多くの女性が生理中にお世話になっている生理用ナプキン。しかし多い日は心もとない、動いてズレるのが心配、かぶれてしまうなど、デリケートな日につけるものだからこその悩みはつきませんよね。
そこで今回は経血が多い方や敏感肌の方でも自分に合うナプキンが見つかるように、ナプキンの選び方について詳しくご紹介します。また、選び方をもとにナプキンのおすすめ人気ランキングもご紹介するのでぜひ参考にしてみてください。
目次
この記事でおすすめする商品
ナプキンを使うメリット・デメリット

生理用品はナプキンだけではありません。タンポン・吸水ショーツ・布ナプキン・月経カップなど、近年は生理用品の種類も多くなっています。それでもやはり一番利用している方が多いのが使い捨てのナプキンです。
ナプキンは多い日の昼用や夜用など、経血量によって適した種類を選べる点がメリットです。また、交換したあとは捨てるだけなので洗う手間がありません。ムレや臭いのケアがきるのも強みでしょう。しかし素材や刺激、摩擦によってかぶれてしまう可能性がある点が難点かもしれません。
ナプキンの選び方
自分に合ったナプキンを選ぶためには、いくつかのポイントを確認して購入することが大切です。失敗しないためにも事前に確認しておくようにしましょう。
昼用か夜用かで選ぶ
ナプキンを大きく分類すると昼用と夜用に分けることができます。まず昼用と夜用は何を基準に選ぶべきか確認しましょう。
昼用は経血の量に合ったものを

昼用のナプキンはそのときの経血量に合わせて使い分けるのがおすすめです。生理が終わる頃の軽い日は、必要最低限の短いものでも漏れる心配なく、安心して過ごせるでしょう。
2~3日目の量が多い日には吸収性の高い長いタイプを選ぶのがおすすめです。長時間交換できない環境の方は、ある程度厚みのあるものを選びましょう。普通の経血量の時は普通の長さがおすすめ。長すぎるとゴワつき、短過ぎると漏れることがあるので注意してください。
夜用は安心して眠れるタイプがおすすめ

夜用のナプキンを選ぶときは何時間もつかを確認するようにしましょう。夜用のナプキンは昼用に比べて面積が広く、より長い時間吸収できる作りになっています。しかし同じ夜用でも製品によってどの程度吸収できるかは変わります。
ナプキンの吸水性を確認するときは、表面材と吸収体を確認しましょう。漏れの工夫として立体ギャザーやサイドギャザーのような対策がされているもの、中心部がしっかりと給水される作りになっているものは長時間吸収でき、多い日の夜でも安心して就寝できますよ。
経血の量に合わせてサイズを選ぶ
ナプキンにはさまざまな長さがあります。どの長さを選ぶかは、経血の量で決めましょう。
軽い日は短くて薄型タイプ

経血の量が少なく、サラサラとしている生理終盤のナプキンには、さほど長さはいりません。必要最低限の吸収ができる17cm程度の短くて薄いタイプを選びましょう。
短いナプキンはつけているときの不快感がなく、タイトなパンツやスカートでも目立たないメリットがあります。つけ心地が軽すぎて不安な方は、羽根つきのナプキンを選ぶとズレを防止できるのでおすすめです。
普通の日は普通から長めのタイプ

経血量が安定している日は、普通サイズのナプキンがおすすめ。20~23cm程度の長さが適しているでしょう。
長いものは伝い漏れを防止できるので安心できますが、経血量が安定している軽めの日であればそこまでの長さは必要ありません。ゴワゴワして不快に感じることもあるので、必要十分な長さを選びましょう。短すぎるものは漏れる可能性があるので、普通の日には使用しないようにしてください。
多い日や月経過多の方は長いタイプ

2~3日目の経血量が多い期間、月経過多で基本的に経血量が多い方、長時間交換できない方は長めのナプキンを選びましょう。昼用であれば20~30cm、夜用であれば34cm以上、特に多い日の夜は42cm以上のロングサイズやパンツタイプがおすすめです。
経血量が多い日は、お尻をすっぽりと包める長さが理想的。立ち上がる瞬間や寝返りの伝い漏れを防止し、長いことで安心感も得られます。なるべく不安を解消するためにもできるだけ長いタイプを選んでくださいね。
羽の有無で選ぶ
ナプキンには羽根つきと羽なしという種類があります。それぞれ異なるメリットがあるので、あらかじめ確認した上で選ぶようにしてください。
ズレにくい羽つき

ショーツにナプキンを固定するための羽がついているタイプは、ズレにくいのが大きなメリット。ある程度動いてもズレることがなく、横漏れが発生するのを抑制します。
立ち仕事や離着席が多いとき、運動時につけるのであれば羽根つきの方が適しているでしょう。羽根つきのゴワゴワ感が気になるという方は薄めのタイプを選ぶことで不快感を軽減できるので、ぜひ試してみてください。
つけ心地が軽い羽根なし

羽根なしのナプキンは羽根つきタイプよりも幾分安価で購入できます。羽根で固定しないのでつけ心地が軽く、羽根による太ももの不快感がありません。ショーツから剥がしやすいので、交換頻度が多い方にも適しているでしょう。
しかし、固定できる羽根つきに比べると安定性が心もとないのが難点。経血量が多い日につけるのには適していません。羽根なしは生理後半の経血量が少ない日に活用しましょう。
シーンに合わせて選ぶ
生理中はさまざまなシーンが想定されます。状況に応じて最適なナプキンを選びましょう。
超ロングタイプや立体ギャザータイプだと睡眠時も安心

多い日の夜は、漏れやズレが気になって熟睡できない方も多いのではないでしょうか。もちろんナプキンでも完全に漏れやズレを抑制することはできません。しかし選ぶナプキンによっては心配を軽減することはできます。
横漏れが不安な方は、立体ギャザーつきのナプキンがおすすめ。横漏れを防ぐために高いギャザーがあり、寝返りを打っても漏れにくくなっています。また長めで幅もあるナプキンはお尻がすっぽり隠れるため多少ズレても漏れにくく、就寝時の心配を軽くしてくれますよ。
安心して熟睡したい方にはショーツタイプがおすすめ

夜用のナプキンでも漏れる、安心できないという方にはショーツタイプのナプキンがおすすめです。全体をすっぽりと包み、動きに合わせてフィットするので横漏れの防止にも高い効果を発揮します。
ショーツタイプは激しい動きでも漏れる心配がほとんどないので、寝るときだけでなくスポーツのときにもおすすめです。
スポーツするときはスポーツタイプを

スポーツなどの激しい動きをするときは、スポーツに特化したナプキンがおすすめです。通常のナプキンよりもフィットする構造になっているため、激しい動きでも漏れにくくなっています。
生理中でも体育や部活などで動かなければならない学生の方は、スポーツタイプのナプキンを常備しておくと非常に重宝するでしょう。もちろん日常的に使用するのもおすすめです。
厚さも確認しよう

ナプキンには厚めのタイプと、薄めのスリムタイプがあります。厚めのタイプはフィット感が高く吸収力があるため、経血量が多いときにおすすめです。しかし厚みがある分、スリムなパンツやスカートをはくとラインが響いてしまうことがあるので注意しましょう。
一方スリムタイプはかさばらないのがメリット。仕事や学校など、持ち運ばなければならないシチュエーションで重宝します。厚みがないのでスキニーパンツやタイトスカートをはいていても目立ちにくいのもメリットですが、漏れやズレには強くないので多いには適していません。
素材をチェック

ナプキンは肌に直接触れるものなので、素材も確認するようにしましょう。表面がサラサラしているシルクのようなタイプのナプキンは肌触りがよく、経血を吸収してもサラサラ感が持続しやすい傾向があります。
一方吸収面がビニールのような触り心地のナプキンは肌あたりが悪く、ムレてしまいがち。長時間変えられない方や肌が弱い方は特に避けるようにしてください。
敏感肌の方はオーガニックタイプを

敏感肌の方やナプキンで肌トラブルを起こしたことがある方は、肌にやさしいオーガニックのナプキンがおすすめです。オーガニックナプキンは通常のナプキンに比べると通気性に優れ、ムレや臭いの軽減にも効果があります。
一般的なナプキンに使用されている合成ポリマーは吸収力を高める効果がありますが、子宮を冷やし生理痛の原因になることがあります。生理痛がつらいという方は軽減される可能性があるので、合成ポリマー不使用のオーガニックナプキンを一度試してみると良いでしょう。
生理中の臭い対策ならフレグランスつきがおすすめ

生理中は経血の独特な臭いがつらいと感じる方は少なくありません。そんな方にはフレグランスつきのナプキンがおすすめです。ナプキン自体にフローラルやシャボンといった清潔感のある香りがついており、気になる経血の臭いを軽減してくれます。
香りの良いナプキンを使うことで、落ちやすい生理中の気分を上げてくれる効果も期待できるでしょう。エチケットとして臭いをケアしたい方にもおすすめです。
コスパも確認しよう

生理は毎月くるもので、昼用・夜用のほか経血の量で使い分けるとなると、決して安いとは言えないコストがかかることになります。そのため、無理のない価格で購入できるという点も非常に重要です。
特に夜用の大きなサイズのナプキンは個数が少なく、生理中毎日使用しているとコストがかかりがち。生理中をコスパ良く乗り切るためには自分の経血量をきちんと把握して、経血が少ないときは個数が多いナプキンを活用するなどの工夫をしましょう。
ナプキンのおすすめ人気ランキング9選
ここからは選び方のポイントを踏まえ、ナプキンのおすすめ人気商品をランキング形式でご紹介します。お気に入りのナプキンを見つけるための参考にしてくださいね。
1位 エリエール エリス 新・素肌感 羽つき

羽つき:あり
内容量:1パック22枚
体の丸みにそってフィットするからモレにくい
エリエール エリスの新・素肌感 羽つきは、からだのまるみにそってフィットするため、ズレにくいのが特徴。吸水体はふっくらとしたデザインでやわらかく、やさしいつけ心地を実現。肌に負担をかけません。
また、開封が簡単で装着が素早く済ませられるのもおすすめのポイント。職場や学校など、ナプキンの交換に時間をかけられないときにもおすすめです。長さは20.5cmと短めなので、経血量が少なめの日に適しています。
2位 ユニチャーム ソフィ ボディフィット ふつうの日用 羽つき

羽つき:あり
内容量:1パック22枚
吸収ホールが素早く経血を吸収
ユニチャームのソフィ ボディフィット ふつうの日用 羽つきはコットンのようなやわらかい肌触りが嬉しい昼用のナプキンです。吸水面には吸収ホールという吸収スピードをあげる工夫がされており、ムレにくくなっています。
また、動いてもヨレないように真ん中フィットゾーンが採用されているため、動いてもスキマを作りにくい構造もポイント。お手軽な価格で購入できるため、コスパが良いと口コミでも高評価を得ています。
3位 花王 ロリエ しあわせ素肌 超スリム 特に多い昼用

羽つき:あり
内容量:1パック17枚
ふわポコ吸収シートでつけたての快適感が続く
肌あたりもコスパも妥協したくない方におすすめなのが花王のロリエ しあわせ素肌 超スリム 特に多い昼用。吸収面が全面通気性のふわポコのシートになっており、経血を吸収してもふわさら感が持続します。
ムレにくく肌にもやさしいため、経血量が多い日のムレ・少ない日の肌のこすれという経血量の変化で変わる生理中の悩みを軽減してくれるナプキンです。サラサラ感が続くと口コミでも支持されています。
4位 花王 ロリエ 朝までブロック 安心ショーツ

羽つき:なし(ショーツタイプ)
内容量:5枚
ショーツタイプだから多い日の夜も安心
経血量が多い日は熟睡できない、という悩みを抱えている方には花王のロリエ 朝までブロック 安心ショーツがおすすめ。ナプキンとショーツが一体になったはくタイプのナプキンで、腰の位置まですっぽりと包み込んでくれます。
体にフィットする作りになっているため、寝返りをうっても隙間が生じません。吸収量は数あるロリエのナプキンの中でも最強レベルで、どんなに多い日の夜でも安心。絶対に漏れたくない、旅行や出張などの日にもおすすめです。
5位 コットンラボ オーガニックコットンナプキン ノンポリマー

羽つき:なし
内容量:20枚
デリケートな肌を思いやるオーガニックのナプキン
コットンラボのオーガニックコットンナプキンは、無農薬勇気栽培コットンを100%使用した、肌にやさしいナプキンです。通気性の良いシートなのでムレにくく、臭いやかゆみを抑えてくれます。
また吸水ポリマーを使用していないため、冷えにくいのもおすすめのポイント。冷えによって生理痛が重くなってしまう方におすすめです。やや厚みがあるため、携帯するときにかさばってしまうのは注意してください。
6位 ユニチャーム ソフィ 超熟睡ショーツ 5枚

羽つき:なし(ショーツタイプ)
内容量:5枚
腰まですっぽりのショーツ型で寝返りも怖くない
ユニチャーム ソフィ 超熟睡ショーツ はショーツタイプのナプキンです。やわらかストレッチ素材を採用し、マシュマロのような肌触りに加え通気性も高いため、就寝中の不快感を軽減してくれます。
ストレッチ性のある素材でどんな寝相の方でもズレにくく、多い日の夜も安心。ほかのショーツタイプのナプキンに比べて薄手なので、ゴワゴワ感が苦手な方や外出時に使用したい方にもおすすめです。
7位 ユニチャーム ソフィ はだおもい 極うすスリム

羽つき:なし
内容量:1パック34枚
肌とのこすれを極限まで軽減したやさしい使い心地が特徴
ユニチャームのソフィ はだおもい 極うすスリムは、ナプキンをつけている違和感を軽減したナプキンです。薄く軽いつけ心地と、経血をさっと吸収してすぐに乾く速乾シートで快適性を維持。肌とのこすれを抑えているので、肌の弱い方にもおすすめです。
ナプキン自体が非常にコンパクトでかさばらず持ち運びができます。17.5cmと短めなので、生理が終わりかけ頃に使用するのに最適。ナプキンとしてはもちろん、おりものの量が多くおりものシートでは心もとない方にも適しているでしょう。
8位 エリエール エリス 朝まで超安心 クリニクス 羽つき

羽つき:あり
内容量:10枚
過多月経の経血トラブルに着目した安心設計のナプキン
月経過多で通常のナプキンでは不安という方にはエリエールのエリス 朝まで超安心 クリニクスがおすすめ。超吸収ポリマーを多めに配合しているため、夜用ナプキン5枚分の吸収力を発揮。月経過多による大量の経血もしっかりと吸収します。
また、月経過多に多いドバっと出る粘度の高い経血も素早く吸収。シートの下層に引き込むように吸収するのでその後の経血の吸収を妨げません。月経過多の方にとっては非常に重宝するナプキンですが、手放せないほど出血量が多い方は一度婦人科を受診することをおすすめします。
9位 花王 ロリエ デオプラス 20.5cm羽つき

羽つき:あり
内容量:1パック22枚
活性炭消臭シートが独特の臭いをしっかり吸収
花王のロリエ デオプラスは活性炭消臭シートを採用し、生理中のモワッとした臭いをケアできるナプキンです。香りでごまかすのではなく消臭するので、香りが苦手な方にもおすすめ。使用済みナプキンの臭いが軽減されるのも嬉しいポイントで、口コミでも効果を実感したと高く評価されています。
ご紹介している商品は20.5cmですが、25cm、30cmのサイズ展開がされています。経血量に合わせて使い分けるようにしましょう。
生理中も快適に過ごすには
生理中はどうしても不快になってしまうものです。そこでここでは、少しでも生理中の不快感を少しでも軽減するために大切なポイントをご紹介します。
ナプキンは2~3時間を目安に交換する

経血の多い日はこまめに交換しても、経血量が少なくなると交換頻度が開きがちという方は多いのではないでしょうか。しかし少量であっても経血は時間の経過で雑菌が繁殖し、臭いやかゆみの原因になります。
また経血を吸収した吸水ポリマーはゼリー状になり温度が低下するため、下半身の冷えを招くことも。冷えは腰痛や生理痛の原因に繋がるので、できるだけ避けるようにしましょう。経血量が少なくても、2~3時間おきに交換するようにしてください。
かぶれる方は摩擦にも注意

生理中にかぶれてしまう原因はムレだけではありません。デリケートゾーンは皮膚が薄くうるおいが足りないため、刺激に弱い部位です。そのため、ナプキンをつけた状態で動くと摩擦によってかぶれてしまうことがあります。
摩擦によるかぶれを防ぐためには、日頃からクリームなどで保湿することが大切です。特にかぶれやすいという方は化学繊維を使用していないコットン素材のナプキンを使うようにしましょう。
デリケートゾーンは専用のソープを使うのがおすすめ

デリケートゾーンを清潔に保ちたいと考え、石鹸やボディーソープで念入りに洗ってはいませんか?その洗いすぎもかぶれの原因かもしれません。多くの石鹸・ボディーソープに含まれている化学物質はかぶれ・荒れの原因なってしまうことがあります。
デリケートゾーンを清潔に保つなら、専用の石鹸を使用するようにしましょう。デリケートゾーン専用の石鹸は弱酸性でやさしい洗い心地になっているため、刺激になることなく清潔に保つことができますよ。
おすすめの商品一覧
製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
---|---|---|---|
![]() エリエール エリス 新・素肌感 羽…… 1 | 222円 | | |
![]() ユニチャーム ソフィ ボディフィッ…… 2 | 178円 | | |
![]() 花王 ロリエ しあわせ素肌 超スリ…… 3 | 330円 | | |
![]() ユニチャーム ソフィ センターイン…… 4 | 330円 | | |
![]() 花王 ロリエ 朝までブロック 安心…… 5 | 447円 | | |
![]() コットンラボ オーガニックコット…… 6 | 282円 | | |
![]() ユニチャーム ソフィ 超熟睡ショー…… 7 | 448円 | | |
![]() ユニチャーム ソフィ はだおもい …… 8 | 337円 | | |
![]() エリエール エリス 朝まで超安心 …… 9 | 456円 | | |
![]() 花王 ロリエ デオプラス 20.5cm羽…… 10 | 333円 | | |
まとめ
生理中の悩みを解決するためには、肌や経血の状態に応じたナプキンを選ぶようにしましょう。経血量が多いときはなるべく長めのナプキンを選び、経血量が少ないときはゴワつきにくい短いタイプを選んでください。
ナプキンはできるだけこまめに取り替え、ムレにくい状態を保つことも大切です。かぶれやすい方は、やさしい素材のものを使うことで症状を軽減できます。今回ご紹介した選び方を参考に自分に合ったナプキンを見つけて、憂鬱な生理を少しでも快適に過ごしてくださいね。