわせて、実の種類や挽き方から辛味・風味を選ぶとよいでしょう。またより風味を重視する人はミル付きやホールタイプのものを選んで、使うたびに挽きたての香りと味わいを楽しむのもいいですね。
この記事でご紹介した選び方を参考にして、ぜひあなたのお気に入りの胡椒を見つけてみてくださいね。