お米の保存方法は、ビニール素材の袋のままという方も多いと思いますが、その状態で保存すると美味しいお米でも味が低下してしまいます。お米は「米びつ」に移して適切な場所で保管することで、美味しさを保つことができます。米びつには、おしゃれなガラスはホーロー素材のものや冷蔵庫にも収納可能なものなど様々な種類があり、素材・タイプ・形状・容量などから用途や好みに合ったものを選べますよ。
桐材の米びつでは「東屋」、プラスチック製では「アスベル」、計量米びつでは「エムケー精工」などのメーカーがあり、どのメーカーの商品も人気です。今回は、米びつの正しい選び方と素材別におすすめ商品を5点ずつご紹介していきますね。
目次この記事でおすすめする商品
米びつの役割
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もみ殻が付いた状態のお米はもみ殻が酸化を防いでいるため、すぐに味が劣化することはありません。しかし、精米して白米の状態になると、直に酸素に触れるのでどんどん酸化が進んで味が低下してしまいます。
販売されているビニール袋の状態ならOKのように感じますね。しかし、ビニール袋には目に見えない小さい穴が無数にあいており、店頭に並んでいる間も少しずつ劣化が起こっています。そのため、購入した後もその状態で保存すると酸化が進み、場合によっては虫が侵入する可能性もあります。
米びつは、ビニール袋と違って小さい穴がなくしっかり密閉されているので、酸化や害虫混入によるお米の劣化を防ぐことができます。また、商品によって計量カップが付属しているもの、ボタンで適量のお米を出せるものなどもあり、失敗することなく美味しいご飯が炊けますよ。
米びつの保存場所は冷蔵庫が最適
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お米は生鮮食品とは異なり、ある程度の期間は保存が可能ですが、精米すると約2週間ほどで劣化が始まるといわれています。最もお米が長持ちする環境は、「温度変化がなく15度をキープできる場所」「風通しが良い冷暗所」です。
これらの条件を満たすのが冷蔵庫、中でも最適なのが、野菜室です。シンク下に置く方もいますが、水回りは湿気が高くカビ発生の可能性があるため、米びつ用湿気取りを入れて保管しましょう。
冷蔵庫で保存ができない場合には、風通しが良い冷暗所に置くようにし、夏場の高温多湿の時期だけお米を500mlペットボトルに分けて、冷蔵庫保管することをおすすめします。
米びつの選び方
ここからは、米びつの選び方をご紹介していきますね。米びつは、設置場所や容量、ニーズなどによって様々なタイプから選ぶことができます。
特に、タイプ・素材・容量から商品を絞っていくと、納得のいくものが見つかりやすいですよ。
タイプで選ぶ
冷蔵庫収納タイプ
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冷蔵庫収納タイプは、麦茶などを入れるティージャグに似た形状をしています。アスベル製の冷蔵庫用米びつは、蓋の端に円錐状の口が付いており、お米をそのまま注ぐように出切るのが特長です。少量のお米を保存したい方には、おすすめの米びつですよ。
シンク下収納タイプ
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気温上昇の差が少ないシンク下に余裕がある場合には、「シンク収納タイプ」なども良いでしょう。水道管からなるべく離れた場所がおすすめですが、シンク下に設置する場合にはお米と一緒に米びつ用湿気取りも入れてくださいね。
スリムタイプ
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キッチンの空いたスペースを有効活用したい場合には、幅が薄く奥行が長い「スリムタイプ」がおすすめです。中には、収納棚に入るコンパクトタイプもありますよ。設置する際には、温度や湿度を考慮するとともに、必要に応じてお米と一緒に湿気取り剤を入れて保存しましょう。
素材で選ぶ
安くて軽いプラスチック製
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プラスチック製の米びつは、軽量でリーズナブルなうえ、色々なタイプがあって選びやすいのが魅力です。中には、お米を袋のまま入れて保存できるものもあります。例えば、パール金属製の袋保存可能米びつにはキャスターが付いており、重くなった米びつでも移動が楽にできますよ。
おしゃれなガラス・ホーロー製
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米びつのデザインや素材にもこだわりたい方には、ガラスやホーロー製のものがおすすめです。シリコンパッキン付の内蓋があるものが多いので、酸化や虫の侵入も防げますよ。どちらも、お米に素材の匂いが付きにくいのが魅力です。
ただ、密閉性があるので設置場所を間違えると内部の温度が上昇してお米が劣化してしまいます。見せる保存をする場合には、風通しが良く温度が上がらない暗い場所を選んでくださいね。
防虫効果のある桐材
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桐材には、湿度を適度に保つ調湿作用があります。そのため、米びつ用湿気取りを入れなくても、お米を美味しく保つことができます。また、桐はアルカリ成分を多く含んでいるため、防虫効果にも優れています。大量のお米を保存する際には、特に桐製米びつはおすすめですよ。
容量で選ぶ
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一人暮らしの方は購入するお米の量も少なく、逆に大家族では大量のお米が必要ですね。保存容量によって米びつを選ぶことも可能で、様々な容量のものからピッタリなものを選べますよ。
容量としては、スーパーなどで販売されているお米の容量に合わせて「5kg」や「10kg」タイプが比較的多いです。また、冷蔵庫に収納できる「2kg~2.5kg」タイプも人気がありますよ。
お米農家では、30kg単位で米袋に入れて販売されていることが多いですね。大量のお米を一度に保存できる「20kg」や「30kg」タイプなどもあります。エムケー精工の商品『米冷えーる』は、1合ずつ軽量できるほか電力で温度調節するので、最後まで美味しいお米を保てますよ。
米びつのおすすめ人気ランキング5選【プラスチック製】
ここからは、米びつのおすすめ商品を「プラスチック製」「ガラス製」「桐&ホーロー製」に分け、それぞれ5点ずつご紹介していきたいと思います。
まずは、最も種類の多い「プラスチック製米びつのおすすめ商品5選」をご紹介しますね。
1位 パール金属 スリム米びつ 5kg
重量:約620g
材質:ポリプロピレン(本体・蓋・カップ)
容量:本体 5kg(約8.8L)/カップ 200ml
豊富なカラーバリエーションと袋保存可能が人気!
パール金属の5kg用米びつで、縦長&楕円形なので袋のまま保存できる便利さが人気の理由です。シンプルな商品ですが、オシャレな「米」と「RICE」の表記が若い方達にうけています。
カラーバリエーションが豊富で、蓋はオレンジのほかにネイビー・ブラック・レッドもあります。他にブラック一色などもあり、様々な色から選べるところも魅力の1つです。
見える場所に置いてもインテリアとなるものを探している方、5kgのお米を袋ごと保存できるリーズナブルな米びつを探している方などに、パール金属の米びつはおすすめです。
2位 山崎実業 密閉袋ごと米びつ「タワー」5kg
重量:880g
材質:ポリプロピレン(本体)/アクリル樹脂(カップ)
容量:本体 5kg(約6L)/カップ 180ml
袋保存可能で米びつに見えないスタイリッシュなデザインが人気
5kgのお米が保存できる、180mlの計量カップ付きの米びつです。蓋にはシリコンパッキンが付いていて密閉保存が可能なので、湿気対策&害虫対策もバッチリです。カラーは、ホワイトとブラックから選べます。
スタイリッシュなデザインで、米びつに見えないところも人気の理由となっています。スリム設計なので、シンク下の収納にも設置OKですよ。5kgのお米をそのまま収納できるシンプルな米びつを探している方や、キッチンに置いてもインテリアになる米びつ探している方などにおすすめしたい商品です。
3位 アスベル 密閉米びつ2kg
重量:約250g
材質:ポリプロピレン(本体・カップ)
容量:本体 2kg(約2L)/カップ 1合(180ml)
少量保存&高機能性で一人暮らしの方に好評
アスベルの密閉米びつで、この商品は2kgのお米が保存できます。少量保存タイプなので、冷蔵庫での保管が可能ですよ。平らな面を底にすれば、寝かせて冷蔵保存もできる優れモノです。
本体側面にくぼみが入って片手でも持ちやすいほか、蓋の端に付けられた注ぎ口によって片手でも簡単に米を出すことができるので、手を汚さずにお米を適量出せてとても便利です。容量よりも機能性に優れた米びつを探している一人暮らしの方に、このアスベルの米びつはとてもおすすめですよ。
4位 アスベル 計量米びつ 6kg
重量:1.16kg
材質:ポリプロピレン
容量:6kg
1プッシュで約1合分のお米が出せて便利
アスベルの計量米びつで、これ1台で6kgのお米が保存可能です。本体にはレバーが付いており、このレバーを1回下げると約1合分のお米を出すことができます。米びつを開けている時間が長くなると害虫や雑菌が入る原因になりますが、この商品は米びつを開けることなく適量のお米を取り出すことができるので、とても衛生的でお米も長持ちしますよ。
低価格で便利な米びつを探している方、毎日忙しくて料理にあまり時間をかけられないママさんなどに、この計量米びつをおすすめしたいです。
5位 アスベル 計量米びつ 12kg
重量:1.6kg
材質:ポリプロピレン
容量:12kg
分解可能・丸洗いOKのオールプラスチック製
アスベルの計量米びつで、この商品は12kgタイプとなります。6kgタイプと同様、1プッシュで約1合のお米が出せますよ。オールプラスチック製なので、本体自体も軽量で錆びることがありません。また、全てのパーツを分解でき洗うことができるので、米びつ内を清潔に保つことができます。これなら、安心してお米を保存できますね。
10kg以上のお米が保存できる計量米びつを探している方、分解できて洗える米びつを探している方などに、このアスベル製米びつをおすすめします。
米びつのおすすめ人気ランキング5選【ガラス製】
ここからは、「ガラス製米びつのおすすめ商品5選」をご紹介していきますね。
ガラス製は、デザインに大きな違いはないので、主に容量や密閉度合い(シリコンパッキンの有無)などで選んでいくと、お目当ての商品を見つけやすいですよ。
1位 ガラスジャー 7L
重量:約3kg
材質:ソーダガラス(本体・蓋)
容量:約7L(お米は約5kg)
約5kgのお米が保存できるヴィンテージ風ガラスジャー
かわいらしいデザインが目を惹く、ガラス製のヴィンテージ風ジャーです。このシリーズには3L容量のSサイズから11L容量のLLサイズまであり、この商品は7L容量のLサイズです。
色々な食品が保存可能で、お米なら約5kg分を保存できますよ。蓋には密着性のあるシリコンが使われており、お米の劣化も防けます。ただ、日当たりの良い場所だと内部の温度が上ってしまうので気を付けてくださいね。
カフェ風キッチンに合う容量の大きいガラス製商品を探している方や、お米の保存以外にも使えるようなデザイン性に優れた商品を探している方などに、このガラスジャーはおすすめですよ。
2位 ガラスジャー 11L
重量:約3.6kg
材質:ソーダガラス(本体・蓋)
容量:約11L(お米は約9kg)
存在感のあるガラスジャーで見せる保存におすすめ
このガラスジャーは、11L容量のLLサイズでお米なら約9kg分の保存が可能です。サイズも大きく約3.6kgと重量があるので、そのままインテリアとして利用することもできますよ。10kg近いお米を保存できるガラスジャーを探している方に、この11Lタイプのガラスジャーをおすすめしたいです。
3位 ガラスジャー 5L(Mサイズ)
重量:約2kg
材質:ソーダガラス(本体・蓋)
容量:約5L(お米は約4kg)
使い勝手のよりMサイズガラスジャー
このガラスジャーは5Lタイプで、シリーズでは中間にあたるMサイズです。ジャーには「PEANUTS(ピーナッツ)」というロゴが入っていますが、もちろんお米の保存もOKなので安心してくださいね。
お米ならば約4kgが保存が可能で、一人暮らしの女性にもおすすめですよ。ジャーの口が広めですのでカップもジャーの中に入りますし、計量もしやすいですよ。使い勝手の良いサイズで、とてもキュートなデザインです。キッチンに置けばいろいろと活躍してくれるでしょう。
4位 ガラスジャー 3L(Sサイズ)
重量:約1.6kg
材質:ソーダガラス(本体・蓋)
容量:約3L(お米は約2kg)
残量が見えるガラス製だから安心
これまでご紹介したガラスジャーシリーズの中で、最も小さい3L容量のSサイズです。お米ならば、約2kgを保存できますよ。
自炊する機会が少ない方は、お米の減りも比較的遅いためお米の購入量も少ないですね。特に毎日忙しい女性の方に、このガラスジャーにお米を入れて保存する方法をおすすめしたいですね。
5位 アンカー ホッキング ストレートジャー
重量:約1.9kg
材質:ソーダガラス(本体・蓋)
容量:3800㏄(約3kg)
角のない筒型・無地のシンプルガラスジャー
このガラスジャーは、これまでご紹介したシリーズとは異なるデザインの商品で、筒型・ロゴ無しのシンプルタイプです。3800ccの容量があり、お米ならば約3kgを保存できますよ。
蓋にシリコンパッキンが付いていないので密閉性が不安ですが、蓋に重量があって密着性もあるので大丈夫です。また、この商品を購入したユーザーの多くは米びつ用として利用しており、評価も上々ので安心してくださいね。
スリム設計のシンプルなガラスジャーを米びつとして利用したい方に、このホッキング ストレートジャーをおすすめいたします。
米びつのおすすめ人気ランキング5選【桐&ホーロー製】
最後に、「桐製米びつとホーロー製米びつのおすすめ商品5選」をご紹介しますね。
ここでご紹介する商品は、比較的保存容量の大きいものが多いです。容量を重視する方は、選び方と共に参考にしてみてくださいね。
1位 米びつ 10kg 桐製
重量:・Aタイプ:約1.7kg ・Bタイプ:約1.45kg
材質:桐
容量:10kg
2種類のデザインから選べるのが人気
10kgタイプの桐製米びつで、この商品は異なる2種類のデザインから選ぶことができます。Aタイプはシンプルな長方形タイプで、正面には漢字で「米」と刻印されており、和風なデザインです。
Bタイプは、長方形タイプですがジャバラ式の蓋で、正面には英語で「RICE STOCKER」と刻印された洋風デザインです。同じ金額で2種類から選べるのはうれしいですね。シンク下などに収納したい方にはスライド開閉タイプのAタイプ、キッチンが洋風の方や見える位置に設置したい方にはBタイプがおすすめですよ。
2位 野田琺瑯 ラウンドストッカー
重量:2.8kg
材質:・本体:ホーロー用鋼板 ・シール蓋:ポリエチレン
容量:15L(お米は10kg)
創業70年以上の老舗メーカー製で安心して使える
このホーローラウンドストッカーは、創業70年以上の老舗ホーローメーカー「野田琺瑯」の商品です。27cmタイプで、お米なら約10kg分を保存できますよ。10kgを購入する方には、全ての量を保存できるのでおすすめです。
外蓋の他に内側に付けるシール蓋が付いているので、害虫の侵入を防いでお米を長持ちさせることができますよ。最近のカフェブームで、再びホーロー製食器が人気となっています。キッチンをカフェ風にしている方は、米びつもホーロー製を使ってみてはいかがでしょうか?
3位 木曽工芸 桐米びつ 5㎏用
重量:約1kg
材質:桐
容量:5kg
木工職人の手仕上げで長く使える
木曽工芸の桐製米びつで、木工職人が一つ一つ手仕上げによって完成させた本格商品です。約5kgのお米を保存できるので、一人暮らしの方や二人暮らしのご夫婦などにおすすめです。
丁寧な手仕事によって作られた米びつですので値段は割高ですが、自然の防虫作用・調湿作用によってお米は長持ちしますし米びつ自体も丈夫で長く使えるので、きっと満足できますよ。少々割高でも、長く使えるコストパフォーマンスに優れた桐製米びつを探している方にも、この商品をおすすめしたいです。
4位 米びつ 5kg 桐製
重量:・Aタイプ:約1.0kg ・Bタイプ:約0.9kg
材質:桐
容量:5kg ・本体:
5kgタイプで2個購入もおすすめ
和風のAタイプと洋風のBタイプから選べる桐製米びつで、この商品はコンパクトな5kgタイプとなります。
お米を5kgずつ購入する方の中には、古いお米と新しいお米を混ぜたくない方もいるでしょう。そのようなときには、この米びつを2個購入するのがおすすめですよ。古いお米と新しいお米を別々に保存でき、混ぜずに済みます。
Aタイプ・Bタイプがあるので、それぞれ1つずつ購入してするのもおすすめです。例えば、1つはシンク下に、もう1つは見える場所に置いてキッチンにアクセントを入れるのもいいですね。
5位 米びつ 15kg 桐製
重量:約1.9kg
材質:ソーダガラス(本体・蓋)
容量:3800㏄(約3kg)
大容量タイプのオシャレな桐製米びつ
この桐製米びつは、Aタイプ・Bタイプから選べるシリーズの15kgタイプですが、現在Aタイプの取扱いが終了しており、洋風のBタイプのみとなっています。
Bタイプは、Aタイプに比べてデザイン性が高いです。そのため、キッチンの見える場所に設置すれば、インテリアとしても楽しむことができますよ。米びつに見えないスタイリッシュなデザインで、若い世代からも人気があります。大容量の桐製米びつを探していてデザインにもこだわりたい方には、ぜひこの桐製米びつをおすすめします。
パール金属 スリム米びつ 5kg 656円 山崎実業 密閉袋ごと米びつ「タワ…… 2,700円 アスベル 密閉米びつ2kg 388円 アスベル 計量米びつ 6kg 1,660円 アスベル 計量米びつ 12kg 1,960円 ガラスジャー 7L 950円 ガラスジャー 11L 4,320円 ガラスジャー 5L(Mサイズ) 968円 ガラスジャー 3L(Sサイズ) 729円 アンカー ホッキング ストレートジ…… 3,024円 米びつ 10kg 桐製 2,980円 野田琺瑯 ラウンドストッカー 4,850円 木曽工芸 桐米びつ 5㎏用 4,925円 米びつ 5kg 桐製 2,376円 アンカー ホッキング ストレートジ…… 2,860円おすすめの商品一覧
製品 最安値 評価 リンク 4.36 4.38 4.41 4.22 4.19 4.08 5 4.89 4.25 4.05 3.14 4.6 3.2 3.56 4.05
お米につく害虫について
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お米につく害虫は、20℃以上で発生し始め23℃以上になると盛んに活動します。ただし、15℃以下の環境では発生・活動はしません。主な害虫は、「コクゾウムシ(穀象虫)」と「メイガ(ノシメマダラメイガ)」の2種類で、特に4月~10月に活動・繁殖をします。
コクゾウムシは、口吻(こうふん)と呼ばれる部分が長く象の鼻に似ていることから、その名が付けられています。全体がこげ茶~黒色で、体長は2.0~3.5mmほどです。コクゾウムシは、その長い口吻を使って米粒に穴をあけ、その中に卵を産み付けます。
メイガは、体長7.0~8.0mm程度の小さな蛾で、穀類の周りを飛び交っています。成虫が米粒に卵を産み付け幼虫・さなぎへと成長していきますが、幼虫からさなぎになる際、米粒に白い糸を巻き付けてさなぎになる準備をします。
どちらの害虫も低温に弱く、15℃以下では活動が鈍くなり繁殖することはありません。このことからも、お米を保存する際には高温多湿の環境を避け、風通しが良い冷暗所に保存することが大切です。
まとめ
いかがでしたか?お米を美味しい状態で保存するためには「米びつ」に入れることが大切ですが、その米びつを保管する場所にも気を付けることが大切です。
設置場所さえ気を付ければ、いろいろなタイプの米びつから自分の希望に合ったものを選ぶことができますよ。この選び方を参考に、素敵な米びつを見つけてくださいね。