強力ニッパーは、配線や針金を簡単に切れる工具です。電気工事や金属細工など様々な場所で使用されています。メーカーは、トネ（TONE）、フジ矢、ケイバ（KEIBA）、TTCなどが有名です。
強力ニッパーは様々な形状がありますが、使い慣れていないと違いがわかりにくく、選ぶのが大変です。そこで、この記事では切断能力やサイズの違いから、強力ニッパーの選び方のポイントやおすすめ商品についてご紹介します。
使用場所にぴったりの強力ニッパーを見つけ、使いやすい工具で作業スピードを上げていきましょう。
目次この記事でおすすめする商品
強力ニッパーとは
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強力ニッパーとは、配線コードや針金を簡単に切れる工具であり、強力ニッパーというJIS規格に準じたニッパーのことです。何でも切れそうなニッパーを想像するかもしれませんが、何でも切れる訳ではありません。
JIS規格なので、性質や形状がある一定の基準を満たしているという意味です。名前の通り、強力ニッパーは普通のニッパーに比べて強力です。
ただ、強力ニッパーは下限を決めているだけなので、強力ニッパーの中でも切断能力には大きな差があります。
強力ニッパーと普通のニッパーの違い
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JIS規格のニッパーは、強力ニッパーと斜めニッパーの2つしかありません。なので、普通のニッパーはJIS規格から外れている場合は、性質や切断能力が強力ニッパーに比べて劣っています。
JIS規格の強力ニッパーでも、強力ニッパーとは名乗らず、電工ニッパーやプラスチックニッパーという名前の商品だったりするので、しっかりと確認することが必要です。
強力ニッパーの選び方
強力ニッパーを選ぶポイントは、切断能力・サイズの2つが基本です。たとえば電線の切断用であれば、鉄線1.2㎜、175㎜というように選んでいきます。
その他に特殊な使い方をするのであれば、戻しバネ付のニッパーなど機能付のニッパーも必要です。
切断能力で選ぶ
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JIS規格でいう切断能力は、JIS G3532という鉄線を規定の荷重で切断できる能力をいいます。JIS G3532は鉄の釘をイメージしていただくとわかりやすいでしょう。
ある一定の基準を満たしたニッパーは強力ニッパーと呼べるので、切断能力にも幅があります。例えば、ピアノ線が切れるニッパーであれば、ピアノ線切断ニッパーのような表記がありますが、一般的な強力ニッパーではピアノ線は切れません。
必要十分な切断能力を選びましょう。
サイズで選ぶ
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強力ニッパーのサイズが大きくなればなるほど、テコの原理で必要な力は小さくなります。一方で、サイズが小さいほど、取り回しやすくて操作性は良くなります。
切断のしやすさと取り回しの良さのバランスを考え、実際に作業するときにどちらを重視するのかを考えて選びましょう。
強力ニッパーのおすすめ人気ランキング10選
強力ニッパーのおすすめ商品をご紹介します。切断能力やサイズを選定のポイントとして見ておきましょう。
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1位 エンジニア 強力ニッパー NK-36
サイズ：155㎜
弱電配線用におすすめ
刃部硬度はHRC60であり、必要十分な耐久性を有しています。スプリングも付いており開閉作業の負担が減るため、連続しての作業に便利です。
サイズが小さめで手の納まりが良く、取り回しが良く作業性が良い商品です。その取り回しの良さから精密配線作業などにおすすめです。
2位 トネ(TONE) 強力ニッパ(マスターグリップタイプ) HPKN-150G レッド 全長171mm
サイズ：162㎜
100年弱の歴史を誇るTONE製
電気通信機器やラジオ、テレビなどの配線や修理などにおすすめの商品です。柄はプラスチック製ですが、絶縁のためのものではないため、必ず電源を落としてから作業してください。
また、鉄線・銅線などを切断するときは周囲に飛び散りケガをする恐れがありますので、保護めがねを着用することをおすすめします。
3位 フジ矢 偏芯強力ニッパ(簡易圧着付)175㎜
サイズ：175㎜
偏心テコ設定でらくらく切断
従来の製品に比べて支点から刃の部分までの距離が短く設計されているため、より少ない力で切断することができます。高性能の特殊鋼に独自の熱処理を施しており、切れ味と耐久性を両立させることに成功した商品です。
内線、外線工事の電気設備工事などの電線切断用に最適です。
4位 ケイバ(KEIBA) ヨーロッパタイプ強力ニッパー ピアノ線用 ET-226
サイズ：175㎜
ピアノ線を切断するならこれ
ピアノ線用の強力ニッパーなため、切断能力も高く、耐久性も高いです。ステンレス線1.6㎜でも刃こぼれせずに切断できます。ピアノ線を切断する時も、プラスチックを切断するかのように楽に切断できます。
形状がヨーロッパタイプなので、日本で広く普及しているJ型と違いI型に似ているため、使い勝手には慣れが必要です。
5位 KNIPEX(クニペックス) 強力型ニッパー 200mm
サイズ：200㎜
優れた切断能力で作業効率アップ
ピアノ線を含む様々なワイヤなどの切断が可能です。最適な刃の位置と角度・テコの原理を最大限発揮するデザイン・人間工学に基づいたハンドル形状の3つにより、少ない力で大きな切断能力が発揮されています。
ジョイント部分は鍛造軸カシメを採用しており、高い耐久性を発揮します。刃も入念に焼き入れ処理がされており、硬度はHRC64です。刃こぼれも少なく、ハードな使用におすすめです。
6位 フジ矢 ハイ強力ニッパ 200mm
サイズ：200㎜
安心の日本製のフジ矢クオリティ
サイズが200㎜となっており、他の強力ニッパーに比べて大きめのデザインです。大きくなっている分切断能力も高く、電線も楽にカットできます。強電、弱電ともにこのニッパーがあれば不自由しません。
耐久性も高く切れ味も良い製品です。ニッパーのヘビーユーザーにはこの商品はおすすめです。ステープルを抜いたり、釘を抜いたりするのにも便利です。
7位 ケイバ(KEIBA) スムースローテーション 強力ニッパー 150mm
サイズ：150㎜
神戸製鋼所製オリジナル高級鋼材「マルトロイ」採用
可動部の一部に砲金を組み込んだ砲金サンドイッチ構造を採用することで、開閉操作のスムーズな動きを実現しています。グリップは長年プロに愛されている厚手のエラストマーグリップを使用し、滑りにくく作業性が良いです。
神戸製鋼所製のオリジナル高級鋼材であるマルトロイを採用することで、高い耐久性を実現しています。
ケイバ（KEIBA）は一般的にはあまり馴染みのない工具メーカーですが、電気工事に関わる人ならば知らない人はいないと言われるほど有名なメーカーです。そのため、信頼性も抜群です。
8位 フジ矢 強力ニッパ JIS規格 150mm 70-150
サイズ：150㎜
ピアノ線も切断可能な強力ニッパー
耐久性に優れた強力刃を採用しており、ちょっとやそっとじゃ刃こぼれもしません。ピアノ線のカット、ナイロン、ギターの巻弦をカットしても問題ありません。
切れ味もよく、日本の職人が作り出すフジ矢クオリティに驚きます。
9位 TTC 強力ニッパー JIS 160mm
サイズ：160㎜
お手頃価格の強力ニッパー
こちらの商品は握りやすい形状をしており、力がスムーズに伝わります。素材も丈夫で、実用上十分な製品です。
用途は銅線の切断、廃棄するCDやDVDのメディアの破壊、ギターやベース弦の切断など、実務から日常生活に至るまで多種多様に役立ちます。細い線であればリード線もサクサク切れます。
電工ニッパーではないので、インシュロックやタイラップの面切りはできません。
10位 フジ矢 電工名人強力ニッパ (VA線切断) 175mm
サイズ：175㎜
最先端研磨技術「マイクロミラーブレード」使用
最先端の研磨技術である「マイクロミラーブレード」が使用されており、刃部を鏡面のようにピカピカに仕上げることで摩擦抵抗を低減し、切断能力が20％アップしています。そのため、VA線・VVF線などもスムーズに切断することができます。
大手通信企業の指定工具とされるほど信頼性が高く、切れ味も安定しています。また、落下防止用の取付穴が付いているため、高所作業で工具の落下を防ぐ安心設計です。
エンジニア 強力ニッパー NK-36 1,311円 トネ 強力ニッパ HPKN-150G 1,473円 フジ矢 偏芯強力ニッパ 175㎜ 1,976円 ケイバ 強力ニッパー ピアノ線用 E…… 1,657円 KNIPEX 強力型ニッパー 200mm 3,620円 フジ矢 ハイ強力ニッパ 200mm 2,066円 ケイバ スムースローテーション 強…… 1,550円 フジ矢 強力ニッパ 70-150 1,543円 TTC 強力ニッパー 160mm 479円 フジ矢 電工名人強力ニッパ 175mm 1,889円おすすめの商品一覧
製品 最安値 評価 リンク 
3.7 
5 3.95 4 4.34 4.2 4.8 4.41 4.4 4.26
まとめ
強力ニッパーは様々な素材の線を切断できます。強力ニッパーを選ぶときには、どのような場所で使うのか、どのような用途で使うのかを重視してください。
たとえば、金属細工に使いたいけど普段は電気工事の電線切断用として使いたいといった場合は、切断能力で必要な素材を網羅した商品を選ぶことで、より長く使うことができるでしょう。
使いやすい強力ニッパーを選ぶことで、作業性が向上して作業にかかる時間が短くなります。働き方改革を実施して残業なく高品質な仕事を行うためにも、強力ニッパー選びは慎重に行いましょう。